「転職したいけどなかなか行動に踏み切れない…」
「転職に興味あるけど今の仕事よりも悪くなるのが不安…」
「転職したいけど何からすればいいかわからない…」
このように悩んでいませんか?
もしそうであれば、それは様々な「行動に移せない理由」を抱えているのだと思います。
ですが、不安に思うことはありません。
不安をひとつひとつ解消していくのも転職活動の一環です。
この記事では転職したいけど行動出来ない方に向けて、転職活動に向けて行動するための全知識をお伝えしていきます。

仕事を辞めたいと思ったら知っておくべきことは
以下の記事にも詳しくまとめてあります
転職に踏み切れない理由は4つの大きな原因がある
仕事を辞めたい・転職したい人が行動に踏み切れない理由には、大きく分けて以下の4つが存在します。
▼転職に踏み切れない4大原因
- 物理的なコストが足りてない(時間、お金)
- 転職したい求人の条件を満たしていない(スキル・資格がない)
- 心理的な不安を解消できていない(怖い、自信がない、決断できない)
- 何から始めればいいかわからない(向いてる仕事がわからない)
転職したいのに行動できない人は、まずは「踏み切れない原因」をひとつずつ解消することが大事です。
解消すると言っても「具体的な情報(すべきこと)を知る」だけでも構いません。
たとえば「時間が足りていない…」と悩んでいる人は「転職活動には具体的にどれぐらいの時間がかかるか?」を知っておくことで、実は時間がなくても転職活動ができるとわかり、行動に踏み出せるはずです。
転職したいけど時間がないなら「活動期間の目安」を知っておく
転職したいけど時間がないと感じている人は「活動期間の目安」を知っておくことが大事です。
転職活動の期間ですが、スムーズに活動を進めた場合は3ヶ月が目安です。
もちろん、人によっては半年から1年間かけてじっくり転職活動する場合もあります。
時間がないという不安を消すためには、スケジュールを立てておき、現職と並行して転職活動を進められようにすることが効果的です。
▼転職活動で時間がない場合のスケジュール管理例
- 事前に転職活動にかかる目安期間を知っておく
- スケジュール帳に日程・予定を書いて可視化する
- 物理的に時間を拘束される予定とそうでない予定を分ける
- 有給休暇を活用し平日でも動ける体制を整えておく
- 転職活動の進歩状況に合わせて随時スケジュールを修正
上記のように、転職活動にかかる時間を立ててひとつずつ把握することで精神面で余裕ができるはずです。
もし、転職に関してのスケジュール作成すらできないのであれば、それは今の仕事のスケジュールも転職活動で実際にかかる時間も把握出来ていないだけなので、まずは自分が使える時間と転職でかかる時間の目安を把握する必要があります。

「時間がない」という悩みは掘り下げていくと
「自分自身が使える時間を把握してない」と言えるわけだな

たしかに忙し過ぎると「仕事以外でどれだけ時間を使えるか?」すら
把握出来ないまま時間が過ぎていきますからね…
転職活動したいのに「時間がない」と悩んでいる人で、より詳しいことを知りたいなら以下の記事も読んでみてください。
転職したいけどお金がないなら「予算」を立てておく
転職したいけど踏み出せない人で、お金がないと悩んでいるなら転職に関する予算を立てておくといいでしょう。
引っ越しをしないのであれば以下の出費に限られるので、意外と転職費用はかかりません。
- 交通費
- 書類代
- スーツ代
転職した人の5割近くが予算は3万以内で済んだという結果もあるので、多く見積もっても5万円ほどの貯金があれば、転職に踏み出してもいいと言えるでしょう。
それでも転職活動に踏み切れない理由が「お金」だと思うなら、以下のような心理的原因が考えられます。
- 転職すると同時に引っ越しする必要があると考えている
- 転職に失敗した場合に生活できる貯金がないと行動できない
- 転職すると年収が落ちて生活水準が下がると思っている
引っ越しを考慮すると転職先の選択肢は広がる分、金銭面の余裕が必要になってきます。
また、転職に失敗して収入が下がった場合や、転職先が決まる前に辞めることを考えると、いくら貯金があっても安心できず、なかなか行動に踏み切れません。
ですので、お金がないことが理由で転職に踏み切れないのであれば、以下の点に意識しておくといいでしょう。
- 引っ越す必要のある転職先を候補に入れるかどうか決める
- 引っ越しの必要がないなら予算は3万~5万で済むと考えておく
- 在職中に年収が同等以上の転職先を決めれば生活水準は落ちない
- 引っ越す必要がないまま年収が上がる職場を見つけ出す

