入社6年目で仕事ができずに辞めたいと悩んでいませんか?
入社6年以上も過ぎて仕事ができないままなのは、非常に辛いことです。
この記事では入社6年目で辞めたいと悩んでいる人に向けて、辞めるべきか続けるべきかの判断基準から退職方法、その後の転職について紹介しています。
また、中途入社(転職後)/新卒、正社員/派遣社員など、読者の状況に合わせた退職方法もお伝えしていきます。
読者ご自身のキャリアに合わせた情報を参考にすることで、より良い転職につなげるきっかけにしてみてください。
社会人6年目で辞めたい|転職する際の年齢・年収の目安は?
社会人6年目で辞めたいと悩んでいる方は、まずは自分の年齢と年収を確認しておき、今の自分の経歴を客観的に把握しておく必要があります。
▼学歴毎の社会人6年目の年齢(数え年)
高卒:18歳で卒業→24歳
短大・専門卒:20歳で卒業→26歳
大卒:22歳で卒業→28歳
大学院卒:24歳で卒業→30歳
社会人6年目の場合、意識したいのは最終学歴短大/大卒の人は20代後半(アラサー)に突入しており、30代に突入して社内での立ち位置やキャリアを固める時期の一歩手前に来ているということです。
30代前半の転職は完全未経験職へは難しい時期となり、今までの経歴や実績を元に転職しなければならない時期です。
ですので、考えておきたいことは、
「今の会社にしがみついて役職がつくのをずっと待つか?」
「転職して別の会社で役職がつくのを狙うか?」
…ということです。
いずれにせよ、6年目にして今の仕事が向いてないと悩んでいるのであれば、何かしら思うところはあるはずなので、キャリアについて見直す意味で転職を意識しておくに越したことはないでしょう。
また、高卒/短大/専門卒の26歳~29歳の人は20代として未経験職へのチャンスを得やすい最後の期間ですので、転職を考えているなら早めに行動しておきたいです。
29歳からの転職を考えているなら
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次に、社会人6年目の平均年収目安を紹介していきます。
男性:315万~390万
女性:300万~350万※1.全国ベースのため「都内平均は上」「地方平均は下」と見積もっておく
※2.一般的な大卒キャリアを想定しているので学歴によっては平均より下がる
※3.業種・職種、企業の規模によって平均値は変わる参照元:
https://doda.jp/guide/heikin/
年収は「学歴/年齢/職種/業種/勤務地」などの条件によって大きく変わるため、あくまで目安でしかないですが、社会人6年目であれば年収300万~350万ほどあれば平均値に納まってると言えるでしょう。
逆に言えば、社会人6年目で年収300万円以下を下回るのなら転職するだけで年収が上がる可能性が高いと言えます。
とくに大卒で社会人6年目の人の場合、30代以降のキャリアで大きく年収差が開く時期になってくるので、余裕のある20代後半のうちに転職を意識しておきたいです。
入社6年目で仕事ができないのは向いてない証拠?
入社6年目で仕事ができないと感じている場合、今の仕事は向いていないのでしょうか?
▼社会人6年目で仕事ができないと感じる人の悩み
- 基本的な業務範囲についていけない(→仕事についていけない)
- 管理職/マネージャーになれない(→管理職になれない)
- 管理職/マネージャーとしての仕事ができない(→管理職向いてない)
- やりがいを見出せない/モチベーションが維持出来ない
- 暇な時間を持て余すことが多くなった(→社内ニート辞めたい)
- 努力に対し給料が上がっているとは思えない
- 社内評価が低いと感じる(→社内評価が低い)
- 社内の人間関係が上手くいかない
社会人6年目ともなると、仕事ができないという悩みは多種多様なものとなります。
中でも会社の立ち位置に関する悩み、「管理職/マネージャーになれるかどうか?」は、今後のキャリアプランを考える上では非常に重要な悩みだと言えます。
また、今の仕事が向いてない場合、仕事についていけないまま6年経過して、勤務時間を持て余したまま経験を積めていない…ということも十分にあります。
今の仕事が向いてないかどうかわからない人は
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以下、とくに社会人6年目のキャリア段階でつまづくことが多い悩みについて解説していきます。
管理職/マネージャーになれない
社会人6年目となると大卒以上の人は30代となるので、既に管理職/マネージャー相当のポジションに就いている人もいる一方で、平社員のままの場合もあります。
もし管理職/マネージャー相当に抜擢されないのであれば、以下のような原因を考えておくべきでしょう。
- 30代前半で管理職/マネージャークラスになれないのが当たり前の組織(公務員など)
- 社内で管理職/マネージャーポジションが空いてない
- 社内評価が不当に低いので出世できない(上司の嫌がらせ・過小評価など)
- 純粋に能力・適性・実績・経験が不足している
社会人6年目ともなれば、それなりの経験や実績は積んでいるはずなので、能力・適性面で管理職に向いていないということは少ないはずです。
ですので、原因として社内環境に問題があると考えておくといいでしょう。
管理職/マネージャーとしての仕事ができない
社会人6年目で既に管理職相当のポジションにいる方は、管理職/マネージャーとしての仕事ができない・ついていけないという悩みもあるはずです。
心当たりがあるなら「プレイングマネージャー」という概念を理解しておくといいかもしれません。
プレイングマネジャーとは、部下の育成・指導などを行う「マネジャー」としての役割と、売上に貢献する現場の「プレーヤー」としての役割を共に担うポジションのことをいいます。野球などのスポーツにおける選手兼監督がよく知られていますが、ビジネスの現場でもこの言葉が使われるようになりました。
自分が「現場目線のプレーヤー寄りか?」「人をまとめたり指導するマネージャー寄りか?」を意識しておけば、今後のキャリアを考える上での参考になるはずです。
社内ニートとして時間を持て余している・仕事が振られない
社会人6年目で、勤務中に時間を持て余す「社内ニート(窓際族)」となり、危機感を覚えている方もいらっしゃるはずです。
その場合、今の会社に以下のような原因があるかもしれません。
- 自発的に動いて仕事を見つけ出すことが前提の会社(ベンチャー・外資系など)
- 社内の仕事が定型化されてない・業務内容が頻繁に変わる会社(IT/WEB系など)
- 社内評価が著しく低いため仕事を振られなくなった(社内の過小評価)
- 閑職への左遷(仕事ができない人向けの部署への配属)
前者二つは適応力のある比較的優秀な人材向けの会社だと言える一方で、後者二つは社内で過小評価されることでチャンスを逃していると言えるでしょう。
入社6年目の転職は難しい?どうすればいい?
