「新年会でパワハラ・セクハラまがいのことをされた!」
「忘年会で余興をやらされて辛い…」
「毎週飲み会ばかりでプライベートの時間が確保できない…」
最近の社会人に多いのは「仕事と飲み会」に関する悩みです。
会社の付き合いで仕方なく飲み会に参加せざるを得ないことは多いですよね。
それだけならまだしも、新人・後輩という立場という都合上、まるでバラエティ番組のお笑い芸人並に、理不尽でいじめまがいの余興に付き合わされる社会人も結構多いです。
ひとつ、言っておきます。
飲み会とは、職場の人間の本性が現れるものです。
いつも普通だった上司が、パワハラ・セクハラ上司だと発覚することはよくあります。
新人や後輩にいじめまがいの出し物をやらせてケラケラ笑うパワハラ上司の本性が現れたり、女性社員を隙あればお持ち帰りしようとしているセクハラ上司もいます。
残念ながら、酒を飲めば何をしても許されると勘違いしている、常識のない社会人は多いのです。
そういった飲み会の席でハメを外す上司というのは、言ってしまえば「人間のクズ」ですからね。
一度、飲み会で上司のクズっぷりを見ると、どんなに仕事が優秀な人間でも幻滅してしまうはずです。
もし、あなたが会社の飲み会が理由で辞めることを考えているのであれば、迷わずに辞めるべきです。
飲み会というものは、社会人の”本性”が現れる、またとない機会です。
落ち着きのある上司や、面倒見のいい上司であれば、決して人に飲むことを強要したりはしません。
言ってしまえば、会社の飲み会は「上司の質・人間性」を部下や後輩が見極めるためにあるのです。
そこで今回は、飲み会が苦痛でしかない会社を辞めるべき理由を紹介していきましょう。
体育会系ノリの会社の飲み会が酷すぎた話
私が「飲み会が苦痛の会社は辞めるべき」と思っているのは、新卒で入社した会社の飲み会があまりに酷すぎたからですね。
私が最初に入社した会社は、某大手企業の営業部門だったのですが、高学歴の大学出身者が多いにも関わらず、知性の欠片も感じさせない体育会系ノリの職場でした。
そして、まず最初の飲み会である新年会で繰り広げられたのは、信じられない光景でした。
新入社員の女性社員には、プライベートの恋愛やセクハラまがいの下ネタトークは当然。
新入社員の男性社員には、ビール瓶一気飲みの強要や軽い暴力は当たり前。
終いには、酔った上司が飲み屋の店員に横暴な態度を取り出す始末。
そして、信じられないことに先輩が「これが社会人の常識だ!」と、平然と言い放つんです。
パワハラ・セクハラ、そして飲み屋の店員への粗暴な態度が「社会人の常識」らしいですね。
辞めた今だからこそハッキリ言いますが、そんなものは社会人の常識でもなんでもありません。
酒を理由ならなんでも許されると思っている、非常識な大人の言い分です。
飲み会で下品な社員は仕事も下品
また、飲み会で大学生みたいなノリの職場は、仕事の出来ない人間が多いです。
「根性が足りない!」
「お客様は神様だ!頭下げろ!」
「女のクセして…」
「新人なのに、なんだその態度は?」
「仕事終わったら飲みに行かない?」
こういった感じで、論理的な人間の言葉がまったく通じません。
まともに仕事も教えてもらえず、失敗しても「お前が悪い」「余計な仕事を増やすな」という感じで、上司や先輩が部下の仕事をフォローすることもありませんでしたね。
これも、辞めた今だからこそハッキリ断言できます。
飲み会で見せた上司たちの本性は、仕事でもしっかりと現れます。
もし、会社の飲み会で上司や先輩の本性にうんざりしているのでしたら、それは仕事でも必ず現れてきます。
仕事の出来る・出来ないはともかく、飲み会で下品な社員と一緒に仕事しても、下品な仕事のスタイルが身につくだけで、後々の転職で痛い目を見ます。
一方、飲み会も仕事も理性ある態度でこなしている会社で働けば、社会人や大人としてドンドン成長していけますね。
体育会系の飲み会が多い職場に入社してしまったら最後、周りの同年代が大人としてドンドン成長しているなか、自分だけしょーもない飲み会に付き合わされて、成長していく機会を失うハメになります。
飲み会でしっかりしている社員は仕事もしっかりしている
その後、私は体育会系ノリの飲み会の多い職場は辞めて、転職しました。
次の会社では、飲み会はあまり行われていませんが、職場では出来ない仕事や人間関係の話などができ、とても有意義な話のできる場だと感じました。
そして、この会社でわかったことがあります。
常識のある社会人は、飲み屋でも節度を持って飲み、ハメを外すことなんてありません。
「社会人には飲みの席も必要」とはよく言われていますが、それは大人として節度を持って飲める人に限った話です。
