「上司が信用できない人物だと感じる…」
「上司の能力や人格に疑問を感じて信頼できなくなった…」
「職場の人間や会社が信用できない…」
このようにお悩みではありませんか?
信用できない上司という存在は、職場でのストレスや不満を引き起こす一因として知られています。不公平な扱いや悪意のある行動、不正確な情報の提供など、信頼性や誠実さに欠ける上司によって、従業員たちは不安や疑念を抱くことがあります。このような上司は組織の雰囲気を悪化させ、チームの士気や生産性に悪影響を及ぼす可能性があります。
信用できない上司との関わりは、従業員にとって大きなストレス要因となります。彼らの意図が透明でなく、情報が不正確であるため、従業員は判断を迷ったり不安を抱いたりすることがあります。また、マイクロマネージメントや権力の乱用など、上司の支配的な姿勢も問題となることがあります。
当記事では、このように一切の信頼が置けない上司が持つ特徴や言動の紹介に加え、信用できない上司にどのように対処すべきか、またどうしても耐えられずに退職や転職を検討する際の注意点など、まとめてお伝えしていきます。
信用できない上司の特徴は?
すぐ感情的になる上司は信用されない
すぐ感情的になる上司は、もっとも信用されない上司の特徴のひとつと言えるでしょう。
上司というものは立場上、自分の感情を押し殺して制御する必要がありますが、多くの人がそうはいかないのが実情です。
具体的には、以下のような上司は職場でも信用されにくいと言えるでしょう。
▼感情的になる上司の特徴は?
- 部下に怒りをぶつける・怒鳴る
- 仕事や会社の不平不満を職場内で漏らす
- 部下に弱音や甘えを漏らすため頼りなく見える
感情を制御できずに理性的でない上司の言動が行き過ぎると、部下に怒りをまき散らす「パワハラ」や女性に対して差別的な言動を行う「セクハラ」などのハラスメント行為に発展することもあります。
そうなると、信用できる・できない以前に一人の人間として人格に問題があると言えるレベルなので、もし読者の職場の中にも思い当たる上司や先輩がいるなら注意が必要でしょう。
仕事で感情的になる人の特徴は
以下の記事でもお伝えしています
信用できない上司は人柄が悪く人望がない
人柄が悪く人望のない上司も信用されない傾向にあります。
▼人柄が悪いと思われる上司の特徴
- 威圧感のある上司
- 寡黙で気難しい上司
- 横暴な態度で威張り散らしている上司
- 自分の立場や地位を守ることだけに必死な上司
上の立場であることをいいことに、自分の権力を振りかざしたり、部下とのコミュニケーションを怠るような上司は信用されない傾向にあります。そして、人望のない上司は細かいところでも部下に不信感を抱かれるため、徐々に信頼を失い愛想尽かされていくこととなります。
当サイトに寄せられた体験談では、以下のようなコメントもありました。
内心では自分に人望がない・自信がない・仕事での能力がないと考えている上司ほど、権力を振りかざして「自分は偉い!」とアピールしがちですが、そういった上司は誰もが薄々「実は大したことないのでは…?」と気づかれてしまい、ますます信用されなくなってしまうものです。
部下の秘密をバラす配慮のない上司
部下の秘密を他人にバラすような配慮のない上司も信用されないと言ってもいいでしょう。
信用できない上司は他人の悪評を言い振らして回る
信用できない上司と言えば、あることないこと言って社内に悪評をまき散らし、他人の社内評価を落とすような人間でしょう。
▼他人の悪評を言い振らして回る上司
- 事実とは異なる他人の悪口を社内で言い振らす
- 自分が言ったことを悪意を混ぜて他人に流す
- その悪口が仕事や社内での人間関係に悪影響を与える
- 自分の話も社内で誤解を招くような悪口となって流される
当サイトで寄せられた体験談では、以下のような例があります。
信用できない上司はえこひいきをして部下を不平等に扱う
信用されない上司の特徴と言えば、特定の部下をえこひいきして不平等に扱うことで、これは多くの部下から非常に嫌われます。
▼えこひいきする上司の特徴
- お気に入りの部下だけ呼び名が違う
- 嫌いな部下には露骨に嫌な顔・冷たい対応をする
- 特定の部下だけシフトや待遇が優遇されている
えこひいきするような上司の中には、部下と恋仲になったり、ひどい場合には浮気・不倫関係になるなど、職場内にプライベートな感情を持ち込み規律を乱すことを平然と行います。
人間である以上、多少の好き嫌いや男女での感情はあるでしょうが、立場がある以上はそれを自制するのが社会人の勤めです。それすら出来ないような上司が、社会人として信用されないことは当たり前と言えるはずでしょう。
上司のえこひいきが酷いと感じているなら
以下の記事も参考にしてみてくださいね
信用できない上司は責任を部下に押しつける
信用できない上司は自分で仕事をしない
信用できない上司は仕事を増やす
信用できない上司は指示がコロコロ変わる
信用できない上司は相談しても親身に対応してくれない
信用できない上司への対処や付き合い方は?
