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「頑張っても無駄…」と考えてしまう人の致命的な勘違い。報われる努力を行うために意識すべきただ一つのこと

「真面目に頑張っても無駄…」
「努力しても意味がない…」
「頑張っても報われない…」

このように虚無感を抱いていませんか?

この世には「頑張っても無駄」という状況が往々にして存在します。

頑張っても無駄な状態を説明する有名な心理学用語に「学習性無力感」という言葉があります。

学習性無力感とは「長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象」を指します。

この学習性無力感は、

  1. 頭部を動かすことで電撃を停止できる犬
  2. 他の犬が受ける電撃を同様に受ける犬(何をしても電撃を停止できない)

という条件で行われた実験で明らかになった生物が持つメカニズムです。「2」の犬は当初、「1」の犬が頭部を動かすことで電撃回避できていることを学習し、自身に与えられる電撃(罰則)を回避しようと努力しますが、次第に何をしても効果がないことを悟り、ついには何もしなくなり無力となるのです。

同様に人間においても、長期にわたり罰則(暴力や人格否定、いじめなど)が与えられる環境に居続けると、次第に努力しなくなり、最終的にはストレスが与えられる条件から逃げ出さなくなる兆候が表れてきます。

例としては、プライベートなら拉致監禁やDV(ドメスティック・バイオレンス)の被害者や長期の家庭内虐待の被害者、会社ならモラルハラスメントに加え、いわゆる「ブラック企業」に雇用され低賃金で過酷な労働を強いられ続けながらも自ら進んで退職しない者が一定数居る現象などが、学習性無力感によるものだと考えられています。

以上のことから、学習性無力感により「努力しても無駄」だと感じる心理や状況は、以下のようにして生まれると考えることができます。

  1. 最初は罰の与えられる苦しい状況から逃れようと必死にもがく
  2. しかし、ランダムに罰が与え続けられ、自分が何をしても苦しい状況から逃れらないとわかってくる
  3. 罰から逃れるための手段がないことを悟り、次第にストレスから逃げようとすることすら諦める

この学習性無力感の条件から踏まえると、まず第一に考えなければならないのは「自分にとっての罰(ストレス)が何か?」という点です。たとえば、会社に出社することが罰(ストレス)だと感じる人もいますし、上司の非難や叱責が罰だと感じる人もいます。

また、罰とは別に「報酬」についても考えなければなりません。

努力しても無駄と感じるのには、罰(ストレス)の回避とは別に「努力をすることで報酬が得られるかどうか?」も考える必要が出てくるのです。

通常、仕事であれば報酬は「給料」であったり「出世や昇進」が当てはまり、人間関係であれば「褒められる・認められる」といった承認欲求などが該当します。これも人それぞれに価値観が異なりますから、自分にとっての報酬と感じる要素を知る必要があります。

前置きが長くなりましたが、努力しても無駄な状況を打破するには、

  • 自分の努力によって罰(ストレス)を回避することが可能である
  • 自分の努力によって報酬を得られることが可能である
  • 自分にとっての「罰(ストレス)」と「報酬」を明確にする

という条件と罰と報酬の明確化が必要になってきます。

またその際、判断基準として、

  • 罰や報酬が内的なものか?(自分自身のみで変えることができるか?)
  • 罰や報酬が外的なものか?(他人の評価や組織・集団の評価か?)
  • 罰や報酬にランダムに与えられるものか?(運の要素が強くないか?)

という点にも気をつけなければなりません。

当記事では、上記のように「学習性無力感=努力しても無駄」というメカニズムを元にして、頑張っても無駄な状態に陥る原因についての特定を行った上で、努力しても無駄となりやすい状況やそうでない状況の見極めに加え、努力しても無駄にはならないためにできることまで、まとめて努力が無駄にならないための考え方をお伝えしていきます。

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頑張っても無駄になる環境:外的要因

まず初めに見直しておきたいのは「自分の育った環境や現在置かれてる環境が、自分の努力を無駄にするような環境にないか?」という点です。ここでいう環境には「生まれ育った家庭環境、あるいは今いる家庭環境」「自分が所属する集団(学校、職場、会社組織など)」が含まれます。

