「何も考えずにフリーターのままで働き続ける人はヤバい」
このように言われていますが
フリーターの何が悪いんですか?
心の中では
もう”わかってる”んじゃないか?
フリーターとして働き続ければ、それなりに収入も得られるし、何も悪いことはないと感じます。
むしろ、
- 複数のバイトをかけ持つことで正社員より稼げる
- シフト制なので時間の融通が利く
- 責任が軽いので気負うことなく働ける
など、「正社員よりフリーターの方がいい」と考えている人もいるでしょう。
しかし、その考え方は年齢を重ねるにつれて「間違いだった…」と気づくことになるかもしれません。
フリーターの本質 ~何者かになることを拒むモラトリアム~
フリーターとは正社員としての職に就かず、アルバイトやパートタイムの仕事で生計を立てている人々のことを指します。
これだけ聞くと「フリーターの何が悪いの?」と思われるでしょうが、別に犯罪をしているわけでもなく、むしろ仕事を通して社会に貢献しているため、それ自体は良いことです。
しかし、「自分の人生、このままでいいのか?」「将来は大丈夫なのか?」「家族や恋人などの大切な人を養うほどの収入が得られるか?」といったことを考えた際に、フリーターは不安定な働き方となります。
正社員にならずフリーターという生き方を選ぶ人の本質を一言言い表すなら「何者かになることを拒むモラトリアム(猶予期間)」でしょう。
モラトリアム とは、社会的な責任を負う前に、自由に自分自身を探求できる猶予期間 を意味する言葉です。日本語では、「青年期の一時猶予」 と訳されることもあります。もともと 経済用語 で、借金の返済猶予期間を指していました
多くの人は、学生時代に進路に悩んだり、自分が将来どんな職業に就くか真剣に考えて、自分の道を見つけ出します。しかし、フリーターを選ぶ人はそういった選択を避け、楽な道を選びます。
あるいは「自分はまだ本気を出してないだけ」「一発逆転してやる」と非現実的な希望にすがり、社会の厳しい現実や責任から逃れ「自分探し」や「夢を叶えるための趣味」に没頭するために「あえてフリーターを選んでいる」わけです。
フリーターのまま働けるのがなぜヤバいのか?
20代前半ではなかなか実感できませんが、歳を重ねるに連れてフリーターと正社員の差はドンドン開いていきます。
とくに20代後半からは、周りの友人が正社員として一人前の社会人としてなっていく中で、フリーターとして大して成長も出来ずにダラダラ働いている自分に、段々と嫌気が差していきますからね。
社会人として一人前になり仕事もバリバリこなせていく20代後半男性。
フリーターとして、今まで大した苦労も努力もしてこなかった20代後半男性。
同じ「20代後半男性」であっても、既にこの時点で社会的には大きな差がついているのです。
周りのフリーターばかりの環境で過ごしていれば中々実感できないですが、一般的な社会人と付き合う度に、このどうしようもない差に絶望することになりますよ。
「正社員もフリーターも働いているから大差ないだろ!」と思われている方もいるでしょうが、それは違います。
同じ「働く」という行為であっても、フリーターと正社員では天と地の差があるのです。
その具体的な例を見ていきましょう。
収入の差が大きく開く
正社員とフリーターでは、収入に大きな差があります。
20代前半ならそうでもないですが、20代後半になるにつれ、徐々に正社員とフリーターの間では格差が開くことになっていくのです。
フリーターならいくら時給のいいバイトを掛け持ちで働いてみたところで、年収300万に達するのもかなりキツイですが、正社員は20代後半なら余裕で年以上で300万円に届きますからね。
また、フリーターはシフトリーダー程度で役職も頭打ちで給料も上がりませんが、正社員はドンドン出世コースを登っていき、年収もドンドン上がっていきます。
収入の数字的な差はともかく「いくら働いても、給料が上がらない」というフリーターの絶望感は、歳を重ねるに連れて切実なものとなっていきますね。
社会保障制度が正社員は充実している
正社員として勤めると、充実した社会保障が受けられます。
手取り額しか見ていないフリーターの方には想像できないでしょうが、正社員は会社に所属するだけで、充実した社会保障を受けられるのです。
正社員になると厚生年金に加入でき、半分は会社が負担してくれます。
そのため、老後の支給年金額もフリーターの倍近くになります。
「どうせ今の若者の老後には年金なんて出ない!」と言っている若者も多いですが、もし仮に国政が充実し、老後の年金支給額が充実した際に、厚生年金に加入していなかったフリーターは、みすぼらしい老後を歩むハメになりますからね。
