突然ですが、自分、仕事でミスが多いことで悩んでいたんですよ。
それも不注意や思い込みによって起こる「ケアレスミス」ってやつ。
なので、しょっちゅう上司から怒られて「こいつは仕事ができないヤツだ…」と冷ややかな目で見られることに…。
日本社会はミスが許されない風潮があるので、ミスが多い私は職場でも「無能」扱いでした。
で、その原因を自分なりに分析してみて「集中力がない」「思い込みが強い」「不注意」だと思ってたんですけど、実は違ったんです。
結論から言っちゃうと、職場環境や上司との相性が悪いとミスが増えまくる…ってのが、本当の原因です。
だってそうでしょ?
たとえば、毎回、何をやっても叱ってくるような上司のもとで働くとミスを恐れるあまり、かえってミスが増える結果になっちゃうんですもん。
逆に、チェックシートが用意されていて、ワークフロー(仕事の手順のこと)が用意されてる職場だと、アルバイトが仕事してもミスが出ないようになるんです。
逆にダメな職場ほど、どうでもいい細かなミスでもネチネチ責められる。
たとえば、外向けの資料でもないのに、誤字脱字ばかり指摘して内容の良し悪しについては議論しなかったり…ね。
つまり、ミスが多いのは自分の能力不足ではなく、会社の仕事の進め方が悪いってわけです。
なので、ミスの多い人に向いてる仕事は「ミスが起こらないようにしっかりしている職業や職場」だと思うんですよね。
このことに気づいてから、グッと仕事が楽になるのを感じました。
もし、あなたも同じことで悩んでるなら、ここで紹介している適職や考え方を読んでみて、取り入れてみましょう。
ケアレスミスが多い人の特徴
向いてる仕事の紹介の前に、まずはケアレスミスが多い人の特徴について紹介していきます。
ケアレスミスが多い人の欠点
- 細かな確認やコミュニケーションを怠りがち
- 面倒くさがりで必要な業務をやらないことでミスが生じる
- 集中力が低い場合や注意力が散漫な場合がある
- 緊張やプレッシャーに弱くミスを起こす
- 常に多忙でキャパオーバーから凡ミスを起こしがち
ついつい他人と比べてしまったり、合わない仕事を無理に続けていると、こうした欠点が気になってしまうもの。

この仕事向いてないのかなぁ…
仕事が上手くいってないとネガティブな考えになり、こんな風に悩みがち。
しかし、自分の欠点に気づけるというのは実は優秀な証拠。
なぜなら、欠点を克服することで人は成長できるものだからです。
世の中には、自分の欠点にすら気づけず、他人の文句ばかりの人が圧倒的多数。
そういう人は、流されるままに与えられた仕事をこなすだけで、不満たらたらで人生を終えるだけ。
しかし「今の仕事、本当に向いてるのかな?」「もっと合った天職があるのでは?」と考えられる人は違う。
より良い働き方を見つけ出し、自分だけの人生を創り上げることができます。
そのためには欠点ではなく「自分の中の隠れた強み」を自覚する必要があります。
ミスが多い人の強み
▼ミスが多い人が持つ意外な適性
- 要領が良い
細かいミスを気にしない、細部より全体や大局を見る、重要な仕事を見極める、頭の回転が速い、直感的に理解する、スピード感ある判断ができる - 型にはまらない
ルールや規則に縛られない、常識を疑う、創造性あふれる、爆発力がある、人目を気にしない
こうした強みを活かすことができれば、
- 仕事が苦でなくなり楽しく感じる
- 活躍でき一目置かれ評価も上がる
- 収入が増えて余裕もできる
- 気の合う仕事仲間が増え人間関係も良好に
など「幸福のスパイラル」とでも言うべき状態になります。

