突然ですが、自分、不器用なんです。
細かい作業が苦手で、手先の器用さが求められる仕事が苦手なんですよね。
言い換えると「大雑把」「ぎこちない」ってやつ?
精密作業とか、細かい作業とか、やるだけで憂うつになりそう…。
でも、これってそんなに悪いことなんでしょうか?
たとえば、漫画家だって「書き込みまくって器用な人」もいれば「ネームレベルで絵が下手だけどストーリーはおもしろい人」もいるじゃないですか?
手先の器用さや、緻密な仕事がすべてじゃないと思うんですよね。
人間、誰しも向き・不向きがあると思うんですよ。
不器用な人がどれだけ時間をかけても上手くならないことってあるじゃないですか?
そんなことに時間をかけるぐらいなら、不器用な自分を受け入れてしまって雑に仕事したほうがいいと思うんですよ~。
それに不器用だからこそ、大胆に取り組むことだってできると思うんですよね。
だいたい、細かいことにこだわりすぎて全体を見失うより、ざっくりと全体を捉えて進める方が効率的じゃないですか?
そんな私ですが、不器用さをカバーできない職場を辞めちゃいました(笑)
その後は、不器用でもしっかりと働ける職場に転職して、毎日が充実しています!
「やっぱり、自分に合った仕事を選ぶべきだ」って思いましたね。
そんな私が徹底的に調べ上げた「不器用でもできる仕事」を紹介していこうかと思います。
不器用な人の弱みや短所:仕事ができないと思われやすいデメリット
仕事において、手先が不器用で細かい作業や道具を扱うのが苦手な人は少なくありません。このような人は、例えばパソコンのキーボードを打つ際にもミスタッチが多く、時間がかかってしまうことがあります。また、コミュニケーション面でも不器用であり、自分の考えや意見を上手く伝えることができません。これにより、周囲との意思疎通が難しくなり、仕事の進行に支障をきたすこともあります。さらに新しいことを理解し習得するまでに時間がかかる傾向もあるため、業務効率性も低下してしまいます。
手先が不器用で細かい作業や道具を扱うのが苦手
仕事上では細かい作業や道具を扱う機会も多々あります。しかし、手先が不器用な人はこのような作業に苦労することが多くあります。例えば組み立て工程や製品検査時における細かい作業は、正確さが求められるため、ミスが許されません。手先の不器用さからくるミスは、製品の品質にも影響を及ぼす可能性があります。
コミュニケーション面で不器用で自分の考えや意見を上手く伝えられない
仕事ではチームで協力してプロジェクトを進めることが多いため、コミュニケーション能力は非常に重要です。しかし、不器用な人は自分の考えや意見を上手く伝えることが難しい傾向にあります。言葉足らずや誤解を招く表現方法などから、周囲との意思疎通がうまく行われず、仕事の進行に支障をきたすこともあります。
新しいことを理解し習得するまでに時間がかかる傾向
技術や業務内容は日々進化しており、新しい知識やスキルの習得が求められます。しかし、不器用な人は新しいことを理解するまでに時間がかかってしまう傾向にあります。これにより、業務のスピードや効率性が低下し、仕事の遅れやミスが生じる可能性もあります。また、他の人に比べて習得までに時間を要するため、周囲からは頼りない印象を持たれることもあります。
不器用な人に向いてる仕事【解説付き】
「向いてる仕事」の定義は様々ですが、
- 適性や才能を発揮できる
- 興味関心が持てる
- 熱中できる
- 今までの経験が活かせる
といった仕事は、長く続いて活躍できる可能性が上がります。
そのためには、まず自分を知っておく必要があります。
周りと比べて自分の欠点を気にすることはありません。
自分の強みや長所を活かせる仕事こそが「本当に向いてる仕事=適職」です。
不器用な人は、以下の隠れた才能を秘めています。
▼不器用な人が持つ意外な適性
- 実直・誠実
真摯に対応する、努力できる、上からの指示や命令を守る、手順通りにやる、思ったことを言える、ウソをつかない - 根気強さ
コツコツ積み上げられる、苦手なことでも取り組む、我慢強い、言葉よりも作品や技術で語る、一つの道を極める
こういった適性は、意外と自分でもわかってないことが多いです。
しかし、アピール次第では転職活動を有利に進めることができ、思いもしなかった天職を引き寄せます。
このような性質を踏まえ、不器用な人に向いてる仕事を解説していきます。
不器用な人に向いてる仕事は、以下の通りです。
- 画家
- CGクリエイター
- 動物園飼育員
- 害虫・害獣駆除業者
- プレス工
