突然ですが、自分、人間不信な性格なんですよ。
世の中では「人を信じよう!」なんてキレイゴトがあふれてます。
でも、こういうキレイゴトを聞くたびに「は?」と思うんですよね。
だってそうでしょ?
人を信じた結果裏切られ、傷つき、自分の人生に悪影響まで出てくるわけで…。
残念ながら、世の中、他人を信じれば信じるほど痛い目にあうようにできているんですよ。
それも仕事もなれば、大半の人が「欲求むき出しのクズ」「自己保身のために他人を潰すこともいとわない連中」ばかりになります。
そういう野蛮な人間から身を守るためには「人間不信であることは強み」と断言できます。
しょせん、この世は相手を騙して、奪うか奪われるかの弱肉強食の世界なんですよ。
だったら、相手を疑って、誰にも心を開かずに、人間不信な性格を活かして稼げる仕事に就きたくないですか?
もしそう思うなら、ここで紹介する「人間不信ほど高い適性を発揮できる職業」を選んで、人間の悪意や愚かさと向き合う”愉悦”に目覚めてみるといいでしょう。
人間不信の弱みや短所:仕事ができないと思われやすいデメリット
向いてる仕事を見極めるためには、まず、自分の欠点を理解しておくことが重要です。
相性の悪い職場を避ける考え方を
習得しておきましょう
ここで紹介する欠点や短所が
今の職場でよく指摘されるなら
今の仕事が合ってない証拠かもしれないぞ!
「人間不信な人」には、
- 人間嫌い
- 他人を信用しない
- 他人を疑い深い
- 他人に心を開かない
- 他人に裏切られた経験がある
- 新しい対人関係にも不安がつきまとう
- 他人を敵視する
- 他人との距離を置く人間関係がうまく築けない
などの欠点があり、その結果、仕事では
- 孤独になりやすい/孤立しやすい
- 注意力が散漫で集中力が続かない
- 人間関係がうまくいかない
- 仕事や勉強の成果が出にくい
- ネガティブな考えに陥りやすい
- 精神的に不安定になりやすい
などのデメリットが生じやすくなります。
こういった短所が目立つ仕事では
活躍しにくいかもしれないため
注意が必要です…
もし、自分の欠点がマイナスになりやすい職場で働くことになったら、
- 自分の欠点を上司によく指摘されるのでモチベーションが維持しにくい
- 価値観や性格がマイナス印象となり正当に評価されない
- 欠点が目立つため能力を発揮できずに仕事が長く働き続けられない
など、自分の能力や才能を上手く発揮できずに、思うように評価も得られなくなります。
向いてない可能性の高い仕事も
記事後半で紹介していきますよ!
本当に適性のある仕事を
見つけ出すヒントにしてください!