読者の中には転職を考えている方も多いと思いますが、社会人6年目からの転職は難しいものなのでしょうか?
結論から言えば、6年間も勤務しておけば今の仕事の評価に関係なく、必ず他の職場でも通用する経験が身についているはずなので、転職自体は間違いなく可能です。
ただ、以下の点には注意する必要があります。
- 完全未経験職への転職は20代中盤以降からはやや厳しめ
- 30代以降の転職は管理職/マネージャーとしての資質が求められてくる
- 経歴によっては転職できる職種/業種が限られてくる
- 年収アップ/ダウンは経歴とポテンシャルによって変わる
大卒以上で社会人6年目の場合、既に30代に突入していることになるので、完全未経験職に転職するのは非常に厳しい時期だと言えます。
逆に高卒/短大卒/専門卒/大学中退で26歳~28歳の方であれば、ギリギリ完全未経験職へ転職可能な年齢なので、若いうちに転職を考えておくといいでしょう。
また、年収に関しては職種・業種ごとの人件費の相場によって決まるため、今までの経歴次第では年収は据え置きのまま転職することになる場合もあります。
転職しても年収が上がらないってことですかね?
というよりも「年収を優先するか?他の条件を優先するか?」で
転職活動の方向性が変わって来るので年収アップはおまけなんだよ…
転職活動が難しいと感じている人の原因として、年収アップ(または現在の生活水準を維持)にこだわるあまり自らハードルを上げてしまうというものがあります。
転職が成功するかどうかは「今までの経歴・実績・経験と求めている人物像が合致する会社があるかどうか?」にかかっており、求職者側は自由に仕事を選べるわけではないので、見極めができない場合、延々と採用される見込みのない求人に応募しては落とされる…という結果になりがちです。
書類選考に落ちまくる理由については
以下の記事を読んでみてください
ネット上では「転職は厳しい」という体験談もあるが
多く人は自分でハードルを上げてしまった結果、
自ら首を絞める行為になっている人も多い
転職が厳しい/難しいという声はネット上・現実でよく聞きますが、多くの場合は「経歴に見合わない条件の求人ばかりに募集している」「書類選考/面接対策をしていない」など、転職活動をしっかり行っておらず、自分に合った求人選びが出来ていない人が多い印象を受けます。
転職が厳しいと感じている人は
以下の記事で現実を知っておくことも大事です
入社6年目の転職活動は具体的にどうすればいい?
ここまでは転職市場の目線で入社6年目のキャリアについてお伝えしてきましたが、ここからは具体的にどうするべきかを紹介していきます。
▼入社6年目からの転職活動方針
- 転職エージェントに登録してキャリアカウンセリング(面談)を受ける
- 担当者との相性が合えばそのエージェントで転職活動を継続
- もし担当者が合わないなら交換or他社エージェントを活用する
- 転職エージェントで添削してもらった職務経歴書を活用して転職サイトも併用
まず、大前提として「転職エージェント」は必ず登録しておきプロのアドバイスを受けておく方が間違いないでしょう。
転職エージェントで面談を受けておくと後々の転職活動でも有利になる情報やノウハウの提供に期待でき、求人も自分に合ったものを紹介してもらえるため、受かる見込みのない求人に応募し続けて時間を無駄にするリスクを減らせます。
ただ、転職エージェントは会社ごとに方針が微妙に異なり、担当者の力量や提案力にも違いがあるので、出来れば自分と相性の良いエージェントの担当者と連携して、転職活動を進めていくことが大事です。
また、転職活動を始める際に転職サイトや求人サイトで検索から始める方も多いと思いますが、それは自分の経歴で受かる見込みのある求人を見分けられたり、職務経歴書を企業受けの良い状態にしてからでないと、十分に活かしきれない結果になりがちです。
ですので、確実に転職を成功させたいのであれば、まずは転職エージェントを利用しておきましょう。