年金だけでなく、福利厚生・扶養控除などの社会保障も充実しており、正社員という立場で働くということは、給料以上のメリットが与えられるのです。
社会的地位や信用が正社員とフリーターでは段違い
また、正社員とフリーターでは、歳を重ねるにつれて社会的信用度合いも変わってきます。
20代前半のフリーターであれば「まだ若いから」で許されますが、20代後半ともなると「いい歳してまだフリーターなの?」と思われる機会が多くなります。
それだけ、20代後半になってもフリーターでいることは、世間的に見れば「いい大人が…」「今まで努力してきていない…」「将来性がない…」と思われる立場なんです。
また、ローンなどの経済力についても、フリーターは正社員に比べて信用のない立場として扱われます。
たとえ、貯金が1000万円以上ある20代後半フリーターであっても、貯金のない正社員の方が社会的な信用は上です。
正社員であればマイホームローンなども20代後半で組めますが、フリーターはどんなに貯金があってもローンは組めませんからね。
結婚するなら正社員でなければまず無理
また、20代後半のフリーター男性は結婚は絶望的です。
20代後半にもなってフリーターをしている男性と結婚したい女性など、ほとんどいませんからね。
「マイホームローンも組めない」
「安定した収入源もない」
「社会的地位もない」
「今まで努力してきていない」
「旦那がフリーターだと恥ずかしすぎる」
これが、女性側の本音です。
「結婚して定職に就いた!」というフリーター男性もいますが、それは元々やる気や能力があるにも関わらず、チャラチャラ遊んでいたような魅力のある男性ぐらいです。
現実的には「20代後半フリーター」というステータスだけでも、恋愛対象外の女性の方が大多数であることは、しっかり意識しておきましょう。
フリーターの仕事はやり甲斐や成長性がない
フリーターの仕事は、やり甲斐や得られる経験やスキルがありません。
簡単に言えば「誰でも出来る仕事」だから、アルバイトやパートでも勤まるのです。
いくら学歴や技術のある人間であっても、アルバイトで働き続けていれば、まったくと言っていいほど能力は伸びていきません。
一方で、正社員は3年以上も勤務すると、一人前の社員となって色々な仕事を任せられるぐらいに成長していきます。
20代後半にもなると、自立して仕事をこなせる社会人が多くなる一方で、フリーターは与えられるしょぼい仕事をこなすだけの立場なので、人材価値も低いままですからね。
フリーターと正社員では、与えられる仕事もこなせる仕事もドンドン差が開いていくため、20代後半ともなると能力・経験値においても圧倒的差が開くことになるのです。
フリーターがヤバいと思ったら即実践すべきこと
このように、20代後半までフリーターとして居続けることは、かなりデメリットが大きいです。
そして、それに気づいた時に行動してみても、経験や能力においても正社員とフリーターは差が開いているため、正社員として雇ってもらえるチャンスが大幅に減るわけですね。
ですが、20代前半のうちなら、まだどうとでもなります。
逆に、20代前半のうちに行動しておかないと、どんどんチャンスがなくなっていき、同年代の正社員とも差が開くハメになりますね。
悪いことはいいません。
20代前半のフリーター男性は、何が何でも今のうちに正社員になっておくべきです。
20代前半なら、未経験の業界でも一から挑戦できる!
20代前半であれば、経歴や経験が必要とされない年齢なので、未経験の業界でも積極的に採用してもらえます。
そもそも、20代前半のうちは、フリーターも正社員もそこまで能力や出来る仕事に差がない時期ですので、未経験のフリーターでも正社員になれるチャンスはかなりあるんです。
高学歴大卒が大企業に入社しても、最初はシュレッダーで不要な用紙を処分する仕事を任されたりしますからね。
そういった下積み経験を重ねて、徐々に一人前の正社員になっていくわけです。
そのため、20代前半のフリーターであれば、そこまで経歴や能力・経験がなくても、正社員として採用してくれる会社は結構ありますよ。
20代前半なら体力・やる気だけでどうにでもなる!
20代前半のフリーターであれば、体力・やる気次第で正社員になることは可能です。
というか、20代前半のぺーぺーの新人なんて、やる気や体力ぐらいしか評価される要素がないので、どんなに優秀で成長性のある人材でも、まずは体力ややる気ありきです。
体力ややる気に自信のないフリーターの方でも、そもそもフリーターとして働いている以上は「働ける体力がある」「やる気はある」と判断されやすいため、アルバイトとして働くよりも、まずは正社員を目指しておくべきです。
20代前半なら、他の正社員にも追いつきやすい!
