「仕事辞めたいけど次が見つからない…」
「求人情報を見てるけど今の職場よりも良い条件が見つからない…」
「次の転職先を見つけてるけど中々決まらない…」
このように悩んでいませんか?
筆者も優柔不断な性格なので、今の仕事を辞めたり、あるいは今の環境を変えてみたくなっても、色々と考えているうちに「まあいいや…」と諦めてしまうことが多いです。
かと言って、何もしないままモヤモヤした気持ちで仕事を続けてみても、中々気が乗らない方も多いはずです。
そこで当記事では、仕事を辞めたいけど次が見つからない原因を紹介した上で、具体的にどのように行動していくべきかをご紹介していきます。
「次がない…」と不安で仕事を辞めないのはうつ病になる?
まず、読者に知っておいて欲しいことは「次がない」と不安だから仕事を辞めないで無理に続ける必要はないということです。
無理に嫌な仕事を続けた結果うつ病になってしまい、その後再就職して復帰するまでに時間がかかることになってしまっては、元も子もありません。
そんな…
次がない状態で仕事を辞めたら
今後の生活に困りませんか…?
そんなことはないぞ!
日本は仕事を辞めた後の保障も充実しているので
なんだかんだで辞めてもどうにかなる!
日本国内では、労働者に様々な権利や制度が用意されているので、仕事を辞めたら人生が終わる…という状況になることはまず考えられません。
▼仕事を辞める前・辞めた後の保障や制度
- 失業手当の支給で半年間は収入の心配はない
- 全国各地にある心療内科でメンタルケアを受けられる
- 各種、再就職・転職支援サービスで次の仕事を見つけてもらえる
上記のような保障・制度・サービスが用意されており、しっかりと手続きすれば誰でも利用することができるので、まずは「仕事は辞めてもいいんだ!」と不安を消すところから始めましょう。
でも、仕事を辞めると世間体も悪いし
「辞めるのは甘え!逃げ!」とか言われませんかね?
たしかにそういうことを言う人もいると思うが
他人の意見を気にする必要はまったくない!
仕事を辞める際に「次がない」「辞めたらどこも雇ってくれない」「辞めるのは逃げ・甘え」と脅しのようなことを言ってくる人も多いですが、気にする必要はまったくありません。
もちろん、どんな仕事も続けた方がいいのは間違いありませんが、辛いと感じている仕事や向いてないと悩んでいる仕事を無理に続けても、心も体も壊れていくだけなので、辞めた方がいいこともあります。
まずは自分の気持ちと向き合って「自分自身がどうしたいか?」をしっかりと考えてみてください。
「次がない」と不安で
仕事が辞められない方は
以下の記事も読んでみてくれ!
次がないまま仕事を辞めると転職では不利になりがち?
ただし、次がないまま仕事を辞めてもいいのは、精神的に追い詰められてうつ病になりそうであったり、一度辞めてゆっくり考えたい人に限った話です。
一般論としては、休職からの転職活動はキャリア的に不利になりやすいため、余裕があるなら在職中に次の仕事を決めた上で辞めた方がいい転職先を見つけやすいのは間違いありません。
▼次がないまま仕事を辞めると不利になりやすい理由
- 休職期間で怠けて転職活動を行うのがめんどくさくなる
- 休職期間が長すぎると転職活動時に企業側に警戒されがちになる
- 収入面や生活の不安から転職先選びを妥協しがち
- 応募先企業からも足元を見られがちで急かされてしまう
- 妥協した結果、待遇や社内環境の悪い職場に入社してしまい、早期離職してしまう
仕事を辞めたことがあったり無職期間の経験がある方ならわかりますが、一度辞めて怠けてしまうと、転職活動もやる気が出ないまま投げやりになってしまい、最終的に妥協した転職先に入社してしまい、待遇の悪い条件で働く結果になることが非常に多いです。
また、空白期間が長引けば長引くほど転職活動では不利になりやすいため、出来れば在職中に転職先から内定をもらっておいた方が良い転職先に就ける可能性は大きくなります。
空白期間はどれぐらいまでなら許されるんですかね…?
失業手当受給の期間も考えると
「半年間」が目安だな…
休職・無職期間は半年間ほどまでが目安で、それ以上長引くと転職時には不利になります。
また、空白期間に何もしていないと、面接の時に納得の行く理由を説明できないまま落とされることが多くなるため、ますます転職が不利になる…という負のスパイラルに陥りがちです。
「休むため」に空白期間が出来るのはダメなんですかね?
