突然ですが「みんな我慢してるんだからお前も我慢して働け!」って理屈、おかしいと感じたことはありませんか?
だって、なんで他の人が我慢して苦しんでるからって、自分も同じ我慢して苦しむ必要なくないですか?
たとえば、震災で他の県の被害にあったからといって、自分まで自粛するのっておかしいじゃないですか?
むしろ、そういう時こそ、被害にあってない人は普段通り仕事をして経済回すべきだと思うんですよね。
それと同じで、周りが効率悪いことを我慢してやってるのに、自分まで合わせて余計な苦労背負う必要ってないと思うんですよね。
断言します。
「みんなも辛いんだからお前も我慢しろ!」という理屈は、無能の考え方です。
何も「仕事で嫌なことがあったら我慢せず逃げてもいい」と言いたいわけではありません。
「我慢すべきストレスは自分で選ぶべき」という話がしたいのです。
この記事を読み終わる頃には、いかに「みんな我慢してる」という理屈を真に受けることがヤバいのか、見えてくることでしょう。
仕事で我慢し続けている人の特徴とは?置かれた状況から考察!
新卒3年以内でそれなりに恵まれた会社で勤務している
我慢して仕事を続けたほうがいいのは、新卒3年以内でそれなりに恵まれた環境で勤務できている場合でしょう。
新卒3年以内で「恵まれた環境」と言えるのは、おおむね以下の通り。
- 福利厚生がしっかりしている
- 将来的な昇給に期待できる
- 社員教育がしっかりしている
- 残業代がしっかり出る
- 上司や先輩の面倒見が良い
新卒3年以内と言うと、社会人としてもまだペーペーで大した成果も実績も出せなくて当たり前、ましてや大きな仕事も任せられない時期です。
そして何より、会社の経営の根幹に関わるような重大な情報や仕事も振られることなどないので、どれだけ自分の会社が他と比べて恵まれているか判断も出来ません。
また、転職を考えるにしても、とりあえず満3年の勤務実績があるだけで「新社会人として厳しい3年間を耐えた人材」として評価が高まるので、よほどブラックな職場でもなければ、まずは我慢して続けてみるべきです。
どうしても卒業後3年以内で我慢できずに「辞めたい…」と悩んでいる方は、転職を考えるにしても「第二新卒」に含まれることになります。
第二新卒層を積極採用している企業ですが「新卒からは人気がない地味な中小企業」「知名度・ブランド力に釣られて大企業に勤めるも、合わなくて辞めたい人」と言った人が主なターゲットですので、キャリアアップ転職というよりは「就職活動失敗のリカバリー」という側面が強くなります。
ですので、冷静に今の会社を辞めるべきか判断する意味でも「第二新卒向けの転職支援サービス」と活用しておくといいでしょう。
第二新卒向けの転職(就職)支援サービス
第二新卒の転職ですが、内定をもらいやすいだけであって、新卒採用時よりいい会社に就けるわけではないので、その点は重々承知しておくと、間違わずに済むはずです。
大企業・公務員クラスの「将来性の高い仕事」に就いている
大企業・公務員クラスのような、一般的に「将来性が高い仕事」と言われる組織で働いている方は、我慢して続ける方がいいかもしれません。
大企業・公務員が「なぜ、将来性が安定しているのか?」を考えればわかりますが、年功序列型の組織運営がされているので、我慢して働き続ければどんなに仕事で大きな成果が出せずとも、最低限の地位や待遇は保証されるからです。
大企業・公務員のように、一般的に「将来性が安定している仕事」を辞める場合は、転職しても「ストレスが減る代わりに、待遇や給料は下がる」「中小企業以下が主な転職先のため、将来性が不安定になる」ことがほとんどです。
下手にベンチャー企業や中小企業に就けば、将来性とトレードオフになりますので、転職するにしても慎重に決めたいものです。
ただ、大企業勤めや公務員で働き続けても必ずしも安定とは言えませんし、途中で脱落して左遷させられるリスクもあります。
ですので、転職するのであれば「そもそも、自分は本当に定年退職まで大企業勤め・公務員として働き続けられるのだろうか?」という中長期的視野で考えてみると、間違わずに済むでしょう。
上司や先輩から期待されている
我慢して仕事を続けたほうがいいケースは、上司や先輩から期待されている場合でしょう。
上司や先輩が期待しているかどうかはそう簡単に判断の出来ないものですが、面倒見のいい上司がいたり、会社の将来を担うための人材教育をしっかりしてくれていると感じるのであれば、義理に応える意味でも続けておくべきです。
逆に、明らかに上司や先輩から疎まれていたり、あるいは放置されているのであれば、わざわざ我慢してまで長く続ける必要はないでしょう。
厚生労働省の調査結果を見てみても、狭い職場であればあるほど離職率が高いという傾向が出ております。
これが何を意味するかと言うと、
- 職場の人間関係が狭いと、一緒に働く人間との相性が大事になる
- 会社の規模が小さいとワンマン経営になりがちで、経営者との考え方が色濃く仕事に反映される
- 逆に会社が大きいと、嫌な上司がいても部署替えまで我慢すればOK
…という組織の性質があるため、小さい会社ほど経営者や上司との相性が大事になるということです。
世の中には、まったく教育や指導を行わないのに、無責任に採用だけして人材を確保する会社も、決して珍しくはありません。
上司や先輩が指導や教育を行ってくれないのであれば、極論「組織で働く意味がない」とも言えるので、これは我慢せずに辞めてしまってもいいでしょう。
我慢して仕事を続ける人と我慢せず思うがまま自己実現する人の違いとは?
