「入社7年目で辞めたいと思うことが多くなった…」
「七年目で漠然と転職したいという思いが強くなった…」
「社会人7年目だけどまったく仕事ができないと感じてる…」
「勤続7年目だけど仕事が向いてないと悩むことがある…」
社会人7年目の年齢は下記の通り、20代中盤から後半…いわゆる「アラサー(30代手前)」となり「仕事でできることや経済的な余裕ができ、キャリアのみならず今後の人生について様々な選択肢が思い浮かぶ時期」となります。
▼社会人7年目の年齢(学歴別)
高卒:18歳で卒業→25歳
短大・専門卒:20歳で卒業→27歳
大卒:22歳で卒業→29歳(→29歳の転職記事)
大学院卒:24歳で卒業→31歳
いわば「転職適齢期」とも言える時期となり、
「このままこの会社で働き続けるべきか?」
「今の仕事は本当は向いてないのでは?」
「転職することでもっと良い条件で働けるのでは?」
と、贅沢な悩みに思考を費やすことも多くなります。
一方で、管理職・マネージャーポジションとして求められる役割が変わってきたり、あるいは入社当初から思うように仕事ができずにそのまま勤務年数だけ重ねて「今の仕事合わない…」という状態を放置し続けているなど、人によって仕事の悩みは様々です。
そこで、当記事では社会人7年目でキャリアに悩む方に向けて、下記のような情報をお届けしていきます。
▼この記事を読むことで得られるメリット
- 社会人7年目で仕事ができない・向いてないと悩む要因
仕事ができないと悩んでいる人が「どこで詰まっているのか?」「何をすべきなのか?」「会社に問題はないか?」を判断できるヒント - 入社7年目で退職を考える人の代表的な悩み
辞めたいと考えることが多くなった人が「なぜ辞めたくなったのか?」「他の人はどんな理由で辞めてるのか?」「こんな理由で退職してもいいのか?」を判断できる - 入社7年目からのキャリアで意識すべきこと
「仕事ができない」「辞めたい」「転職したい」と悩む人が共通して意識すべきこと、より良いキャリアを歩むために考えるべきことを紹介
この記事を最後まで読んで
「自分が何に悩んでいるのか?」を
見つけ出すことで転職するべきか続けるべきかも
判断しやすくなりますよ
入社7年目で仕事ができないのは向いてない証拠?
入社7年目で仕事ができないと感じている場合、今の仕事は向いていないのでしょうか?
▼社会人7年目で仕事ができないと感じる人の悩み
- 基本的な業務範囲についていけない(→仕事についていけない)
- 管理職/マネージャーになれない(→管理職になれない)
- 管理職/マネージャーとしての仕事ができない(→管理職向いてない)
- やりがいを見出せない/モチベーションが維持出来ない
- 暇な時間を持て余すことが多くなった(→社内ニート辞めたい)
- 努力に対し給料が上がっているとは思えない
- 社内評価が低いと感じる(→社内評価が低い)
- 社内の人間関係が上手くいかない
社会人7年目ともなると、仕事ができないという悩みは多種多様なものとなります。
中でも「管理職/マネージャーになれるかどうか?」は、今後のキャリアプランを考える上では非常に重要な悩みだと言えます。
また、今の仕事が向いてない場合、仕事についていけないまま7年経過して、勤務時間を持て余したまま経験を積めていない…ということも十分にあります。
今の仕事が向いてないかどうかわからない人は
以下の記事も参考にしてみてくださいね
以下、とくに社会人7年目のキャリア段階でつまづくことが多い悩みについて解説していきます。
管理職/マネージャーになれない
社会人7年目となると20代後半以降となるので、早ければ既に管理職/マネージャー相当のポジションに就いている人もいる一方で、平社員のままの場合もあります。
もし管理職/マネージャー相当に抜擢されないのであれば、以下のような原因を考えておくべきでしょう。
- 20代後半で管理職/マネージャークラスになれないのが当たり前の組織(公務員など)
- 社内で管理職/マネージャーポジションが空いてない
- 社内評価が不当に低いので出世できない(上司の嫌がらせ・過小評価など)
- 純粋に能力・適性・実績・経験が不足している
社会人7年目ともなれば、それなりの経験や実績は積んでいるはずなので、能力・適性面で管理職に向いていないということは少ないはずです。
ですので、原因として社内環境に問題があると考えておくといいでしょう。
管理職/マネージャーとしての仕事ができない
社会人7年目で既に管理職相当のポジションにいる方は、管理職/マネージャーとしての仕事ができない・ついていけないという悩みもあるはずです。
心当たりがあるなら「プレイングマネージャー」という概念を理解しておくといいかもしれません。
プレイングマネジャーとは、部下の育成・指導などを行う「マネジャー」としての役割と、売上に貢献する現場の「プレーヤー」としての役割を共に担うポジションのことをいいます。野球などのスポーツにおける選手兼監督がよく知られていますが、ビジネスの現場でもこの言葉が使われるようになりました。
自分が「現場目線のプレーヤー寄りか?」「人をまとめたり指導するマネージャー寄りか?」を意識しておけば、今後のキャリアを考える上での参考になるはずです。
社内ニートとして時間を持て余している・仕事が振られない
社会人7年目で、勤務中に時間を持て余す「社内ニート(窓際族)」となり、危機感を覚えている方もいらっしゃるはずです。
その場合、今の会社に以下のような原因があるかもしれません。
- 自発的に動いて仕事を見つけ出すことが前提の会社(ベンチャー・外資系など)
- 社内の仕事が定型化されてない・業務内容が頻繁に変わる会社(IT/WEB系など)
- 社内評価が著しく低いため仕事を振られなくなった(社内の過小評価)
- 閑職への左遷(仕事ができない人向けの部署への配属)
前者二つは適応力のある比較的優秀な人材向けの会社だと言える一方で、後者二つは社内で過小評価されることでチャンスを逃していると言えるでしょう。
入社7年目の転職は難しい?どうすればいい?