しっかり説明できるならダメではないが
現実問題としては書類選考で落ちやすくなる
履歴書だと空白期間の理由はわからないですからね…
以上のような転職の現実があるため、精神的にも時間的にも余裕があるなら次がないまま仕事を辞めるのは控えて、転職先から内定をもらった上で辞めた方がいいでしょう。
転職の厳しい現実を知っておきたいなら
以下の記事も参考にしてみてくれ!
次の仕事が見つからない不安は「次が決まれば」消える
「次がないまま仕事を辞めると不利になる」と言うのは、あくまで今後のキャリアアップや年収アップを考えた場合の話です。
逆に言えば、キャリアアップや年収アップよりも、働きやすさや仕事の楽さを重視するのであれば、それほど気にする必要はないとも言えます。
なんだか次がないまま辞めてもいいのか
辞めない方がいいのかわからなくなってきた…
わかりやすくまとめると以下の感じだな
今後の転職では働きやすさや自分に合う仕事を見つけたい→次がないまま辞めても構わない
空白期間が出来て転職が不利になるというは「年収の条件や選べる仕事の幅が狭くなる」「書類選考で落ちやすくなるので時間がかかりがち」という意味です。
逆に言えば「年収や選べる仕事はこだわらない」「書類選考で落ちることが増えても長い視野で次を探せる」のであれば、次がないまま辞めることも問題ないということです。
いずれにせよ、次がないまま辞めてしまった以上は引き返せなくなるので、辞める前に「次の仕事を決めて辞めるべきか?」「一度辞めて休んだ上で転職活動するのか?」をしっかり考えておく必要があるのです。
あれ…?
でも次がないまま辞めることが不安なら
辞めた後も結局不安が続くのでは…?
次がないまま辞めたい人に考えて欲しいことは、仕事を辞めると一時的には楽になって不安から逃れられる代わりに、今度は働いてない状態で「次を見つけなきゃ…」という不安を抱えることになるということです。
つまり、自分の中にある不安の根本的な原因は仕事を辞めるだけでは消せないわけです。
また、本当に今の仕事が嫌で辞めたい人は、後先考えずにすでに辞めてしまっているはずでしょう。
「次がない」という不安が根本的な原因なので
仕事を辞めても問題は解決しないってわけだな!
次がないまま仕事を辞めたいと不安な人は
次が決まれば不安を消せるわけですね…
以上のような理由や心理も踏まえた上で、仮に仕事を辞めた後に次を見つけ出せるとしても、現状の不安を消すためには在職中に次の転職先を見つけた上で辞めた方が心が楽になり、転職でも成功する可能性が高いわけです。
今の仕事を辞めた上でゆっくり転職活動したい気持ちもあるでしょうが、次を決めた上で不安を消し、転職先で心を切り替えた方が、結果として楽になれるはずです。
次がないまま辞めるのは
心理面でもマイナス効果がデカいので
以下の記事も読んで考えなおしてくれ…
次の仕事を見つけるために知っておくべきことは?
次の仕事が見つからない理由や原因を踏まえた上で、ここからは「次の仕事を見つけるために知っておくべきこと」をご紹介していきます。
辞めたいけど次が見つからないで悩んでいる方にとって、参考になる情報や考え方があるはずですので、ぜひとも参考にしてみてください。
次が見つからないなら転職サイトを使うのはNG
次の仕事が中々見つからない場合、転職サイトを使うのは控えた方がいいかもしれません。
それには、以下のような理由があるからです。
- 転職サイトは情報量が多すぎて次が決めきれない
- ただし、求人情報がそこまで具体的ではないので応募まで移しにくい
- 転職知識がない、どの求人が自分に合っていて採用見込みがあるから判断しにくい
- 自動で送られてくる求人や目立つ位置の求人には優良求人が少ない
転職サイトで得られる情報は利用者側の知識や判断力に依存してしまうため、人によっては転職活動が進まない原因になってしまいがちです。
ですので、次の仕事が決まらないとお悩みの方は、後述する「転職エージェント」でプロのアドバイザーに相談しておき、転職先の選び方から知っておく方が上手く行くはずでしょう。
転職サイトを使うのは、転職エージェントでプロから意見をもらった後からでも遅くはありません。
今の自分のキャリア・経歴を正しく知っておく
次の仕事を見つけるためには「自分のキャリアや経歴が市場全体でどのぐらいの位置にあるのか?」を正しく知っておく必要があります。
