「私は会社内で過小評価されてる…」
そう感じている人も、実に多いことでしょう。
残念ながら、日本の企業は「上司のために頑張れる人」というのが、評価されやすい仕組みになっています。
見えないところでコツコツ努力する人よりも、上司やお偉いさんが見えるところで努力する人のほうが評価されやすいんです。
それは学生時代からそうでしたよね。
文化系の部活よりも、目立つ運動系の部活が周りからも「頑張っている」と言われ、モテて進学にも有利でしたよね。
日本では、見える所で努力したやつだけが評価されるんです。
誰も見えないところで死ぬ気で頑張ったって、なんも評価されないんです。
「結果を出せば評価される!」と思っても、若いうちに目に見えてだせる成果なんてないですからね。
世の中、9割以上の努力は無駄なんです。
人の見えるとこで頑張ってるやつが、一番評価されるんです。
上司からの評価が低い理由を考えておこう
まず、考えてほしいのが「あなたは何のために仕事しているのか?」ということです。
社内での評価が欲しいのであれば、上司に見えるところで努力するのが一番大切です。
会社のためとか顧客のためとか、そんな建前要りません。
上司が飲み会好きなら飲みに付き合い、ゴルフ好きなら接待ゴルフに参加する。
これが日本の企業で社会人が出世するために求められる能力です。
アホくさいかもしれませんが、根回しした人間ほど、上司に気に入られて出世できるんです。
仕事の効率とか、ちょっとした数字の上昇とか、そんなもんよりも、現場で決定権や影響力のある上司に気に入られる方が、100倍「仕事が出来る」と評価されるんです。
仕事の効率や生産性と関係ないところで評価が上がるという事実は、くだらなく見えますが、残念ながら、日本の会社はこういった非生産的な思考の人間のほうが圧倒的に多いんです。
日本の会社の組織構造は、資本主義的ではなく、全体主義・封建主義に近しい構造にあります。
親や先生に気に入ってもらえるような能力がある人ほど、上に上がっていけるわけです。
社内評価が低い人や不満がある人は辞めるべき?
社内評価が低い人で、退職や転職を検討している方もいらっしゃるかと思います。
その場合の判断ポイントは、以下の通りです。
▼社内評価が低い場合に辞めた方がいいケース
- 上司や同僚に過小評価されている
- 社内の評価・査定が機能していない
- 評価が低いことで減給などの実害を被っている
重要なポイントは「社内評価に正当性はあるか?」「社内評価が低いことで実害を被っていると感じているか?」の2点でしょう。
たとえば、明らかに上司との相性で過小評価されていて仕事で挑戦する機会を与えられないと感じるのであれば、転職を検討しておく価値は十分にあります。

上司に過小評価されると
そもそも挑戦する機会が減りますからね…

「挑戦機会が与えられない」というのは
転職動機としても立派なものになるからな
もし、読者が上司に過小評価されて、仕事で損をする機会が多いと感じているのであれば、以下の記事も確認してみて前向きに転職を検討しておくといいでしょう。
他にも多く見られるのは「社内評価の基準や制度が機能していない」というもので、実際の成果や仕事量とは無関係に、理不尽な評価が下される会社もあるようです。
また、会社によっては売上・利益アップに貢献していても、何らかのマイナス要素があるだけで評価されない減点方式の会社も存在します。
とくに日本の組織では「失敗しないこと=優秀」「挑戦して失敗する=無能」という基準になりやすく、挑戦心のない安定性重視・保守的な会社ほどそのような評価になりやすいかもしれません。

結局は何が「正統評価」になるんですかね?

「会社と自分自身の向いている方向が同じか?」で
考えてみるといいかもしれないね
仮に読者が社内評価が低いことで退職・転職を検討しているのであれば、社内評価が低いから辞めるというよりは「自分自身の努力の方向性と会社(上司や部署)の目指している方向性でどこがズレているか?」を見直し、そのズレを埋め合わせる転職先を見つけると考えた方がいいでしょう。
いずれにせよ、社内で自分自身が目標に向けて努力して結果を出したと思っているにも関わらず、評価が低いと思っているのであれば、会社の評価基準と自分の努力の方向性がズレているのは間違いないので、退職するまでは行かなくとも転職活動を通してキャリアを見なしてみる価値はあるはずです。

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人事評価に不満がある場合の退職はどうする?
あなたが「仕事のため・評価のため」に頑張っていたとしても、上司や会社からすれば「付き合いが悪い・仕事が出来ない」と思ってしまうわけですね。
つまり、あなたと上司では大事にしているものも、目指しているものもまるで違うわけです
そうなれば、必然的に評価が低くなってしまって当たり前ですね。
これは言ってしまえば、小学校の通信簿の音楽・図工などの科目の評価みたいなものです。
ピカソみたいな前衛アート書いても落書き扱いされて評価されませんし、音楽の授業でソロプレイで協調性を乱せば、いくら楽器が天才的にうまくても評価は「1」です。
会社も同じようなものです。
あなたがいくら努力して成果を出していても、それが会社の求めるものとは違っては、評価は得られません。
上司が「プライベートまで時間を裂ける付き合いの良さ」を仕事の一部だと思っているなら、それに従える人が評価されて当たり前なのです。
残念ながら、そういった非生産的なことが求められるのが、日本の職場の現実です。
仕事の定義が一致する職場に勤めて、正当評価されよう
しかしながら、こういった「仕事の定義」にすれ違いが生じるのは仕方ありません。
履歴書や面接などの恐ろしくマッチング精度の悪いシステムを、未だに採用している企業が多いからです。
とくに新卒一括採用なんて、大学という養豚場からブタを出荷する感覚で新卒者を企業に出荷しているのが現状です。
養豚場のブタに個性なんて必要ですか?
必要ないですよね。
ブタはブタ。味の違いなんてわかりませんからね。
そんな就職市場からの出荷では、仕事に対する認識の齟齬など、起こるべくして発生するわけです。
あなたが評価されないのは、あなたに能力がないからではありません。
あなたを過小評価している企業は、飛べないブタを評価する企業なんです。
あなたは、飛べるブタです。
養豚場から出荷されたブタをハムのような量産加工品にするような企業はさっさと見切りをつけて、紅の豚になって飛び立ちましょう。
正当評価されたければ転職エージェントがおすすめ
正当に評価されたければ、転職エージェントに登録して面談を受けることをおすすめします。
というのも、転職エージェントですと、今のあなたの適性な年収や能力などの人材価値を正当に評価してくれます。上司と飲みに行く能力や接待するようなクソの価値にもならない能力は、一切関係なく、客観的に評価してもらえます。
そして、あなたの評価に合わせて、最適な求人を紹介してくれます。
このまま会社で不当に評価されていても、先はありません。まずは転職エージェントに登録して、自分を正当評価してもらいましょう。