自己防衛意識が強く他者に心を開かないため、信頼を得にくいことがある
人間不信の特徴の一つは、過度に自己防衛意識が強く他者に心を開かないことです。これにより、信頼関係を築くことが難しくなります。例えば、チームでのプロジェクトに参加しても、他のメンバーとのコミュニケーションがうまく取れず、協力関係を築くことができません。また、上司や同僚からの信頼も得にくくなり、昇進や評価の機会を逃す可能性があります。
被害者意識が強く自己保身的な態度が目立ち、周りからの評価を下げることがある
人間不信の特徴のもう一つは、被害者意識が強く自己保身的な態度が目立つことです。自分を守るために他人を犠牲にすることがあり、周りからの評価を下げる可能性があります。例えば、チームでの仕事で自分のミスを他のメンバーに押し付けるような行動を取ると、信頼を失い、チーム内の雰囲気を悪化させることになります。
他人の裏切りに対して敏感なので支配的なコミュニュケーションを行うことがある
人間不信の特徴のさらに一つは、他人の裏切りに対して敏感であることです。このため、他人を支配しようとする支配的なコミュニケーションを行うことがあります。例えば、自分が裏切られることを恐れて他のメンバーに対して厳しい指示を出すと、チーム内のコミュニケーションが円滑に行われず、協力関係が崩れる可能性があります。
人間不信な人に向いてる仕事
「向いてる仕事」の定義は様々ですが、
- 適性や才能を発揮できる
- 興味関心が持てる
- 熱中できる
- 今までの経験が活かせる
といった仕事は、長く続いて活躍できる可能性が上がります。
そのためには、まず自分を知っておく必要があります。
周りと比べて自分の欠点を気にすることはありません。
自分の強みや長所を活かせる仕事こそが「本当に向いてる仕事=適職」です。
人間不信な人は、以下の隠れた才能を秘めています。
▼人間不信な人が持つ意外な適性
- 警戒する
騙されにくい、他人を疑うことを苦としない、他人に嫌われても気にならない、自分の考えを貫く、未然に危険を察知する、洞察力がある、他人の感情の機微や不審な挙動に気づく - 人以外に興味を持つ
専門分野を極める、技術を磨き上げる、物に興味を抱く、自然や動物を愛する、データや数字と向き合う
こういった適性は、意外と自分でもわかってないことが多いです。
しかし、アピール次第では転職活動を有利に進めることができ、思いもしなかった天職を引き寄せます。
たとえば、人間不信であることを強みにするなら「他人を疑う仕事」が向いてると言えますし、人間自体を相手にしたくないのであれば「自然や物を相手にする仕事」が向いてます。
このような性質を踏まえ、向いてる仕事を解説していきます。
法律の執行に関する職業
法律や法執行に関わる職業は、公平性や厳格なルールが求められるため、人間不信の特性が役立つことが多いです。
- 税理士:顧客の税務代理、税務書類の作成、税務相談などを行なう仕事。細かい数字のチェックや記載漏れ、会計上のミスを見抜く能力が求められる。
- 検察官:窃盗や傷害などの刑事事件において、罪を犯したとされる容疑者を裁判所に起訴するかどうかを決定するのが仕事。警察が捜査した事件を受理し、証拠や証言を確認したり、被疑者から話を聞くなどして、本当に犯人かどうかを判断するため、あらゆる参考人の供述を疑いながら精査する能力が必要。
- 裁判官:検察官・弁護人・被告人の話をよく聞き、提出された証拠をよく見ながら、被告人に罰を与えるかどうか、さらにはどのくらい重い罰を与えるかを決める仕事。
- 弁護士:顧客の権利を守るために活動。事実関係の厳密な確認や疑念の解消が必要。
- 麻薬取締官:厚生労働省の麻薬取締部に所属し、特別司法警察員としての権限を与えられ、薬物乱用者や暴力団などの薬物犯罪に関わる捜査や情報収集活動を行なう。
- 公正取引委員会職員:公正取引委員会は、独占禁止法を運用し、自由な経済活動が公正に行なわれるように企業の違反行為に目を光らせ、消費者の利益を守ることが役目。公正取引委員会職員は、独占禁止法に違反する疑いがある企業を調査し、違反する行為を迅速に取り締まり、厳正な措置を執り行う。
