突然ですが、自分、心配性な性格なんです。
何かにつけて先のことを考えすぎてしまい、不安になることが多い。
言い換えると「慎重」「臆病」「保守的」ってやつ?
こんな性格だと「心配しすぎ」とか「気にしすぎ」とか批判されることもあります。
でも、これってそんなに悪いことなんでしょうか?
心配性だからこそ、リスク管理や計画性が優れていると思うんです。
無鉄砲に行動するよりも、先のことを考えて準備する方が失敗が少ないじゃないですか?
失敗は何よりもの恥。
だってそうでしょ?
大手企業だって、無駄な会議に時間をかけて前例を探して、失敗しないようにするじゃないですか?
それなのに、社員に「挑戦しろ!」とかリスクを取らせようとするほうがおかしくないですか?
そんな私ですが、リスクを取って挑戦ばかり求められる職場を辞めちゃいました(笑)
その後は、計画的で心理的安全性を確保できる職場に転職して、毎日が充実しています!
「やっぱり、自分に合った仕事を選ぶべきだ」って思いましたね。
そんな私が徹底的に調べ上げた「心配性な人でも安心して働ける職業」を向いてる仕事として紹介していこうかと思います。
心配性の弱みや短所:仕事ができないと思われやすいデメリット
心配性の特徴は、期待よりも不安の方が勝り、達成感よりも徒労感に苛まれることです。心配性の人は、常に悩みを抱えており、不安になることが多いです。
期待よりも不安の方が勝り、達成感よりも徒労感に苛まれる
心配性の人は、何か新しいことに挑戦する際にも、期待よりも不安が先行してしまいます。また、目標を達成したとしても、達成感よりも徒労感を感じることがあります。
「悩む」ことが当たり前となり右往左往を繰り返すことがある
心配性の人は、悩むことが当たり前となっています。何か決断をしなければならない場面でも、迷ってしまい、右往左往してしまうことがあります。
リスクを過大に見積もるばかりに、決断できずに行動が慎重になりすぎる
心配性の人は、リスクを過大に見積もってしまう傾向があります。そのため、決断することができず、行動が慎重になりすぎることがあります。
過剰な不安や心配から些細なことにも強いストレスを感じることがある
心配性の人は、過剰な不安や心配から、些細なことにも強いストレスを感じることがあります。これにより、仕事のパフォーマンスが低下する可能性もあります。
以上が心配性の特徴です。心配性の人は、自分の弱点を理解し、それに対処する方法を見つけることが重要です。また、周囲の人々に対しても、自分が心配性であることを理解してもらい、適切なサポートを受けることも大切です。
心配性に向いてる職業【適性や才能を発揮できる仕事】
「向いてる仕事」の基準は色々とありますが「才能を発揮できる仕事」「今までの経験が活かせる仕事」などが該当します。
心配性な人には、以下のような隠れた才能や適性があります。
▼心配性な人が持つ意外な適性
- 注意深い
細かい部分にまで目が行き届く、小さなミスに気づく、トラブルの予兆に気づく - 用意周到
事前に計画を立てる、危険でないか判断材料を集める、リスクを想定する、万が一に備える - 安心・安全意識が高い
リスクを評価する、危険性を指摘する、安定を望む、面倒見が良い
こういった適性は、意外と自分でもわかってないことが多いです。
しかし、アピール次第では転職活動を有利に進めることができ、思いもしなかった天職を引き寄せます。
以上の性質を踏まえ、心配性な人に向いてる仕事と言えるのは、以下の通りです。
- 自動車製造工
- 薬剤師
- 警察官
- 自衛官
- 弁護士
- 税理士
- 心理カウンセラー
- 国家公務員
- 警備員
それぞれ、仕事内容から就く方法まで詳しく解説していきます。
リスク管理に関する業務
- 保険業:保険のリスク評価や保険契約のアドバイスを行う仕事です。心配性の人は、リスクを見極める能力があり、適切な保険プランを提案することができます。
- 証券アナリスト:株式や債券などの金融商品のリスク評価や分析を行う仕事。証券会社の調査部門に所属して株式や証券などの調査や分析を行なう「リサーチアナリスト」と投資信託・投資顧問・信託銀行などに所属してさまざまな条件を組み合わせて効率よく運用する「ポートフォリオ・マネージャー」とに大別される。心配性の人は、市場の変動やリスク要因を的確に把握し、投資判断を行うことが得意です。
