「仕事で自信を失くしてまった…」
「仕事に自信が持てないままなので辞めたい…」
「今の仕事を続けていく自信がない…」
このようにお悩みではありませんか?
仕事における「自信」は、日々の生活を充実させたり人生の先行きを決める上でも必要不可欠なものです。職場で活躍できて自信が持てていれば、自ずとプライベートや人間関係も充実するものでしょう。
ですが、時に自信を喪失するような出来事に直面することもあります。
自信を失うことが立て続けに起こると、今の仕事を続けるべきかどうかわからなくなり、ついには退職まで考えてしまうようなこともあることでしょう。
自信を喪失した状況を打破する方法には、一体どのようなものがあることでしょうか?
また、続けていく自信がない場合にはどのようにして辞めるべきかどうか判断するのでしょうか?
当記事ではそのよう悩みに対し、まずは仕事で自信がなくなる原因を特定していき、それに対処する方法や向き合い方、また今の仕事を続けるべきかどうかを判断するためのポイントや、自信を取り戻すための実践的なアプローチもご紹介していきます。
仕事で自信をなくす理由は?
まずは仕事で自信を大きくなくしてしまう瞬間について、ご紹介していきます。
上司や先輩の期待に応えられなかった
仕事で自信をなくす瞬間は、上司や先輩の期待に応えられなかった場合でしょう。
人は期待されることで成長できる反面、期待に応えられないことで見放されたり裏切られるリスクも背負うことになります。
とくに、以下のような出来事が続くのであれば注意。
- 面と向かって「期待外れ」と指摘された
- 表には出さないが、内心「期待できない」と判断されている
- 入社前に期待値を上げすぎて実務面でガッカリされている
十分に行ったはずの仕事を否定された
十分に努力して成し遂げたはずの仕事を、他人に否定されてしまうことも自信をなくす原因となります。
- 言われた通りに完璧に仕事を行ったはずなの怒られた
- 十分に努力したはずの仕事も修正指示を食らった
- 自分が努力したことを棚上げにアレコレ文句しか言われない
仕事では結果や成果が大事ですが、それは必ずしも社員の努力を否定していいというわけでもありません。
何より、自分自身が十分に行った仕事を全否定されることは、非常につらいものです。
少なからず、どれだけ努力しても褒めてもらえず、否定され続ける職場では自信をなくし続けても仕方のないことです。
日本の企業は「できて当たり前」「褒められなくて当たり前」という風潮が根強いですが、度が過ぎるのも考えものですので、思い当たるところがあるなら職場環境を見直すきっかけにしてみるといいでしょう。
周りと比べて劣っている
周りの社員と比べて劣っていることも、自信をなくす大きな要素です。
自分が新入社員のうちならともかく、自分の同期がどんどん成果を出して新しい仕事を任されていったり、自分よりも若い人材が活躍するなどの状況は、自信を失う大きな要因となります。
また、あまりに周りと比べて劣り過ぎていると、今度は「周りに迷惑をかけている…」「みんなの足を引っ張っている…」と罪悪感を感じてしまう原因にもなってしまいます。
いずれにせよ、周りに比べて劣っている感覚があるのであれば、今の職場環境が自分に合っていない証拠かもしれないので、以下の記事も参考にしてみるといいでしょう。
関連:周りのレベルが高すぎて仕事についていけない!?能力以上の仕事を振られる職場は辞めるべき?
