突然ですが「自分は論理的思考ができない…」と悩んだこと、ありませんか?
自分はあります!
職場の物わかりの悪い上司に「もっとロジカルに話せ!」と怒られる…みたいなね。
でもこれって、よくよく考えたら「お前の言ってることはわからない。自分にもわかるように論理的に話せ」って要求を他人に押し付けてるだけなんですよね(笑)
自分は他人の支離滅裂な話もちゃんと聞いてまとめたりしますし、それを論理的に整理しますが、そういうのができない人ほど、他人に「あなたは論理的でない」とか言い出す印象。
その証拠に「ロジカルに話せ!」という人の発言や文章をよく観察してみましょう。
自分は大して論理的じゃないのに、感情的になって「ロジカルに話せ!」とか言ってるはずですよ。
で、そういう相手に試しに「具体的にどこが論理的でないか、論理記号で表現してもらっていいですか?」と返したら、答えられない人ばかりですもん。
内心では「はいはい、全然お前がロジカルじゃないんだけど、お前の面子潰さないために、わかりやすくロジカルに説明してやるわ(笑)」と呆れながら、相手の知能レベルに合わせて「ロジカルっっぽい伝え方」するわけね。
なぜ、そう断言できるのか?
過去に私自身が「自分は論理的思考ができない…」と悩んだからです。
でも、冷静に考えみてください。
本当に論理的思考ができるなら、六法全書読んで法律を完全に理解したり、難解な哲学書を読破して複雑な事象をも理解できると思うんですよね?
それに加えて、論文レベルで統計分析の研究結果を論拠にして説明するのが、本来の意味で「ロジカル」なわけじゃないですか?
でも、それぐらい論理的思考極めてる人って、そんなにいなくないですか?
なんなら、契約書もまともに読めない人も多いぐらいです。
それのどこが「論理的思考ができる」って言えるんでしょうか?(笑)
つまり、ビジネスシーンで言われてる「論理的に考えて説明しろ!」という言い分自体が、全然ロジカルじゃないってわけです。
だってそうでしょ?
現実では、考えがまとめってないうちから話さないといけない場面もありますし、複雑なことはロジカルでシンプルにするのは時間がかかります。
また、ロジカルだけでなく、相手の感情に訴えかけたり、やわからかい口調で話したほうがいい場面もあります。
何が言いたいかというと「論理的思考ができると勝ち誇っている人ほど、論理だけですべての物事が上手くいくと勘違いしている」ってことです。
で、この事実に気づいてないバカほど「自分はロジカルに話せるから仕事ができる!」って勘違いしてるって構図なわけ。
何がロジカルかわかってない人ほど、小手先のテクニックで「ロジカルシンキングが大事!」とか言い出すわけね。
なお、自分はロジカルシンキングからクリティカルシンキング、アナロジーシンキングからラフテルシンキングまで意識して使い分けられるので、ロジカルシンキングできるだけでイキってる人見ると苦笑しちゃいますね。
そこまでちゃんと考えずに「論理的思考が大事!」とか「お前は論理的思考ができない!」とか言い出す職場、マジでクソなので辞めたほうがいいと思います。
なぜなら、そういう「似非ロジカルな人だらけの職場」ほど実は仕事ができない人だらけだからです。
そんな職場で働き続けて「間違った論理的思考法」を身につけても、なんのキャリアのためにならないどころか、矯正するのにかえって時間がかかるだけです。
この記事で紹介するのは、単に「論理的思考ができない人に向いてる仕事」だけでなく、ワンランク上の「論理的思考ができるようになり、さらに他の思考も身につく至高の職業」について解説していきます。
論理的思考ができない人に向いてる仕事
論理的思考ができないって?
全然問題なし。
なぜなら、大半の人も真の意味でロジカルシンキングができていないから。
むしろ、論理的思考ができないことを強みにして、それを活かせるキャリアを歩むほうが賢いまである。
それはなぜか?
以下に紹介する「論理的思考に向いてる仕事とその理由」を読めばわかることでしょう。
フィールドセールス
項目 | 評価 | 説明 |
---|---|---|
オススメ度 | ★★★★☆ | 優柔不断ゆえの相手に決断させる能力が強みに |
難易度 | ★★★☆☆ | 会社環境や取引先の傾向、扱う商品・サービスによる |
年収目安 | 400万〜800万円 | インセンティブが付く場合が多く成果次第で高収入も可能 |
働きやすさ | ★★★☆☆ | 自由度は高いが外回りなので完全リモートが難しい |
将来性 | ★★★★★ | どの業界でも必要な職種でビジネススキルが身につく |
フィールドセールスとは「外勤営業」のことで典型的な外回りの営業職を指します。
「営業職」と聞くと「なんか嫌…」「大変そう…」と避ける人も多い印象です。
しかし実は、合う人にとっては天職と感じるレベルの面白い仕事なので、選択肢から外すのはもったいないです。
- 新規顧客の訪問:見込み客を訪問して、自社の商品やサービスを提案し、契約を目指します。
- 既存顧客のフォロー:取引先を定期的に訪問し、関係を維持しながら追加の提案を行います。