- リスクコンサルタント:企業や組織のリスク管理を支援する仕事です。心配性の人は、様々なリスク要因を洗い出し、適切な対策を提案することができます。
- 銀行業務:融資や投資などの金融業務において、リスク管理を担当する仕事です。心配性の人は、借り手や投資先の信用力やリスクを見極める能力があります。
- 企業リスク管理部門:企業内でのリスク管理を担当する部門での仕事です。心配性の人は、様々なリスク要因を把握し、適切な対策を講じることができます。
これらの仕事に就くことで得られるメリットは、リスクを事前に予測し、適切な対策を講じることができるため、問題やトラブルを未然に防ぐことができます。また、心配性の人は細かいことに気を配ることが得意なため、細部にまで注意を払いながら仕事を進めることができます。
自動車製造工
1台につき2万点以上といわれる部品を組み立てて自動車を完成させるのが自動車製造工の仕事です。
専門学校などで自動車の基本的な構造や 関連する技術についての知識を学んでおけば就職に有利ですが、大手自動車メーカーが出している期間工の求人であれば、未経験・年齢不問で働けることもあります。
自動車が故障してしまっては重大な事故に繋がりますので、心配性な人に向いている職業といえるでしょう。
薬剤師
薬剤師の仕事は、薬の専門家として処方箋に基づいて医薬品を調剤するのをはじめ、安全上必要な情報を患者や消費者に伝えたり、飲みかたの指導をしたりすることが仕事です。また、「お薬手帳」から患者が服用している薬を確認し、飲み合わせによる副作用などを防ぐことも重要な役目です。
薬剤師になるには厚生労働省の薬剤師国家試験に合格し、薬剤師としての資格が必要となります。受験資格は薬科大学か大学の薬学部で6年間学び、卒業することによって得られます。勤務先は病院の薬局やドラッグストア、調剤薬局のほか、民間の製薬会社や大学の研究機関で新薬の開発に携わったり、公務員となって保健所などで食品衛生監視員として働いている人や厚生労働省の麻薬取締官として活躍してる人もいます。
患者さんの気持ちに寄り添ってアドバイスができるような、心配性な人に向いている職業といえるでしょう。
警察官
人々の暮らしの安全を支えるために、個人の生命や身体、財産を保護し、犯罪や交通の取り締まりなどを行なうのが警察官の任務です。警察官の職種は以下のように大きく6つに分けることができます。
まず『地域警察』は交番や駐在所で24時間、交替制勤務で管轄地域の 安全と治安を守るのが仕事です。パトロールや巡回連絡、地理案内、遺失・拾得 届の取り扱い等、地域警察の任務は多岐にわたります。警察学校を卒業した警察官の大半が交番や駐在所で初めて任務を遂行します。次に『交通警察』ですが、交通事故死亡者数を減少させることが交通警察の最大の目標となっています。交通取り締まりを中心に、交通ルールの重要性をドライバーや子どもたちに指導するなど、安全教育にも力を注いでいます。そして『刑事警察』は事件発生とともに現場に急行し、鑑識係員とともに綿密な現場検証を行ないます。証拠資料を収集し、同時に被害者や目撃者 等の話を聞き取り、有形・無形の証拠をひとつひとつ積み重ねた結果、 犯人を割り出して検挙するのです。
そのほか『生活安全警察』は、ひったくりや空き巣、振り込め詐欺、わいせつ物や賭博事犯、危険物やゴミの不法投棄といった公害問題事犯の取り締まりなど、生活安全警察の活動範囲が非常に広くなっています。そして『組織犯罪対策暴力団』は、来日外国人犯罪組織、薬物・銃器の密輸、密売グループ等の犯罪組織を取り締まっています。最後に『警備警察』は、デモの整理や、違反行為が発生した際の事態の収拾、暴徒の鎮圧にあたっています。いずれにせよ、正義感や責任感が強く、体力のある人が警察官に向いており、近年は女性警察官の活躍も求められており、刑事課などに配属される人も増えています。
警察官になるには、各都道府県で行なわれる警察官採用試験に合格する必要があります。試験はI類、I類とIII類に区分され、それぞれに年齢や学歴の制限があります。また、身長や体重、視力などの基準も満たしていなければならないので、受験資格をよく確認してから応募しましょう。採用後は警察学校で研修を受けることになります。