なんかうさんくさいかも…
「そんなの信じられない!」と疑う人もいるでしょうが、仕事も人生もがうまくいってる人ほど、こうした”キャリアの真理”にたどり着いています。
そのためには「自分の強み」…つまり「適性」「才能」「可能性」と呼ばれるチカラを発揮できる仕事に就くのが最善の道です。
ミスが多い人に向いてる仕事
この記事にたどり着いたのも、何かの運命。
あなたがまだ気づいてない「自分だけの強み」を引き出せる職業を紹介していきます。
工場の作業員(製造業)
項目 | 評価 | 説明 |
---|---|---|
オススメ度 | ★★★☆☆ | 作業の流れが明確で、迷うことが少なく仕事に集中しやすい |
難易度 | ★☆☆☆☆ | 未経験歓迎の求人が多く専門スキルがなくても始めやすい |
年収目安 | 200万〜400万円 | 残業や夜勤手当が加わると収入アップも期待できる |
働きやすさ | ★★★☆☆ | 体力仕事が多い一方で、職場によっては定時退社が可能 |
将来性 | ★☆☆☆☆ | 現場作業のままだけど収入が上がりにくいので将来設計が必要 |
工場の作業員は、製品を作るための工程を担当する仕事です。
工場作業は、「またミスをしたらどうしよう」と悩む人にとっても安心できる仕事です。作業内容はシンプルで、確認作業やサポートが徹底されています。自分だけで背負う必要がないので、プレッシャーを感じにくい環境です。
「ミスが気になって挑戦できない」「安定した職場で安心したい」という人でも、無理なく続けられるのが工場作業の良いところです。
工場での仕事内容
アルバイトや派遣社員、入社したての社員は「ベルトコンベアに流れる商品をチェックする」「機械に部品をセットする」など、シンプルでわかりやすい作業をこなすことになります。
他にも以下のような仕事があります。
- 製品の組み立て
部品を組み合わせて製品を完成させる作業。 - 検品作業
製品が正しく作られているか、外観や動作をチェック。 - 梱包・出荷準備
完成品を箱詰めし、出荷の準備を行います。 - 機械オペレーション
機械の操作や部品のセット、メンテナンスを行います。
他にも、以下のような「〇〇工」と呼ばれる職種全般が当てはまります。
- 組立工:
機械のパーツを組み立てていく仕事。決められた手順に沿って作業するため、難しい判断を行うことは少ない。「自動車組立工」「光学機械器具組立工」が代表例。変わったものでは「ピアノ組立工」「ロケット組立工」なども。 - 期間工:
TOYOTAなどの大手自動車メーカーの製造工場で働き自動車を組み立てる。経験不問で月給30万以上、寮住み込みで働けるなど、条件も良い。出稼ぎで期間工になる人も多い。 - 食品製造工:
大手メーカーが販売するような冷凍食品の製造や加工から包装までを行う。「味噌職人」「醤油職人」など、職人的な食品製造を行う小規模な業者もある。
工場作業に向いてる人の特徴
1.ミスをよくしてしまう
工場の仕事は、ミスを防ぐための仕組みがしっかり整っています。作業はルールに沿って進められ、確認やサポート体制も充実しているため、「自分のミスが大きな問題になったらどうしよう」と不安な人でも安心して働けます。
2.長時間単調作業をしても苦にならない人
一度のミスを過度に責められることはほとんどありません。工場では、ミスが起きないようチームでサポートし合う文化が根付いています。「失敗を繰り返したくない」と思う人にとって、成長しやすい環境です。
3.将来に不安があり、安心して働ける環境を求めている
工場の多くは福利厚生が充実しており、安定した収入や職場環境が整っています。特に長期的な雇用を希望する人にとっては、生活基盤を築ける場所として理想的です。
工場作業員になるメリット
- 未経験でも就きやすい
多くの工場では研修制度が整っており、特別なスキルがなくても始められます。正社員として入社すれば「続けるだけ」で安定を得やすい点が魅力です。 - 地方でも求人が豊富
地方の製造業が多く、田舎暮らしを希望する人にとって強力な選択肢です。 - 福利厚生が充実している
大手企業では寮完備や手当、健康保険などの福利厚生がしっかり整っている場合が多く、安心して働けます。 - 期間工で稼げる
一時的に出稼ぎで働ける「期間工」も人気があり、短期間でまとまった収入を得たい人におすすめです。
就く際の注意点
- アルバイトや派遣では収入が不安定
正社員以外の雇用形態だと、収入が安定せず、スキルも身につきにくい場合があります。 - 二交代制や夜勤の可能性
夜勤が含まれる場合、生活リズムに影響が出ることがあります。体力に自信がない人は注意が必要です。 - 古風な企業文化が多い
愛社精神が求められる古い企業文化の職場もあるため、現代の「転職前提」のキャリア観とは異なる可能性があります。
工場作業員になる方法
1.製造系の求人を探す
求人検索サイトや地域密着型の冊子、ハローワークを活用して求人をチェックしましょう。とくに地方では、地元に根づいた製造企業が多いため地域特化の情報が意外と役立ちます。
求人数の多い転職エージェント「リクルートエージェント」「doda」で「工場」「製造業」を希望しておけば、大手製造業の求人を受けられることもあります。
「求人を探す手間が惜しい…」
「どの求人なら受かるのか判断できない…」
そうした経験があるなら「LHH転職エージェント」がオススメ。利用者一人一人に合わせた質の高い求人提案や転職サポートでより自分に合った求人が見つけやすくなるからです。
▶LHH転職エージェントを使う際のコツ
紹介された求人に応募しない場合に却下理由を伝えると次はより自分に合った求人を提案してもらえるように!
2.理系・技術系の学歴を活かす
工業高校や技術系学部・理系出身者は、高度な製造業務に就きやすく有利になる場合があります。
工場での現場経験を通して、将来的には品質管理や設計などに携わるキャリアプランを持っておくと有利です。
製造業の転職に強い「メイテックネクスト」であれば、実績豊富で相談してみると思いもしない選択肢が得られることでしょう。
▶メイテックネクストを使う際のコツ
「品質管理がしたい」「どんな業種があるのか知りたい」など自分の要求をハッキリ伝えると合った求人の紹介や良いサポートが得られます。
3.既卒・第二新卒向け支援を利用
未経験から工場勤務や製造業で正社員を目指すなら既卒・第二新卒向けの就職支援サービスを活用すると、スムーズに入社できます。
とくに研修がある分、優良企業に入社しやすくなる「就職カレッジ(JAIC)」なら対象年齢も34歳までと広く使えるのでオススメです。
▶就職カレッジを使う際のコツ
「無職期間や非正規期間が長い…」といった理由で採用されない人の最後の砦。ここで紹介した仕事以外の選択肢も確保できる。
マーケター
評価項目 | 評価 | 背景コメント |
---|---|---|
オススメ度 | ★★★★★ | 幅広い適性を活かせ行動派は実践の中で成長できる |
難易度 | ★★★☆☆ | 大卒以上の募集が多いが経験やスキルがあれば未経験からもOK |
年収目安 | 400~800万円 | 平社員で400万円台、専門職やマネージャーになると年収UP |
働きやすさ | ★★★★☆ | フリーランスやリモートワークが可能で柔軟な働き方ができる |
将来性 | ★★★★★ | どの企業でも通用する本質的なスキルが身につく |
「ミスしないことよりも成功する方法を模索したい」
そんなあなたに最もオススメな職業が「マーケター」です。
マーケターとはマーケティングに関する仕事を行う人のことを指します。
ケアレスミスが多い人でも、大局観やチャレンジ精神を重視しながら前に進めるタイプなら、マーケティングの世界で大きく活躍できます。
細かい失敗をしても「やってみよう!」という姿勢や行動力でカバーし、周囲のポジティブな面を伸ばしていければ、柔軟なアイデアや施策でチームをけん引する“頼れるマーケター”になれるでしょう。