- 商談・交渉:顧客のニーズをヒアリングし、それに合った提案や条件の交渉を行います。
- 市場調査:競合状況や業界の動向を現場で把握し、自社の戦略に活かします。
- 営業活動の報告:訪問結果や顧客の反応をまとめ、上司やチームに共有します。
営業職の目的は「会社の製品を買ってもらうこと」にあります。
買ってもらうために、名刺を配り、新しい会社に訪問し、相手の話を聞き、自社が提供できる製品を売り込む…。
あるいは、飲み会やゴルフで接待して関係を構築することもあります。
要は「会社の製品を買ってもらうためならなんでもあり」なので、そのために知恵を働かす楽しさがフィールドセールスの最大の魅力です。
慣れれば、出張先で遊ぶついでに営業先へ訪問したり、効率よく売れるお客さんだけ見極めてノルマを達成して、空いた時間は出先の車で寝て過ごす…なんてことも可能。
このように「営業」「セールス」と言っても、やり方は会社によって様々。
自分の工夫次第でサクッと成果を出せば、自由度の高い働き方も実現可能。
- 他人から相談されたり頼られることが多い人
「この前、友達から恋愛の相談をされた」「後輩がいつもアドバイスを求めてくる」など、他人に頼られる経験が多い人は、営業職に向いています。相談ごとにしっかり反応したり、的確な意見を出せる人は、営業の場面でも顧客との信頼を築きやすいからです。 - 論理や理屈よりも直感や感覚を信じる人
「なんとなくこっちが良さそう」「直感的にこう動いたほうがうまくいく気がする」という感覚で動ける人は、営業の現場で大活躍。営業では、理屈よりも相手の感情に寄り添った提案が大切です。「正しいこと」だけではなく、「相手にとって響くこと」を伝える能力が求められるため、直感型の人にはピッタリです。 - ロジカルでない人相手でも問題なく会話できる人
「話しているうちに、相手が自分で答えを見つける」経験がある人は、営業の資質あり!たとえば、「こんなことに困ってるんだよね」と悩みを話してくる人に「それってこういうことかな?」と問いかけ、相手が自分の考えを整理するのを手伝うような人は、営業で顧客の悩みを引き出し、最適な提案をする能力があります。
- 一度経験すればキャリアで困らない
フィールドセールスを始めとした営業職は、どんな会社でも求められる重要な役割です。なぜなら製品やサービスを買ってくれる顧客がいないとどんな会社も成り立たないからです。
営業経験を通じて「物を売る」というビジネスの本質を知ることで、他の職場や業界でも活用できる普遍的なスキルが身につきます。これにより、将来のキャリアで困ることが少なくなるでしょう。 - 早めの昇給や出世に期待できる
フィールドセールスは、会社の売上に直結する職種であり、成果が数字として明確に表れます。そのため、成績を上げれば評価されやすく、早期の昇給や昇進に繋がる可能性が高いです。また、多くの企業では「インセンティブ(成果報酬)制度」を採用しており、実績を上げるほど給料が上乗せされる仕組みになっています。自分の努力次第で稼ぎやすい環境が魅力のひとつです。
- 移動や出張が多い
フィールドセールスは顧客のもとに直接訪問する仕事が多く、会社によっては頻繁に移動や出張が求められることがあります。特に地方や広いエリアを担当する場合、運転免許証が必須となることもあるため、事前に確認が必要です。移動が苦にならない体力や時間管理スキルも重要です。 - 「営業職」だけで選ぶと無茶ぶりされることも
企業によっては、営業職全般に幅広い業務を押し付けられるケースもあります。しかし「フィールドセールス」と明確に呼称している場合、分業化が進んでおり、業務手順や役割分担が確立されていることが多いです。求人を選ぶ際は、職務内容が明確に記載されているかをしっかり確認しましょう。 - 地頭の良さが求められる
顧客のニーズを的確に把握し、適切な提案を行うには、ある程度の柔軟な思考力が必要です。ただし、地頭の良さが求められる一方で、愛嬌や人柄、行動力、コミュニケーション能力でカバーできる場面も多いです。相手との信頼関係を築く努力が成功の鍵となります。
- 求人検索時のキーワードを意識する
- 業界全体や会社の扱う製品・サービスについて理解を深める
- 未経験からでも今までの経歴を活かす
- 自分のキャリアに合わせて支援サービスを使いこなす
1.キーワードを意識して求人を探す:
フィールドセールスの求人は「営業職」「BtoB営業」「BtoC営業」「法人営業」「ルート営業」「新規営業」など、さまざまな表現で掲載されています。営業職といっても実にその範囲は広いものです。求人を探す時は上記条件で指定しておきましょう。
2.業界や会社の扱う製品・サービスを意識する:
セールス関連の仕事に就く場合は、仕事内容だけでなく「どの業界か?」「会社が扱っている製品やサービスは何か?」も選ぶべきポイントになります。
たとえば、車にまったく興味がない人が自動車の部品を作る会社のセールスを担当することになっても、知識の習得に時間がかかって向いてないと感じやすくなります。

