「人の嫌がる仕事」と聞くと「汚い」「卑しい」というイメージを抱く方も多いかもしれません。
しかし、みんながやりたくないからこそ「高給」「就きやすい」といった思わぬメリットも。
そんな人の嫌がる仕事をランキング形式でお伝えしていきます。
【ランキング形式】人の嫌がる仕事一覧
「職業に貴賎なし」などと言いますが、世の中には明らかに「みんなが嫌がる職業」「就いてるだけで悪く見られる職業」が存在します。
しかし、そういった職業が成り立つのも誰かの役に立っているからということを忘れてはいけません。
ここでは、あえてみんながやりたがらない職業とその理由をランキング形式で掘り下げることで、隠れた職業の魅力を再発掘していきます。
【1位】屠畜(とちく)作業員

我々の食卓に並ぶお肉がどうやって届けられているか、考えたことはありますか?
屠畜作業員は屠殺と呼ばれる作業員を行います。
屠殺とは食用(または革細工などの加工品)にするために動物を殺すことです。具体的には牛や豚、鶏などの家畜を人道的に殺し食肉として加工するための処理を指します。
| 屠畜(とちく)作業員 | |
|---|---|
| 仕事内容 | 牛や豚などの家畜を屠殺し、食肉へと加工する業務 |
| 嫌がられる理由 | 血や内臓を扱うため、衛生管理が厳しく、精神的な負担も大きい |
| 収入目安 | 300万〜450万円 ※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」 |
屠畜作業員の仕事内容
屠畜作業員は、主に以下のような手順で屠殺から解体作業を行います。
▼屠殺の方法
屠殺方法は、動物の種類や地域によって異なりますが、一般的には以下のような手順で行われます。
- 搬入: 屠場へ動物を搬入します。
- 絶食: 屠殺前に一定時間絶食させ、消化器官を空にします。
- 気絶: 電気ショックやガスなどで動物を気絶させます。
- 出血: 大動脈を切断し、出血させて動物を殺します。
- 解体: 獣体を解体し、食肉部分と非食肉部分に分離します。
- 検査: 食肉衛生検査を受け、安全性が確認されます。
- 冷却・加工: 食肉を冷却し、必要に応じて加工します。
ランキング1位の理由
想像してみてください。
牛や豚が、殺されることを悟り、目をうるわせている姿を。
そして、人の心を捨てて無心で家畜に電気ショックを浴びせ、首を刎ねて解体していく自分の姿を。
あなたは、血と糞尿の臭いが漂う工場で、家畜の解体作業を淡々とこなせる自信はありますか?
大半の人が「無理」と答えるでしょう。
家畜を屠殺することで痛む良心。
血と糞尿の臭気漂う劣悪な環境の中、解体作業を行わないとならない肉体的な過酷さ。
文句なしで「人がやりたがらない仕事No.1」だと言えるでしょう。
屠畜作業員がこの汚れ仕事を請け負っているおかげで、我々はオシャレなレストランで恋人や家族と談笑しながら美味しい肉を堪能できるわけです。
…にも関わらず、過去、屠畜に関わる人々は「えたひにん」など差別される階級の人が請け負っていたというのですから、いかに人間が身勝手な生き物か、歴史や社会構造から見えてくるというものです。
【2位】動物愛護センター

「動物愛護センター」と聞くと、多くの人が動物を保護したり可愛がっている慈善団体のような印象を受けるでしょう。
しかし、実態は真逆で飼い主に捨てられたペット…犬や猫を所定の手続きに従って殺処分する良心の痛む仕事です。
| 動物愛護センター | |
|---|---|
| 仕事内容 | 飼い主のいない動物の保護・管理・殺処分を行う |
| 嫌がられる理由 | 保護だけでなく安楽死処分も業務の一環で精神的負担が非常に大きい |
| 収入目安 | 250万〜400万円 ※自治体の公務員給与水準 |
