就職先が決まらないまま専門学校を卒業してしまった場合の対策。専門卒の既卒は社会復帰が厳しくなると知っておこう。

就職先が決まらないまま、専門学校を卒業してしまった!

そんな、思うような就職先を見つけられずに、専門学校を卒業してしまった人も多いことでしょう。

実際、私も専門学校に通っていましたが、卒業段階で正式に内定をもらっている人は5割もいるかどうかでしたからね。

某Yアニメーション学院を始め「就職率100%!」とうたい、入学者を募集している専門学校は多いですが、実情は「バイトや見習いなども”就職”に含めている」というケースも多いんです。

必ずしも「専門学校に通う=やりたいことを仕事に就ける」わけでもないのです。

あるいは、専門学校で自分が就こうとしている職業の厳しさを知って、挫折してしまった人もいるかと思います。

私も専門学校で内定がもらえず、その後フリーターとして定職にも就かずフラフラしていた経験があるからこそ、言っておきます。

専門学校卒業後の既卒者は、何が何でもすぐに就職先を見つけておくべきです。

それも「やりたいことを仕事にする」「なんでもいいから定職に就く」という、ふたつの道をどっちも考えておきながら…ですね。

少なからず、就職先が決まらずに既卒者になってしまった場合は「やりたいことを仕事にする」という道は、時間が経つにつれて厳しくなっていく一方です。

そして「なんでもいいから定職に就く」という選択肢も同様ですね。

若いうちなら、専門学校で学んだこととは別分野でも挑戦できるチャンスがありますが、それも20代後半以降はだんだん厳しくなっていきます。

行動しておくなら、早いに越したことはないんです。

そして、残念ながらその事実を見に染みて実感した時には、もう間に合いません。

私もそうでしたからね…。

というわけで、私自身の人生の反省も踏まえて、就職先が決まらないまま専門学校を卒業してしまった既卒者が、就職に向けてすべきことを紹介していきます。

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「好きなことを仕事」に出来るのは一部の人間だけだと知っておこう

就職先が決まらないまま、専門学校を卒業してしまう人の多くは「好きなことを仕事にしたい」「やりたいことがある」というこだわりがあるにも関わらず、希望する職業に就けなかった…あるいは、自分の理想とする仕事が見つからなかった…という事情があるかと思います。

厳しい話になりますが、好きなことややりたいことを仕事に出来るのはごく一握りです。

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「才能がなかった…」
「運がなかった…」
「努力が足りなかった…」

こういった単純な理由だけではありません。

現実に直面して、挫折してしまう人もいますし、あるいは現実を見て他の道を考える人もいます。

「夢を諦めるのはかっこ悪い…」
「目指した以上は諦めきれない…」

こう考える方もいるでしょうが、それも違います。

おそらく「夢を叶えて、やりたいことをやっている」と見える人にも、途方もないまでの挫折や苦労もありますし、それが最初からやりたい仕事だったかどうかは、本人にしかわかりません。

…とはいえ、まだ若い専門学校卒生には、いまいちピンと来ないかもしれませんね。

逆に考えてみれば、少しはわかるでしょうか?

なんとなく就いた仕事であっても、やっているうちに好きになっていけば、それがさも他人からは「やりたいことをやっている」ように見えるようになるわけです。

流れ着いた先であっても、思い描いたような人生でなくても、自分の見つけた場所で、やりがいを見つけていけばいいのです。

就職しても辞める人も多いと知っておくべし!

また、一つ知っておいて欲しいことは、やりたいことを仕事にしても、途中でやめてしまう人も多いという事実です。

実際に仕事にしてみて「やりたいことと仕事のギャップに悩む」「現実に直面してやりたいことが嫌いになっていく」ということに耐えきれず、やめてしまうわけですね。

とくにデザインや音楽、アニメ関係などの「クリエイター職」であったり、あるいは芸能関連である「声優」「演技」などの方は、華やかで憧れる人の多い仕事である分、生き残り競争も激しいです。