自分の興味関心がある業界や会社を選ぶのがポイントです
応募先の企業が扱う製品やサービスについて、営業として自分が売れるイメージを持つことが大切です。
「この商品なら自分でも売り込みできそう」「この商材を使って顧客のどんな課題を解決するのか?」と具体的に考えて求人を探すことで、面接でも説得力を持って話せます。
3.未経験からでも今までの経歴を活かす
営業への転職は、意外な経歴が評価されることも珍しくありません。
たとえば、販売・接客の現場でBtoCでの対客経験があれば、
- 家電量販店での販売経験 → 家電メーカーの法人営業
- 飲食店の接客経験 → 食品メーカーや飲料会社の営業
- アパレル販売の経験 → アパレルブランドや小売チェーンのルート営業
- 携帯ショップスタッフ → 通信業界の法人営業
- イベントスタッフ経験 → イベント企画会社や広告代理店の営業
などの転職例が数多くあります。

派遣やアルバイトの経歴しかなくても
考え方次第で意外な転職ルートが見つかります
4.自分のキャリアに合わせて支援サービスを活用する
以上のようにフィールドセールス含む営業職への転職には、知っておくべきことや考えないとならないことがたくさんあります。
しっかり知識を身につけて転職活動すれば、大幅な年収アップや今まで考えもしなかった求人の選択肢が生まれてくるので、時間をかけて損はありません。
ただし、すべて自分一人でやるのは時間がかかりすぎるので、各種転職支援サービスを有効活用しておきましょう。

オススメの支援サービスは記事後半で紹介していきます
ノーコードエンジニア
項目 | 評価 | 一言コメント |
---|---|---|
オススメ度 | ★★★★★ | 未経験から始めやすくIT業界に興味があるならオススメ |
難易度 | ★☆☆☆☆ | 専門知識が不要で自宅でも気軽にスタートできる |
収入目安 | 月60万~80万円 | フリーランスなら月60万以上と高単価 ※Midworks参考 |
働きやすさ | ★★★★★ | 完全リモートワークのIT会社が多くフリーランスも可 |
将来性 | ★★★★★ | 2025年には市場規模1,000億円の予測と需要増加 ※ITR株式会社参考 |
ノーコードエンジニアとは、プログラミング言語を使わずにノーコードツールでWeb制作やアプリ開発を行う職業を指します。
ノーコードツールとは、プログラミング不要で直感的に操作できるツールのことです。
あらかじめ用意された部品(ブロック)を組み合わせながら、Webシステムやアプリを作成していくイメージです。

Minecraftみたいにゲームの中で何かを作っていく作業に近いです
ノーコードエンジニアの仕事内容

ノーコードエンジニアって難しくない?
そう思われる方に実際にノーコードエンジニアがやっている仕事の一例を紹介します。
1.クライアントからのヒアリング
クライアントとは「相談してくる顧客」のことで、ヒアリングとは「聞き取り」のこと。
「どんなWebサイトやアプリが欲しいですか?」とお客さんに聞いて、やりたいことや困っていることを教えてもらいます。
その上で「こういったことができますよ」と提案しながら、ノーコードで作るもののイメージを固めていきます。