自分が置かれてる環境に、以下のような条件が当てはまれば当てはまるほど、努力が無駄だと感じやすくなることでしょう。

  • 自分を否定する人が身近にいる
  • 努力や成果を搾取される
  • 努力や成果を正当評価する基準がない
  • 努力や成果に対して報酬が与えられない
  • 努力すればするほど負担が増える
  • 挑戦に否定的で責任ある役割を与えない

以下、詳細を解説していきます。

自分を否定する人が身近にいる環境

自分を否定する人が身近にいると、どれだけ努力してもその成果が認められず、自信を喪失しやすくなります。例えば、家族や友人、職場の同僚から常に批判的な言葉を浴びせられる状況では、努力が報われないと感じることがあります。

努力や結果が正当に評価されず、適切な報酬が与えられない環境

働く場で、自分の努力や成果が上司や会社に搾取されていると感じたりします。の手柄として受けるケースです。これにより、努力が無駄だと感じるようになります。例え、会社で働いているが、昇給や昇格のチャンスがほとんどなく、努力が報酬として還元されない場合、努力が無駄だと感じるでしょう。

努力すれば感じるほど、仕事や責任が増える状況では、努力が無駄だと思います。 例えば、仕事ができる人ほど努力仕事が増える職場では、するほど負担が増え、努力が報われないと感じます。

努力や成果に対する評価基準がはっきりしない環境では、自分の頑張りがどれだけ価値があるのか​​分からず、努力が無駄になる可能性があります。 例えば、職場での評価基準が曖昧で、どれだけ頑張ってまたの評価が上がらない場合、自分の努力が報われないと感じるでしょう。

挑戦に否定的で責任を与えられない環境

努力を行い成長を実感するためには、自分自身で責任を持って何かを行う自立心も大事です。ですが、両親や家族であったり、職場での上司や会社自体が挑戦に否定的ですと、挑戦の機会すら与えられません。

いわゆる「毒親」と呼ばれる、干渉や過保護、過度な支配・管理、価値観の押し付けを行う親は、子供の自立心を阻む行動を無意識に行い、自立を阻害します。会社であれば、自主性やリーダーシップを発揮できる機会を与えない、また与えたとしても成果に対して否定的な見解を示して過小評価するなど、社員としての自立心や責任能力の向上を阻む者が該当します。

努力するだけ無駄だと感じる心理:内的要因

頑張っても無駄だと感じやすい要因や条件、あるいは無力感を感じやすい人の心理や特徴についてご紹介し、読者の置かれてる状況の原因から特定していきます。

当てはまる項目が多いほど学習性無力感に陥っている可能性が高く、また、罰(ストレス)や報酬に対しての認識がズレている可能性も高くなります。

頑張っても結果が出ない:成果の過小評価、達成不能な目標設定、理想が高すぎるなど

努力に対して目に見える結果が出ていないと、努力が報われないと感じやすくなります。たとえば、ダイエットを行っても痩せてない、勉強しても成績が上がらないといったものです。

この場合、考えられる原因としては、

  • 結果が出るまでに時間がかかる
  • 結果が出ていても見落としている
  • 目標(理想)が高すぎる

といった要因です。

たとえば、ダイエットであれば毎日ランニングや筋トレをしても急激に痩せるわけではないので自分自身では実感が得にくいですし、運動や食事制限を怠るだけで元の体重に戻ってしまうので、結果を実感しにくくなります。

なぜ、そのような状態が起こるかというと、自分の中の高い理想に現実が追いついてないことから、結果が出ていないと錯覚してしまうという可能性が考えられます。いわゆる「理想と現実のギャップ」です。

頑張っても結果が出ていないと感じてしまう人の多くが、今の自分に見合わないほどの過大な目標を掲げてしまい、その目標に至らないことから「結果が出ていない」と早々に判断してしまい諦めてしまっているのです。

無計画な努力:目的や段取りを定めていない、手段と目的の逆転

努力をするにしても計画性は必要です。目標や目的を決め、そこに至るまでの段取りを立てなければ、前述のような漠然とした「理想」を追いかけてしまい、結果が出せていないと落ち込むことになりやすいです。