人々のキャリア選択や仕事に対するアプローチは多岐にわたります。特に、「我慢して仕事を続ける人」と「我慢せずに自己実現を追求する人」の違いは、彼らの価値観や状況によるものが大きいです。以下、この二つのタイプの違いを3つのポイントで解説します。
価値観や目標の違い
我慢して仕事を続ける人:彼らは、安定や家族の支えといった長期的な安全性を重視することが多いです。短期的な不満や困難を超えて、長期的な利益や安定を求める傾向があります。
我慢せず自己実現する人:このタイプの人々は、現在の自分の情熱や興味を最優先します。彼らは、自分の価値観や目標に合わせてキャリアをデザインし、環境や状況に流されることなく自己実現を目指します。
リスク対応の違い
我慢して仕事を続ける人:リスクを避ける傾向があり、現状維持や安全な選択を優先します。変化や新しいことに対して慎重なアプローチを取ります。
我慢せず自己実現する人:リスクを受け入れ、挑戦することを恐れません。失敗を経験として受け入れることができ、それを成長の糧として利用します。
環境との関わり方の違い
我慢して仕事を続ける人:外部の環境や他者の意見に影響を受けやすく、その意見や期待を基準に行動することが多いです。
我慢せず自己実現する人:自分の内側からくる意欲や信念に従って行動し、他者の意見や期待を参考程度に留めることができます。
これらの違いは一概に「良い・悪い」とは言えません。個人の価値観や生活状況、目指す方向性によって、どちらのアプローチが適切かは変わります。大切なのは、自分自身が納得する選択をすることです。
我慢して仕事を続けた人の末路とは?無理に続けない方がいいケース
日本では我慢して働く価値のない会社が増えている
みなさんにまず知っておいて欲しいことは、今の日本では我慢して働き続ける価値のない会社が増えているということです。
以下の記事でもご紹介している通り、社員を大事にしない会社や長く働くことが前提ではない仕事が増えているからです。
そもそも、一つの会社で我慢して長く働くべきという意見は、あくまで終身雇用制が前提、退職金や年金の支給が約束されていた時代の考え方です。
ところが今の若手の社員は、将来の年金支給には不安が残りますし、大企業クラスでもリストラのリスクがある時代環境の中で働かなければいけません。
また、利益を追求するあまり、社員に過剰な仕事を押しつけてうつ病や過労死に追い込むような、心のない企業も増えており、そのような会社に尽くして我慢して働く価値はありません。
ただ、日本人は真面目な気質があるので、そのような会社にも尽くして我慢し続ける人も少なくはありません。
何度も言いますが、我慢して働き続ける価値のない会社に尽くすことよりも、まずは自分自身の身を守ることが大事なので、我慢して働く価値がないと感じているなら辞めることを前向きに考えましょう。

嫌な仕事を続けたらどうなるかは
以下の記事でも紹介してます
昇給・昇進・待遇向上が見込めない場合
仕事を我慢してまで続ける必要がないのは、昇給・昇進・待遇向上が見込めない場合でしょう。
つまり、仕事で我慢し続けても「リターン」や「見返り」が得られないと感じる場合です。
仕事はボランティアや慈善行為ではないのですから、社員の頑張りで業績が上がったのであれば、然るべきリターンがあって当然ですから。
ただ、昇給・昇進・待遇向上が見込めないで転職する場合は、以下の点に注意。
- 転職すれば年収アップ・待遇向上は見込めるか?
- 自分の経歴でキャリアアップ転職は可能か?
- 転職したとして、新しい会社で成果を出せる自信はあるか?