体育会系大学生のような「飲んでハメを外すぞ!」というしょうもないノリに付き合っていても疲れるだけであり、百害あって一利なしですね。
そんな飲み会に参加したところで、会費と時間を無駄に使い、精神的に疲れるだけですので、きっぱりと参加を断りましょう。
飲み会は人間の本性が現れるもの
私が2つの会社での飲み会を経験してわかったことは「飲み会は人間の本性が現れる場」だということですね。
飲んでいることを理由に、パワハラ・セクハラまがいのことをしてくる上司や職場は、仕事でも当然ながらパワハラ・セクハラまがいのことを平然と行ってきます。
そういった職場では、人間関係で耐え難いストレスを感じ、仕事の能率も低下していきます。
一方で、しっかりと理性を保った大人な飲み方が出来る職場では、有意義な飲み会になることが多いですね。
たとえば「社内の評価」「今後の仕事の話」「プライベートと仕事の兼ね合い」「職場で嫌われている人間の愚痴」など、有意義な情報が得られるので、こういった同僚や上司との飲み会であれば、参加しておけば得られるものも多いと感じます。
冒頭にも説明したとおり、会社の飲み会は上司や同僚の本性を見極めるための場です。
飲み会で上司や同僚の本性を知ってうんざりした方は、どの道今の職場で働き続けても苦痛でしないので、辞めることを前向きに考えたほうがいいでしょう。
人間の本性というものは、部下の仕事の出来やコミュニケーション能力だけで、変えられるものでもないですからね。
結局、環境を変えられるのは、自分の行動力だけなんです。
飲み会が苦痛でしかない会社は辞めた方がいい
このように、会社の飲み会が苦痛にしか感じない職場は、辞めること考えたほうがいいです。
体育会系大学生のような職場には、飲み会でも「うぇーいww」という感じの人間だけが残り続け、パワハラ・セクハラをなんとも思わない人間や、それに耐えられる人間でなければ、長くは続かないものなんです。
そんな職場に残り続けたところで、アルコールで脳細胞壊されて、頭のおかしくなる未来しか待っていません。
もっと、社会人や大人として成長していきたいなら、しっかりと理性を持って、大人な態度で飲める職場に転職するべきですね。
会社の飲み会では「人間の本性」はもちろん、会社の「社風」や「伝統」といったものも見えてきます。
思っている以上に、飲み会は「今いる会社の本性を見極める」という側面が強いわけです。
仕事の退職理由は”人間関係”がほとんどです
「飲み会が理由で会社を辞めるのは甘えじゃないの?」と感じている方もいるでしょうが、それは違います。
退職の主な理由は「人間関係」がほとんどです。
飲み会での会社の付き合いにストレスを感じているのであれば、それは立派な転職理由につながります。
実際問題、社会人の多くが声に出さないだけで「ウチの会社は無駄な飲み会が多い」「上司や先輩が飲み会で席を外すので疲れる」と思っていますからね。
会社の飲み会で、上司や先輩の本性を徐々に知っていくうちに「ウチの会社はおかしい」「こんな上司にはついていけない」と感じて、こっそり転職を考える人は結構多いです。
もし、飲み会が原因で会社を辞めようと考えているのであれば、それはまったくおかしいことではありません。
どちらかと言えば、普通の感覚です。
自信を持って、前向きに辞めましょう。
飲み会が原因で辞めるなら転職エージェントに相談しておこう
飲み会が原因で会社を辞める場合は、まずは転職エージェントでプロのキャリアアドバイザーに相談しておくのがオススメですね。
私も転職の際に、転職エージェントを利用しました。
そこで「飲み会のノリが異常すぎてついていけない」「飲み会で知った上司の本性にうんざりして…」と相談したところ、意外とそういった”飲み会が理由”で辞める人も多いことを教えてもらいました。
それぐらい、会社での飲み会は、良くも悪くも会社と自分の相性を見極める上で、重要な事なんです。
転職エージェントは、会社にバレないようにプライバシー厳守で利用できます。
会社帰りや、土日の面談も受け付けていますので、会社のくだらない飲み会に参加するよりも、よっぽど有意義に時間を活用できますね。
私も転職エージェントを利用する中で、自分の会社が異常であることを知っていき、前向きに転職活動できるようになりました。
転職エージェントでは「職場の人間関係」「社風」なども教えてもらえるので、飲み会で無駄に消耗してしまう会社に転職してしまうリスクを下げられます。
今の会社の飲み会にうんざりしている方は、転職エージェントに相談して、前向きに新しい職場を探してみましょう。
いい会社に転職し「大人の飲み方」を身につければ、社会人として得るものも大きくなりますよ。