動物愛護センターの仕事内容
動物愛護センターで働く人は「公務員」に分類されます。
殺処分の方法は「ガス注入」。
ガス室に犬や猫を追いやり、安楽死させ、死体の焼却や骨の処理も行います。
なお、昔はバットで一匹ずつ頭をかち割っていた模様。
ランキング2位の理由
今回はランキング2位として紹介させていただいてますが、見方によっては1位よりも悲惨な仕事だと考えることもできます。下記のような理由からです。
仕事内容に目的や必要性がない
「食べるために殺す」という社会に必要不可欠な屠畜作業員と違い、動物愛護センターでは「飼い主に育てる余裕がないから」と、市民の極めて身勝手な理由で殺処分されることとなります。
「この仕事、誰の役に立ってるの?動物を殺さないとならない意義とは?」と、やりがいの見い出せなさでも、文字通り「人が嫌がる仕事」「やりたくない仕事」と言えるでしょう。
公務員が担当する仕事
真面目に勉強して試験に受からないとならない公務員が、ある日、望んでもない凄惨な現場に配置されるリスクがあるという点も、ポイント高し。
国民の税金で働いてる手前、何かと批判されやすい公務員の中でも、ここまでやりたくない仕事があると考えると、見方も変わるというものでしょう。
作業内容自体のキツさはそこまでではない
「動物を殺めなければならない」という精神的負担を度外視すれば、劣悪な環境で解体作業を行う必要があり肉体的なキツさがある屠畜作業員よりは、ガス処分で済む分、楽という見方もできます。
【3位】マグロ漁(遠洋漁業)

第3位にはマグロ漁がランクイン。
長期間に渡る船上での生活期間が求められること会場での作業で命の危険が伴うことから、人が嫌がる過酷な仕事だと言えるでしょう。
| マグロ漁 | |
|---|---|
| 仕事内容 | 沿岸でマグロを捕獲し漁港へ運ぶ漁業職 |
| 嫌がられる理由 | 体力的にハードな作業で船酔いや寒さとの戦いが続く |
| 収入目安 | 400万〜800万円 ※漁業協同組合の報告データ |
マグロ漁の仕事内容
マグロ漁を含む「遠洋漁業」は日本の漁業の中でも特に過酷な仕事の一つとされています。
漁師たちは数ヶ月から最長1年以上もの間、カツオやマグロなどを獲るために世界中の海をめぐり、陸に戻ることなく洋上で生活しながら漁を続けます。
ランキング3位の理由
2位までの「動物を殺める」という精神的な辛さと打って変わり、こちらは「時間の拘束が長い」「船上での生活のストレス」「命の危険」など肉体労働としての過酷さが高いから…という理由での選出となります。
具体的には、下記に紹介する過酷さです。
1.地獄のような長時間労働
- 1日18〜20時間労働は当たり前、休憩時間は数時間刻みで細切れ
- マグロがかかれば、寝ていようが叩き起こされる
- 「眠い」なんて言おうものなら船長にブチ切れられるのは日常茶飯事
2.洋上監禁状態で精神崩壊…
- 1ヶ月や2ヶ月ならまだマシ、長いと1年以上帰れない
- 逃げたくても逃げ場なし、陸が見えるのは出港時と帰港時だけ
- 仲間と揉めれば地獄の密室空間で地獄のような人間関係が待っている
3.海は甘くない、命の危険が常に付きまとう
- 荒波で揺れるデッキ、ちょっとした油断で転落=死
- 巨大なマグロを扱うため、指を飛ばす、骨を折るなんてことも
- 漁具が暴れれば「お前の腕が持っていかれるぞ!」と怒鳴られる
4.環境劣悪、快適な生活なんて無理
- トイレは基本ボットン式、詰まれば素手で処理することも
- 風呂?そんなものは週に1回あればラッキー
- 食事は缶詰と冷凍食品のローテーション、新鮮な魚を食べられるのは水揚げ時だけ
- 寝る場所は狭い二段ベッド、船が揺れれば眠れるわけがない
5.高収入?あくまで運次第