会社によっては営業チームが担当することもあります
2.Webサイトやアプリの設計~制作
どんなデザインにするか、どんな機能をつけるかを考えて設計図を作ったり、スケジュールを立てます。
その後、ノーコードツールを使って実際に制作作業開始です。
経験が浅いうちは、ディレクターやマネージャーの人が作った設計図やスケジュールに沿って、部分的に制作を行うことが多めです。
3.ノーコードツールの運用~管理
サイトやアプリは作って終わりではありません。ちゃんと動くようにチェックしたり、その後、運用しながら問題がある度に改修の依頼を受け付けるなど管理も行います。
また、ノーコードツール自体がバージョンアップすることも多いので、大きな変更がないか確認したり、影響範囲を調べて報告することもあります。

作った後の手入れや管理も行うことで
クライアントからの信頼を上げていくのも仕事だぞ
4.Webサイトやアプリのカスタマイズや調整
クライアントから「ここをもっとこうしてほしい」とオーダーが来たら、デザインや機能を修正してさらに使いやすくしたりします。
ノーコードツールの代表例

ノーコードツールと言われてもイメージできない…
そう思われる方に向けて代表的なノーコードツールについて紹介します。
kintone
kintoneは業務データの管理や共有を簡単に行えるプラットフォームです。カスタマイズ性が高く企業の業務改善に役立つツールとして多くの企業に導入されています。
Shopify
Shopifyは誰でも簡単にオンラインストアを構築できるEC(通販サイト)プラットフォームです。テンプレートやプラグインを活用して短期間での制作が可能で、世界中で人気を集めています。
Adalo
Adaloはノーコードでアプリを開発できるプラットフォームです。ドラッグ&ドロップ操作で直感的にアプリを作成できるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
4.Wix
Wixは簡単にWebサイトを作成できるノーコードツールです。豊富なデザインテンプレートやカスタマイズオプションを提供し、ブログやビジネスサイト、ポートフォリオまで幅広い用途に対応しています。
ノーコードエンジニアに向いてる人の特徴

自分でもノーコードエンジニアになれるかな?
未知の職業に挑むときは誰でも不安なもの。あなたが長く続くかどうか、いくつかの判断項目を用意しました。

一つでも当てはまるなら適性あり!
1.PCやスマホで何かを制作した経験がある
スマホアプリでオリジナルの動画を編集したり、簡単なWebページを作ったことがある人は、ノーコードツールの操作を覚えるのも早いです。
また、ノーコードツールはリアルタイムで制作していくので、デザインやイラストなどの「アイデアを形にする」ことが楽しいと思えるような人も向いてます。
2.Webサイトやアプリを見ていると「こうしたらいいのに」と感じることがある
既存のサービスに対して「もっとこうすれば使いやすいのに」と改善点を自然に考えられる人は、ノーコードエンジニアとして発想力が活かせることが多いです。
3.勉強するより実践してから理解する派
プログラミング言語などの勉強の必要がないので「まず勉強したり知識を身につけてから〜」というよりは「とりあえず試してみてから覚える」という実践派向きです。
ノーコードエンジニアになるメリット

ノーコードエンジニアになっていいことあるの?
仕事では給料以外のやりがいやモチベーションを見つけ出すことも長く続くコツ。事前にメリットを知って、自分だけのやりがいを見つけてみましょう。

やりがいは与えられるものでなく見つけ出すもの!
1.スキル・経歴なしでIT/Web制作に関われる
プログラミングスキルが不要なため、未経験でもIT業界に参入しやすく、専門知識がなくても挑戦できる職種です。
逆に言えば、プログラミングスキルが求められる「プログラマー」「ITエンジニア」は難易度が高いため、未経験から就くのが難しいとも言えます。
2.制作に関わるうちにIT/Webに詳しくなれる
実際にWebサイトやアプリを制作する過程で、IT業界の知識や技術を自然と身につけられるため、働きながらスキルアップが可能です。
3.ノーコードツールを通してキャリアアップできる
ノーコードエンジニアとしての経験を活かし、WebデザイナーやUXデザイナー、ITコンサルタントなど、キャリアの選択肢を広げることができます。
なので「向いてる仕事がわからない…」という人でも、ノーコードエンジニアとして働くうちに自分の適性や進むべき道が発見しやすいです。
ノーコードエンジニアからのキャリアパス