貯金が少ないことで転職するか悩んでいる人は
以下の記事も参考にしてみてくださいね
転職したいけどスキル・資格がないなら「入社後に身につける」
転職をしない人の多くは「自分にはスキルが足りない」という理由から転職活動すら始めません。
日本では学校教育の弊害か「まずは勉強してからでないと評価されない」と考えている人が多いんです。
普通に働いている方なら経験されているでしょうが、ビジネスでは仕事をしながら勉強することのほうが圧倒的に多いです。
ビジネス用語に「OJT(On the Job Training)」という言葉があります。
OJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング)または現任訓練(げんにんくんれん)とは、職場で実務をさせることで行う従業員の職業教育のこと。企業内で行われるトレーニング手法、企業内教育手法の一種である。
ビジネスにおいては、出来る人ほど「勉強は仕事で必要になってからすればいい」と考えています。逆に仕事ができない・目的と手段を履き違える人ほど「勉強して完璧に予習してから仕事に就く」と考えます。
そもそも「学校で学んだことの9割が実務では役に立たない」と気づいているにもかかわらず、なぜか資格取得に必死になる人は多いです。
その深層心理には「勉強したり資格がなければ評価されない」という自信の無さがあり、仮にそのような人は資格をとっても転職活動に失敗してしまうでしょう。
転職活動では、資格を取って行動する前にまずはしっかりとした情報集めが大切です。
資格が必要な業界でも「実務と並行して資格取得を目指してもらう」というパターンも珍しくはありません。逆に「この資格が評価される!」と言われている業界であっても、実際に入社したら資格がまったく役に立たなかったということも十分ありえます。
転職したいけど不安な人は「とりあえず行動してから考えておく」
転職したいけど不安な気持ちが強い人は、とりあえず行動してみてから考えておくことも大事です。
人間は不安になればなるほど、物事を0か100で考えがちです。
転職にしたいけどできない人の悩みには「転職したいけど勇気が出ない…」「転職したいけど決断できない…」というものがあります。
これは「転職すること=今の仕事を捨てること」と無意識で思い込んでいることの裏返しだと言えます。
「転職活動を始める=今の仕事を辞めること」と考えがちですが、何も転職活動を始めたからと言って必ずしも今の会社を辞める必要はありません。
むしろ、転職活動を実際に始めてみて望む条件の求人がなければ、途中で転職をやめて今の仕事に集中するぐらいの慎重さがあった方が失敗せずに済むはずです。
ですので、転職を始めることに不安がある方は、とりあえず行動してみてから考えてみることも大事だと知っておきましょう。

転職が怖いと不安な人は
以下の記事も参考にしてみてくださいね!
転職したいけど後ろめたい気持ちが邪魔するなら「気にしない」
転職したいけど踏み切れない方の中には、後ろめたい気持ちが邪魔して行動出来ない人もいるかと思います。
その場合、まずは以下のような「後ろめたいと思う理由・心理」を把握しておくことが大切です。
▼転職することが後ろめたいと感じる心理
- 入社させてもらった際にお世話になった人に悪い(親、教師など)
- 辞めたら今の職場の人の迷惑/裏切り行為になる
- 転職先が決まる前にバレたら社内評価が落ちるかもしれない
- 転職して失敗したら後の世間体が悪くなる
転職したいけど出来ない原因が「後ろめたさ」にあるのであれば、周りの目や世間体などの「他人の評価が下がる・周りから批判される」ことに恐怖心があるはずです。
そうであれば、手っ取り早い解決法は「気にしない」ことです。