その理由を詳しく解説していきます
マーケティングってどんな仕事?
セールスが「直接相手に売ること」なのに対し、マーケティングは「買ってもらう仕組みをつくる」ことが目的となります。
商品を買ってもらうために、調査や分析、広告の制作や配信など、色々なことを行います。
下記のようなことを関係者とミーティングしながら決めて実行します。
- マーチャンダイジング:
「どの場所にお店を出せば売れるか?」「品揃えや陳列方法はどうするか?」 - アカウントプランナー:
「どの媒体でどんな広告を出すと効果が高いか?」 - デジタルマーケティング(Web・SNS):
「公式サイトやSNSでどのように情報を発信するとフォロワーや売上が伸びるか?」 - ブランディング:
「商品や企業の好感度を高めるためにはどんなデザイン・ストーリーが有効か?」 - PR(パブリックリレーションズ):
「プレスリリースやメディア露出を通じて企業や商品の印象を向上させるにはどうするか?」
日常で目にする、CMや広告、製品やチェーン店など、ほぼすべての物にマーケティングが関わっていると考えると、イメージしやすくなるでしょう。

人々の手に情報や商品が届くまでに多くのマーケターが関わってるんですね
マーケターに向いてる人の特徴
マーケターの業務は幅広いので多種多様な適性を活かせます。
1.細かいミスを気にするより大局や方針を気にしたり挑戦する方が大事だと思う
マーケティングの仕事は「とにかく新しいことをやってみよう!」という発想が求められる場面も多いです。ケアレスミスにとらわれすぎず、チャレンジや全体の戦略に集中できる人は、大きなアイデアや施策をどんどん実行して成果につなげられます。
2.人のミスを指摘するより良い部分を見つけて伸ばしたい
チームで進めるプロジェクトが多いマーケティングでは、ポジティブに相手の強みを活かすことが大切。細かいミスを掘り返すより、「これは面白いからもっと推してみよう!」といった前向きな提案でチームを動かせる人は、周囲のモチベーションを高めて施策を成功に導きやすいです。
3.自分で調べたり工夫することが得意
ケアレスミスはあっても、調べたり試行錯誤する行動力がある人ほど、マーケティングでは強みを発揮できます。わからないことを主体的に調べてすぐ修正できるなら、失敗の学びを次の改善に活かしやすく、結果的に大きな成果につなげることが可能です。
マーケターになるメリット
1.社内向けのビジネスコミュニケーションスキルが身につく
マーケティング案件では、社内の関係者との連携やプレゼンテーションが多いため、論理的に物事を整理し、納得させるコミュニケーション力が自然と鍛えられます。
議論や発表が好きだったり、会議で発言するのが好きな人は才覚を表しやすいです。
また、文章や資料でのコミュニケーションも多いので、文章力がある人や基本的なPC操作やデザインができる人も、適性を発揮できる場があります。
2.幅広い分野で応用が利く経験が手に入るので将来性が高い
マーケティングの力がなければ、どんなに良い物を作っても売れずに会社は成り立ちません。
なのでマーケティング経験を積めば一生物のスキルになると言っても過言ではないでしょう。
転職するのが当たり前となった人生百年時代、どんな職場でも応用できる「どこでもやっていける本質的なスキル」が身につくマーケティング職は、非常に魅力的です。
3.様々な適性やスキルを活かす場が用意されている
さらにマーケティングの仕事は、トレンドや市場ニーズを掴むセンスや情報収集力、キャッチコピーやデザインなどのクリエイティブ、データ分析や統計計算など総合的な知力を試せる仕事でもあります。
仮に思うように実力が発揮できなくても、次のプロジェクトで売る製品や関わる会社が変わると思わぬ適性が発揮できることもある点も、向いてる仕事を探してる人にとっては魅力でしょう。
マーケターになる際の注意点
以上のように魅力的で人気のマーケティング職ですが、いくつかのデメリットもあります。
1.地味で地道な作業が想像以上に多い
まず第一に意外と地味なデスクワークが多いということです。
Excelにちまちまデータを入力したり、地道な調査を繰り返したり、社内との調整やミーティングをこなすなど、派手なイメージとは真逆の地味な作業にギャップを感じる人も多いです。
2.わからないことを自分で調べたり学ぶ能力が問われる
次に、マーケターは日々難しいマーケティング理論やトレンド情報を追う必要があるため、情報収集が得意であったり、好奇心旺盛でないと長く続かない可能性があります。
最低でも「わからないことがあったら理解できるまで調べる」ことができないと、仕事についていくのが難しいでしょう。
3.高度な専門スキルや高い知識レベルが求められることがある
