「やってもらって当たり前の人の気持ちがわからない…」
「感謝しない人にイラっとしてしまう…」
このようにお悩みではありませんか?
職場にも友達にも、そして家族にも「感謝しない人」は意外と多いです。
そういった人と関わっていると、次第に自分がすり減っていくものです。
仕事においても人間関係においても、他人のために見返りを求めずに尽くすことは素晴らしいことです。
ですが、何一つ報酬も返ってこないばかりか、感謝すらされないようでは、次第にやる気も失せていきますよね…。
感謝しない人には一体どのような心理があるのでしょうか?
また、感謝されないことにイライラしたり疲れてしまう自分自身には、どのような心理が潜むのでしょうか?
この記事では「やってもらって当たり前の感謝しない人の心理」と「感謝されないことに募りを感じている自分自身の心理」を合わせて解説していきます。
記事後半では、感謝しない人と上手く付き合う方法もご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
やってもらって当たり前の人の特徴とは?
まずは、やってもらって当たり前な人によくある特徴をご紹介していきますの。
ぜひ、読者自身が頭を悩ませている身近な人と照らし合わせて読んでみてください。
日頃の細かいコミュニケーションを怠りがち
やってもらって当たり前と他人に感じさせる人は、そもそもの日頃の細かなコミュニケーションを怠りがちです。
具体的には、
- 挨拶をしない
- 細かいことで「ありがとう」「ごめんなさい」と言わない
- 細かな連絡に対して回答を返さない(既読無視する)
など、他人に対して「この人は他人の行動を一切見てないのでは?」と疑わせるようなコミュニケーション不足が日頃より目立つのです。
逆に日頃より細かいことコミュニケーションで他人の行動に対して反応をくれていたり、細かな感謝や謝罪の気持ちを伝えることが習慣づいてる人は、他人に「やってもらって当たり前の人」とは思われないはずです。
また、感謝の気持ちだけではなく、そもそもの「この人は他人の話を聞いているのか?」「周りをちゃんと見てるのか?」と思わせてしまいます。
本人が本当に感謝していないかどうかは別問題として、日頃より細かなコミュニケーションが欠けている人は何に対しても反応がないため、周囲に「やってもらって当たり前の人」と周りに思われてしまってもしょうがないと言えるでしょう。
根本的に感謝の気持ちが欠けている
やってもらって当たり前の人は、根本的に感謝の気持ちが欠けているとも考えられます。
単に「ありがとうという手間がめんどくさい」「感謝の気持ちを表すのが恥ずかしい」というだけならともかく、根本的に感謝の気持ちが欠けている人は恩を仇で返してくるような言動を平気で行うものです。
たとえば、以下のような言動に思い当たりがありませんか?
- 割に合わないことに時間を割いて対応したのに感謝されないどころか文句を言われる
- 自分の思い通りにいかないと不満を表してくる
- 他人の努力や苦労を労ることなくダメ出しばかりしてくる
こういった人は、他人が労力を割いたことに対しても無頓着なので「他人にやってもらって当たり前の人」と感じさせてしまうはずでしょう。
このような人の中には「感謝の言葉を口にするぐらいなら、文句を言った方がマシ」だとか「ダメ出しするの期待している証拠」と口にする人もいます。
もし、仮にそれが本心で相手のためを思ってのことであっても、言われる方はたまったものではありません。
また、感謝の言葉より不満が先に出てくる時点で「他人への不満>感謝」という優先度になっているわけですから、お世辞にも日頃より他人へ感謝しているような人間とは言い難いでしょう。
「ごめんなさい」と謝ることが出来ない
感謝の出来ない人は、非礼を詫びることが出来ません。
「ごめんなさい」の一言が、素直に言えないのです。
素直に謝れば済むことも、ダラダラと言い訳して引き伸ばすので、非常にみっともない。
悪いことをしたら謝るのが、大人の常識です。
相手に嫌な思いをさせたり、怒らせてしまったら、素直に謝りましょう。
細かいお礼を言う習慣がない
感謝の出来ない人の何がダメかって、根本的に細かいお礼を言う習慣がないんです。
人がわざわざ労力割いて仕事してあげも「そんなことして当たり前」という感じで礼も言いませんし、人が気遣いしても気づくことすらありません。
当然ながら、そういう人相手には尽くす気も失せてしまうというものです。
何か相手にしてもらったら、お礼を言うのが大人の常識です!
仕事は相手に尽くすことが当たり前ですが、尽くされた側は感謝の気持ちをしっかり表現しましょう。
喜ばない相手には、誰も尽くしてくれなくなりますよ。
何もかも「してもらって当然」と考えている
感謝の出来ない人って「何もかもしてもらって当たり前」って思っている人が多いんですよ。
職場の上司も同僚も、そういう人って多いですよね。
「部下は何も言わずに育ってくれるもの」
「部下が尽くしてくれるのは当たり前」
「上司や先輩が世話をしてくれるのは当たり前」
こういう考えで仕事しているので、助け合いの精神や協調性がない職場が出来上がります。
仕事とは「助け合いの精神」から生まれるものであり、お互いに感謝し合ってこそです。
「誰かがしてくれて当たり前」と思っている人は精神的に未熟で、自分一人で仕事が出来ると勘違いしている人が多く、イライラしちゃいますよね。
仕事をしてもらったり、教えてもらったら、しっかりと感謝するように心がけましょう。
「自分一人で生きている」と思っている
感謝の気持ちがない人って、何もかも「自分一人で出来る」「自分一人でも生きていける」と思い込んでいるんですよ。
人間は1人では決して生きていけない生き物です。
親や家族に助けてもらって、国に助けてもらって、職場でも上司や同僚と支え合って、みんなで助け合って生きていく生き物なんです。
…だと言うのに、感謝しない人は「全部自分のおかげだ」「自分は一人でも生きていける!」と勘違いしているから、感謝の気持ちを持ち合わせていないんです。
そういう人は、周りから人がいなくなって自分一人にならなければ、どれだけ周りの人間に支えられて生きているか身にしみてわからないんですよ。
「孤高」とか「個性的」なんて言いますけど、そういう人は集団の和を乱す、異分子でしかありません。
お互いに感謝し合って高め合い、仕事で高いパフォーマンスを発揮するのが日本流です。
決して「自分一人でなんでも出来る!」なんて傲慢を持ってはいけません。
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感謝されないでイライラしてしまう人の心理は?
感謝されない人でイライラする人には、一体どのような心理があるのでしょうか?
▼他人に感謝されないでイライラする人の心理は?
- 自分の行動に対し見返りを求める気持ちが強い
- 他人が動いてくれることに期待の気持ちがある
- 自分自身が行っている気遣いや配慮が他人も出来て当たり前だと考えている
他人に感謝されないでイライラしてしまうのであれば、それは期待している気持ちがあることの裏返しだとも言えるはずです。
また、周りと比べて仕事が出来たり、自発的に動ける人材であることが多い分、自分から率先して動けない人にイライラを感じてしまいやすいのかもしれません。
筆者自身、自発的に動けない人にイライラしやすい性格である分、他人ができないこと・気づかないことに対し自ら率先して動いた後、感謝すらされないことには非常に強いストレスを感じます。
もし、読者が同じような悩みを抱えており、感謝出来ない人にイライラすることが多いと感じているのであれば、それは自発的に動ける人材が過小評価される職場なのかもしれません。その場合、転職してキャリアアップすることで待遇・年収アップが見込めるかもしれないので、この機会に職場環境を見直す意味でも転職活動を始めてみるといいでしょう。