この段階を踏まずに、考えなしで転職活動を始めてしまうと、上手く行くはずもありません。
極端な話、転職活動についてよく理解しておき「今の自分の経歴とスキルで、どの業種・職種のどれぐらいの求人であれば採用してもらえるか?」を把握しておけば「転職なんてどうにかなるだろう!」と余裕を持つことが出来ます。
逆に、自分のキャリアや人材としての価値を正しく理解しないうちに「経歴や資格があるからなんとなるだろう…」「今の職場で頑張っているから…」という理由だけで転職活動していては、一向に採用されない可能性もあります。
その理由は、経歴や資格があるのは最低条件、その他の要素の方が転職活動では重要視されることが多いからです。
いずれにせよ、転職市場やキャリアについて理解した上で、自分の人材としての価値を正しく把握しておくのとそうでないのでは、次の仕事を見つける難易度に天と地ほどの差が出ます。
いわゆる「自分の市場価値」を知っておくことがより良い転職を決めるためのカギになるので、まずはしっかり自分と向き合っておくといいでしょう。
「成功する転職」ではなく「失敗しない転職」を考えておく
次の転職先を見つけ出すためには「成功する転職」ではなく「失敗しない転職」を考えておくべきです。
人は何か大きく環境が変わる際に「今以上、これ以上」を求めがちです。
これは転職関わらず、引っ越しの際の物件選びや恋人選びの際も、同じことが言えます。
しかし、多くの場合は「今と同じ条件」を維持することですら難しく、妥協をしなければいけません。
それは転職活動にも、同じことが言えるのです。
たとえば、以下のような条件も、今までキャリアを意識してなかった人にとっては「高望みし過ぎ」となることも考えられます。
- 年収は今の職場と同等を維持
- 勤務場所は自宅から通勤1時間以内
- 仕事内容は今と同等か、それよりも楽
- 今よりも安定していて将来性のある会社
今の職場環境が恵まれていれば、上の条件を満たす転職先を見つけ出すのは困難になりますし、逆に今の職場環境が明らかに不当であれば、転職すればすべての条件が満たせるかもしれません。
それが可能かどうかは、しっかりと転職活動をしながら自分の人材としての価値を理解する必要があるので、求人情報や転職情報を読んだだけでは判断できません。
つまり、しっかりと転職に関する情報を集めて「失敗しないための転職活動」を意識することが大事になるのです。
そうすれば、変に希望や理想(=成功)を転職先に求めることなく、冷静に次の転職先を見極めることが出来るようになります。
転職活動で失敗しないための方法については、以下の記事をご参考ください。
今の仕事をとりあえず続けてみることも大事
次の仕事が見つからないで悩んでいる方は、考え方を変えてみて今の仕事をとりあえず続けてみることも大事かもしれません。
「次の仕事が見つからない=他にいい仕事がない」ということでもあるので、無理に仕事を辞める必要もないでしょう。
とくに「一度仕事を辞めてから、転職活動をしよう…」と考えている方は、注意が必要です。
以下の記事にある通り、空白期間が多ければ多いほど、転職活動では不利になりやすい傾向があります。
仮に、一度仕事を辞めてから転職活動をするつもりであっても、よほど追い詰められていて精神的にきつかったり、時間やお金がないなど、辞めざるを得ない状況でもなければ、在職中に転職活動を始めておき、しっかりと情報を集めておくことを推奨しておきます。
しっかりと今の自分の経歴でも受かる見込みのある求人を把握しておけば、今の職場を辞めるべきかどうかの判断もしやすくなるので、それだけでも転職活動を始めておく価値はあると言えるでしょう。
仕事辞めたいけど次が見つからないなら転職のプロに相談しておくのが安心
文中でも何度か紹介しておりますが、次の仕事を見つけるためには転職エージェントを利用しておくのが最善の近道です。
この記事で紹介した通り、
- 本当に今の仕事を辞めるべきか?
- 自分の経歴で現実的に転職は可能か?
- 希望の条件は高望みし過ぎでないか?
…など、プロの意見を聞いたり、正しい転職情報を得る意味でも、エージェントを活用しておく価値は十分あります。
少なからず、一人でずっと悩んでいるよりは、転職エージェントで一度相談しておくだけでも、心がずっと楽になります。
仕事を辞めたいけど次がないと悩んでいる方は、この機会にぜひとも転職エージェントに登録してみて、プロに相談してみるところから始めてみてください。