- 成果報酬制が多く、漁獲が少なければ月10万円以下も
- 天候次第で大赤字もあり得る
- いくら頑張っても、船長や親方の気分次第で給料が変わるケースも
【4位】し尿処理作業員

| し尿処理作業員 | |
|---|---|
| 仕事内容 | バキュームカーでし尿を汲み取り、処理施設へ運搬 |
| 嫌がられる理由 | 悪臭や衛生環境の問題があり、抵抗感を持つ人が多い |
| 収入目安 | 350万〜550万円 ※産業廃棄物処理業の平均年収 |
仕事内容
し尿処理作業員は、バキュームカー(吸引車)を使って家庭や施設の汲み取り式トイレのし尿を回収・処理する仕事です。トイレだけでなく下水処理場でのし尿処理・タンクの清掃・設備管理なども行います。
▼し尿処理作業員の仕事内容例
- バキュームカー運転・し尿の吸引:指定された地域の汲み取りトイレを巡回し、バキュームホースでし尿を回収
- 処理場での廃棄作業:回収したし尿を下水処理場や専用の施設に運び、適切に処理する
- 設備の洗浄・メンテナンス:バキュームカーや処理施設の機械の清掃・点検
- 汲み取り依頼の対応:個人宅や企業からの依頼に応じて出動
人が嫌がる理由
1.仕事中ずっと悪臭が付きまとう
し尿の回収や処理はとにかく臭いがキツい仕事です。防臭マスクをしていても完全には防げず、 服や髪に染みつき、帰宅後も臭いが取れないで「パパ臭い…」と子どもに嫌われることも。
2. 汚物に直接触れるリスクがある
汲み取り作業では、ホースが詰まる・漏れる・飛び散る こともあり、し尿が服や手にかかるケースも…。とくに処理場ではタンクやフィルターの掃除も必要で、直接触れる可能性があります。
3. 夏場は地獄の環境
高温多湿の夏場は悪臭が倍増し、ハエや虫が大量発生した日はもう最悪…。防護服を着ての作業になるため、熱中症のリスクとも背中合わせ。超過酷。
【5位】冷凍倉庫の作業員

| 冷凍倉庫の作業員 | |
|---|---|
| 仕事内容 | 極低温の冷凍倉庫内で食品などの仕分け・運搬を行う |
| 嫌がられる理由 | 厳しい寒さの中で動き続けるため体が冷え切り体調を崩しやすい |
| 収入目安 | 300万〜450万円 |
仕事内容
冷凍倉庫で食品や医薬品、工業製品などを保管・管理する仕事です。
倉庫内の温度はマイナス20~30℃に設定されており、極寒の環境で業務を行う必要があり過酷です。
▼具体的な作業内容
- 入出庫作業:トラックからの荷下ろし・積み込み作業
- ピッキング:倉庫内から指定の商品を探し出し、出荷準備を行う
- 検品・梱包:商品に異常がないかチェックし、梱包する
- フォークリフト作業:冷凍倉庫内での荷物の移動(資格が必要)
人が嫌がる理由
1. 極寒の環境で体力的にきつい
冷凍倉庫の中はマイナス20℃以下が当たり前。防寒着を着ても寒さが体にしみつき、長時間の作業はかなりの負担になる。指先や足先の感覚がなくなることも珍しくない。
2. 体を壊しやすく、健康リスクが高い
寒暖差が激しく低体温症・しもやけ・関節痛になりやすい。倉庫内と外の温度差が大きいため、風邪をひきやすく、長く続けるほど体に負担がかかる。
3. 単純作業&重労働のダブルコンボ
ピッキングや検品作業は単純作業の繰り返しで飽きやすい上に、冷凍食品や肉の塊など 重い荷物を持つことも多く、腰を痛めやすい。
4. 賃金が安い割に過酷
「冷凍倉庫=キツい仕事」の割には時給1,200~1,500円程度で、特別高いわけではない。フォークリフトの資格があれば多少の手当がつくが、肉体的負担を考えると割に合わないと感じる人も多い。
【6位】アダルトビデオメーカー

| アダルトビデオメーカー | |
|---|---|
| 仕事内容 | 成人向け映像の撮影を手配したり映像の局部にモザイクをかける作業を行う |