暮らしの安全を守るのが業務なので、心配性な人に向いている職業といえるでしょう。
自衛官
自衛官という仕事をご存知の方も多いかと思いますが、公務員として国を守るために日頃から訓練を行ったり海上の警備に励む仕事です。自衛隊は「陸上自衛官」「海上自衛官」「航空自衛官」に分かれ、そのいずれかに配置されることになります。
自衛官の仕事というと難しいイメージがありますが、最近では年齢制限が35歳までとなっており、一般曹候補生としては未経験からでも就職しやすくなっています。また、自衛官は大きな組織で典型的な訓練以外にも後方支援や一般職相当の仕事も大量にあるため、誰でも活躍できる職業です。
ただし、寮暮らしの必要があったり、集団生活の中で規則正しい生活を送るなど、最低限の規律を守る必要がある点には注意が必要です。
被災地支援なども業務のひとつですので、心配性な人にも向いている職業だといえるでしょう。
弁護士
弁護士の使命は人権や正義を守ることです。弁護士法にも「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」とあります。 弁護士はこの使命に基づいて誠実に職務を行なう責任を背負っているのです。弁護士が関わる事件は、民事事件と刑事事件に大きく分けられます。民事事件とは、金銭の貸し借りや結婚や離婚の問題、遺産相続などでの当事者同士の争いごとを指します。一方、刑事事件とは、傷害や殺人などの罪を犯したとして警察に逮捕されたり、裁判にかけられたりする場合のことで、検察官が加害者を逮捕し起訴して、処罰を求めるケースです。またそれ以外に家事事件(家庭内でのトラブル)や少年事件、行政事件なども扱っています。
弁護士になるには法科大学院で学ぶか、司法試験予備試験に合格して司法試験を受けましょう。合格後は司法研修所で研修を受けることになります。
相談者の立場を考えて権利を守るため、心配性な人にも向いている職業だといえるでしょう。
税理士
税理士は、税務代理、税務書類の作成、税務相談などを行なう仕事で、税務に関するプロフェッショナルと言えます。場合によっては財務や会計に関する問題点を指摘するなど、経営改善の方法をアドバイスすることもあります。税務の仕事は、細かい数字のチェックや記載漏れ、会計上のミスを見抜く能力が求められます。
税理士になるためには、国家資格である税理士試験か税理士資格が与えられる弁護士、または公認会計士資格に合格する必要があるため、それなりに難易度の高い仕事だといえるでしょう。
税理士資格取得後は、税理士事務所などに就職して実務経験を積み、それから独立して個人事務所を開業する人が多いようです。また、税務署に一定期間以上勤務すると、試験の特定科目が免除される規定があるため、資格取得を目指すために税務署に務めるのもよいでしょう。
計算ミスなどがないか細かくチェックする業務のため、心配性な人にも向いている職業だといえるでしょう。
心理カウンセラー
心理カウンセラーは適応障害で苦しんでいる人や、不登校や出社拒否、家庭内暴力や職場の人間関係の問題などで悩んでる人たちの心を癒やし、精神的自立を助ける仕事です。
心理テストなどで心理や性格を判定したり、心理療法を実施して心の健康回復を支援するなど、相談の内容や対象者によって、さまざまなカウンセリングを施します。さらに、相談者の言動や行動を細かく観察しながら、その回復や解決の糸口を探します。
主に活動する場所は、病院の精神科や児童相談所、心身障害児施設などになります。臨床心理士、精神保健福祉士、産業カウンセラーのうちいずれかの資格を持っていると良いでしょう。
悩んでいる人に寄り添ってカウンセリングする業務のため、心配性な人にも向いている職業だといえるでしょう。
国家公務員
公務員とは日本の国の機関に勤務する者で、国家公務員の仕事は総合職、一般職、専門職の3つに大きくわかれています。総合職試験合格者は「キャリア」と呼ばれる将来の幹部候補生です。入省後、間もない時期から高度な仕事を担当することも多く、3~4年で重要な政策の立案や実行などにも携わることになります。それに対して、一般職(大卒程度試験)を突破した人は、各省庁の中堅幹部職員となって事務や調査のほか、技術的などに携わることになります。また、一般職(高卒者試験や社会人試験)は、各省庁で初級職員として各種一般事務や調査や技術的業務などを行ないます。基本的に採用された地域で勤務します。
