「仕事で頑張るのをやめたい…」
そうお悩みの方に向けて、この記事では以下の内容をお伝えしてまいります。
- 仕事を頑張るのが辛いと感じる理由について
- 仕事で頑張るのをやめたらどうなるか?
- 仕事で頑張るのをやめてもどうにもならない場合は?
上記の内容を中心に「仕事で頑張らなくても上手くいくための考え方」をお伝えしていきます。
「頑張るのを辞めたいのに辞められない…」と悩んでいる方は、ぜひご参考ください。
仕事が頑張るのが辛い理由は?
まずは「仕事で頑張ると辛く感じる理由」からご紹介していきます。
仕事で適度に頑張ることは、それなりにやり甲斐や充実感を感じるもの。
ですが「頑張ることが苦痛…」だと感じ始めたのであれば、何かしら今の仕事の仕方や環境に問題があると考えるべきです。
ですので、読者自身の心理状態や環境を診断する意味でも、ご自身の状況と照らし合わせてお読みください。
努力すればするほど仕事が増えるから
仕事で頑張れば頑張るほど辛くなるのは、努力すればするほど仕事が増えるからでしょう。
通常、組織での仕事は等しく分担されてるように思われがちですが、働き者や真面目な人ほど負担が増えるようにできています。
しかも、努力が昇給や出世につながるかと言えば、そう簡単につながらないのが現実です。
どれだけ仕事を効率化して周りの3倍の生産性を発揮しても、周りのダラダラ仕事してる人間と給料は同じ…。
あまりにバカげてると感じてしまうはずです。
筆者自身、職場で業務負担が多くなったことが原因で辞めたことがありますが、それだけ組織で努力して働くということは理不尽さを感じます。
もし、同じように考えている方がいらっしゃいましたら、以下の記事も参考にしてみてください。
→仕事ができる人ほど辞めていくたった一つの理由。なぜ優秀な人ほど辞めるのか?
周りが手を抜いてるのに自分だけ頑張ってるのはバカらしい
仕事はチームワークが基本ですが、その中でとくに不満につながるのが、周りのモチベーションが低いのに自分だけ頑張ってるのがバカらしくなるというものでしょう。
自分が忙しく走り回ってるのに一切サポートしてくれない…。
1人で向上心を持って取り組んでいるのにダラダラ仕事している人がいる…。
このような状況にうんざりしてしまう人は、少なくないようです。
5. 匿名 2019/02/27(水) 19:43:09
頑張ってたけど周りがテキトーな人が多過ぎて、何で私一人で辛い思いしてんだ?と気づいたとき。
周りより給料低いのに16. 匿名 2019/02/27(水) 19:45:17
頑張るほど空回りする。協調性がまるでないのでグダグダ。私はここに居なくてもいいかも・・・と思いながら淡々とこなすだけ。
18. 匿名 2019/02/27(水) 19:45:26
言われた事を守らず指示も聞かずサボるとこと手を抜くことしかしない外国人をみて何かアホらしくなって適度に頑張るのやめた
22. 匿名 2019/02/27(水) 19:46:19
派遣社員だけど、もうモチベーションがありません。いくら頑張っても給料が上がるわけでもなく、ボーナスどころか交通費も支払われないのに、こんなに頑張る意味がわからなくなってしまった。
29. 匿名 2019/02/27(水) 19:49:00
頑張る気持ちとか、やる気をそぐ連中が確かにいる。
先輩気取りで威圧的なだけの奴、こそこそ周りのミスを嗅ぎ回ってばかりの奴、自分は信頼のおける存在だと自ら言いながら、実は言うこと聞かせたいだけの奴。
私も頑張るの、もう止めてる。
自分の仕事は文句言われないようしっかりやるけど、それでも以上の“頑張り”はやってやる必要無しと判断したから。
やはり、明らかに周りが手を抜いているのに、自分だけ頑張って負担が増えるという状況は辛いものがあります。
このような状況に思い当たりがある場合、職場全体がモチベーション低下する原因があるはずなので、以下の記事も確認してみるといいでしょう。
→意識の低い職場の特徴|意識の低い社員、向上心のない会社、モチベーションの低い職場の原因と対処法は?
