上司をぶっ殺したい!殺意が湧くほどのストレスを抱える心理とは?

突然ですが、みなさんには殺したいぐらい憎い人物っているでしょうか?

…私にはたくさんいます。

思い出すだけでもはらわた煮えくり返る上司…
自分を貶めてきた同僚…
裏切って浮気してたクソな恋人…

当時、そういった殺したいぐらいに憎い人物のことを思い出すたびに、怒りに全身が震えたり、仕事が手につかないようなレベルでした。

自分、思うんですよね。

うつ病になって潰れる弱さは共感されるのに、他人をうつ病に追い込むぐらいの殺意は共感されない」って。

人間、真剣に生きていれば、殺したくなるぐらいの人物の1人や2人、いても当たり前です。

もちろん、実際に行動に移しちゃうとNGですが、誰かに死んでほしいと思うぐらいなら、誰にだってある経験です。

さらに言えば、自分が潰されるぐらいなら相手を潰した方がマシとも思うんですよね。

所詮、この世は弱肉強食。

ここではキレイゴトを並べるつもりは一切ありません。

極めて人間らしい「誰かを殺したい」という衝動や心理について、解説していこうかと思います。

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私が殺したいと思った上司の特徴

今でも思い出すだけイライラが蒸し返す、死んでほしいと思った上司の特徴を紹介していきます。

見当違いの批判ばかり

個人的にぶっ殺したい上位No.1、見当違いの批判ばかりしてくるヤツです。

多分、どこの職場にもいて、内心では色んな人物に「あいつ、本当は仕事できないんじゃ…?」と疑われていたり、「こいつがいなければ仕事がスムーズに進むのに…」とうざがられているような人物です。

▼見当違いの批判ばかりしてくるヤツの特徴

  • 理不尽な恫喝や叱責ばかりで具体的な案を出さない
    (目標未達成だと詰めてくる、こちらの都合を聞かないなど)
  • 話の本筋と関係ない指摘や批判をしてくる
    (誤字脱字が多い、マナーがなってないなど)
  • 他者を批判する割に、言い返されると自分のことは棚に上げる
    (現場のやり方が悪い、こちらにも都合があるなど)

こういうヤツの何がムカつくって「怒ったり批判するだけで、自分では何も決めないし具体的な指示も出す気がない」ってところです。

上司の指示通りにやっただけなのに、それで失敗したら「途中で報告してこなかったお前らが悪い」と、理不尽に当たり散らかしてくるような輩です。

なお、途中で報告しても批判や叱責ばかりされるので相手が相談しづらくなっていることには気づかない模様。

さらに、相談したらしたで、部下の話を最後まで聞く前に「これはこうすればいい」「俺ならこうする」と見当違いのアドバイスばかりで、内心では「二度とこいつに聞かないようにしよう…」と呆れられる始末。

ハッキリ言って、こういう人徳のない人物は上司になるべきではないのですが、どこの会社にも一定数います。

で、こういうヤツほど決まって「下の人間は見下す」「上の人間には媚びる」など、露骨に上と下で態度を変えます。

言ってしまえば「尊敬できない上司」の代表格です。

今思えば「あんな小物より自分のほうが実力は圧倒的に上」だと確信できます。

しかし、当時は「上は敬わないといけない」「上が無能なわけない」と思い込んでいたため、こーいうしょうもない上司の言うことにイチイチ振り回されていました。

他人の成果を横取りする

「こいつ、マジで死んでくれないかな…」と思った上司、それは「他人の成果を横取りするヤツ」です。

自分が苦労してやり遂げた仕事を、まるで自分の手柄のように「俺のおかげだ」と語るような上司です。

プロジェクトが成功すると、その功績を自分のものとして上層部に報告し、部下の貢献は一切無視。

部下には労いの言葉も感謝もなし。

それどころか「もっとやれ」と仕事を増やされるばかり…。

自分の保身や出世のことしか考えておらず、部下はそのために「都合よく動くコマ」ぐらいにしか考えていないのでしょう。

他人のせいにする

何か問題が発生したり、失敗すると、その責任を部下に押し付けるような上司にも殺意が湧きます。

部下の手柄はオレのもの、オレの失敗は部下の責任

こういう考えですべてを下に押し付けてくる上司は、意外と多いです。

虚言で印象操作する

上司ふくめ、ぶっ殺したいと思った同僚にもいたのが「虚言で印象操作するヤツ」です。

どういうことかというと「あいつはこういうヤツだ」とあることないこと他人に言い振らして、こちらの社内評価を下げようとするヤツです。

学生時代、気に食わない相手を教師にチクるなどして説教するように仕向けるヤツがいましたが、あれと同じです。

信じられないことに、社会人になっても「仕事の成果や実力で勝負」ではなく、中学生並の「他人を貶めるための悪口」でしか勝負できない残念な人間が一定数いるのです。

そして厄介なことに、なぜかそういう虚言を信じて、真面目に仕事をやってる人間を過小評価し、口先だけの人間を優遇する上司もいます。

職場で殺したいと思った人物への対応

以上のように、どこの職場にも「こいつ死なねえかな…」と殺意を抱かずにはいられないヤツはいます。
では、そういうヤツにどう対処すればいいのか?

私が自分が潰れるほどの思いをする中で身につけた「処世術」とでもいうべき方法を紹介していきます。

戦略的にサボる

上司に死んでほしいと思ったら「戦略的にサボる」のがオススメです。

相手がクズなら、こちらもクズになるというのが、最善の手段だからです。

「そんなことをしたら自分の評価が落ちないか不安…」

そう考える人も多いことでしょう。

過去の私もそうでした。

しかし、どうせ何をしても理不尽に怒られるなら、手を抜いて自分の身を守ったほうが賢いと思いませんか?