前述のダイエットの例で考えてみましょう。ダイエットを行う目的が仮に「異性にモテる」という動機だった場合、痩せてもモテない要因がたくさん潜んでいます。

痩せてスタイルが良くなったとしても異性との出会いの場がなければそもそもの機会すらないわけですし、顔や身だしなみを見られる場ではスタイルはさほど気にされていないかもしれません。加えて、見た目がどれだけ良くなって第一印象では好かれても、コミュニケーションスキルがないと異性と深い関係には至れないこともあります。

その際、原因を見誤り「自分がまだ痩せていないからモテないんだ…」と勘違いしてしまった場合、断食してまで痩せてしまって逆にモテなくなり、そのことに嫌気が差して反動でヤケ食いしてリバウンド…と、本末転倒な事態になる人もいます。

この場合、努力すること自体が目的化してしまっており、当初の目的であった「モテる」ことを忘れてしまい、手段であったダイエットがいつの間にか目的にすり替わってしまっています。

また、モテるために「出会いの場を設ける」「スタイルだけでなくファッションや美容面にも労力を割く」「コミュニケーション能力を高める」などの別の要素に労力を割く計画を立てていないことから、視野が狭くなってしまい、目先の努力ばかりを追ってしまっている状態に陥ってしまってます。

自己の努力を客観視していない:成功体験が少ない、過度な反省や自責、他者との過剰な比較、自分軸での評価不足

往々にして、人は自身の努力を客観視できず、過大に評価、もしくは過小に評価しがちです。

これは一重に「自分にとって出来て当たり前のことは努力だと認識すらしていない」という状態に陥りやすく、逆に苦手なほど「努力したことを認めてほしいがゆえに過剰に主張しがち」という心理が働くからでしょう。

たとえば、文字を読んで何かを理解するということすら、識字率が高い日本では当たり前のスキルですが、文字が読めること自体が高い教養レベルがなければできない時代もあったぐらいで、本来は「すごいこと」なのです。

しかし、ほぼすべての国民が文字を読める状況において「自分は文字が読めるからすごい。国語の勉強を頑張った」と自慢する人はまずいないでしょう。この点からして「周りと比べて」という心理が無意識レベルで働いており、自身の今までの努力や能力を客観的に評価できていないことが見えてきます。

少し話が変わりますが、偏差値やIQが高い能力のある人ほど自分を過小評価しやすく、そうでない人ほど自分を過大評価しやすいという傾向が見られるという調査報告があります。

これには様々な要因がありますが、先述の「出来て当たり前の水準が高い」ことに加え、

  • 能力の高い人ほど他人と比べる・比べられる機会が多い(受験競争や出世競争など)
  • 自他ともに正当評価できる、自分に足りないところに目が行きがち
  • 反省や改善ができる性格がゆえに、自責の念を抱きやすい
  • そもそも、周りに自分より出来る人が多い状況だった
  • 一方で、与えられた課題をクリアする能力には長けているが、自発的な挑戦は行ってこなかったので成功体験は希薄
  • 学歴や経歴、成績などの明確な評価軸での自信はあるが、自分主体の評価軸には自信がない

なども考えられるでしょう。

一方で、上記のような性質に当てはまらない人ほど、他者を過小評価し自分を過大評価する傾向にあります。

たとえば、就職後にまともに努力もしてこなかった人ほど、何歳になっても学歴を誇っていたり、所属している企業のブランドで自分のすごさを語るなど、自分にどんな実績があってどんな苦労をしてきたかを語れないような人種です。

なお、自分の能力を過大評価してしまう心理学用語として「ダニングクルーガー効果」というものがあります。

これは物事を学んだり習得するにあたって、初期の頃に「完全に理解した」と錯覚してしまうものの、後に自分が大して何も理解してなかったと自覚して「絶望の谷」に陥り、そこから初めて謙虚に努力して徐々に成長していくようなグラフ(成長曲線)で表されます。

何もしないうちから「努力は無駄」だと決めつけているなら、それは自分自身を過大評価しているがゆえの判断かもしれませんし、何か必死に行った上での「努力は無駄」という判断なら、何もわからない自分自身を過小評価してしまいる証拠なのかもしれません。

頑張っても無駄にならないための考え方や対処法は?