努力が結果に結びつかないから
努力が結果に結びつかないことも、仕事で頑張るのが辛く感じる理由の一つでしょう。
どれだけ仕事で頑張っても、報酬につながるとは限りません。
むしろ、周りの社員よりも頑張っているのに、なぜか怠けてる方が給料が高いなんて状況も、珍しくはありません。
この場合、努力の方向性が間違っているか、職場環境の問題があるか、どちらの要因が大きいと考えられるので、以下の記事も確認してみるといいでしょう。
→頑張っても無駄…そう悩んだ時に知っておいて欲しいただ一つのこと
今までのやり方が通用しないタイミングに来ているから
キャリア段階においては、今までのやり方が通用しないタイミングに来ていることも考えられます。
たとえば、筆者の場合は「自分の仕事だけしておけばよかった」タイミングから「他人に仕事を振らなければいけなくなった」タイミング、つまりマネージャー・管理職(リーダー)となったタイミングで、自分の仕事だけ頑張っておけば良いという状況が変わり、仕事の仕方を変えないといけなくなりました。
また、当ブログにしても日々文章構成から仕事の回し方まで、定期的に見直して改善を重ねております。
いずれにせよ、努力することを一度止めて、今までのやり方を見直さなければならないタイミングが必要なのは間違いないのです。
実際、一度頑張るのをやめて振りかえってみると、意外な見落としがあったり、あっさり問題点が発覚して改善点が見つかったりします。
筆者の場合、一度手を動かすのを止めて、様々なビジネス書を読み直すことが多いのですが、とくに以下の著書は気づきが多くてオススメですので、チェックしてみるといいでしょう。
「努力すること」自体が目的化してるから
頑張るのが辛い場合、努力すること自体が目的化してしまっていることもあり得ます。
それには、以下のような理由があるからです。
- 努力していないと気が済まない
- 思う結果が出ないで焦っている
- 周りの努力家と比べて努力が足りないと思っている
様々な要因が考えられますが、多くは「努力していないと落ち着かない」という焦りから生まれるものです。
筆者の経験則上、この状態に陥るとすべからく空回りして、見当違いの方向に努力し続けるハメになります。
そして厄介なことに、自分が焦っていることを指摘してくれたり、相談して建設的なアドバイスをくれる人がいないと、延々と努力の方向性を間違ったまま…なんてことも十分にあり得るのです。
この場合、自分自身では努力の方向性の間違いに気づかないことが大半なので、他人に相談して指摘をもらうか、本を読み漁って打開策を見つけるなど、努力の箇所を別のところに当てるとよいでしょう。
仕事で頑張るのをやめたらどうなる?