最後に、マーケティングの中でもデータ解析を行うような仕事では、統計や経済学が理解できるレベルの高度な専門知識が求められます。知識がなくてもセンスや勘でどうにかできる人もいますが、いずれにしても高度なスキルです。
総じて言えば、求められる知識やスキルが高度で勉強が必要な分、マーケターになったとしても仕事についていけない可能性もある…というリスクをあらかじめ知っておきたいです。
ただ、マーケター自体が需要の割に人手が足りていない上に範囲がかなり広いため、SNSマーケターなど、知識がなくても挑戦しやすい仕事も多いため、過度に恐れる必要もないでしょう。
マーケターになる方法
1.未経験者が求人応募だけでマーケターになるのは難しい
マーケターは総合的な知識や頭脳が求められます。そのため、正攻法で転職しようとなると「大卒以上」の学歴か実務経験が求められやすいです。
求人での職業名に注意
また、求人では「マーケター」という呼称ではなく「販促企画」「商品企画」「流通企画」などの「企画職」として募集されていることもあります。業界知識がない人にとって求人情報だけでマーケティング職を見極めるのは困難です。
業種選びも重要
マーケターになりたいと考える人は「どの業種を選ぶか?」も重要です。
たとえば、美容品や化粧品に興味がないのに美容業界に就いても、消費者心理がわからないので職場に馴染むのが難しくなります。
自分の興味関心がある業種や、経験がある業種を選ぶと、マーケターへの道も開かれやすいです。
2.未経験者はWebマーケティングから始めるのが主流
なお、マーケターの中でもとくに人手が足りてないWebマーケターであれば、未経験から就きやすいです。スクール系のサービスやリスキリングを経由して転職するといいでしょう。
WorX(ワークス)を利用する
未経験からWebマーケティングに挑戦するなら「WorX(ワークス)」に相談するのがオススメです。
WorXでは適職診断が受けられるので「自分でもマーケティングはできる?」と不安な人、「他に適性が活かせる職業があったらどうしよう…」と迷っている人ほどオススメ。
3.これまで業界経験を活かしてキャリアアップ転職
営業経験、接客・販売経験があるとマーケティングでも応用が利きやすく、キャリアアップ転職が見込めます。
「キャリアアップ」とは、今の自分よりも成長しより良いキャリアを築いて、収入アップや上の仕事に挑戦することを指します。
キャリアアップ転職の例
たとえば、
- アパレル販売員 → アパレル企業の通販担当
- 飲食店の店長 → フードデリバリーサービスのマーケティング担当
- 家電量販店の販売員 → 家電メーカーのブランドマーケティング担当
など、同じ業界内でのマーケティング職へのキャリアアップ成功事例が多めです。
ただ、こうしたキャリアアップ転職は転職エージェント担当者の提案力がないと成功させるのが難しいのが現実です。
LHH転職エージェントを利用する
ですので、数ある転職エージェントの中でも担当者のサポート能力が高いと定評のある「LHH転職エージェント」の利用をオススメします。
LHH転職エージェントでは、求人だけでは知ることができない「企業文化」「詳細な仕事内容」などが事前にわかるので、本当に自分に合った会社を見極めやすいです。
ノーコードエンジニア
項目 | 評価 | 一言コメント |
---|---|---|
オススメ度 | ★★★★★ | 未経験から始めやすくIT業界に興味があるならオススメ |
難易度 | ★☆☆☆☆ | 専門知識が不要で自宅でも気軽にスタートできる |
収入目安 | 月60万~80万円 | フリーランスなら月60万以上と高単価 ※Midworks参考 |
働きやすさ | ★★★★★ | 完全リモートワークのIT会社が多くフリーランスも可 |
将来性 | ★★★★★ | 2025年には市場規模1,000億円の予測と需要増加 ※ITR株式会社参考 |
ノーコードエンジニアとは、プログラミング言語を使わずにノーコードツールでWeb制作やアプリ開発を行う職業を指します。
ノーコードツールとは、プログラミング不要で直感的に操作できるツールのことです。
あらかじめ用意された部品(ブロック)を組み合わせながら、Webシステムやアプリを作成していくイメージです。

Minecraftみたいにゲームの中で何かを作っていく作業に近いです
ノーコードエンジニアの仕事内容

ノーコードエンジニアって難しくない?
そう思われる方に実際にノーコードエンジニアがやっている仕事の一例を紹介します。
1.クライアントからのヒアリング
クライアントとは「相談してくる顧客」のことで、ヒアリングとは「聞き取り」のこと。
「どんなWebサイトやアプリが欲しいですか?」とお客さんに聞いて、やりたいことや困っていることを教えてもらいます。
その上で「こういったことができますよ」と提案しながら、ノーコードで作るもののイメージを固めていきます。