いずれの職業も、情に流されないで冷静に他人の言い分を精査したり、毅然とした法律執行を行う姿勢が求められるため、人間不信の強みが活かせる可能性は高いと言えるでしょう。
これらの仕事に就くことで得られるメリットは、高い公平性や正義感を持つことで、社会的な信頼や評価を得られることです。人間不信の性格が、不正や犯罪を厳しく見極める際にプラスとして働くことが期待されます。
調査・分析関連職業
調査や分析を行う仕事では、客観的な視点やデータの真実を見極める能力が求められます。
- 探偵:浮気やストーカーに関する素行調査/企業・個人についての情報収集/家出や失踪した人の所在調査など、主に警察が介入できない民事事件に関わる調査を行う。張り込みや尾行の調査方法を考える際、相手を疑うプロファイリング能力が求められる。
- マーケットリサーチャー:市場の動向や消費者のニーズを分析する。
- データアナリスト:大量のデータから有益な情報を引き出す。
- 犯罪分析官:犯罪の背後にある動機やパターンを解析する。
- 科学研究者:特定の分野での研究活動を行う。
これらの仕事においては、情報やデータの真実を追求する過程で、疑念を持つことがプラスとして働くことが期待されます。人間不信の性格が、正確で客観的な分析や判断を下す力として活かされます。
人間の闇の部分を暴くのが仕事となるので、情に流されない人間不信な人にも向いている職業だといえるでしょう。
動物と関わる職業
動物との関わりを中心とする職業では、人間社会の複雑さから一歩距離を置きたい方におすすめです。
- ドッグトレーナー:犬が問題行動を起こさないよう、しつけや訓練を行う仕事。「警察犬/災害救助犬/盲導犬/聴導犬/介助犬/セラピードッグ」などの職業犬訓練士という職業もある。
- 動物園飼育員:動物の飼育やケアを担当。動物の健康管理や生態の観察も重要。
- 獣医:動物の健康管理や治療を行う。
- ペットショップオーナー:動物の販売やケア商品の提供を行う。
これらの仕事で得られるメリットは、人間とは異なる動物との心地よい関わりや、彼らの生態や行動に学ぶことができる点です。人間不信の性格が、動物との深い絆を築くための基盤として働くことが期待されます。
自然や環境に関する職業
人との関わりよりも、大自然とのつながりを感じられる職種となります。
- 自然観察指導員(ネイチャーガイド):草木やその生態系の仕組みの解説、自然との付き合い方などを指導・案内する仕事。自然散策ツアーなどに同行。
- 林業専門家:森林の保全や管理を行い、環境とのバランスを保つ。
- 環境コンサルタント:企業や団体の環境対策の提案や実行をサポート。
- 園芸師:植物との関わりを持ちながら、美しい風景や環境を作り上げる。
- 気象予報士:天気の予測や気象情報を提供する。
これらの仕事においては、自然の持つ力や美しさを感じながら、人間社会と適度な距離を持つことができます。
人間不信な性格でも、自然の偉大さを体感したり、環境との調和の必要性を説くことができ、自身の才能や適性を活かせる道が見つけ出せるかもしれません。
セキュリティ・プライバシー関連職業
セキュリティやプライバシーに関連する職業では、高度な警戒心や疑念を持つことが重要とされます。
- セキュリティエンジニア:サイバー攻撃の脅威(コンピューターウィルス/ハッキング/不正アクセスによる機密情報の漏洩など)から国家や企業、家庭や個人を守る。ITシステムのセキュリティを強化するため、システムの設計や構築を行なったり、システム導入後の脆弱性の検査・監督を行う場合もある。
- 情報セキュリティアナリスト:システムの脆弱性をチェックし、安全対策を講じる。
- 暗号技術者:インターネット上でやり取りするデータを暗号化する技術を開発する。暗号解読を行いサイバーテロに用いる犯罪者集団から国家や企業を守る。
- ネットワークセキュリティ管理者:ネットワーク上の脅威を検出し、対策を実施する。
- 情報処理安全確保支援士:上記の通信セキュリティに関する職種に広く求められる基礎知識を習得できる資格。
これらの仕事では、細部まで注意を払い、疑念を持って取り組むことで、セキュリティの向上や問題の早期発見に貢献できます。人間不信の性格が、予期せぬリスクや脅威に迅速に対応する能力として活かされることが期待される。