| 嫌がられる理由 | 法律的にもグレーな撮影の手配やアダルト映像を何時間も見て作業行うなどハード |
| 収入目安 | 250万〜400万円 ※映像編集業界の平均年収 |
仕事内容
アダルトビデオ(AV)を制作する企業での業務です。メーカーによっては、企画・撮影・編集・販売まで一貫して行うこともあります。一般の映像制作と同じような業務内容だが、AVならではの独特な環境や業務があります。
- 企画・プロデュース:どんな作品を作るか企画し、女優・男優のキャスティングを行う
- 撮影・演出:現場での撮影、演出指導、カメラワークの指示など
- 編集・モザイク処理:映像の編集、違法にならないようにモザイクを適切にかける
- 営業・販売:DVDや配信プラットフォーム向けの販売戦略を考える
AVメーカーには、大手の「ソフト・オン・デマンド(SOD)」のような有名企業もあれば、零細規模で違法スレスレの作品を作るような会社もあります。
人が嫌がる理由
1.世間体が悪く、身バレのリスクがある
AV業界で働いていることが知られると、家族や友人に距離を置かれることも。転職する際にも履歴書に書きづらく、他業界に移るのが難しい場合もある。
2. 過酷な撮影環境&ブラックな労働条件
AVの撮影現場は過酷で、長時間の撮影や厳しいスケジュールが当たり前。編集スタッフも納期に追われ、モザイク処理の作業などで徹夜することも珍しくない。
3. モザイク処理など地味な作業が多い
AV編集の中でも「モザイク処理」は特に大変な作業。違法にならないように細かく処理する必要があり、映像をじっくり見ながら処理をするため、精神的に疲れることも多い。
4. 女優やスタッフの扱いが劣悪な会社もある
大手メーカーならコンプライアンスが整備されているが、小規模な制作会社では女優やスタッフの扱いが悪く、トラブルが頻発することもある。契約やギャラの未払い問題も多い。
関連職
AV女優
アダルトビデオに出演し、演技・パフォーマンスを行う仕事です。撮影現場では監督の指示のもと演技をし、映像作品として商品化されます。
▼人が嫌がる理由
- 社会的偏見が強い:引退後も職歴が影響し一般企業への転職が難しい
- 精神的・肉体的負担が大きい:撮影スケジュールがハードで身体的負担が大きい
- 契約・報酬トラブルが多い:ギャラ未払い・違約金トラブルのリスクがある
ポルノハバー
近年では、アダルト動画のアップロードサイト(Pornhubなど)で個人がアダルト映像を投稿して広告収入や動画販売費、ファンクラブ会員費で稼ぐ例も増えてます。
いわゆる「カップル系」としてハメ撮りを販売する人もいれば、半業者として素人女優の斡旋や撮影を行うなど、多種多様です。
▼人が嫌がる理由
- 収入が不安定:動画の再生回数によって収益が左右される
- 削除リスクが高い:著作権違反や規約変更で突然アカウント停止されることも
- 匿名性が低くなる危険:顔バレ・身バレのリスクがあり、社会的に影響を受ける可能
- 法的にグレー:AV新法などの法規制や、クレカ決済の制限で、海外で活動する業者もいる
ただでさえ「自身のアダルト動画を公開する」というハードルに加え「稼げるかどうかの保証がない」「違法行為になる可能性もある」など、非常にリスクが高い仕事です。
反面で、下記に紹介する書籍のようにカップルで月収4000万円稼ぐ猛者もいるなど人が嫌がるからこそビジネスとして成功するチャンスも大きいことが見えてきます。
【7位】ピンサロ嬢

「しゃぶれよオラ!こうすんだよ!」
| ピンサロ嬢 | |
|---|---|
| 仕事内容 | 風俗店で男性客に接客し、性的なサービスを提供 |
| 嫌がられる理由 | 体力的・精神的に厳しく、衛生管理や人間関係のストレスも大きい |