ノーコードエンジニアになった後のキャリアは安泰なの?
収入を上げたり活躍の幅を増やすには「就いた後にどういうキャリアを歩みたいか?」というキャリアパスが重要。
キャリアパスとは、仕事を通して成長していく道筋のこと。あらかじめ「将来、こういう風になりたい」と考えておくだけでも就職や転職が有利に。

一歩先の将来を考えておくことで
転職活動時にも「この人は先を考えている!」と思われて
一目置かれる存在になれますよ
1.フロントエンドエンジニア
ノーコードエンジニアはツール頼みなので、細かいカスタマイズができません。
実際に仕事を行う中で「もっとこうしたい」と考えるうちに自然に「HTML」「CSS」「JavaScript」といったプログラミング言語を触るようになれば、フロントエンドエンジニア相当のスキルが身につきます。
フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションのユーザーインターフェース(UI)部分を開発するエンジニアのことです。
つまり、私たちが普段Webサイトやアプリを利用する際に、目に触れる部分、操作する部分、つまり「表側」にあたる部分を設計・構築するのがフロントエンドエンジニアの仕事です。 AI Geminiより解説
つまり「最初は簡単なノーコードツールから入って、使っていくうちにプログラミング言語を覚えていく」という進め方ができるわけです。

一からプログラミングを学ぼうとしても
難しすぎて挫折する人も多いです…
2.UXデザイナー
「このWebサービス使いにくい…」
こういった不快なユーザー体験を取り除き、使いやすさや直感的な操作ができる設計を目指すのがUXデザイナーの仕事です。
ノーコードツールはデザイン面での制約も多いため、実務で使っているうちに「もっとこうしたい」と思うことが増えてきます。
そうした際に「どうすればもっと使いやすくなるか?」を考えて試すことができる人は、ノーコードエンジニアからUXデザイナーへの道も開けます。
3.ITコンサルタント
仕事を依頼してくるクライアントの対応をするうちに「こういう依頼が多い」「こういう悩みにはこう対処すればいい」と見えてくることがあります。
そうした際には「ITコンサルタント」の適性が開けます。
ITコンサルタントとはざっくり言うと「企業のITの問題を解決したり、ITツールの導入を支援する人」です。
このクラスになると、年収1000万以上稼ぐ人材もかなり多く、引く手あまたとなります。

事前に将来なれる可能性のある職業を知っておくだけでも
就いた後の意識が変わるので頭の片隅に入れておこう!
ノーコードエンジニアになる際の注意点

事前に悪い面も知って心の準備をしておきたい
どんな仕事にも良い面と悪い面があるもの。大事なのは「悪い部分も受け入れられるか?」「自分がストレスと感じないか?」を見極めること。
以下に紹介することが耐えられそうなら、ノーコードエンジニアは天職になりえるでしょう。
1.就いた後も勉強する必要がある
ノーコードツールは初心者でも扱いやすい分、就いた後も勉強する必要があります。
ただ、何も「プライベートの時間を犠牲にしてまで勉強しろ」と言いたいわけではありません。
ただし勉強が必要だからといって恐れる必要はない
そもそも、IT/WEB業界は変化が早いので「わからないことを調べたり勉強する時間も仕事のうち」という価値観があります。
しっかり自分自身でわからないことを調べたり、先輩や上司に聞くなどの基本ができてれば、身構える必要もないでしょう。
自分が興味関心を持てる分野の仕事を選べば、勉強することもさほど苦ではありませんし「勉強しながら働ける」と考えれば、モチベーションも維持しやすいでしょう。
ノーコードツールは「誰でも簡単に操作できる」分、スキルとしての専門性が高いとは言いにくいため、長い目で見ると技術的価値が上がりにくいというリスクがあります。
2.将来的にスキルの価値が落ちるリスクがある
ノーコードツールは「どこかの会社が作ったツール」であるため、その会社の方針変更に振り回されるリスクが常につきまといます。
たとえば、スマホメーカーが「明日からスマホの操作方法を全部変える!」と言い出したら、それだけで今まで慣れた操作方法が通用しなくなり、生活に困る人が続出するでしょう。
IT業界では、こうしたことが起こります。
心配せずとも働くうちに他のスキルも身につく
なので「特定のノーコードを上手く使える」というスキルや経歴だけでは、将来的な不安が残り続けるのがリスクです。
ただ、上述のようにノーコードではできないことをやろうとするうちに他のスキルが身につくことも多いため、将来のキャリアパスを考えて仕事選びすれば、さほど心配はいらないでしょう。
ノーコードエンジニアになる方法

