突然ですが大学卒業してニートになる人ってクズだと思いませんか?
高い学費払って、大した知識や教養も身につけず、就職活動にも敗北……
こんな人生、マジでゴミみたいで価値ないっすよね?
「そんなこと言わずとも、わかってる!」
そうお怒りになる人もいるかもしれません。
しかし、大卒なのにニートになるヤツは疑う余地なく負け犬です。
そう言い切れるのは、私自身がニート期間の長かった負け犬だったからです。
だからこそ負け犬には負け犬なりのキャリア戦略や人生設計を持つべきだと伝えたいのです。
正直に問います。
有名企業に就職して勝ち誇ってるイケ好かない連中を、見返したくないですか?
私はその一心だけで、ニートという負け犬から這い上がりました。
もし読者のあなたもそう思うなら、最後まで読んでみてください。
大学卒業すれば人生どうにかなるわけではない
大卒ニートがやばい理由その1。
大学卒業すれば人生どうにかなると勘違いしてるから。
世間の大人は言うんすわ。
「いい大学を出ていい企業に就職すれば将来安泰」って。
でも、これって普通にウソなんですよ。
だって、そうでしょ?
大学に入っても、単位落とさないようにテキトーに勉強して、就活をテキトーにやっただけでは、就職できないんですから?
ダメな人ほど「テキトーに大学卒業しておけばいいだろう」と考えがち。
そして「大学卒業したら、いい感じの企業に就いてるんだろうな…」とずっと受け身。
「主体的に動かなければ、就職すらできない」
この事実に気づかないまま、卒業しちゃうわけですよ。
学校の宿題をイヤイヤこなす感覚で就活してたら、ロクに内定すらもらえない事実に気づかない。
しかも、仮に大学卒業して有名企業に入ったところで、うつで潰れるヤツもいるぐらい、人生はハードモード。
そう考えると、学生時代の経験なんて「人生のチュートリアルモード」ですらなく、もはや「おままごと」レベル。
小さな女児がおままごとを覚えて「自分は家事もできるんだ!」といきなり包丁持って料理しようとしても、上手くいくわけがない。
それと同じで、学生時代の「勉強ができる」「いい大学に入った」なんて成功体験は、社会に出ればゴミ同然。
「自分は周りより成績も良かったし、優秀に違いない!」と思ってたヤツほど、痛い目を見る。
大学卒業してニートになるのがヤバいんじゃないんですよ。
大学卒業すればどうにかなると思ってた「無計画さ」が一番マズイんです。
残念ながら、社会は受け身なヤツに仕事を与えてくれるほど、甘くはない。
その点、同級生で就職した人たちは裏でコッソリ努力してたんです。
早めに就職活動に臨んで内定をもらったり、就職説明会に真面目に参加したり…。
もしかして、心のどこかで「自分と同じであいつは就職できてないじゃないか…」と仲間を見つけて、安心しようとしてませんか?
学歴自体に価値はない
大卒ニートの何がやばいかって、
「自分は学歴があるから就職も有利だろう」
と勘違いしてるとこ。
冷静に考えてもみてくださいよ?
日本国内では大学進学率は1990年以降50%台、大学卒業生は年間約53万人もいます。
これって、つまり「大学卒業しただけでは他と比べて大した差がない」ってことなんですよ?