- 瓦職人
- 陶芸家
- トラック運転手
- ボディーガード
- 古紙回収ドライバー
- 特殊清掃員
- 検針員
不器用な人は、ビジネス的なコミュニケーションが求められる仕事や品質管理が厳格な仕事は苦手だと思いますが、ここで紹介する仕事はそんな不器用な人でもこなせるものばかりです。
画家
画家の仕事は、伝統的な「浮世絵師」から「日本画家」「禅画家」「洋画家」などが存在しており、技法もバラエティーに富んでいます。最近ではコンピューターを駆使して作品をつくるデジタルアートの世界で活躍する画家も注目されています。
画家は絵画を描くだけでなく、自分の作品を画商を介して売ったり、自ら個展や即売会を開催して販売するなど、ビジネス的な営業能力も必要です。多くの画家は依頼者 から注文された絵を描いたり、イラストの仕事を請け負っています。また、学校の美術教師やカルチャースクールの講師として生計を立てながら、自作品も描いている人も多くいます。
画家になるには、一度はどこかでデッサンや構成など基礎を学ぶ必要があります。必ずしも美術系大学や専門学校で学ぶ必要はありませんが、日本の著名な画家の経歴を見ると、東京藝術大学など、有名な美術系の大学出身の人が多くを占めているのが現実です。美大の日本画科を卒業した人の進路は、デザイン事務所や学校の美術講師、アニメ制作会社などが多いようです。個人で活動する場合は、美術系の教師や講師などの仕事をしながら、公募展に出品し、そこで評価されることを目指しましょう。入賞して美術団体(画壇)の会員になることから画家を始める人が多いようです。ただ、画家のみで生計を立てられるかどうかは相当な覚悟のいる職業といえるでしょう。
CGクリエイター
通常のアニメーションは手描きのセル画を何枚も描くことで動画を作成しますが、近年ではCG(コンピューターグラフィックス)によって映像が作成されることも増えています。CGクリエイターは、このCGを活用してアニメーションを作る仕事全般を指します。
たとえば、2016年に登場したバーチャルYouTuber「キズナアイ」もCGアニメーションの技術を活用して作られています。
プロの現場のCG制作では「Maya」というソフトが使われていたり、3Dポリゴンを動かす技術として「Unity」というプログラミング言語が使われています。
近年では、3D技術の進化によるハイクオリティ化やゲームのグラフィック向上、アニメでの3DCG利用が増加されており、CGクリエイターとしてのスキルを学んでおくことで、活躍する幅が広がることでしょう。
作業に熱中する必要があるため、対人関係面で不器用な人には向いている職業といえるでしょう。
動物飼育員
動物飼育員とは動物園にいる動物の世話や施設の維持管理、来園者へのサービスや飼育動物の繁殖の研究などが主な仕事です。
動物飼育員に求められる資質は「基本的に休日もシフト交代で仕事ができる」「夜間や早朝勤務にも対応できる」といったことが重要になります。
動物飼育員になるには、民間の動物園なら採用を試験を受け合格することが条件となります。公立の動物園で働く場合は公務員として採用された上で動物園の飼育係に配属されるか「指定管理者制度」を利用していくつかの動物園の一括採用で配属される必要があります。
動物の世話は1日たりとも欠かすことができませんので、まじめに毎日コツコツと同じ作業を続けられるのであれば、不器用な人にも目指すことができる職業かもしれません。
害虫・害獣駆除業者
害虫・害獣駆除業者は、人々に害を及ぼしたり、疫病の感染ルートになったりする害虫や害獣を駆除するのが仕事です。駆除後もできるだけ害虫や害獣を出さないように、定期的にメンテナンスをすることも業務の一環となります。
害虫・害獣駆除業者として働くためには、会社に直接連絡して応募するのが近道でしょう。アルバイトからであれば採用のハードルはさほど高くないようですので、最寄りの害虫駆除業者へ連絡して採用を行なっているかどうか聞いてみましょう。
人が嫌がる仕事でも真面目に取り組めるのであれば、不器用な人にも目指せる職業かもしれません。
プレス工
圧力をかけて金属を変形させ、さまざまな金属製品や部品を製造するのがプレス工の仕事です。自動車をはじめ、さまざまな製品にプレス加工された製品や部品が使われており、生産現場を支えています。プレス工はプレス機械を操作して金属材を加工し、同じ型の金属部品を短時間で大量生産しますが、プレスする型のデザインや設計はコスト面も含めて考えなければならず、高い技術が必要となります。