20代前半のうちに正社員になっておけば、周りの同年代と差をつけられにくく、同年代の正社員にも追いつきやすいですね。
一方、20代後半になっていくと「歳だけ高くて使えない」「周りの年下よりも出来なくて扱いにくい」と思われるので、採用する側も慎重にならざるを得ません。
20代前半のフリーターの方には想像しにくいでしょうが、職場において「年齢差」というのは、かなり意識される要素です。
20代後半にもなると、一般的な社会人は「平均的な20代後半の能力」を求めますが、それすらないフリーターは、まず採用したいとは思いません。
年齢毎に求められる能力を早めに身につけるためにも、出来るだけ若いうちに正社員になっておくべきでしょう。
20代前半の男性フリーターが正社員を目指すなら、就職支援サービスを使っておこう!
ここまで解説したように、フリーターで居続けることは本質的には「大人として責任ある立場や仕事から逃げているだけ」「何者かになるために仕事を通してスキルや経験を身につける覚悟がないだけ」だと言えるでしょう。
ただ、正しい就職活動の方法も知らないまま、むやみに求人情報だけ閲覧していても「どの仕事が自分に向いてるのか?」「この仕事は自分にも出来るのか?」「この求人はブラック企業じゃないだろうか?」…と考え込んでしまい、なかなか行動できずに終わりがちです。
そういった会社を避け、無理なく働ける正社員の仕事を見つけ出すには、20代向けの就職支援サービスを使うのが一番でしょう。
20代向けの就職支援サービス?
怪しくない?ブラックばかりじゃない?
このように思われる方も多いでしょうから、20代向けの就職支援サービスが成り立つ理由について少しだけ解説させてください。
20代の人は、フリーターであれニートであれ、人を雇う企業からすれば「若いという理由だけで価値がある」と思われてます。そのため、学歴やスキルを問わず、未経験の職業に就くための様々なサポートをしてくれる業者がたくさんあるのです。
これは企業目線で考えた際にも、若手向けの人材紹介サービス経由で採用するメリットが大きいからです。
「企業は完璧な採用ができる!」と思いがちですが、実際にはそうではありません。
企業からすれば、若手の採用の際に判断ポイントとなるのが「すぐに辞めないかどうか?」「社内で問題を起こさないか?」といった点です。「職歴なしかどうか?」「経歴が足りない」「能力がない」といった要素は、実はさほど見られてません。
「採用ノウハウがなく求人を出しても人がこない」
「応募が来ても自社に合うかどうか見抜けない」
「誰でもOKな無料求人で募集したら変な人まで来て面接の負担が増える」
「すぐ辞める社員やモンスター社員の採用だけは避けたい」
こういった悩みを抱える企業の代わりに、就職支援サービスを運営する会社が採用や面接の負担を背負っている…という構図になるわけです。
ここまで説明すれば勘の良い方はお気づきかもしれませんが、就職支援サービスを利用することで「他よりやる気のある人」と評価され、利用するだけで就職に有利になります。なぜなら「大半の人は就職支援サービスすら使わない=やる気がない」からです。
自分一人で就職活動する場合に、ゼロから「求人探し→履歴書作成→面接対策」しなければならない負担を、就職支援サービスが代わりにしてくれるというわけです。その証拠に、ほとんどの就職支援サービスでは「履歴書なしで面接可能」となっています。
「自分一人で就職活動しなきゃ…」と思ってたけど
そんなことしない方が実は効率的だった…!?
企業目線で見た場合も、無料求人で「誰でも応募できる」状態にするよりは、実績のある就職支援サービスを経由して人を雇った方が「すぐ辞める人材や問題社員を採用するリスクを減らせる」というメリットがあります。
ですので、採用に慎重で「いい人ほどを雇いたい」という優良企業ほど、実は表に求人を出さず、就職支援サービスを経由して人を雇おうとするわけです。
今までハローワークや無料求人サイトで
条件の良くない求人ばかり見ていた時間が
無駄だったかも…
この記事に訪れた就職支援サービスでは「なんとなく正社員にならなくちゃダメだと思っている…」という考えでの利用者も歓迎しているので、正社員になることに少しでも興味を持った方は、ぜひ一度利用してみてください。