書籍出版や文章校正に関する職業
文章や文学を扱う仕事では、人との直接的な関わりを減少させつつ、情報や感情の伝達が可能です。
- 校正者:書籍やWEB媒体の文章が世に出る前に、文字の間違い/内容の疑問点/書体/デザインの組み方などをチェック。正確な情報伝達や読みやすい文章へ落とし込む。
- 編集者:著者とのやりとりを通じて、最高のコンテンツを作成する。
- 技術ライター:専門的な内容を平易な言葉で伝える。
- 翻訳者:言語の違いを超えて情報や文化を伝達する。
- 文学作家:自分の感情や考えを文章として表現する。
これらの仕事では、他人の書いた文章を客観的な目で精査し、時に疑いの目を向けて間違いを指摘する必要もあるため、人間不信で悩んでいる人でも高い適性を発揮できる可能性があります。
工芸・美術関連職業
芸術的な才能を活かす職種では、自分の世界観や表現を追求することができます。
- 彫刻家:物質を削ることで美しい形を作り出す。
- 画家:キャンバスに色や形を用いて表現を行う。
- 陶芸家:粘土を形成し、焼き物を制作する。
- ガラス細工職人:ガラスの独特の特性を活かして、様々な作品を作り出す。
- 金属細工師:金属を加工し、アクセサリーや装飾品を制作する。
これらの仕事では、自分自身の感受性や独自の視点を活かして、作品を通じて表現することができます。人間不信の性格が、独自の世界観や深い内省を作品に反映させる力として活かされます。
IT・プログラミング関連職業
ITやプログラミングの分野では、論理的思考や集中力が求められます。
- プログラマー:ソフトウェアの設計や実装を行う。
- ソフトウェア開発者:アプリケーションやシステムの開発を担当。
- ウェブデベロッパー:ウェブサイトのデザインや構築を行う。
- データベース管理者:大量の情報を効率的に管理・運用する。
- システム管理者:ITインフラの設定や運用を担当。
これらの仕事においては、一つの課題に集中して取り組むことができる環境が整っています。人間不信の性格が、集中力の向上や緻密な作業への適性として活かされます。
向いてる仕事に就く方法
向いてる仕事を探して知ったとしても、実際に採用されるかどうかは別問題です。
とくにどれだけ適性があっても経歴やスキルが不足していると不採用が続きます。
それ以前に「向いてる仕事を知って満足…」で具体的な行動に移せない人も多いのではないでしょうか?
ギクッ…
私のことかも…
仮にそうだとしても、落ち込む必要はありません。
ここから解説する方法を知ればどんな人でも今すぐ行動できるようになることでしょう。
求人内容だけですべてを判断しない
多くの人が求人選びでしがちなミスが「求人内容だけですべてを判断する」ということです。
転職活動に慣れてないと、どうしても「給料」「残業時間」などの”自分側が受けられるメリットばかり”を見て選んでしまいがちです。
しかし、これは企業側目線で見ると「で、君は何ができるの?」としか思われないため、かなりの確率で不採用となる危険な考え方です。
適性はあくまで参考程度に
「こういう性格だからこの職業に向いてる!」という短絡的な考え方に陥るのも危険です。
なので、今回紹介した職業の数々も、あくまで「選択肢を知るための一つの手段」程度に考えておきましょう。
プロに相談する
向いてる仕事に就くためには考えるべきことが大量にあります。
これを何のキャリア知識もないまま1人で行っても、求人情報を見極めることもできず、行動できなくて当たり前です。
なので、向いてる仕事を探しているなら、まずは転職サービスでプロに相談してみることを強くオススメします。
自分に合ったサービスを選んで相談すれば、以下のようなメリットが得られるからです。
- 適職診断などで向いてる仕事を教えてもらえる
- プロを通すことで企業側の信頼も得やすい
- 条件が良い非公開求人を紹介してもらえる
- スマホ一つで簡単にプロにキャリア相談ができる
転職を成功させて年収を上げたり、理想の働き方を実現している人ほど、自分に合った転職サービスを選んでプロの力を借りています。
本当に向いてる仕事に就きたいなら「適職を知って満足」で終わらせず、プロに相談して具体的な進歩につなげることが大切です。