とくに転職する場合、年収に関しては非常にシビアですので、今の会社が不当に低いのでもなければ、中々上がらないのが実情です。
ですので、昇給・昇進・待遇面で不遇に感じていて転職する場合は、在職中に慎重に転職活動しておき「本当に転職して今の会社で抱えている不満や悩みが改善できるのか?」を見極めておくことが重要になってきます。
転職活動も「我慢」が大事だということです。
仕事が好きになれない・向いていると思えない場合
仕事で我慢しすぎない方がいいと言えるのは、今の仕事が好きになれない・向いているとも思えない場合でしょう。
とくに「今の仕事が嫌々続けている」「毎朝仕事に行きたくないと感じている」のであれば、一度転職についてしっかり考えてみるべきかもしれません。
今の時代、昇給や出世が期待できないで先が見えない時代ですので、頑張っても報われない会社も多いです。
あくまで「我慢して続けろ」が通用するのは、先がある仕事に関してのみで、そうでない仕事は辞めて転職するのも立派な選択肢です。
ハラスメント行為が横行している会社の場合
仕事でわざわざ我慢する必要がないものは、上司や先輩からのハラスメント行為でしょう。
正直言って、仕事での人間関係のいざこざや対人関係のストレスは、無駄なストレスだと言ってもいいぐらい、我慢する必要のないものです。
とくに、職場におけるハラスメント行為の原因は、
- 仕事や人生が上手くいかないストレスの発散
- しょうもない嫉妬心からくる足の引っ張りあい
- 権力を乱用した弱い者いじめ
…など、まったく仕事の成果や自身の成長につながらないような不健全なストレスですので、これは我慢する価値はないでしょう。
会社の先行きや将来性にまったく期待できない場合
会社の先行きや将来性にまったく期待できない場合も、仕事で我慢し続ける必要はないでしょう。
いくら経営者が従業員相手に「この会社は大丈夫だ!」「経営再建してみせる!」なんて言っても、結果や行動が伴わないのであれば、社員の心は離れていくものです。
たまに「将来性のない会社でも最後まで働くべき!」という意見もありますが、経営者の判断ミスの責任を部下や社員が取る必要など、まったくもってありません。
今や、政治や国ですら将来性を感じさせなくなったご時世です。
会社の経営方針や先行きに不安を感じたら、柔軟に転職出来る態勢を作っておくことも、一つの処世術だとも言えるでしょう。
労働者の要求を聞き入れない、改善が見込めない会社の場合
労働者の要求を一切聞き入れなかったり、あるいは聞いているパフォーマンスだけで改善が見込めない会社も、我慢して働き続ける必要はないでしょう。
なぜなら、苦労を我慢して働き続けるのは、あくまでその分の見返りを企業側が与えてくれることが、大前提にあるからです。
よく「義務を果たさない奴が権利を主張するな!」と言いますが、必死に我慢して働いている従業員であれば、権利を主張してもいいのです。
むしろ、日本人は我慢して不平不満を表立って声に出さないから、搾取されてしまうのです。
これが大企業クラスで、労働組合が機能していれば、ある程度は満たすことはできます。
しかし、ワンマン経営寄りの中小企業・零細企業ですと、経営陣が一切従業員の声を聞かない会社も多いですので、その場合は見切りをつけておくことも大事でしょう。
仕事で我慢せずにストレスを軽減する方法~辞めたいと思ったらやっておくべきこと
仕事でのストレスや我慢は、長期的には心と身体の健康に悪影響を及ぼすことがあります。そういったストレスを軽減するための方法や、仕事を辞めたいと思った際に検討すべき行動を以下で解説します。
自分の不満や要望をしかるべき形で会社側に伝える
コミュニケーションはキーです。正直に自分の思いや感じている不満を上司や同僚に伝えることで、改善の糸口を見つけることができるかもしれません。
やりたくない仕事やできない仕事は無理に請け負わない
自分のキャパシティや得意分野を知って、過度な負担を避けることが大切です。自分の能力や興味を適切に伝えることで、仕事の振り分けや配慮を求めることができます。
面倒な人間関係とは距離を置く
人間関係のトラブルはストレスの大きな原因です。適度な距離感を保つことで、心の平穏を保ちつつ、プロフェッショナルとしての関係性を維持することが重要です。
自発的に課題や目標を設定して外部の都合に振り回されないようにする
主体性を持って仕事に取り組むことで、外部の環境や他者の要求に翻弄されることを防ぐことができます。
自己分析を通して「自分に向いてる仕事」「本当に自分がやりたいこと」を見極める
定期的な自己分析を行い、自分のキャリアビジョンや志向を明確にすることで、無意識に我慢している状況から抜け出す手助けとなります。
我慢せずとも仕事を選べるスキルや経験を身につけておく
絶えずスキルアップや自己成長を目指すことで、将来的に自分の条件で働く選択肢を増やすことができます。
もしも現在の仕事に対しての不安や不満を抱いているなら、転職活動を通して外部の職場環境と自身の置かれている状況を比較し、状況を客観的に評価することが大切です。この過程は、現在の会社を必ずしも辞めるという結果を導くものではなく、自分自身のキャリアに関する意識を高める手段となることが多いです。
転職活動で得られる情報や気づきは意外と大きいものです。
一度転職活動を行うことで、現職の待遇や環境の良さを再認識することがあります。これにより、今の仕事に対するモチベーションの向上につながる場合も少なくありません。逆に、自身が過剰に労力を消耗していることに気づき、転職を真剣に考えるきっかけとなることもあります。
転職活動を始める際には、転職エージェントのサポートを受けることから始めるのが定番です。
転職エージェントでははキャリアに関する相談や、多くの場合非公開求人の紹介まで、転職活動全般のサポートをしてくれます。転職エージェントを通じても、必ずしも転職しなければならないわけではありません。今の仕事を我慢せずに自分のキャリアについて考えるきっかけとして、利用してみる価値は大いにあります。
最終的に、自分一人で仕事に対する悩みや不安を抱え続けるよりも、専門家や第三者の意見を参考にすることで、より明確で建設的な視点から自身のキャリアを再評価することが可能となります。