国家公務員の受験資格は、総合職(院卒)が30歳未満、総合職(大卒)および一般職(大卒程度)が21歳以上30才未満、一般職(高卒)は17~20歳未満となっています。誰でも受験することができますが、総合職(院卒者試験)は大学院卒業程度、総合職(大卒程度試験)および一般職(大卒程度試験)は大学卒業あるいは短大または高等専門学校卒業程度、一般職(高卒程度)では高校卒業程度の学力が求められます。
試験は筆記試験と面接試験があります。筆記試験で高得点を取ることはもちろんですが、面接試験でも高い評価を得ることが必要です。筆記試験では広範囲な分野が出題されるため、出題数の多い科目や頻出度が高い問題などを過去問から絞り込んで勉強しましょう。また、面接試験対策も考え、専門の予備校や大学の特別講座などで試験対策を学んでおくと良いでしょう。
国政に係わるためミスができない業務ですから、心配性な人にも向いている職業だといえるでしょう。
警備員(ガードマン)
警備員の仕事は事件の発生を警戒・防止することで「ガードマン」とも呼ばれます。
一般家庭のホームセキュリティの普及、ATMへの現金運搬業務、大規模イベントにおける警備の需要など、人々の安全と財産を守る産業として警備業が定着してきているため、人手の需要も増えています。
警備員として働けば日給1万円に達することもあり、給料も決して低くはないと言えます。
警備員になるには、警備会社に入社するのが一般的ですので、警備会社の求人を見つけて応募してみましょう。
人や貴重品を守る重大な業務のため、心配性な人にも向いている職業だといえるでしょう。
心配性な人が向いてる仕事に就く方法
向いてる仕事を知ったとしても、実際に採用されるかどうかは別問題です。
とくにどれだけ適性があっても経歴やスキルが不足していると不採用が続きます。
また、それ以前に「向いてる仕事を知って満足…」で具体的な行動に移せない人も多いのではないでしょうか?
ギクッ…
私のことかも…
仮にそうだとしても、落ち込む必要はありません。
ここから解説する「向いてる仕事に就くコツ」を知ればどんな人でも今すぐ行動できるようになるからです。
求人内容だけですべてを判断しない
多くの人が求人選びでしがちなミスが「求人内容だけですべてを判断する」ということです。
転職活動に慣れてないと、どうしても「給料」「残業時間」などの”自分側が受けられるメリットばかり”を見て選んでしまいがちです。
これは企業側目線で見ると「で、君は何ができるの?」としか思われないため、かなりの確率で不採用となる危険な考え方です。
適性はあくまで参考程度に
また「こういう性格だからこの職業に向いてる!」という短絡的な考え方に陥るのも危険です。
たとえば、今回紹介したような「自衛官」であっても、所属する部署や役職によって仕事内容はガラリと変わります。
あくまで今回紹介した職業の数々も、あくまで「選択肢を知るための一つの手段」程度に考えておきましょう。
プロに相談して本当に向いてる仕事を見極める
向いてる仕事に就くためには考えるべきことが大量にあります。
これを何のキャリア知識もないまま1人で行っても、求人情報を見極めることもできず、行動できなくて当たり前です。
なので、向いてる仕事を探しているなら、まずは転職サービスでプロに相談してみることを強くオススメします。
自分に合ったサービスを選んで相談すれば、以下のようなメリットが得られるからです。
- 適職診断などで向いてる仕事を教えてもらえる
- プロを通すことで企業側の信頼も得やすい
- 条件が良い非公開求人を紹介してもらえる
- スマホ一つで簡単にプロにキャリア相談ができる
転職を成功させて年収を上げたり、理想の働き方を実現している人ほど、自分に合った転職サービスを選んでプロの力を借りています。
本当に向いてる仕事に就きたいなら「適職を知って満足」で終わらせず、プロに相談して具体的な進歩につなげましょう。