読者の中には転職を考えている方も多いと思いますが、社会人7年目からの転職は難しいものなのでしょうか?
結論から言えば、7年間も勤務しておけば今の仕事の評価に関係なく、必ず他の職場でも通用する経験が身についているはずなので、転職自体は間違いなく可能です。
ただ、以下の点には注意する必要があります。
- 完全未経験職への転職は20代中盤以降から厳しめ
- 経歴によっては転職できる職種/業種が限られてくる
- 年収アップ/ダウンは経歴とポテンシャルによって変わる
とくに大卒から社会人7年目の場合、29歳と20歳の境目に位置することになるので、完全未経験職に転職するのは厳しい時期だと言えます。
逆に高卒・短大卒・専門卒で27歳以下であれば、ギリギリ完全未経験職へ転職可能な年齢なので、若いうちに転職を考えておくといいでしょう。
また、年収に関しては職種・業種ごとの人件費の相場によって決まるため、今までの経歴次第では年収は据え置きのまま転職することになる場合もあります。
転職しても年収が上がらないってことですかね?
というよりも「年収を優先するか?他の条件を優先するか?」で
転職活動の方向性が変わって来るので年収アップはおまけなんだよ…
転職活動が難しいと感じている人の原因として、年収アップ(または現在の生活水準を維持)にこだわるあまり自らハードルを上げてしまうというものがあります。
転職が成功するかどうかは「今までの経歴・実績・経験と求めている人物像が合致する会社があるかどうか?」にかかっており、求職者側は自由に仕事を選べるわけではないので、見極めができない場合、延々と採用される見込みのない求人に応募しては落とされる…という結果になりがちです。
書類選考に落ちまくる理由については
以下の記事を読んでみてください
ネット上では「転職は厳しい」という体験談もあるが
多く人は自分でハードルを上げてしまった結果、
自ら首を絞める行為になっている人も多い
転職が厳しい/難しいという声はネット上・現実でよく聞きますが、多くの場合は「経歴に見合わない条件の求人ばかりに募集している」「書類選考/面接対策をしていない」など、転職活動をしっかり行っておらず、自分に合った求人選びが出来ていない人が多い印象を受けます。
入社7年目の20代の人材に関しては、ポテンシャル採用の可能性も含めると、そこまで転職が難しいということはないので、臆せずに行動してみるといいでしょう。
転職が厳しいと感じている人は
以下の記事で現実を知っておくことも大事です
入社7年目の転職活動は具体的にどうすればいい?
ここまでは転職市場の目線で入社7年目のキャリアについてお伝えしてきましたが、ここからは具体的にどうするべきかを紹介していきます。
▼入社7年目からの転職活動方針
- 転職エージェントに登録してキャリアカウンセリング(面談)を受ける
- 担当者との相性が合えばそのエージェントで転職活動を継続
- もし担当者が合わないなら交換or他社エージェントを活用する
- 転職エージェントで添削してもらった職務経歴書を活用して転職サイトも併用
まず、大前提として「転職エージェント」は必ず登録しておきプロのアドバイスを受けておく方が間違いないでしょう。
転職エージェントで面談を受けておくと後々の転職活動でも有利になる情報やノウハウの提供に期待でき、求人も自分に合ったものを紹介してもらえるため、受かる見込みのない求人に応募し続けて時間を無駄にするリスクを減らせます。
ただ、転職エージェントは会社ごとに方針が微妙に異なり、担当者の力量や提案力にも違いがあるので、出来れば自分と相性の良いエージェントの担当者と連携して、転職活動を進めていくことが大事です。
また、転職活動を始める際に転職サイトや求人サイトで検索から始める方も多いと思いますが、それは自分の経歴で受かる見込みのある求人を見分けられたり、職務経歴書を企業受けの良い状態にしてからでないと、十分に活かしきれない結果になりがちです。
ですので、確実に転職を成功させたいのであれば、まずは転職エージェントを利用しておきましょう。