会社によっては営業チームが担当することもあります
2.Webサイトやアプリの設計~制作
どんなデザインにするか、どんな機能をつけるかを考えて設計図を作ったり、スケジュールを立てます。
その後、ノーコードツールを使って実際に制作作業開始です。
経験が浅いうちは、ディレクターやマネージャーの人が作った設計図やスケジュールに沿って、部分的に制作を行うことが多めです。
3.ノーコードツールの運用~管理
サイトやアプリは作って終わりではありません。ちゃんと動くようにチェックしたり、その後、運用しながら問題がある度に改修の依頼を受け付けるなど管理も行います。
また、ノーコードツール自体がバージョンアップすることも多いので、大きな変更がないか確認したり、影響範囲を調べて報告することもあります。

作った後の手入れや管理も行うことで
クライアントからの信頼を上げていくのも仕事だぞ
4.Webサイトやアプリのカスタマイズや調整
クライアントから「ここをもっとこうしてほしい」とオーダーが来たら、デザインや機能を修正してさらに使いやすくしたりします。
ノーコードツールの代表例

ノーコードツールと言われてもイメージできない…
そう思われる方に向けて代表的なノーコードツールについて紹介します。
kintone
kintoneは業務データの管理や共有を簡単に行えるプラットフォームです。カスタマイズ性が高く企業の業務改善に役立つツールとして多くの企業に導入されています。
Shopify
Shopifyは誰でも簡単にオンラインストアを構築できるEC(通販サイト)プラットフォームです。テンプレートやプラグインを活用して短期間での制作が可能で、世界中で人気を集めています。
Adalo
Adaloはノーコードでアプリを開発できるプラットフォームです。ドラッグ&ドロップ操作で直感的にアプリを作成できるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
4.Wix
Wixは簡単にWebサイトを作成できるノーコードツールです。豊富なデザインテンプレートやカスタマイズオプションを提供し、ブログやビジネスサイト、ポートフォリオまで幅広い用途に対応しています。
ノーコードエンジニアに向いてる人の特徴

自分でもノーコードエンジニアになれるかな?
未知の職業に挑むときは誰でも不安なもの。あなたが長く続くかどうか、いくつかの判断項目を用意しました。

一つでも当てはまるなら適性あり!
1.PCやスマホで何かを制作した経験がある
スマホアプリでオリジナルの動画を編集したり、簡単なWebページを作ったことがある人は、ノーコードツールの操作を覚えるのも早いです。
また、ノーコードツールはリアルタイムで制作していくので、デザインやイラストなどの「アイデアを形にする」ことが楽しいと思えるような人も向いてます。
2.Webサイトやアプリを見ていると「こうしたらいいのに」と感じることがある
既存のサービスに対して「もっとこうすれば使いやすいのに」と改善点を自然に考えられる人は、ノーコードエンジニアとして発想力が活かせることが多いです。
3.勉強するより実践してから理解する派
プログラミング言語などの勉強の必要がないので「まず勉強したり知識を身につけてから〜」というよりは「とりあえず試してみてから覚える」という実践派向きです。
ノーコードエンジニアになるメリット

ノーコードエンジニアになっていいことあるの?
仕事では給料以外のやりがいやモチベーションを見つけ出すことも長く続くコツ。事前にメリットを知って、自分だけのやりがいを見つけてみましょう。

やりがいは与えられるものでなく見つけ出すもの!
1.スキル・経歴なしでIT/Web制作に関われる
プログラミングスキルが不要なため、未経験でもIT業界に参入しやすく、専門知識がなくても挑戦できる職種です。
逆に言えば、プログラミングスキルが求められる「プログラマー」「ITエンジニア」は難易度が高いため、未経験から就くのが難しいとも言えます。
2.制作に関わるうちにIT/Webに詳しくなれる
実際にWebサイトやアプリを制作する過程で、IT業界の知識や技術を自然と身につけられるため、働きながらスキルアップが可能です。
3.ノーコードツールを通してキャリアアップできる
ノーコードエンジニアとしての経験を活かし、WebデザイナーやUXデザイナー、ITコンサルタントなど、キャリアの選択肢を広げることができます。
なので「向いてる仕事がわからない…」という人でも、ノーコードエンジニアとして働くうちに自分の適性や進むべき道が発見しやすいです。
ノーコードエンジニアからのキャリアパス

ノーコードエンジニアになった後のキャリアは安泰なの?
収入を上げたり活躍の幅を増やすには「就いた後にどういうキャリアを歩みたいか?」というキャリアパスが重要。
キャリアパスとは、仕事を通して成長していく道筋のこと。あらかじめ「将来、こういう風になりたい」と考えておくだけでも就職や転職が有利に。

一歩先の将来を考えておくことで
転職活動時にも「この人は先を考えている!」と思われて
一目置かれる存在になれますよ
1.フロントエンドエンジニア
ノーコードエンジニアはツール頼みなので、細かいカスタマイズができません。
実際に仕事を行う中で「もっとこうしたい」と考えるうちに自然に「HTML」「CSS」「JavaScript」といったプログラミング言語を触るようになれば、フロントエンドエンジニア相当のスキルが身につきます。
フロントエンドエンジニアとは、WebサイトやWebアプリケーションのユーザーインターフェース(UI)部分を開発するエンジニアのことです。
つまり、私たちが普段Webサイトやアプリを利用する際に、目に触れる部分、操作する部分、つまり「表側」にあたる部分を設計・構築するのがフロントエンドエンジニアの仕事です。 AI Geminiより解説
つまり「最初は簡単なノーコードツールから入って、使っていくうちにプログラミング言語を覚えていく」という進め方ができるわけです。