で、ノーコードエンジニアになるのはどうすればいいの?
もしノーコードエンジニアになりたいと思ったなら、以下の方法を試しましょう。
1.求人検索だと見つからないこと多め
「ノーコードエンジニア」は正式な職種名ではないため、求人検索してもほぼ出てくることはありません。
求人検索時にノーコードツール名を指定しよう
求人で探すとしたら「kintone」「Shopify」などノーコードツールの具体的な名称を指定しましょう。
「具体的なツール名を知っている=そのツールを使ったことがある」ということになります。
なので企業側も経験者だけの募集に絞るために「ノーコード」という文言を使わず、具体的なツール名をしているという背景になります。
2.求人票から会社情報を詳しく見ておく
会社の事業領域にも注目しておきましょう。
「Web制作」「ITコンサルティング」「SaaS導入支援」「ITサービス販売代理店」といった性質の会社なら、ノーコードエンジニアの募集を行っている可能性があります。
会社情報からノーコードエンジニアの採用を行ってるか見極めは困難
ただし、企業分析のスキルがなければ会社情報からノーコードエンジニアの採用があるかどうか見極めるのは難しいため、わからないなら素直に下記の方法を試すのが近道です。
3.リスキリング支援を活用して転職するのが確実
リスキリングとは「学び直し」のことです。
国がWebマーケターのようなIT人材の不足をどうにかするため、企業に助成金を出すなどの取り組みが行われています。
国が助成金出すことで、企業も未経験者向けにサービス提供したり、採用にも積極的になります。

リスキリング支援が国全体で行われてる今なら
未経験者でもノーコードエンジニアになれるチャンス!
WorXを使えばスキル習得から転職まで一直線
オススメしたいのが「WorX(ワークス)」というリスキリング支援業者を利用してスキル習得と転職支援を同時に受けるという方法です。
WorXでは、無料でスキルが習得できたり、就職/転職支援まで行っているので、未経験者でも安心して確実にノーコードエンジニアに転職することができます。