そこを勘違いして「自分は大学を出たから他より優れている」「大学を出たから就職でも優遇される」なんて思っちゃてるわけ。
しかも「いい大学を出ればいい企業に就職できる」と親世代が勘違いしちゃってる。
そういう親世代から金をむしりとるために「大卒という学歴を与えるためだけに誰でも簡単に入学できる大学」なんてのも、あるわけです。
いわゆる「Fラン大学」ってやつね。
そういう大学では授業で学ぶことも大したことないし、生徒のやる気も低い。
大学卒業してニートになるような人って、研究熱心で論文書きまくるほど優秀な学生じゃなかったと思うんすよね。
勉学に打ち込むわけでもなく、なんとなく大学を卒業しただけ。
それが、大卒ニートの正体。
そんな消極的な姿勢で得た「大卒」という学歴、大した価値はないんすよね。
学歴の価値は歳を重ねるほど下がる
大卒という学歴に大した価値がないとは言いました。
一方で、20歳前半の社会経験のない若手を評価する手段は、せいぜい「学歴」ぐらいしかないんわけですよ。
なので、消去法で「学歴」だけで評価される。
最近では、学生時代に力を入れたこと…いわゆる「ガクチカ」なんてのも流行ってます。
が、あれもせいぜい「サークル活動をがんばりました!」など、ない経験絞ってしょっぼいアピールする勘違い学生ばかり。
企業が求めてるのってそういうのではなく、ごく一部の「学生時代に起業しました」ぐらいのインパクトある優秀な人材のためなんすわ。
ま、結局、何が言いたいかというとお前らが思ってるほど学歴なんてものは大した評価基準でない…ってことです。
それも歳を取れば取るほど、学歴で評価されることは減ります。
たとえば、30歳になっても「自分は学歴があります!」と転職活動で自己アピールしてくるヤツ、企業からすれば「この人は仕事で大した結果出してないのかな?」と、逆に「痛いヤツ」だと思われます。
この厳しい現実と向き合ってないヤツほど、いつまでも「自分は学歴のあるエリートだから評価されないのはおかしい!」と勘違いし続けます。
仕事では、学歴なんてものは「評価基準の一つ」でしかないです。
だいたい、学歴ある人の取り柄なんざ「従順で素直で上の言われた通りにやる」ってとこなんすよ。
そういうヤツほど、大企業にいって長く働くことに向いてる。
会社の指示を疑わずに無駄なことでも真面目にやることが得意だから。
その取り柄を活かすためには「新卒時に真面目に就活して内定をもらう」のが最適解。
でも、それができてないってこと自体、上の言われたことを卒なくこなすことすらできない証拠ですよね?
だったら、受け入れるしかないんですよ。
「自分は大学在籍時に内定すら取れなかったクズだ」ってね。
じゃあどうすればいいの?
ここまでだいぶ厳しいことを言ってきました。
しかし、面接で説教されたり、誰かに指摘されるぐらいなら、どこぞの誰とも知れないヤツが書いた文章だけ読んで、サクッと自分の非を認めたほうが楽じゃないですか?
なんなら、ここまで書いた説教くさい話は私自身が過去にそうだったから、言える話なんですよ。
だいたい、大卒という学歴だけがアイデンティティの人って、根本的に自分に自信がないんですよ。
だってそうでしょ?
学歴以外に誇れるものがあれば、わざわざ学歴を気にする必要はない。
自信のある人にとって、学歴なんてものは「スパイス」や「おまけ」程度。
その証拠に、東大生や京大生クラスのすごいやつほど「他にすごいやつはたくさんいる」と謙虚。
逆に、中途半端に大学出て自分はすごいと勘違いしてるヤツほど、自分より下を見つけて見下す。
誇れるものが「学歴」ぐらいしかないから、学歴格付けランクなんてものを見て、安心しちゃうわけよ。
「じゃあ、どうすればいいんだ?」
そろそろ、そうキレそうな読者も出てきそうなので、答えを教えましょう。
学歴以外の強みに目を向ける
「大卒」というカタログスペック自体には大した価値はありません。
一方で、大学卒業までたどり着いた分、それなりの忍耐力や基礎教養は身についてることは多いです。
言ってしまえば、大学卒業までたどり着けなかったクズや、すぐ辞めるようなクズよりは、大学卒業した人のほうがマシって話っすね。
ま、なので「大卒」という経歴だけで、一定以上信用されることは多いです。
企業側の目線で考えてみましょう。
同じぐらいの能力と年齢の人が応募してきたとします。
二人の差は「高卒/大卒」と学歴だけです。
そうなった場合、大卒側のほうがちょっとだけ有利になるでしょう。
だからといって、明らかに経験も人柄も上の高卒生と、人を見下したような言動ばかりの大卒生だと、どちらが採用されるでしょうか?
言うまでもなく、前者です。
要は経験のなさや性格の悪さを覆すほどの力は学歴にないということです。
それを踏まえると、茶番みたいな面接対策でも行っておいて、キレイな受け答えをして「こいつは大丈夫そうだ」と思わせたほうが楽だと思いませんかね?