一からプログラミングを学ぼうとしても
難しすぎて挫折する人も多いです…
2.UXデザイナー
「このWebサービス使いにくい…」
こういった不快なユーザー体験を取り除き、使いやすさや直感的な操作ができる設計を目指すのがUXデザイナーの仕事です。
ノーコードツールはデザイン面での制約も多いため、実務で使っているうちに「もっとこうしたい」と思うことが増えてきます。
そうした際に「どうすればもっと使いやすくなるか?」を考えて試すことができる人は、ノーコードエンジニアからUXデザイナーへの道も開けます。
3.ITコンサルタント
仕事を依頼してくるクライアントの対応をするうちに「こういう依頼が多い」「こういう悩みにはこう対処すればいい」と見えてくることがあります。
そうした際には「ITコンサルタント」の適性が開けます。
ITコンサルタントとはざっくり言うと「企業のITの問題を解決したり、ITツールの導入を支援する人」です。
このクラスになると、年収1000万以上稼ぐ人材もかなり多く、引く手あまたとなります。

事前に将来なれる可能性のある職業を知っておくだけでも
就いた後の意識が変わるので頭の片隅に入れておこう!
ノーコードエンジニアになる際の注意点

事前に悪い面も知って心の準備をしておきたい
どんな仕事にも良い面と悪い面があるもの。大事なのは「悪い部分も受け入れられるか?」「自分がストレスと感じないか?」を見極めること。
以下に紹介することが耐えられそうなら、ノーコードエンジニアは天職になりえるでしょう。
1.就いた後も勉強する必要がある
ノーコードツールは初心者でも扱いやすい分、就いた後も勉強する必要があります。
ただ、何も「プライベートの時間を犠牲にしてまで勉強しろ」と言いたいわけではありません。
ただし勉強が必要だからといって恐れる必要はない
そもそも、IT/WEB業界は変化が早いので「わからないことを調べたり勉強する時間も仕事のうち」という価値観があります。
しっかり自分自身でわからないことを調べたり、先輩や上司に聞くなどの基本ができてれば、身構える必要もないでしょう。
自分が興味関心を持てる分野の仕事を選べば、勉強することもさほど苦ではありませんし「勉強しながら働ける」と考えれば、モチベーションも維持しやすいでしょう。
ノーコードツールは「誰でも簡単に操作できる」分、スキルとしての専門性が高いとは言いにくいため、長い目で見ると技術的価値が上がりにくいというリスクがあります。
2.将来的にスキルの価値が落ちるリスクがある
ノーコードツールは「どこかの会社が作ったツール」であるため、その会社の方針変更に振り回されるリスクが常につきまといます。
たとえば、スマホメーカーが「明日からスマホの操作方法を全部変える!」と言い出したら、それだけで今まで慣れた操作方法が通用しなくなり、生活に困る人が続出するでしょう。
IT業界では、こうしたことが起こります。
心配せずとも働くうちに他のスキルも身につく
なので「特定のノーコードを上手く使える」というスキルや経歴だけでは、将来的な不安が残り続けるのがリスクです。
ただ、上述のようにノーコードではできないことをやろうとするうちに他のスキルが身につくことも多いため、将来のキャリアパスを考えて仕事選びすれば、さほど心配はいらないでしょう。
ノーコードエンジニアになる方法

で、ノーコードエンジニアになるのはどうすればいいの?
もしノーコードエンジニアになりたいと思ったなら、以下の方法を試しましょう。
1.求人検索だと見つからないこと多め
「ノーコードエンジニア」は正式な職種名ではないため、求人検索してもほぼ出てくることはありません。
求人検索時にノーコードツール名を指定しよう
求人で探すとしたら「kintone」「Shopify」などノーコードツールの具体的な名称を指定しましょう。
「具体的なツール名を知っている=そのツールを使ったことがある」ということになります。
なので企業側も経験者だけの募集に絞るために「ノーコード」という文言を使わず、具体的なツール名をしているという背景になります。
2.求人票から会社情報を詳しく見ておく
会社の事業領域にも注目しておきましょう。
「Web制作」「ITコンサルティング」「SaaS導入支援」「ITサービス販売代理店」といった性質の会社なら、ノーコードエンジニアの募集を行っている可能性があります。
会社情報からノーコードエンジニアの採用を行ってるか見極めは困難
ただし、企業分析のスキルがなければ会社情報からノーコードエンジニアの採用があるかどうか見極めるのは難しいため、わからないなら素直に下記の方法を試すのが近道です。
3.リスキリング支援を活用して転職するのが確実
リスキリングとは「学び直し」のことです。
国がWebマーケターのようなIT人材の不足をどうにかするため、企業に助成金を出すなどの取り組みが行われています。
国が助成金出すことで、企業も未経験者向けにサービス提供したり、採用にも積極的になります。