結果に固執し過ぎず過程を評価する

結果に固執しすぎないというのも、努力が報われないと感じにくくするためのコツでしょう。

ビジネスにおいては、結果を求められる場面が多いですが、個人の頑張りだどうしようもない場面も多々あります。

また、目標設定が無茶苦茶であったり、わざと達成不可能な目標を設定をしていることも考えられます。

そうなると「そもそも結果が出せないのが当たり前」という状態にあるわけです。

もちろん、 結果を出すことは大切なことではあります。

ですが「結果が出なかったという結果」をもとに、反省や改善を重ね次の結果に繋げる方が、結果を出せないまま悔やみ続けるよりは、何倍も建設的です。

前述の「努力の分散」と合わせて「結果が出なかった場合のリカバリー案」も用意しておき、ひとつの努力に依存しないことで、結果にこだわりすぎない余裕のある心を生むこととなるわけです。

【対処法2】努力のリソースを分散する

努力が報われない虚無感を抱えないためには、努力する箇所を分散することも大事でしょう。

人は努力することで、何かしらの結果や見返りを求めることが大半だと思います。

そのため、努力しても結果にならなかったり、報酬や見返りが得られないことで、報われないと感じやすくなるのです。

たとえば、芸術家志望の人が絵一筋で努力し続けても、中々評価が得られず、自暴自棄になって辞めることは容易に想像できるでしょう。

ですが、本業でしっかり収入しながら絵に打ち込んだり、自分の絵を売り込んでくれるパートナーを見つけ出す努力も並行しておけば、他の分野で結果に結びつく可能性も上がるはずです。

また、仕事だけにすべての努力を割くと、経済不況や人間関係の理不尽で上手く行かなかった際に、閉塞感を感じやすくなります。

【対処法3】定期的に努力の方向性を見直す

努力が報われない場合、まず真っ先に見直すべきことが「努力の方向性が間違ってないか?」ということです。

筆者自身の過去、あるいは仕事や人生の相談を頂く方の大半が、努力が報われないと感じた場合、努力が空回りしていることが多いと感じます。

本人は必死に頑張っていたり、今まで通用していたやり方が通用しなくなるなど、自分自身では気づきにくいため、誰かの指摘がなければ、延々と失敗のループにハマることも考えられます。

最悪の場合、頑張ってもまったく結果が出ないどころか、逆に失敗ばかりが増えて、うつ状態になってしまうこともあるため、努力の方向性を定期的に見直すことは非常に大事です。

以下、努力の方向性がズレている時に考えておきたい項目です。

無駄なところに労力をかけすぎてないか?
1人で考えたり悩み過ぎてないか?
何かしらの行動に結びつけて結果を見ているか?
考える場合にベースとなる知識や経験は十分か?
努力の成果を適切に評価してくれる人がいるか?
努力の対象が「他人のため」と依存になってないか?

大きく分けると「努力の方向性自体が間違っている」場合と「努力の評価対象から思うような反応が得られない」ことが、大きな要因となりやすいです。

また、頭脳労働や人間関係など、悩んで考える時間が必要な場合、そもそもの知識や経験が不足していると、自分1人だけで考えても解決の窓口が見えないまま、考えがループしてしまうこともあります。

いずれにせよ、行動しながら考えたり、他人に相談してアイデアや意見をもらうことが解決の糸口につながることもあるので、努力の方向性が間違ってると感じた場合は、今までのやり方を変えるタイミングにあると言えるでしょう。

【対処法4】「継続的な努力/結果のための努力」の2種類を理解しておく

努力には2種類が存在していて、前述の「継続的な努力」と「結果を出すための努力」が存在します。

基礎教養を学ぶために日々コツコツ重ねていく勉強方法が「継続的な努力」だとするなら、テストで一夜漬けで及第点を取る勉強方法は「結果を出すための努力」だと言えます。

これが実社会ともなると、より複雑になってくるので、経験を積むまでは中々見極められないものです。

たとえば、与えられる作業を効率よくこなすことは現場単位では「結果を出す努力」として受け取られる反面、会社全体で見れば売上として可視化されないため、結果としては見えにくいものです。

また、仕事における人間関係で考えた場合、有力な取引先から契約を取ってきたり、社内で権限を持つ上司を動かせるようなことができれば、要領よく「結果を出す努力」となる反面で、どうでもいい同期や取引先ばかりに時間を割いていては、中々結果に結びつきません。