仕事なんてなんでもいい
大卒生って、企業側の都合で「ワケのわからん競争意識を強いられている」んすよ。
たとえば「就活生に人気の企業TOP100」みたいなのに影響されて、就職先を決めるヤツラね。
「誰もがうらやむ一流企業に就職したヤツが勝ち組」
こういう風に洗脳して、競争意識を煽る。
で、一流企業に就職できたエリートが勝ち組、他は負け組…みたいに思わせるわけ。
でも、これってよくよく考えたら「自分自身で価値観を決められないヤツのための思考」なんすよ。
でも、自分自身の価値観に素直な人ほど若いうちに、そういうワケのわからん競争から抜け出します。
だって、そうでしょ?
仕事なんざ、ぶっちゃけほどほどに働いて生活さえできれば、なんでも良くないっすか?
テキトーに内定もらって勤めた会社でも、長く勤めて仕事ができるように出世もできるし、会社がダメだと思ったら経験積んでサクッと転職すればいいだけの話。
中卒で肉体労働してようが、結婚してそれなりに生活できるようになれば、幸福度は高い。
なのに、大卒生は「一流企業に長く勤めたヤツが勝ち組、それ以外は負け犬」みたいに思い込む。
これって、優秀な人材を獲得したくて学生に競争を煽ってる企業側の都合に、洗脳されちゃってる証拠なんすよね。
なので、一流企業に入ったヤツらは、タワマンに住みながら負け組を見下し「自分は正しい人生を送ってる」とか、ずっと勘違いし続けるわけ。
しかも、企業なんてものは「入ってみないとわからないことも多い」んすわ。
たとえば、どれだけ待遇が良いホワイト企業でも、上司がクソなだけでうつ病リスク爆上がり。
でもこれって、ネットでどれだけ口コミを調べても、入ってみるまでわかるわけないですよね?
にも関わらず、失敗したくない一心で「調べれば調べるほどいい企業に入社できる」と勘違いして、行動が遅くなる。
話を戻しますけど「仕事なんてものはなんでもいい」んですよ。
仕事を選べるようになるのは「それなりの経験が身についてから」です。
にも関わらず「自分は大卒だから企業を選べる!」「求人がたくさんあるから選択肢は無数にある!」と勘違いしてるから、いつまで経っても求人応募すらできないわけよ。
で、そうやって悩み続けた結果、ずっとニートのままで「何者にもなれない」のが、今のお前の姿ってわけ。
なぜ、そう言い切れるのか?
他でもない、過去の私自身がそうだったから。
プロに相談してサクッと就職してしまおう
大学卒業してニートになる人って「勉強はそこそこできるけど人付き合いがダメダメ」なのが多い。
だって、在学中に就職支援センターにちゃんと相談してれば、内定取れたに決まってますから。
それができてない時点で、リクナビとかマイナビみたいなアプリで「求人見て応募するだけ」しかしてなかったんじゃないっすかね?
たとえば、求人情報だけで「どんな会社なのか?」がわからなくても、誰かに聞いてみることなくネットで調べて「すべてを知った気になって満足」で終わり。
ちょっとでもブラック企業っぽい情報があると、それだけで応募しない。
これって、言っちゃあれですけど「判断力の低い頭の悪い人のやり方」ですよ。
なぜ、社会経験もないのに、求人情報やネットの口コミだけですべてがわかると勘違いしてしまうのか?
極論、就職自体はプロのアドバイスどおりにやってれば簡単に内定取れるんですよ。
20代の若手、せいぜい「履歴書をキレイに書けるか?」「身だしなみは大丈夫か?」「面接対策でキレイゴト言えるか?」ぐらいしか見られてないからです。
これは人材サービスに登録してプロに相談しておくだけで、余裕で対策可能です。
しかも、人材サービスを経由すると、それだけで「この人材会社から紹介された人材だから間違いない」と思っちゃうぐらい、企業側の採用もテキトー。
能力なんてものは大して見られてないんすよね。
だって、企業の人事も優秀な人材を雇ったからといってお金がもらえるわけでも、評価が上がるわけでもないから。
だからこそ「辞める確率が低そうな人」「最低限、他人に言われことができる人」を求めます。
事実、私みたいな世の中ナメ切った社会不適合者でも、人材サービスに登録してプロのアドバイスを素直に聞いて実行するだけで、多くの企業から内定もらいました。
それぐらい、ニートから就職するってのは、実際には楽勝です。