リスキリング支援が国全体で行われてる今なら
未経験者でもノーコードエンジニアになれるチャンス!
WorXを使えばスキル習得から転職まで一直線
オススメしたいのが「WorX(ワークス)」というリスキリング支援業者を利用してスキル習得と転職支援を同時に受けるという方法です。
WorXでは、無料でスキルが習得できたり、就職/転職支援まで行っているので、未経験者でも安心して確実にノーコードエンジニアに転職することができます。

スコシテン独自の情報満載の
WorX解説記事も参考にしてみてください
陶芸家
陶芸家は、土から作られる陶器を制作する職業であり、土もみ、形づくり、轆轤(るくろ)回し、絵付け、窯焼のような工程が含まれます。陶芸家になるためには、美術系の大学や専門学校で学び、実力を磨くことが一般的です。
陶芸家の仕事は、正確さよりも自由な発想や洗練さが求められるため、ミスが多いと悩んでいる人にとっても適した職業と言えます。
陶芸は芸術的な表現であり、個々の作品に独自性や個性が求められます。
ミスが生じた場合でも、それを新たな表現の一部として取り入れることも可能です。また、陶芸は独自の技術や感性を磨く過程が重要であり、時間を経験を踏まえて求められます。
そこで、陶芸家はミスが多くと悩んでいる人にとっても目指すことができる職業です。 個人のミスが作品の魅力や独自性につながることもあります。 ミスをチャンスに変えることができる可能性があります。
ステンドグラス工芸家
ステンドグラス工芸家は、ステンドグラスデザイナーやステンドグラスアーティストとも呼ばれています。ステンドグラスというと教会を連想する人が多いかもしれませんが、 宗教にとらわれない独創性に富んだ作品は、喫茶店や公共施設、一般家庭などにも設置されています。
ステンドグラス製作の工程は、寸法計測、デザイン、素材選び、製図、ガラスカット、組み合わせ、枠付け、仕上げに大別され、地震による壁面の歪み、風圧などを計算してつくる必要があります。
ステンドグラス工芸家になるには、美術系大学や専門学校でデザインや工法について学んだ後、工房に就職するのが一般的です。
正確さよりも自由な発想や洗練さを求められる仕事なので、ミスが多いと悩んでいる人でも目指すことができる職業かもしれません。
警備員(ガードマン)
警備員の仕事は事件の発生を警戒・防止することで「ガードマン」とも呼ばれます。
一般家庭のホームセキュリティの普及、ATMへの現金運搬業務、大規模イベントにおける警備の需要など、人々の安全と財産を守る産業として警備業が定着してきているため、人手の需要も増えています。
警備員として働けば日給1万円に達することもあり、給料も決して低くはないと言えます。警備員になるには、警備会社に入社するのが一般的ですので、警備会社の求人を見つけて応募してみましょう。
夜間の警備など体力に自信のある人であれば、マニュアル通りにこなせる仕事なので、ミスが多いと悩んでいる人でも向いている職業だといえるでしょう。
画家
伝統的な浮世絵師に始まり、日本画家、禅画家、洋画家などが存在しており、その技法もバラエティーに富んでいます。また最近では、コンピューターを駆使して作品をつくるデジタルアートの世界で活躍する画家も注目されていますね。
画家は絵画を描くだけでなく、自分の作品を画商を介して売ったり、自ら個展や即売会を開催して販売するなど、ビジネス的な営業能力も必要となります。多くの画家は依頼者 から注文された絵を描いたり、イラストの仕事を請け負っています。また、学校の美術教師やカルチャースクールの講師として生計を立てながら、自作品も描いている人も多くいます。
画家になるには、一度はどこかでデッサンや構成など基礎を学ぶ必要があります。必ずしも美術系大学や専門学校で学ぶ必要はありませんが、日本の著名な画家の経歴を見ると、東京藝術大学など、有名な美術系の大学出身の人が多くを占めているのが現実です。美大の日本画科を卒業した人の進路は、デザイン事務所や学校の美術講師、アニメ制作会社などが多いようです。個人で活動する場合は、美術系の教師や講師などの仕事をしながら、公募展に出品し、そこで評価されることを目指しましょう。入賞して美術団体(画壇)の会員になることから画家を始める人が多いようです。ただ、画家のみで生計を立てられるかどうかは相当な覚悟のいる職業といえるでしょう。
正確さよりも自由な発想や洗練さを求められる仕事なので、ミスが多いと悩んでいる人でも目指すことができる職業かもしれません。
イラストレーター
イラストレーターとは、本や雑誌、カタログや図鑑などの印刷物のほかに、ウェブなど電子媒体に掲載するイラストを描く職業です。センスを駆使して得意な技術を生かして描けるのが魅力ですが、仕事として描く場合、発注者の依頼内容を十分理解した上で、それに応じて上手く描き分けられる柔軟なテクニックが必要とされます。
また、最近ではコンピューターの技術も必要とされます。紙の上に描いた絵をコンピューターに取り込み、色づけはコンピューター上で行なうこともあるし、最初からコンピューター上でイラスト作成を依頼されるケースも増えてきています。