ですので、常日頃から2種類の努力を積み重ね、大事なところでチャンスを逃さないことが、努力を結果に結びつけるコツとなってきます。

ちなみに小説家・幸田露伴の「努力論」では「直接の努力と間接の努力」と表現され、2種類の努力について詳しく書かれてます。気になる方は一度読んでみるのもいいでしょう。

【対処法5】自分基準の努力の目的と評価を持つ

【対処法6】努力を可視化して客観視する

努力を可視化する、つまり見える化するということも重要です。

少なからず、ゲームのようにステータスや報酬が数値化されるわけではないので、中々努力が結びついているかどうか、わかりづらいものです。

多くの人は日々の仕事や生活に追われ、自分が行なってきたことを振り返る余裕すらありません

そのため、毎日頑張ってきた実感を感じることなく日々が過ぎていき、どこかで行き詰まった時に努力が報われていないと感じてしまうわけです。

ですので、定期的に日々の努力を振り返って「見える化」してみることで、日々の努力量をわかりやすくすることが有効です。

具体的には、以下のような方法が効果的です。

日記・日報をつけ、その日行ったことや気づいたことをまとめて後々振り返る
数字化して記録をつける(日々の目標、実際に行った時間や回数など)
納期・締切などを自主的に設け、期限内に達成する(スケジュール調整)
上記のような記録を定期的に整理し、改善案を考える

筆者の場合、納期や締め切りに追われることが少ない分、時間にルーズになりがちなので、日々の仕事の記録をつけるようにして、今まで行なったことを振り返ることで「自分は努力していない…」と感じにくいように心がけています。

また、この習慣の副産物として、日々の仕事や生活の記録を定期的に見直すことで改善する部分が見えてきたり、整理することで効率化することが可能となります。

このような「努力の見える化」について、他人にアドバイスすると「めんどくさいからやらない…」「そんなことして何になるの?」と聞かれることもあるのですが、実際に継続してみると意外と気づきが多いものです。

何より「努力した・してない」という曖昧な感覚ではなく、文字や数字としてハッキリと記録に残るため「自分が何をしてきたか?」が明確になり、日々の仕事や生活を向上させていくための客観的なデータとしても活用可能です。

【対処法7】努力を正統評価してくれる相手やフィードバックをもらう

実社会において「努力しているかしていないか?」「結果が出たか出ていないか?」というのは、他人の評価や社会が決めたルールで判断されることがほとんどです。

学校のテストの点数や学歴といったステータスも、言ってしまえば「誰が決めた評価基準」です。

ですが社会に出ると社内制度や上司の評価、あるいは売上や実績など評価基準は、実に複雑になってきます。

また、評価制度が可視化されていなかったり基準が曖昧な職場環境の場合、評価基準は実に曖昧で感覚的なものとなってきます。

極端な話、一人の調子が自分自身の努力の評価の大部分を担っているのであれば、その人に正当評価されないだけで努力が報われてないと感じやすくなるわけです。

正統評価されないだけならまだしも「お前はダメだ」「こんなこともできないの?」と、自分を過小評価してくるような職場では、努力して結果を出しているにも関わらず「自分は努力していない…結果も出せていない…」と感じるようになってきます。

ですので、どうしても社内評価が不当だと感じるようであれば、正統評価される環境へ転職することを視野に入れることも大事かもしれません。

頑張っても無駄な会社環境にいるなら転職も考えておく

今回、ご紹介した内容を読んだ上で、とくに仕事に関して努力が報われないと感じているのであれば、早めに転職活動を始めておき、自分の可能性について模索しておくことも大事でしょう。

ただ、職場環境や権限、能力次第では、今の社内環境でどれだけ頑張っても報われないことも考えられますので、そうなると転職して環境を変えるしか方法はなくなってきます。

ですが、転職活動で焦り過ぎてしまうと、また自分の能力を発揮できない職場に就いてしまい、努力が報われないと感じてしまい、早期退職につながるリスクもあります。

ですので、転職を考えるのであれば、しっかり時間をかけた上で行い、できる限り努力が報われる実感のある会社を見つけ出すことも大事でしょう。

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