スコシテン独自の情報満載の
WorX解説記事も参考にしてみてください
大手企業社員
意外に思われるかもしれませんが、大手企業社員は論理的思考が苦手な人ほど向いてます。
それはなぜか?
その最大の理由は「大手企業の社員はふわふわしたことを言うのが仕事」だからです。
「え?大手企業社員ほどロジカルシンキングが必要なんじゃないの?」と思ったそこのあなた。
テレビの記者会見での経営者の発言や大手企業のホームページの掲載情報を思い出してみてください。
大半がロジカルではなく、ふわふわした曖昧なことしか書いてないですよね?
そうです。
大手企業に適性があるのは、論理的思考ができてキレキレの人材よりも、曖昧にぼかした言葉でいい感じのことを言う人物です。
もっと言えば「曖昧なことを言うことで責任を回避してトラブルを起こさない能力」が大手企業で優秀な人物となります。
逆になんでも論理的に考えて、ズバズバ正論を言うような人は、大手企業では粛清対象。
実際、筆者も大手企業の社員と関わることがありますが、大半の人が全然論理的じゃないです。
言ってることは丁寧だけど「で、結局何が言いたいの?」「できるかできないか聞いてんだけど?YESかNOで答えてくだしあ」と問い詰めたくなる、曖昧なことばかり言う人ばかりです(笑)
でもそれって、大手企業でかしこく生き残るためには重要なテクニックなんですよね。
あえて論理的にならないで、長ったらしい「何も言ってないのと同義」レベルのことを延々と話続けるのが、大手企業社員に求められる資質。
そうでなくても「大手企業」の看板があるだけで、取引先も勝手に動いてくれるので論理的思考なんてできなくても問題なし。
論理的思考なんてものは、外部のコンサルタントにでもやらせておけば良い。
それが、圧倒的強者である大手企業の特権なんです。
ただ一つだけ注意点。
大手企業は新卒採用以外からの中途採用の難易度が高いということ。
新卒採用組は論理的思考ができないポンコツでも許されますが、中途採用者は他の会社での実績や経験を求められがち。
なぜなら、大手企業にとって他で育った社員を金と知名度で引き抜くのがめちゃくちゃ効率がいいからです。
なので、仮に論理的思考が苦手なことで大手企業に転職しようとしても、それを補う何かしらのスキルや実績が求められます。
ただ、大手企業でも契約社員での未経験採用などのルートもあるので、経歴に自信がない人はそういったルートを探してみるのもいいでしょう。
なんであれ、大手企業に一度入社してしまえば、論理的思考ができなくても雰囲気だけで仕事できてしまうので、目指してみる価値はあります。
公務員
公務員も論理的思考ができない人向けです。
理由は3つあります。
まず1つ目は「論理的思考の真逆の”回りくどくわかりにくく説明する能力”」が公務員には重要だからです。
公務員がつくった文書を見れば、明白でしょう?
お役所の文書を読むとわかりますが、全然論理的でなくて、回りくどくてわかりにくい文章ばかりじゃないですか?
ああいう「ロジカルにまとめれば数行で済むことを、わざと何枚もの資料を作ってわかりにくくする」のが公務員に求められる素質です。
公務員がなぜこういうわかりにくいことをやるかわかりますか?
それは、簡単なことをわざと複雑に難しくして、市民にわかりにくくして自分たちの負担を減らすためです。
2つ目の理由は「自分で考えないで上の指示に従う能力」が公務員には重要だからです。
逆に論理的思考ができるかしこい人ほど、実は公務員に向いてないです。
上が無駄な仕事をしてることに疑問や反感を持つのは「自分で考える力」があるからです。
公務員は上が非論理的でも、上の指示やルールに従うことが絶対なので、論理的思考はかえって邪魔になることも多いです。
そういう意味で、論理的思考ができない人ほど向いてます。
最後に3つ目の理由。
それは「試験に合格すれば論理的思考ができなくても働ける」から。
公務員試験自体は難しいですが、ビジネスシーンで求められるような論理的思考ができなくても、勉強さえできれば受かります。
試験に受かるために問題文を読んで解くだけなら、論理的思考が苦手も暗記でもどうにかなるのもポイント高め。
ただ年齢制限があって30歳未満までしかチャンスがないのが難点。
アウトソーシング業
意外かもしれませんが、アウトソーシング業は論理的思考が苦手な人にも向いています。
「アウトソーシング業って何?」
そんな疑問の声も聞こえてきそうなので解説します。
アウトソーシング業とは、企業が本来、自社で行うべき業務の一部または全部を外部の専門業者に委託することを請け負う事業を指します。
アウトソーシング業が論理的思考ができない人に向いてる理由は3つ。
まず1つ目は「アウトソーシングの大半は感情労働」だから。
感情労働とは何か?
他人の感情を表現・抑制することで、相手からの満足を得る仕事全般のことです。
代表例はコールセンタースタッフ。
説明書すらちゃんと読まないですぐキレ出す客の対応を上手くこなすのが、コールセンターを始めとしたアウトソーシング業の実情。
理不尽なクレームで怒鳴られたりするので、そういう時はむしろ論理的思考は邪魔。
相手の「ふざけるな!」って言葉を論理的に受け取って「ふざけてません」とマジレスするような人ほど向いてない。
2つ目の理由。
それは「いい感じに仕事してる感を出すのが重要」だから。
アウトソーシング業って、企業からすれば「自社でやるのが面倒でそんなに重要じゃないこと」を“他の会社に押し付けてる”わけなんすよ。