「仕事に就いた」「オーディションに受かった」などは、ただの間口に過ぎません。

必ずしも「やりたいことを仕事にする」「夢をかなえる」ことだけが、正しい道ではないのです。

専門学校の仕事は”技術職”だと意識しておこう

専門学校は、基本的には「技術職養成所」と言ってもいいです。

現場に入ってもすぐ使い物になりやすいように、専門学校で業界の技術を学ぶわけですね。

つまり、他の業界では応用しにくい技術・経歴になるわけです。

一方、大学であれば、社会人に求められる総合的な能力を養うため、色々な学問を学び、応用力の高い人材を育てるわけです。

実はこれ、結構な差なんですよ。

というのも、日本の会社では、学歴キャリア組が組織の上で指示を出して、技術職が下で働く…という構造をしているわけです。

極端な話、高学歴キャリア組であっても一般職の基礎さえ出来れば、十分に専門学校から入れる業界の仕事も出来るんです。

音楽業界であれば、レコード会社の営業や企画。
デザイン業界であれば、広告代理店でデザインを発注する側。
ゲーム業界であれば、売上を分析して新しいプロジェクトを提案する立場。

この差は、実際に社会に出て仕事してみなければ、わからない事実です。

こういった立場の仕事であれば、専門技術を極めずとも、転職も十分可能な立場なわけですね。

一方で、専門学校で技術しか学んできていない学生は、その道を極めていくしか、道がないわけです。

「好きなものこそ上手なれ」「手に職」などとは言いますが、それは逆に言えば、一度目指した道を極める以外の選択肢が少なくなっていく…ということでもあります。

技術職は一にも二にも経験。そして行動力。

そして、さらにダメ押ししておくと、技術職で求められるのは実務経験、現場でどれだけの仕事をこなしたか…ということです。

いくら学校で作品をつくっていようが、仕事での制作経験がなければ、それは大して評価されません。

新卒の段階や卒業後数年の間であれば、学生レベルの作品・技術でも「見込みあり」「育てれば戦力になりそう」などと、評価してもらえます。

しかし、卒業して数年経つと「今まで何してたの?」「その年齢で実務経験なければ採用できない」という風に、見向きされなくなってくるわけですね。

そうならないためにも、技術や作品を仕事にするような業種であれば、何が何でもまずは業界に入って、経験を積むべきです

業界の下っ端のようなバイトであっても、実務経験があるかないかは、天と地ほどの差になります。

そして、業界に入って真面目に仕事すれば、人脈やコネも出来ます。

才能や能力が足りなくても、努力しておけば何かしらの結果にはつながるんです。

ですので「好きなことややりたいことを仕事にしたい」という気持ちが少しでもある、専門学校の既卒者は、いち早く行動して、何が何でも業界にしがみつくことを意識してみてください。

考えたり、悩むのは、仕事が一人前にこなせるようになってからでも遅くはありません。

その時には、見えていることも、考えるための判断材料も、今とは段違いですからね。

実務経験さえあれば転職の可能性も確保できますし、貯金があれば学び直すことだって出来ます。

まずは何が何でも、働き口を探してみてください。

「好きなことを仕事にする」が厳しいと感じていたら、他の道も考えてみよう

専門学校在学中に「好きなことを仕事にするのは厳しそう…。でも諦めきれない…」という感じで、どっちつかずになった方。

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あるいは「好きなことを仕事にするのは無理そうだけど、高いお金払って学んだ以上はもったいない…」と割り切れない方。

そういった、決断できずに迷っている方もいるかと思います。

目指す業界や専門学校で学んだことにも寄りますが「好きなこと以外を仕事にする道を考えたほうがいい」と考えておいたほうがいいですね。

専門学生や既卒であれば、大して社会や仕事のことなんかわかっていません。

きっと、狭い頭の中で仕事について考えているはずです。

実際には、学んだことを活かせる仕事はたくさんありますし、専門学校から卒業して就職した人だって、最初は雑用や地味な仕事ばかりしていることだって、当たり前です。

この場合は「何をしたいか…」なんて悩んだり、ネットで求人を見るよりも、実際に働いている人の話を聞いた方が何倍も効果的です。

これは仕事に対する具体的な話も、自分が働くイメージもしやすくなるからですね。

若いうちはとにかく行動し続け、人と関わり続ければ、なんとかなるものなんです。

専門学校卒の既卒者が就職先を見つけるコツ

というわけで、就職が決まらずに専門学校を卒業してしまった既卒者は、今すぐ行動すべきです。

アルバイトしているなら、掛け持ちで就活。
そうでなければ、毎日就活。

「就活」には、正しい方法はありません。

気になる会社片っ端から連絡をいれる

まず「やりたいことを仕事にしたい!」と思っている既卒生は、気になる仕事の関連した会社に「新卒生採用していませんか?」と、片っ端から連絡いれまくるぐらいの気合いで望みましょう。