イラストレーターとして活動している人の多くがフリーランスですが、そのほか、編集プロダクションや広告制作会社、デザイン会社やイラストレーター事務所、あるいはウェブ制作プロダクションなどに社員や契約社員として就職している人もいます。こうした会社ではほとんどは不定期での採用募集となっています。どちらにせよ、作品を持ち込んで、作風や人柄を理解してもらうプレゼン能力が必要となりますし、共同作業ができる能力も必須となります。また、イラスト創作経験や実績があるとさらに有利といえるでしょう。学歴や資格は問われない一方、収入は決して安定している職業とはいえません。
正確さよりも自由な発想や洗練さを求められる仕事なので、ミスが多いと悩んでいる人でも目指すことができる職業かもしれません。
グラウンドキーパー
野球場やサッカー場のグランド整備を仕事をしている人たちのことをグラウンドキーパーといいます。また、 ゴルフ場やサッカー場などで主に芝生のメンテナンスをする人はグリーンキーパーとも呼ばれています。グラウンドに使う特別な土の調達や天然芝の育成管理したり、人工芝の保護管理したりと、選手が全力でプレーできるように、常にグランドを万全の状態に維持するのがグラウンドキーパーの仕事です。
グラウンドの整備は民間の造園会社などに委託していることが大半を占めているため、グラウンドキーパーになるには、球場や競技場を運営と管理をしている会社や球団など自治体に委託先を教えてもらい、採用状況を問い合わせてみるといいでしょう。
ある程度マニュアル通りにこなせる仕事ではあるため、ミスが多いと悩んでいる人にも向いている職業かもしれません。
漁師
漁師は、漁船を運転して漁場を選定し、魚をとるのが仕事です。このうち、魚をとる作業を中心に行なう人のことを漁船甲板員と呼ばれています。季節や海域、採る魚により、漁船の大きさや漁法は異なります。「遠洋漁業」ではカツオの一本釣りなど、「沖合漁業」では底引き網漁、「沿岸漁業」では定置網漁などが行なわれています。
「遠洋漁業」はカツオやマグロなどを獲るために世界中の海をめぐり、数ヶ月、あるいは1年もの長期におよぶこともあります。
「沖合漁業」は日本近海を主な漁場とし、航海の期間は日帰りから、数週間の操業で、狙う魚によってさまざまです。
「沿岸漁業」は基本的に日帰りの操業となり、漁業協同組合に加入する必要があります。また、一定の漁業実績やその地域の定住義務などの条件があり、日本の漁師の大半が沿岸漁業に携わっています。
漁師になるには、船主に雇われるか、漁業会社等に就職します。学歴や資格は不問ですが、水産高校卒業者が多いようです。船長や機関士を目指すなら、小型船舶操縦士や海技士 (航海、機関)の資格を取得しておきましょう。
盆栽職人
盆栽職人は、鉢の中で松や杉などの木々や植物を栽培し、時間をかけてその枝振りなどを整えながら、風雅さを持った魅力的な鉢植えに育て上げるのが仕事です。有名作家の作品となると、一鉢で数百万円もするものもあります。
盆栽職人に必要な資質は
- 盆栽特有の園芸技術
- 時間をかけて木々の成長を観察する根気強さ
- 鑑賞に堪えうる美的センス
などになります。
盆栽職人に弟子入りするのが最も一般的かつ成功するいちばんの近道です。師匠に師事しながら最低でも5年は修行しなければ一人前にはなれないと言われています。職人なってからの収入は、自分の育てる盆栽や技術の良し悪しに左右されるため、園芸や植物学の知識を学び続け、盆栽特有の美的感覚を養うことが大切になります。
正確さよりも自由な発想や洗練さを求められる仕事なので、ミスが多いと悩んでいる人でも目指すことができる職業かもしれません。
森林官
森林官とは、全国各地にある広大な国有林を管理する林野庁の職員のことで、国有林の近くに居を構え、自ずから歩いて森林を管理するのが仕事です。主に国有林の保全を行ないます。野生動物の生息域の確保、レクリエーションの場の提供、二酸化炭素の削減、洪水や山崩れの防御のために、木を伐った後に植林をしたり、木を育てたり、森全体を守っていきます。国有林内林道や歩道の維持管理、森林窃盗(密伐林・盗堀など)や不法投棄の巡視や取り締まりも重要な任務となります。
森林官になるには、まず林野庁の職員になる必要があるので、国家公務員試験(総合職・一般職)に合格し、林野庁に採用されるのが前提となります。その後、研修を受け、適性を見て森林官として配属されます。
ある程度マニュアル化された仕事ではあるため、ミスが多いと悩んでいる人にも向いている職業かもしれません。
スポーツインストラクター
スポーツインストラクターは、フィットネスクラブなどで、会員それぞれに合ったトレーニングプログラムを作成し、指導やアドバイスを行なうのが仕事です。フィットネスクラブのようなスポーツ施設に所属するのが一般的です。
スポーツインストラクターになるには、体育系大学や専門学校で学んでおきましょう。また、日本体育協会が実施するスポーツプログラマーやフィットネストレーナーなどの資格を取得しておくと就職に有利です。これらはスポーツクラブなどでフィットネスの維持や向上のための指導や助言を行なったり、実際にトレーニングを指導するための資格となっています。
ある程度マニュアル化された仕事ではあるため、ミスが多いと悩んでいる人にも向いている職業かもしれません。