ちょっと法律に詳しければわかりますが、一度雇った社員を解雇するのは非常に難しいです。

それに、死んでほしい上司のもとで下手に努力しすぎると「自分は有能!」という勘違いを増長させ、会社のためになりません。

そういう上司は、部下が全員わざとサボることで、上層部が「この部署はなんかおかしい…」と気づかせる必要があります。

その方が、上司が問題のある人物だと社内で発覚し、まともに対応してくれる確率が上がるからです。

なので、本当に会社全体の利益を考えるのであれば、時に「戦略的にサボる」ことが、巡り巡って自分や会社のためになるわけです。

ブチギレる

死んでほしいと思う相手は「こちらのことを完全にナメ切っている」ことが大半です。

こちらが何も言い返してこないことをいいことに、理不尽な要求をし続けるわけです。

なので、一度、思い切ってブチギレておくのも、意外と効果的です。

ブチギレると言っても、感情に身を任せて衝動的に行動するわけではありません。

こちらも戦略的にキレた方が、効果的なことが多いです。

たとえば、他の部下がいるところで上司に「みんな言わないだけでお前にウンザリしてるからな?」と代弁するといった形です。

自分が無能な自覚のある上司の場合、これを言うだけでタジタジした態度で言い返さなくなったり、一度キレてこちらが口を聞かない態度を貫くと、いつも顔色を伺うような態度になります。

法的手段を講じる

最終手段となりますが、法的手段を講じる手もあります。

ただ、これは以下のような理由からコスパが悪い点に注意。

  1. 弁護士への相談費用と時間がかかる
  2. 証拠集めに労力がかかる
  3. 本来、話し合えば解決するはずの問題がこじれる

たとえば、上司が明らかなハラスメント気質であっても、それだけで告発できるわけではありません。

状況を整理して弁護士に相談したり、上司の発言を録音して証拠を集めるなど、非常に労力がかかります。

また、勤務中に相手を裏切って出し抜くようなことを行う必要があるため、無駄に大きなストレスを抱えることとなります。

私の場合、「こいつらとはまともに話し合う気もない=話が通じない」と感じた際、一方的に相手をねじ伏せる手段が「法的手段」だと考えてます。

距離を置く

殺したいぐらいムカつく相手とは、距離を置くのが最善の手段です。

「それができないから苦労してるんじゃ、ボケ」

しかし、このように思われる方も多いかと思います。

実際、私も毎日嫌いな人間のせいで殺意にまみれてた時は、そうでした。

ただ、事が終わって振り返ってみると「どうしてこんなに簡単なことができなかったのか?」と驚くぐらい、その気になれば距離を置くことができます。

たとえば、同棲中の恋人同士であれば「連絡先をすべてブロックして、黙って引っ越す」だけで、簡単に縁を切れます。

ここで変に「話し合えばわかる」「いつか相手が気づいて変わってくれる」と期待するから、関係がこじれるのです。

他人を変えることは難しいですが、自分が変わることは簡単です。

なので、日常生活に支障をきたすぐらい嫌な上司は「距離を置く」ことに全力を尽くすべきです。

具体的な方法としては、

  1. 会社に相談して対処してもらう
  2. 仕事を辞めて転職する

の2パターンになります。

会社に相談して貰う場合、感情的にならずに「この上司の影響で、こういうことになっており、仕事が進められません。この状態が続くなら、休職や退職も検討させていただきます」という旨を伝えておくといいでしょう。

まともな会社なら、社員に辞められるのが一番困るため、対処してくれます。

たとえば、大きめの会社なら部署替えを行ってくれるなど、上司と部下の相性が合わない場合の対処法は多く用意しているものです。

もし対処してくれないのであれば、退職や転職も考慮しなければなりません。

最後に:殺意を前向きなモチベーションにする

殺したいぐらい憎い上司がいると、仕事はもちろん、プライベートにも悪影響が出ます。

殺したいぐらいの感情に駆られるのは、それだけ、何かに必死になっている証拠でもあります。

しかし、その殺意を抑えきれずに犯罪に走ってしまったり、自分自身が潰れるようなことは、できれば避けたいです。

なので、今回紹介したような対処法を、感情的にならずに計画的に実行していくことが大事です。

対人関係に関する悩みは「やってみなければどうなるかわからない」ことばかりです。

会社側に器量がなければ、相談してもまともに取り合ってもらえないこともありますし、逆に相談するだけであっさり状況が良くなることもあります。

また、上司がどう考えても問題人物で無能にも関わらず重宝しているような会社なら、組織全体が腐っている可能性も高いので、転職してしまった方がいいこともあります。

仕事選びにも対人関係にも「正解」はありません。

しかし、自分が生きやすい環境を選ぶことは、自分の意志次第で誰にだってできることです。

どうにもならないことに殺意を抱えてイライラし続けるぐらいなら、何かしら前向きな行動を行うべきでしょう。

そこに気づかず、特定の人物に依存した環境にい続けると、誰かに殺意レベルの不満を抱えることとなるのです。

一方、ストレスフリーな人生を送っている人ほど「自分の意志で関わる相手を選んでいる」のです。

ムカつく上司にブチギレて問題になってもいつでも辞められるように転職先を探しておくなど、計画的に行動し、自分が付き合うべき人をしっかり選んでいます。

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著者・監修
スコシテン編集長

信念は「日本の生産性低い企業をなくす」「優秀なヤツはダメな企業で働いて自分を殺すな」 仕事について調べてたら謎に詳しくなったので「仕事が仕事」に。最近はDXコンサルティングや人材開発プロダクトのマーケティングに関わってます。

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