そんなこと言われても気にしてしまうものは
どうしようもないですよ…!
もし、読者の方がそれでも周りの目を気にしてしまうのであれば、考え方を変えてみることで後ろめたさが和らぐかもしれません。
辞めたら裏切り行為になる→しっかりと手続き通りに辞めれば問題ない。辞めた後のことは自分の仕事ではない。
転職活動がバレたらまずい→バレても気にしない。バレたとしても今の会社に残り続ければ問題ない。探りを入れられたらはぐらかす。
失敗したら世間体が悪くなる→失敗しないように転職する。失敗してもまた転職すればいい。世間体に縛られるよりも自分の生き方を優先したい。
転職活動をしようがしまいが、今の職場でしっかり仕事していればプライベートは個人の自由ですし、そもそも仕事を辞めることは法律でも保障されている権利です。
ですので、過度に今の職場の人に気をつかいすぎたり、バレた時のことを気にしてもしょうがありません。
何より忘れてはならないのは、自分自身の人生は自分で決めるものであって、周りの評判や批判、世間体に左右される必要はないということです。
ですので、後ろめたい気持ちは捨てて、自分の気持ちや直観に従って、転職活動に踏み出してみてください。

転職活動が裏切り/背信行為だと言われるのが怖いなら
以下の記事で紹介している考え方や対処法も参考にしておきましょう

転職活動がバレるんじゃないかと不安な人は
以下の記事にバレないための対策とバレた時の対処も書いてるぞ!
転職したいけど何の仕事がいいかわからないなら「プロに相談する」か「情報を集めて分析する」
転職希望者に圧倒的に多いのが「やりたいことがわからない」という理由です。
これは意外に思われている方も多いのではないでしょうか?
転職成功者のインタビューや体験談では「自分にはやりたいことがあって、転職を成功させた」という風の語り口が多いですからね。
ですので、転職を成功させる人全員に「意志の強さ」があるように感じるかもしれません。
しかし、実は多くの転職希望者は、最初は自信がない・やりたいことも見えない状態から活動を始めるんです。
そもそも、やりたいことや転職先の希望がハッキリしている人は、転職サービスなんて使わずに自分からガンガン営業・コネ作り・応募など行動してますからね。
ですので、実は「自分にはやりたいことがあって転職した!」と言っている人の多くも、最初は自信がない状態で転職活動を始めることがほとんどです。
「やりたいことがわからない、けど今の仕事は向いていないと思う」という方でも、キャリアカウンセリングや面談を受けていくうちに、自分のやりたいことが見つかることがほとんどなので、一度しっかり転職活動を行っておくべきでしょう。
関連:仕事をやめたいけど「何をしたいかわからない」「やりたいことがない」という人こそ転職するべき!
まとめ:転職したいけど行動できない人は「心理」に問題がある
「転職したいけど行動できない人の理由」を紹介してきましたが、もう一度まとめておきましょう。
- やりたいことがみつからない
- 失敗することが怖い
- スキル不足による不安
- 仕事を辞めることを「もったいない」と感じてしまう
- 周りの評判や世間体を気にしてしまう
- 後ろめたい
- 時間がない
- お金がない
ほとんどの場合が「心理」に問題があり、転職活動に対して誤ったイメージを持っていることが原因です。
その結果「本当は今の仕事なんて続けたくない」「本当はやりたいことがあるのに…」と思っているにも関わらず、行動しない理由を探してしまうのです。
転職を成功させるために必要なのは「現実的かつ客観的情報」です。
自分の中だけで考え続けても、自分が知っていることや経験したこと以上の判断はできません。
にも関わらず「自分には無理そう」「どうせ自分は採用されないだろう」と感じてしまうことこそ、転職に踏み切れない人の”弱さ”なのです。
転職において「無理か可能か」を決めるのはあなたではなく、採用する人事側です。
「無理…」と決めつける前に、まずは自分自身の目と耳で転職に関する情報を確かめ、転職のリアルを知りましょう。
転職エージェントでプロに相談しておくことがオススメ
思い切って転職に踏み切りたい方は、転職エージェントというサービスでプロに相談しておくことをオススメします。
転職エージェントはプロに無料で相談でき、カウセリングや転職に関する応募・書類作成のサポートが受けられます。
しかも、自分に合った転職先を提案してもらえるので、やりたいことがわからない人でも理想の転職先を見つけ出すことが可能です。
転職に踏み切れない人は「転職サイトの求人を見てもイマイチパッと来ない」という方も多いでしょうから、プロにオススメの求人を紹介してもらった方が確実に自分に合った転職先が見つかりますよ。
転職エージェントは無料でバレないように利用でき、強引に転職を迫られることもないので、転職に興味があるなら早めに利用しておきましょう。