目立った成果を出せない
目立った成果を出せていないことも、仕事で自信をなくす原因です。
目立った成果とは、
- 売上などの数字実績
- 表彰などの明確な評価
- 昇進・昇給などの待遇向上につながる実績
など。
このような形として明らかな実績を得ることがなければ、仕事での頑張りが評価されている実感なく、ただただ虚しいと感じることもあるかもしれません。
この場合「何かのきっかけにより自信をなくした」というよりは「日頃の不満が溜まっていく中で徐々に自信を失くしていった」とも言えるので、これまでの自身の仕事の仕方や努力の方向性を見直してみるといいでしょう。
仕事で頑張っても報われない場合の対処法は、以下の記事でもご紹介しております。
関連:頑張っても報われない仕事の特徴。努力しても搾取されるだけの会社は辞めた方がいい
段取りや計画をミスして各方面に迷惑をかけた
仕事の段取りや計画をミスしてしまい、各方面に迷惑をかけた場合も、自信を失くす大きな理由の一つです。
- プロジェクトの詰めが甘くてミスを連発した
- 自分のミスが理由で大きなクレームにつながった
- 自分の失態が大きな損失につながった
凡ミスで自分が責任を負うだけならともかく、自分の失態で社内外の多くの人間に迷惑をかけてしまうのは耐え難いものですし、損害につながることも少なくはありません。
この場合、大きな責任も伴う分、仕事で失う自信も無視できないレベルですので、悩んでいるなら以下の記事も参考にしてみて、今後の身の振り方もよく考えておくといいでしょう。
関連:仕事で大失敗から立ち直れない時のメンタルケアから対処法。辞めたいと悩んだ時に考えるべきことは?
仕事で自信が持てない時はどうする?
仕事で自信が持てない場合、どのように対処するべきなのでしょうか?
失った自信を取り戻すためには時間がかかりますが、一時的に対処して気持ちを切り替えることはできます。
ですので、以下のことを意識してみるといいでしょう。
できないことはできないと割り切る
仕事で自信が持てないなら「できないことはできない」と割り切る気持ちも大事かもしれません。
少なからず「今はできない」という事実を受け入れるだけで気持ちも楽になりますし、そこから「どうすればできるようになるか?」という建設的な考え方もできるようになります。
逆に、できないことをいつまでもうじうじ悩んでいても、前向きな努力や行動に移すことが遅れるだけです。
仕事ができない無力さや後悔は誰にもあるものですが、リセットして切り替える心も自信を持つための大事なことだと言えるでしょう。
社内の人間の評価は無視する
仕事で自信を失った時は、社内の人間の評価を無視することも一つの手です。
社内評価では大いに感情が絡むため、過剰な期待に応えられないことが大きなマイナス評価になったり、あるいは上司との相性で過小評価されることも、多々あります。
要は、どれだけ上司が優れていても正統評価を下すのは難しいのです。
ですので、上司や先輩の評価だけに依存せず、自分の中の基準や目標を持って、自分の評価を定めることも大切です。
他人から客観的な評価をもらう
社内の人間の評価ではなく、外部の人間から客観的な評価をもらうことで、冷静に自分の仕事での評価を見つめ直せることもあります。
ただし、以下のような点には気をつけること。
- 自分と似たような境遇や立場の人間に相談する
- 利害関係のない相手から評価してもらう
- 自分の環境や問題をしっかり聞いてくれる人の評価をアテにする
逆に、以下のような人の評価は聞き流しておくといいでしょう。
- 自分の経験からしかアドバイスできない人
- 話を最後まで聞かずに否定してくる人
- 相談しているのに自分の話ばかりをする人
ただ、現実的に考えた場合、上記の条件を満たして自身の仕事の苦労を客観的に評価してくれる人を見つけるのは困難なので、あまり期待し過ぎないことも大事でしょう。
他人の期待に応える必要はないと知っておく
他人に期待には必ずしも応える必要がないことも、仕事で自信を失くさないために大事なことです。
たとえば、上司の期待に応えられずに見放された場合、本来、自分の仕事は顧客や会社の利益のためにあるにも関わらず、上司一人の期待に依存してしまっているわけです。
そうなると、自分の仕事が目標とすることがズレてしまい、本質を見誤ってしまいます。
また、期待が過剰過ぎるとどれだけ頑張っても認めてもらえないどころか、次の仕事を振られ続け、そのうち潰れる結果にもなりかねません。
いずれにせよ「他人の期待に応えることだけがすべてではない」と知っておくだけで、心が楽になるはずでしょう。
わかりやすい成果や結果に固執しない
仕事では「数字」「売上」「昇進・昇給」「年収」など、目に見えてわかりやすい成果にこだわりがちですが、必ずしも成果がすべてというわけではありません。
場合によっては、短期的な成果を捨てて、中長期な結果のために耐えることが正解となることもあります。
とくに若いうちは結果を焦り、目に見えた成果を出したい気持ちもあるでしょうが、成果を出したとしても仕事が楽になるわけでもなく、むしろさらに大きな壁にぶち当たるだけにもなりやすいので、焦りは禁物です。
ミスを起こした場合は「どう対処するか?」が大事
仕事で大きな失敗を起こして自信を失くした場合は「どう対処するか?」が大切です。
少なからず、反省したり後悔している時間を対処する時間にあてなければ、失った自信だけではなく、他者からの信用も失う結果となります。
仕事で自信がなくて辞めたい場合はどうする?