| 収入目安 | 日給0~10万とピンキリ |
仕事内容
ピンサロ(ピンクサロン)とは、性的サービスの一種で、主に口淫(フェラチオ)を提供する風俗店です。店舗型風俗の中では比較的ライトな部類とされるが、実際の業務はかなりハード。
- 客の接客:個室や仕切られたスペースでのサービス提供
- 会話や雰囲気作り:指名客を増やすための営業トーク
- 待機時間の管理:店内での待機や、順番待ちの客対応
- 衛生管理:自分の体調管理や感染症対策
人が嫌がる理由
1. 体力的にキツい&消耗が激しい
1回の接客時間は10~15分程度でも、一日何十人と相手をすることもある。特に週末やイベント日などはフル回転で働くことになり、体力の消耗が激しい。
2. 不潔な客にも対応しなければならない
風呂に入っていない、歯を磨いていない、強烈な体臭がする…そんな客にも笑顔でサービスしなければならない。中には「これは無理…」という相手もいるが、基本的に断ることは難しい。
3. 病気や衛生面のリスクが高い
ピンサロは基本的にコンドームを使用しないため、性感染症のリスクが高い。梅毒や淋病などの感染症にかかる可能性があるため、定期的な検査が必須。加えて、喉の負担も大きく、声が枯れたり口内炎ができることもある。
4. 身バレ・偏見のリスクがつきまとう
風俗業界はまだまだ世間の目が厳しく、知人にバレると大きなダメージを受ける可能性がある。また、将来的に別の仕事に転職したい場合、経歴として言いづらいという問題もある。
【8位】ラブホの清掃員

| ラブホテルの清掃員 | |
|---|---|
| 仕事内容 | ラブホテルの客室を短時間で清掃・整備する仕事 |
| 嫌がられる理由 | 使用済みのアメニティやシーツの処理が大変 |
| 収入目安 | 250万〜350万円 ※ホテル清掃業務の平均賃金 |
仕事内容
ラブホテルの清掃員は、客室の清掃・ベッドメイキングを短時間で行い、次の利用客が快適に使えるよう整える仕事です。
主な業務は以下の通り。
- ベッドメイキング:シーツ交換、枕カバーの取り替え
- 浴室・トイレの清掃:水回りの除菌・消臭・髪の毛の除去
- 備品の補充:タオル・アメニティ・コンドームなどの補充
- ゴミの回収・処理:使用済みのティッシュ・ゴミ箱の清掃
- 特殊な汚れの処理:嘔吐・血液・その他の体液の清掃対応
客の回転率が高いラブホテルでは、短時間で清掃を終わらせるスピードと、清潔感を保つ丁寧さが求められます。
人が嫌がる理由
1. とにかく汚い&生理的にきつい
使用済みのティッシュ、コンドーム、体液が飛び散ったシーツなどを片付けるのが日常茶飯事。特に酔客が使った後は、嘔吐や排泄物の処理が発生することも。精神的な耐性が必要。
2. 急いで清掃しないと怒られる
ラブホテルは回転率が命のため、1部屋あたり10~15分ほどで清掃を終わらせなければならない。ちょっとでも遅れると「まだ部屋空かないの?」とフロントから催促されることも。手際の良さが求められる。
3. 予想外の惨状に遭遇することも…
時には「これは一体どうやったらこんな状態になるの?」というレベルの荒れた部屋に当たることも。血まみれのシーツ、壁に飛び散った不明な液体、破壊された備品など、通常のホテルでは考えられないケースに遭遇することもある。
【9位】下水道清掃

下水道清掃は、街の下水管やマンホールの内部を点検し、詰まりや汚れを除去する仕事です。
| 下水道清掃 | |
|---|---|
| 仕事内容 | 下水管の詰まり解消やメンテナンス作業を行う |
| 嫌がられる理由 | 悪臭が強烈で、汚れた環境での作業が多い |
| 収入目安 | 350万〜500万円 ※インフラ系業務の平均年収 |
仕事内容