なので、頼んでる企業側もそんなに事細かに仕事内容を見てるわけではないんです。
たとえば、コールセンターのクレーム対応とか、本社社員がいちいち全部聞いてたらキリがないじゃないすか?
なので、クレームが来ても現場でいい感じにはぐらかして、頼んできた企業にも「お客様は満足してます」と報告するだけの茶番になりやすい。
ま、そんな感じでアウトソーシング業ってのは「誰かの無駄な怒り」「論理性のカケラもない無茶苦茶な要求」を請け負って、いい感じにはぐらかすことで成り立ってるビジネスなんすよ。
こんなん、バカ真面目に付き合うだけ身が持たない仕事なので、論理的じゃない人ほど向いてます。
小売業・飲食業
意外に思われるかもしれませんが、小売業や飲食業も論理的思考が苦手な人に向いています。
理由は3つ。
まず1つ目は「小売業や飲食業は現場での対応が中心で、感覚的な判断が求められる」ことです。
その証拠に、接客業ではお客さんとのコミュニケーションが大切で、その場の雰囲気やお客さんの様子を見て対応することが多いです。論理的に計画を立てるよりも、その場の判断が重要なので、感覚的に動ける人が向いているんです。
2つ目の理由。
それは「小売業や飲食業はルーチンワークが多く、決まった手順に従うだけで済む」から。
小売業や飲食業では、商品陳列やレジ打ち、調理や配膳など、決まった手順に従って業務を進めることが求められます。細かいことを考えずに手順通りに作業をこなせばOKなので、論理的思考が苦手でも安心して働けます。
最後に3つ目の理由。
それは「小売業や飲食業はチームワークが重要で、お互いにサポートし合える」から。
小売業や飲食業では、チームでの作業が多く、お互いに助け合いながら仕事を進めます。分からないことがあればすぐに聞ける環境が整っているため、論理的に考えるのが苦手でも問題なく働けます。
論理的思考ができない人が自分に合った仕事を見つけ出すコツ~就くまでの方法
「向いてる仕事がわかっても求人が見つからない…」
「適性があっても経歴やスキルが足りない…」
「惹かれる求人がを見つかっても受からない…」
向いてる仕事を見つけたとしても、直面するのがこのような問題です。
そこで最後に、本当に自分に合った仕事を見つけ出すコツから実際に就くための方法まで、すぐに行動に移せる実践的なノウハウを紹介していきます。
そもそも「本当に論理的思考ができていないか?」を見直す
そもそも「自分は本当に論理的思考ができていないのか?」を見直すことも大事です。
厳密な意味での「ロジカルシンキング(論理的思考)」は、MBAなどの高度なビジネススキルを履修しなければ身につきません。
単に「自分がわかる説明をしてくれない」を巧妙に言い換えて「君は論理的思考ができていない」と指摘するような人物もいます。
たとえば、法律に関する話題は「民法〇〇条のこの記載に基づいてこの件を解釈すると、こういった判例があるので、損害賠償が発生する可能性が高い」というロジックになります。
しかし、これを「わかりにくい」「もっと論理的に言え」と指摘してくる相手は、論理的でなく感情的です。
もっと直接的に言えば、相手が「論理的に説明してほしい」「君は論理的でない」と指摘してきた場合、それは「自分にわかりやすく説明しろ」「あなたの話を理解する気がない」と自白するようなものです。
その場合、自分ではなく相手側が論理的思考ができていないだけ…なんて事態もあり得るのです。
以上のように、一見すると「論理的」だと思えることも、実際にはまったく論理的でないことも多いのです。
とくにビジネスシーンにおいては、すべての場面で論理的であることが正解ではなく、相手や場面によってコミュニケーション方法を使い分けるのが、一流というものです。
向いてない仕事は避ける
世の中には数多くの転職サイトや求人があり、選択肢に迷うものです。
その中で、効率良く理想の仕事にたどり着くためには「自分はどの職業に惹かれないか?」「どんな仕事が続かなそうか?」を知っておくことです。
▼論理的思考ができない人に向いてない仕事の例
- 情緒的なコミュニケーションがしにくい職業
例:インサイドセールス、コンサルタント職、ITエンジニア、WEBマーケター
向いてない理由:資料やテキストベースのコミュニケーションが主流のため - 高度な分析やデータ処理が主となる専門職
例:データサイエンティスト、金融アナリスト、統計学者、市場調査アナリスト
向いてない理由:データを分析してロジカルに説明する能力が求められるため
- プログラミングやシステム開発などのIT関連職
例:プログラマー、WEB開発者、SES
向いてない理由:プログラム言語の習得やコミュニケーションにロジカルシンキングが求められるため
こういった「向いてない可能性の高い職業」を知っておくだけでも、迷いが少なくなります。
また、職業そのものだけでなく、
- 一緒に働く人との相性(社員の価値観や性格傾向、上司の仕事観や方針)
- 社風(会社の組織風土や企業理念、経営者の考え方)
- 会社の扱っている商品(サービス内容や製品)
といった要素でも、向き・不向きが変わってくる点に注意です。
そのためには、仕事内容や採用条件以上に、
- 面接時に、多くの社員とフィーリングが合ったか?
- 会社の理念やビジョン、経営層の考えに惹かれるか?
- その会社が扱っている商品に惹かれるか?
といった点も重視して判断するといいでしょう。

「この職業=向いてる」ではなく
会社/人/商品など
様々な情報から判断しましょう