読者の中には「仕事で自信を失くしたので辞めたい…」と悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。
その場合、具体的にどうすべきかについて、ご紹介していきます。
今の会社でやり直したことはないか考えておく
仕事で自信がなくて辞めたいのであれば、まずは「今の会社でやり残したことはないか?」を考えておくといいでしょう。
- やりたかったことは十分やれたか?
- 身につけようとしていたものは十分に身についたか?
- お世話になった人に対して何か返せたか?
上記のようなことがある状態で中途半端に辞めてしまっても、後悔ばかりが残るだけで、次の職場探しでも「もし、また同じ失敗をしたら…?」と迷いが生じてしまうものです。
少なからず、自信がない状態から自信を今の会社で取り戻す算段が整っているのであれば、すぐに辞めるというのは判断が早すぎると言えるでしょう。
会社に責任があったとしても自分の非は受け入れる
会社の理不尽や他人の叱責などで自信をなくす方もいらっしゃるでしょうが、どれだけ会社側に非があったとしても、自分自身の非も考慮しておくべきです。
少なからず、すべて会社のせいにするのと、自分の非を素直に認めるのとでは、今後の仕事に対する姿勢にも違いが出てくると言えます。
自信が持てるようになるイメージをしっかり固めておく
自信を失くした際、再度自信を取り戻すためには「どうすれば自信が持てるようになるか?」をイメージする必要もあります。
自分が再び自信が持てるようにイメージすることで、今後の目標が具体的になり、モチベーションも取り戻せるはずです。
逆に言えば、今の会社で活躍するイメージが思い描けなければ、自信を取り戻せる気力も湧かないので注意です。
転職先を見つけた上で辞めた方が間違いない
自信が持てないで仕事を辞めたいのであれば、できる限り転職先を見つけた上で辞めた方が無難でしょう。
少なからず「この会社が働きたい!」「こういう仕事で活躍したい!」という次の職場に対するイメージが見えてくるまでは、安易な退職は控えるべきです。
というのも、自信がないまま辞めてしまうと、以下のようなデメリットがあるからです。
- 今の仕事の失敗を引きずったままなので転職でも自信が持てない
- 自信のなさが職務経歴書や面接の節々に出てしまいチャンスを逃しがち
- 今の仕事で逃げたと思われがちなので対策が必要
仮に、今の仕事で自信をなくして完全に見切りをつけたのであればいいのですが、そうでない場合は、転職活動を通して今の職場と転職先候補を冷静に比べた方が、間違いがないはずです。
ただ、いくら自分1人だけで考えても答えが出ないことも多いはずなので、まずは転職活動を始めて行動してみるところから始めてみるといいかもしれません。
仕事で自信をなくして辞めたいなら「転職エージェント」と呼ばれるサービスを使っておき、プロに相談しておくといいでしょう。
転職エージェントは無料で利用でき、転職に関する気軽な相談から自分に合った求人の紹介までしてもらえるので、登録しておくだけ損はありません。
また、登録したからと言って必ずしも転職する必要はなく、転職活動を通す中で今の仕事で自信を取り戻すきっかけが見つかるかもしれませんし、良い転職先と出会い他の職場で活躍するイメージが見えてくるかもしれません。