- 下水管の高圧洗浄:専用の高圧ホースを使って、排水管の汚れや異物を除去
- マンホールの点検・清掃:異物が詰まっていないか、ガスが溜まっていないかチェック
- 汚泥の除去:バキュームカーを使い、溜まった汚泥を吸い取る
- 下水道内の点検作業:カメラを使った調査や、実際に下水管の中に入って作業することも
地味ながらも、街の衛生を守る重要な仕事。特に大雨時の浸水対策として、下水道が正常に機能するよう維持する役割があります。
ランキング9位の理由
し尿作業員と同じく「汚い」「臭い」に加え「危険」と揃った仕事だからです。
1. 強烈な悪臭が漂う過酷な作業環境
下水道の中は、腐敗した汚泥や生活排水のニオイが充満。マスクをしていても臭いは防ぎきれず、作業着にニオイが染み付くことも多い。帰宅後も「なんとなく臭いが取れない」と感じることがある。
2. 危険なガスや害虫との戦い
下水道内には、有毒なメタンガスや硫化水素が発生していることがあり、誤って吸い込むと最悪の場合、意識を失い命に関わることも。また、ネズミやゴキブリ、ヒルなどの害虫が大量に生息しており、作業中に顔や体に這い上がってくることも…。
3. 体力的にもキツく、夏場は地獄
マンホールの中や狭い下水管内での作業は、前かがみの姿勢が多く、腰や膝への負担が大きい。また、夏場の下水道内は高温多湿になり、汗だくになりながら作業をしなければならない。冬場は逆に極寒で、手足がかじかみながらの作業となる。
【10位】キャッチセールス

キャッチセールスとは、街中や駅前、ショッピングモールなどの人通りが多い場所で、通行人に声をかけて商品やサービスを勧誘する仕事。
| キャッチセールス | |
|---|---|
| 仕事内容 | 街頭で通行人に声をかけ店への呼び込みや商品の販売を行う |
| 嫌がられる理由 | 無視されることが多く精神的ストレスが大きい |
| 収入目安 | 250万〜400万円(完全歩合制の場合あり |
キャッチセールスの仕事内容
代表的なキャッチセールスは、以下のような例。
- 飲食店の呼び込み:繁華街でお店の前に立ち客引きをする
- 不動産投資の勧誘:通行人に「アンケート」と偽り、不動産投資の話を持ちかける
- ウォーターサーバーの勧誘:「無料体験」などを口実に契約へ勧誘
- ティッシュ配り:表向きはティッシュ配布だが食いついた相手に営業を行う手口
- 回線業者の勧誘:携帯ショップや家電量販店で「安くなりますよ」と声をかけ、回線変更を促す
- 芸能事務所へのスカウト:「モデルになりませんか?」と声をかけ、登録費を取る商法も
ほとんどの場合、営業成績が給料に直結し、ノルマが設定されていることが多いです。
そのため、しつこい勧誘をしたり、道行く人の邪魔をしてくるなど迷惑なキャッチセールスに悪印象を抱いた経験をしたことある方も多いのではないでしょうか。
ランキング10位の理由
1. 無視されたり、冷たくあしらわれるのが当たり前
通行人に話しかけても、9割以上は無視。時には「しつこい!」「邪魔!」と怒鳴られることも。飲食店の客引きは「騙されないぞ」と警戒され、不動産投資の勧誘では「詐欺師か?」と疑われることも多い。
2. 成果が出なければ、給料も評価も低い
完全歩合制の仕事も多く、契約が取れなければほぼ無収入。会社によっては「ノルマ未達なら罰金」「契約が取れるまで帰れない」など、ブラックな労働環境も。
3. 詐欺まがいのセールスで相手を騙すような手口を強要される
- 「無料体験」と言いつつ、高額コースを契約させる美容勧誘
- 「誰でも儲かる」と誇大広告する不動産投資
- 「特典」「お得」と言って実際は長期契約を組ませる通信回線の勧誘
こうしたグレーゾーンの商法を強要されることがあり、「詐欺師みたいな仕事はしたくない」と精神的に病む人も。