『就きたいと思う会社に「採用していないか?」と片っ端から連絡する』

シンプルでリスクなしで試せる方法なのに、試してる学生さん少ないですよね。

断られたところで、経歴も何もない学生や既卒であれば、何の損失もありません。

ところが、意外と試す学生は少ないのです。

なぜなら、今時の学生は「求人票見て応募する」という方法でしか、就職する道がないと考えているから。

しかし、実はそうではありません。

専門学校とコネがなく、採用の告知も自社ホームページでぐらいしか出来ない会社…そういう「求人を出していないけど、採用したいと考えている会社」というのも、結構あるんです。

あるいは、新卒で採用した人材がすぐに辞めた…という可能性もありえますね。

このような会社であれば、既卒の専門学生でも、チャンスはいくらでもあります。

また、採用基準の厳しい大企業や人気企業であっても、連絡してみれば「バイトからなら〜」「ウチは無理だけど、関連会社の〇〇なら紹介できるよ」という可能性もありますからね。

とくに、小さな企業も多いクリエイティブ・IT業界であれば、こういう話も珍しくはありません。

「就職先がないから諦めよう…」というのは、日本全国の会社に飛び込み営業してみて、全会社に断られてからです。

そこまで本気でやれば、専門学校の既卒でも、自分の就きたい仕事に就けます。

専門学校の就職サポートを利用してみよう!

専門学校の既卒であれば、専門学校内の就職サポートを利用するのが一番ですね。

基本的に、専門学校はビジネスでやっているところもありますので「卒業生を就職させる」ことに力を入れています。

ですので、基本的には卒業後もしっかりとサポートしてくれることが多いんです。

また、専門学校には「その専門学校卒の講師」というのもいますが、そういった就職面でのバックアップは結構しっかりしています。

ですので、専門学校の既卒の方は、まずは専門学校の就職サポートを最大限に活用しましょう。

既卒・第二新卒向けの就職支援サービスを活用しておこう!

専門学校の既卒者であれば「既卒・第二新卒向けの就職支援サービス」も利用しておくといいですよ。

既卒・第二新卒は、実は転職市場でも需要があるので、早いうちに登録して行動しておけば、新卒に遅れをとらずに職が見つけ出せます。

既卒・第二新卒向けの就職支援サービスは完全無料で、誰でも利用可能です。

面談でカウンセリングを受ければ、自分に向いている仕事を診断してもらえます。

また、在学中に就活をサボってたような人であれば、面接や書類作成の指導、あるいはビジネスマナーなどの指導も行ってもらえるので、

ただし、既卒・第二新卒は他の就職サービスと比べると、専門職や技術職が少なめの傾向があります。

ですので、専門学校で学んだ内容によっては、チャンスが少ないことも考えられますね。

逆に言えば、一般職は多めですので、専門学校で学んだこと以外での就職を考えているのであれば、通常の既卒・第二新卒向けのサービスを利用しましょう。

業界特化の転職エージェントを利用してみよう!

専門学校で学んだことを活かせる職場を探すのであれば、業界特化の転職エージェントを利用することをオススメしますね。

転職エージェントとは、キャリアアドバイザーの担当がついてくれ、自分に向いた仕事先を見つけてくれるサービスです。

「転職」と聞くと、既卒や未経験の方は採用していない印象を受けますが、実際は既卒や新卒を採用している会社を紹介してくれることもあります。

普通に転職サイトを見ていると「実務経験:1年以上〜」などと書いている会社も多いですが「別に実務経験なくてもOK」という会社も少なくはないので、そういった会社を見つけ出すためには、転職エージェントを利用するのが手っ取り早いです。

ですので、既卒者の方でも、まずは転職エージェントに登録して面談を受けてみるといいですよ。

フリーター・ニート(既卒・第二新卒)

本気で就職・転職したい方必見!

最近では若手不足に伴い、フリーター・既卒・第二新卒・大学中退者向けの就職支援サービスが充実してきています。

ハローワークと違い、民間企業がビジネスでやっているサービスなのでサポートの質や内定率が高く、就職・転職後のアフターフォローもバッチリです。

就職支援サービスで受けられるサポート内容の例

  • 面談の指導や模擬練習
  • ビジネスマナー・身だしなみなどの基本講座
  • 履歴書・職務経歴書なしで直接応募可能
  • 事前に推薦状を書いてもらえるので面談に自信がなくてもOK
  • 内定後のアフターフォローもしっかりしてくれるので安心
  • 無料なので納得できる求人がなければいつでも利用をやめてOK