プレス工になるには、資格はとくに必要ではありませんが、プレス機械作業主任者技能講習などを修了していると就職に有利になります。プレス加工を行なっている工場に就職後、必要とする技術は働きながら習得できます。そのほか、都道府県労働局長登録教習機関で実施している「プレス機械作業主任者技能講習」や「床上操作式クレーン運転技能講習」などを修了しているとさらに就職に有利となるでしょう。
対人関係に不器用さを感じて悩んでいる人に向いている職業といえるでしょう。
瓦(かわら)職人
瓦ができ上がるまでの、土練り、プレス、瓦みがき、瓦干し、 窯つめ、窯出し、スス取りなどの工程を瓦づくり職人が行ないます。地域によって伝統の技が引き継がれており、瓦職人のなかでも、とくに鬼瓦をつくるのが鬼師と呼ばれる職人です。鬼瓦とは、屋根の端を飾る瓦のことです。雨水が入り込まないようにするという実用目的のほかに、魔除けの意味も含まれています。瓦粘土を使い、工程のほとんどを手作業で行ないます。
瓦職人になるには、産地に行って瓦工房に弟子入りしましょう。後継者不足のため若手のニーズは高くなっています。各産地(愛知県、島根県、兵庫県)に行けば、鬼瓦を製作する工房があります。まずは、各地の瓦工業の組合などを当たってみましょう。
日本の伝統を後世に引き継いでいきたいという熱意があるなら、不器用な人にも目指すことができる職業かもしれません。
陶芸家
食器などで使われる陶磁器には、土からつくられる「土もの」と磁器と呼ばれる「石もの」があります。そのうち土ものである陶器をつくるのが陶芸家です。
陶器の制作には、土もみ、形づくり、轆轤(ろくろ)回し、絵付け、窯焼といった工程があり、このうち土もみや轆轤回しは、「土こね3年、轆轤8年」ともいわれ、熟練の技が必要とされます。そして、陶芸家には、技術ばかりでなく美的センスや独創性も必要です。
陶芸家になるには、美術系の大学や専門学校で技術や知識を学んだ後、事業所や窯元に就職します。著名な陶芸作家や伝統工芸士のもとに弟子入りする人も多いようです。窯元が開いている陶芸教室などで学び、展覧会に出品し、評価を得て独立するという方法もありますが、プロになるには相当な実力が必要な職業です。
対人関係に不器用さを感じて悩んでいる人に向いている職業といえるでしょう。
トラック運転手
大型から小型まで様々な大きさの貨物自動車を運転し、貨物を安全に確実に目的地に搬送するのがトラック運転手の役目です。
受注や積荷作業、荷下ろし時にはコミュニケーションが必要ですが、それ以外の大半の運転時間は車内で1人で過ごせるため、向いている人にとっては非常に快適で、給料も月給なら平均31万、年収も400万円以上と決して悪くない数字です。
ただ、トラックを運転するには「大型自動車第一種運転免許」の取得が必要になる点には注意しておきましょう。
対人関係に不器用さを感じて悩んでいる人にも向いている職業といえるでしょう。
ボディーガード
民間の警備会社などに所属して、政治家や外国の賓客、芸能人やストーカーの被害者など、危険にさらされている人たちの身辺を警護するのがボディガードの仕事です。ただし、警察官とは違い武器の携帯や使用は認められていないので、主として警備対象者が危機に遭遇しないように、知識と技術で危機管理を行なうのが仕事となります。
ボディガードになるには、法人・個人ともに各都道府県の公安委員会の認定が必要となります。養成所などで心構えやセキュリティの基本から、テロ対策、警護理論、警護計画書作成など実践的なレクチャーを受け、専門の会社やボディガード部門を持つ警備会社へ就職するのが一般的です。
体力に自信があり、責任感の強い人なら、不器用な人にも目指せる職業かもしれません。
古紙回収ドライバー
家庭や企業から廃棄される古新聞や古雑誌を回収し、再生業者や製紙メーカーに転売するのが古紙回収ドライバーの仕事です。古紙回収業はトラック1台とひとりで営業する個人企業から、数百人規模の企業まで多様です。リサイクル業者や組合に勤務して、支援を受け、その後独立を目指しましょう。
リサイクルを目的として古紙などの廃品を回収する場合、特定の免許や営業許可などは必要ありませんが、仕事の規模によっては、移動式クレーンやフォークリフトを取り扱う免許が必須となります。また、古紙その他の廃品を回収する活動のなかで、中古のバイクなど売買が発生する場合は、古物営業法に基づく許可が必要だったり、産業廃棄物なども取り扱う場合には、それに関連する許可も必要となります。
対人関係に不器用さを感じて悩んでいる人にも向いている職業といえるでしょう。