今まで仕事で努力し続けていた人にとって、仕事で頑張るのをやめることは勇気がいる決断になるかもしれません。
ですが、案外、仕事で頑張るのをやめると良いこともあると気づくはずです。
ここでは筆者自身の経験も交え、仕事で頑張ることをやめると得られるメリットについてご紹介していきます。
周りに流されないで自分のペースで仕事ができるようになる
仕事で頑張り過ぎてしまうのに「周りがまったく働かないから」「周りに追いつこうと焦っているから」など、周りのペースが影響してしまうケースがあるのは、すでにお伝えしたとおりです。
ですが、周りと比べて自分が頑張ることをやめると、意外と仕事しやすくなるものです。
具体的には以下の事を意識してみるといいでしょう。
- 他人に急かされたり期待されても急がない
- 周りが手を抜いていても知らんぷり
- 周りが仕事をしない場合は無理に仕事を奪わないで本人にやらせる
- 自分よりも優秀な人に無理に追いつこうとしない
さらに言えば、自分で自分の仕事量をしっかりと決めておき、時間配分や量も数字化しておき「頑張ることを目的化しない」という意識も重要です。
周りのペースや雰囲気に合わせてしまうと、ついつい頑張り続けなければならない錯覚に陥りますが、本来、それは「無駄な努力」なのかもしれません。
また、周りのペースよりも明らかに速いペースで仕事を片付け過ぎることも、場合によっては疎まれてしまうこともあります。
そういったことに目を向けながら「最適な自分のペースの努力量」を見つけ出してみるといいでしょう。
そうすることで「自分がどれぐらいのペースで、どれぐらいの頑張りで仕事すればいいのか?」が明確になり、余裕を持った働き方ができるはずです。
仕事の仕方や人生を見直す余裕ができる
頑張ることをやめて、これまでの仕事の仕方を見直してみたり、休むことを覚えると、かえって仕事が効率化したり、人生を見直すきっかけになったりします。
とくに退勤後や休日まで仕事のことを考えているのであれば趣味に時間を当てるなど、ストレス発散や思考をクリーンにする機会を設けるのは、とても大事なことです。
また、仕事の仕方をとことん見直し、整理整頓してみることで、効率化の余地が見つかることもあります。
具体的には、以下のようなことが考えられます。
- 仕事をマニュアル化し他社員に共有
- PC作業にて効率化できるスキルを学ぶ(Excel,プログラミング言語など)
- 他人(他部署)に仕事を振ることを検討する
- 上司に改善案を出すことを検討する
また、仕事外の趣味に時間をあてることで、以下のような仕事に良い結果をもたらす要素も得られます。
- 稼いだお金の使い道ができて仕事へのモチベーションが上がる
- 趣味で広がった人脈で職場以外の居場所ができる
- 副業・ボランティアで新しい仕事につながるチャンスが見つかる
仕事外の時間にて努力することで、仕事に良い影響を与えることができるので、仕事に全力を割いて休日はダラダラする…というよりは、仕事に7割ぐらいの力を割いて、3割はプライベートにあてるという考え方をしてみるといいかもしれません。
筆者自身、文章を書く仕事とは別で様々な仕事や活動に時間を当ててますが、そこで広がった人脈や得た経験が良い刺激となっており、結果として能力が向上している実感があります。
7割の力で今までの仕事をこなせるようになる
仕事で頑張るのが辛いと感じている場合、今までの仕事は7割ぐらいの力でこなせる段階に来ているにも関わらず、100%全力で頑張らないと気が済まないと思い込んでいる可能性があります。
前述の通り、自分の仕事量を数字化し、過去の自分と比べてみるなどすると、明らかに今の自分の生産量が上がっていることに気づくこともあるはずです。
筆者自身、過去に爆発的に努力した経験があり「あの時の力を…」と囚われることがあります。
ですが、それは「120%の力で頑張ってた状態を常に発揮しようとしている」ようなもので、普段から発揮するべき力ではありません。
これは、いわば「筋トレ」のようなもので、今まで必死に持ってた重いダンベルが、筋肉を鍛えることで軽く持てるようになる状態にあるのです。
そういった意味でも「7割ぐらいの力で仕事する」ことを意識し、頑張り過ぎない工夫も大事でしょう。
仕事で頑張るのをやめてもどうにもならない場合は?