これらのサービスは最初から最後まで無料で受けられるので、就職や転職でお悩みの方は登録して使っておくといいでしょう。

「なぜ?無料なの?」と不安な方もいるかもしれませんが、それは紹介先企業が費用を負担しているからで、それだけ人材採用の経費をかけている優良企業が多いということです。

また、よく「就職や転職を急かされそうで怖い」「強引に勧誘されたらどうしよう…」「説教されたら嫌だなあ…」と不安の方もいるでしょうが、そういった人材を無理に企業に紹介してもすぐ辞められては困るため、事前の面談やカウンセリング、さらに企業との面接もじっくり時間をかけてくれる業者がほとんどです。

なぜかと言うと、既卒・第二新卒層向けの就職支援はビジネスとしてはあまり効率がよくない一方で「長く働ける人材が欲しい」「ポテンシャルのある人をじっくり育てたい」という会社からは需要があり、時間をかけた方が結果として利益や満足度につながるからです。

ですので、まずは気軽に相談するつもりで、利用してみてください。

とくに、当サイトでオススメしたい優良な就職支援サービスは以下の3つです。

就職ShopオススメNo.1…大手リクルートグループ運営のため信頼性バツグン。求人数が圧倒的に多い。人柄・人間性重視の会社の紹介が多い。→「就職Shop」の解説はこちら

ウズキャリオススメNo.2…第二新卒の経歴を持つ社長が運営する、ベンチャー系人材サービス。面談に平均20時間をかけるほど、対応の丁寧さに力を入れている。→「ウズキャリ」の解説はこちら

DYM就職オススメNo.3…全国展開している就職支援サービス。最短1週間で就職先が決まることもあるので、早く正社員になりたい方にはオススメ。→「DYM就職」の解説はこちら

就職・転職支援サービスの登録方法と使い方のコツ

紹介した就職支援サービスは、職務経歴書の記入が不要なので登録1分で終わります

ただし、登録するだけで終わっては、優良企業を紹介してもらえない可能性も大きいです。

なぜなら、登録後にまったく返信をしない人が多いため、業者側も登録者のモチベーションを試しているからです。

ですので、既に登録段階で選考が始まっているぐらいに考えておくといいでしょう。

具体的には、以下のポイントに気をつけておけば、しっかりとサポートしてもらいやすくなりますよ。

  • 登録後の返信メール・電話対応をしっかりしておく
  • 担当者から直接連絡が届くので、すぐに返信をしておく(平日中に返答すると相手も対応してくれやすい)
  • 面談や説明会の紹介があったら積極的に参加しておく(服装指定がなければ私服でも可)
  • どうしても面談に参加できない場合は、代わりに参加できそうな日を伝えておく
  • わからないことがあったら、メールの担当者や公式サイトの問い合わせから聞いてみることも大事

以上のことはビジネスでは当たり前のことですが、意外と出来ていない方も多いです。

しかし、上のような”基本”が出来るだけで一歩リード出来ますので、就職・転職に意欲がある方はしっかりとしておきましょう。

このサイトの情報を参考に、一人でも多くの読者が就職・転職のきっかけにしていただければ、うれしい限りです。

その他の人材サービス

その他にも、20代の既卒・第二新卒・フリーター・ニートに向けた人材サービスが、多数登場しています。

JAIC(ジェイック)…既卒・第二新卒向けの、営業職特化の就職支援サービス。研修が厳しいことで有名だが、その分、社会人としての心構えやビジネスマナーが身につく。→「JAIC」の解説記事はこちら

ハタラクティブ…都内近郊の求人に強みを持つ、既卒・第二新卒向けの人材サービス。中卒者など、対応してくれる範囲が広いところが強み。→「ハタラクティブ」の解説記事はこちら

TokyoDive無料で東京都内の住まいを無償提供してくれる上に仕事を紹介してくれるサービス。20代の若者から30代前半までがサポート対象。→「TokyoDive」の解説記事はこちら

東京みらいクルー東京都内の求人と都内の不動産物件を紹介してくれるサービス。TokyoDiveと違い、住まいは自費負担。→「東京みらいクルー」の解説記事はこちら

テンプスタッフ…全国展開の国内最大手の人材派遣会社。派遣社員に興味があるなら、使っておこう。→「テンプスタッフ」の解説記事はこちら

JOBNET(マンパワーグループ)…アメリカ発の派遣会社。こちらも全国展開。英語系のキャリア支援に強みを持つ。→「JOBNET(マンパワーグループ)」の解説記事はこちら

色んな方の悩みや需要に応えられるサービスも多いので、気になるものがあったら解説記事を参考にしてみて、ぜひ利用を検討してみてください。

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