特殊清掃員
死亡現場の清掃と遺品の整理や処理、不衛生な物で溢れて散らかった家の清掃など、通常の清掃業者では対応できない清掃業務を請け負うのが特殊清掃会社であり、特殊清掃員の仕事です。遺品の処理や現場清掃のみを行なう会社もあれば、物で溢れて散らかった家の清掃のみを行なう会社もあり、両方を請け負う会社もある。現場では異臭がしたり、不衛生な状態であることもあり、体力はもちろんのこと精神的な強さが求められます。
特殊清掃員になるには、特殊清掃会社が主な就職先となる。「特殊清掃」をキーワードにインターネットなどで検索して、 採用について問い合わせてみましょう。事前に死亡現場清掃を行なう会社か、不衛生な物で溢れて散らかった家を専門とする会社なのか、あるいはその両方なのかを調べておくほうがいいでしょう。
対人関係に不器用さを感じて悩んでいる人に向いている職業といえるでしょう。
検針員
検針員は水道、ガス、電気の計量器を見て使用量を計測する仕事です。担当地区をバイクまたは徒歩などで巡回することになります。
月前半約20日間が検針日、2日程の調整日が稼働日、残りは休日に割りあてられることが多めです。収入目安は月15万~20万円ほどで、時給ではなく検針件数による歩合制で給料が決まることもあります。
仕事の時間の大半を移動や検針作業で使うため、対人関係面で不器用な人に向いている職業といえるでしょう。
不器用な人が自分に合った仕事を見つけ出すコツ
ここからは不器用な人が自分に合った仕事を見つけるために意識しておくことをご紹介していきます。面接時のアピールや求人選びの際に参考になる情報も交えているので参考にしてみてください。
コミュニケーション能力の高さが求められる仕事は避ける
不器用な人は、コミュニケーション能力の高さが求められる仕事は避けたほうがいいでしょう。
具体的には「営業職」「接客業」「カウンセラー」「コンサルタント」のような仕事は、高いビジネスコミュニケーション能力が必要となるため、とくに人付き合いが不器用な人にとっては不向きな可能性が高いです。
また、仕事における「コミュニケーション」では、単に人の良さだけではなく、交渉力や相手の意図や要望を組む地頭の良さも必要な点にも注意です。
精密作業や品質の求められる仕事は避ける
精密作業や品質を求められる仕事も、不器用な人にとっては避けた方がいい仕事かもしれません。
「デザイナー」「建築士」といった緻密な計算や細部へのこだわりが求められる仕事は、手先の器用さや集中力を求められることも多いため、不器用な人にとって向いてない可能性もあります。
ただし、精密作業や品質管理の仕事であっても、会社の設備やマニュアルがしっかりしていれば、不器用な人でもこなせる可能性があるため、まずは会社の研修内容や実際の作業内容などを詳しく確認してみることも大事でしょう。
リスクやトラブルの多い仕事よりは安定した作業を求められる仕事を選ぶ
「器用な人」を「リスクやトラブルも上手く乗り越えなんとかやり遂げる人」だとするなら、不器用な人は「リスクやトラブルを巻き起こす人」だとも言い換えられるかもしれません。
ですので、リスクを抱え込むことが多い仕事や、トラブルに巻き込まれやすい仕事は避けた方がいいかもしれません。
プロジェクト単位で仕事が進む上、関係者とのコミュニケーションの多い「マーケティング職」「企画職」「営業職」などは、不器用な人にとってはトラブルを巻き起こしやすいと言えるかもしれません。
逆に、リスクが少なくトラブルになりにくいルーチンワークは、不器用な人にとって向いてる可能性が高いです。
ルーチンワークとは、毎日決まった作業を繰り返す仕事のことで、工場での作業などが代表例です。
「器用さ」よりは「丁寧さ」を意識する
誰もが最初から器用に物事をこなせるわけではありません。
コツコツ泥臭い失敗を積み重ねながら、器用さを得ていくものです。
ですので、最初は器用に仕事をこなすことよりは、丁寧に手順通りに仕事をこなすことを意識してみるのも手でしょう。
幸いにも、多くの会社では最初から優秀な人材よりは、決められた作業を言われたとおりにこなせる人材の方が重宝されます。
プロに相談して本当に向いてる仕事を見極める
以上のように、向いてる仕事に就くためには考えるべきことが大量にあります。
これを何のキャリア知識も、求人情報を見極める能力もないまま行っても、考えもまとまらずに行動できなくて当たり前です。
なので、向いてる仕事を探しているなら、まずは転職サービスでプロに相談してみることを強くオススメします。