ここまでは仕事で頑張ることをやめる方法やメリットをお伝えしてきましたが、ここからは仕事でがんばることをやめてもどうにもならない場合の対処法をお伝えしていきます。
結論から言うと、職場全体に問題がある可能性が高いので、社内環境や制度を見極めた上で転職を考えておくことが一番です。
とくに給料アップに関しては、上司の評価や社内の評価制度・給与ベースに依存するため、努力をやめることがマイナスになる可能性も考えられます。
そういったことも考慮しながら、以下の項目を参考にしてみてください。
今の職場環境を見直す
仕事で頑張るのを辞めてもどうにもならないのであれば、今の職場環境を見直すことも大切かもしれません。
以下、とくに注目して見ておきたいポイントです。
- 職場のモチベーション管理が機能していない
- 給料ベースが能力や仕事量に比例しない(学歴至上主義、年功序列過ぎるなど)
- 仕事の割り振りが不平等(一部の優秀な人にしわ寄せが来ているなど)
- どれだけ仕事をこなしても残業が減らないブラック企業
上記のような状態の会社であれば、会社自体の構造や収益源に問題があると考えられ、一社員の権限だけではどうしようもないことが多いです。
ですので、冷静に職場・企業の問題を見極めておき、どうしようもないと思ったら着々と転職活動を進めておくといいでしょう。
「頑張ること」自体が評価される職場はとくに注意
日本の企業はまだまだ「努力することがエライ!」「残業すればするだけエライ!」という風潮や考え方が残っているため、そのような社風の会社で働くと、努力しないことがマイナス評価になりがちです。
そうなると、頑張ることをやめたことを指摘され、マイナス評価になることも考えられます。
また、社内評価が必ずしも生産性や成果に結びつくとは限らず、上司の私情による理不尽な評価で不遇な目にあうこともあります。
頑張るだけ無駄な上、頑張らなければ責められるという、がんじがらめの状態となり、抜け出しようがなくなります。
この状態は客観的に見ても転職するか、社内で大きな改革が起こって評価制度が変わるまで待つしかないので、理不尽に耐えられないなら何かしら手は打っておくべきでしょう。
昇給・昇進が見込めないなら転職も考慮しておく
昇給・昇進が仕事で頑張る理由となっている場合、昇給・昇進が見込めないのであれば当然ながら転職は考えておくべきです。
以下、頑張って成果を出しても、昇給・昇進が見込めない原因です。
- ポストが空いていない(離職率が低く上が辞める見込みがない)
- 年功序列・制度により一定の年齢を越えないと昇進できない
- 上司が成果を不当に横取りしてくる(部下を立てない)
- 社員の技術や成果の価値を上が理解しない、あるいは過小評価する
- 給料ベースが一定なので昇給が見込めない
- 会社の経営状況が苦しいため人件費が降りない
他にも様々な要因が考えられますが、成果が出ているにも関わらず、昇給・昇進が見込めないと感じているなら、それは社内のどこかしらでストッパーがかかっていると考えておくべきです。
ですので、転職する際は、転職先に昇進・昇給のストッパーがないような企業を見つけ出すか、あるいはポテンシャル採用で今の社内よりも少し上のポジションを狙う必要が出てきます。
ただ、問題があるとしたら、今の職場で自分が行ってきた努力や出した成果は、他の会社相手だとどれだけ評価されるかわからないということです。
自分自身の思い上がりである可能性もあれば、今の会社に不当評価されている可能性も否定はできません。
ですので、客観的評価で自分の今の仕事の価値を知るためにも、転職活動を通して見込み年収から具体的に転職可能な業種・職種を知っておく必要があります。
転職エージェントを活用して自分の市場価値を知っておく
今の仕事で頑張るのをやめたい方で、とくに昇給・昇進に強いこだわりがあったり、あるいはより良い職場環境に就きたいと感じるのであれば、転職エージェントに相談してみて客観的に「自分の今までの頑張り」がどれだけ他の会社で通用するのか知っておくといいでしょう。
転職エージェントは無料で、気軽な転職相談からでも利用可能です。
今の自分の職種・業種・役職を記入しておけば、他の会社の求人を通して年収や条件までざっくり確認できる上に、エージェント担当者からより実情に近い業界事情まで教えてもらえるので、自分の思い込みだけで転職を間違わずに済むはずです。
少なからず、今の職場で頭打ち状態で努力しするよりは、転職エージェントを活用してキャリアを見直した方が可能性は広がるはずですので、この機会にぜひ活用してみてください。