4. 道路使用許可を取ってないなど法律的にアウトで逮捕されるリスクも…
路上でのキャッチセールスは、多くの自治体で条例違反。警察が見回りを強化しており、無許可でやっている場合、最悪「迷惑防止条例違反」で逮捕されることもある。特に繁華街や駅前は規制が厳しく、何度も注意されると出禁になったり、会社ごと営業停止になるケースも。
人の嫌がる仕事に就くメリット/デメリット
このページには「人の嫌がる仕事」「やりたがらない仕事」などで検索した方が多く訪れています。
その着眼点、実はかなり目の付け所がいいです。
なぜなら、仕事とは誰かがやりたがらないことを代わりに請け負うことでお金になるからです。
たとえば、ここで紹介した屠畜作業員なら「動物を屠殺して捌くことに抵抗感がない」という人なら流れ作業みたいに楽にこなせるかもしれません。
大事なのは「自分にとって何が嫌で何なら耐えられるか?」を知ることです。
それを知るために
人の嫌がる仕事に隠されたメリットとデメリットを解説していきます。
人の嫌がる仕事のメリット
1.採用されやすい
人の嫌がる仕事は、汚いイメージが強かったり、偏見で見られやすいです。
そのため応募してくる人が少なかったり、入社しても仕事のキツさに耐えられずすぐ辞める人が多め。
なので、採用されやすいです。
また、清掃のアルバイトなら年齢問わずにお年寄りも働いていたり、経歴やスキルを問われないことも多いです。
2.意外と稼げる穴場求人多め
「人がやりたがらない仕事≒稼げる仕事」
こうした物の見方もできます。
また、どれだけ汚い仕事であっても生活を支える仕事はなくならないので、需要があります。
たとえば、バキュームカーで糞尿を収集する清掃業者は月給40万以上、ボットン便所の家がなくならない限りは必要な職業なので、意外と安定した会社が多いです。
また、性風俗やポルノ産業は若いうちは日給10万も稼ぐ人もいて、短期間で効率よく稼げます。
人の嫌がる仕事のデメリット
1.合う・合わないが激しい
人が嫌がる仕事は、人によって合う・合わないが激しいです。
性風俗の仕事は多くに人がやりたがらないでしょうし、動物を屠殺する職業も心を無にしてこなす適性が求められます。
いずれの仕事も、興味本位で就いても長く続かない可能性があったり、現場の凄惨さがトラウマになるレベルの職業もあるので、就く前に「本当に続けられるか?」を考えておきましょう。
2.将来に不安が残る
ここで紹介した職業の多くは、転職を考えた際に融通が利きにくいという難点があります。
たとえば、屠殺上で得たスキルは他の職業ではほとんど応用できないため、転職しようとしても難しくなります。
また、性風俗やポルノ産業での経歴も公にしにくいですし、若い頃でないと稼ぎにくいという事情もあります。
とくに20~30代の若い人は将来性の高い職業に未経験からでも就けるサービスが数多くあるので、よほどの事情がなければ、人の嫌がる仕事を選ぶデメリットのほうが大きいと言えます。
人の嫌がる仕事に就くには?
根気よく求人を探す
人の嫌がる仕事は人気がないため、求人情報が目立たないことが多いです。
Indeedなどの無料求人サイト、ハローワークで根気よく探し続けることが重要です。
逆に、求人掲載に費用のかかる求人誌や転職サイトではあまりお目にかかれないことでしょう。
近場の会社を調べる
そもそも人を選ぶ仕事なため求人情報自体がないことも。
しかし、求人が出てないからと言って、採用してないというわけでもありません。
ですので、地元の企業を調べて直接採用してるかどうか尋ねるのも手でしょう。
とくに小規模な清掃業者や、目立たないよう営業されているアダルト産業関連の会社などは、直接企業へ連絡したほうが求人を見つけるより手っ取り早いでしょう。