ここまで信用できない上司の特徴を上げてきましたが、信用できない上司と一緒に働いてる場合の対処方法や付き合い方はどうすればいいのでしょうか?
信用できない上司には不必要な相談はしない
信用できない上司は他人の悪口を言いふらす、無責任な発言が目立つ、指示がコロコロ変わるなどの特徴があるので、不必要な相談はしないように心がけておけば、余計なことに巻き込まれるリスクは減らせるでしょう。
もちろん、仕事をする上で信用できない上司を通して報告しなければならないこともあるでしょうが、普段からこちらが余計な事を言わないことで相手にも余計な情報を渡さない、向こうにも無駄な話をさせないような関係にすることでビジネスライクな関わり方ができます。
逆に言えば、信用できない上司に不必要な相談をしているうちは、自分もどこかで上司を頼りにしている部分もあるとも言えます。ですので、本当に信用できない上司だと思うなら見切りをつけ、仕事でも必要最小限の付き合いで済むようにしておくといいでしょう。
信用できない上司の指示は念入りに確認するように意識する
信用できない上司の指示は、予め「適当な指示じゃないか?」「指示が間違ってるんじゃないか?」と念入りに確認しておき、未然にトラブルを防ぐことも大事です。
というのも、信用できない上司はまだ未確定の段階の話を部下に吹いて回ったり、思いつきで仕事の指示内容を変えてくるため、こちらも上司の指示不足前提で仕事に取り組むことでストレスを和らげることができます。
▼信用できない上司との仕事での付き合い方
- 細かい進歩報告をして適宜指示を仰ぐ
- 事実ベースで報告し感情を交えないことを意識する
- 上司の言っていることが変わったらハッキリ指摘して認識のズレがないか確認する
上司の指示が必ずしも完璧である保証はありませんし、指示の目的が曖昧な状態の場合は、部下からの報告・指摘で軌道修正できることもあります。上司が信用できないのであれば、上司の指示に対して部下側も信用されない行動をしていることもあるはずなので、自分の仕事の仕方や上司との付き合い方を変えてみることも大事でしょう。
信用できない上司は他人からも信用されていないと考えておく
信用できない上司は、周りの社員や会社全体を巻き込んで迷惑をかけるというレベルの人間もいるかもしれません。その場合、自分だけではなく他の社員もその上司を信用していないことの方が多いはずなので、過度に気にしないように振舞うことも大事でしょう。
それでも信用できない上司が気に障るのであれば、以下の職場環境を見直す必要があります。
- 職場での上司との距離感が近すぎないか?
- 上司の指示が絶対となっていて部下の自主性が必要ない職場でないか?
- 上司に周りが指摘しにくい状態になってないか?
信用できない上司に対し毎日イライラして仕事しているようであれば、それは職場環境が上司一人に依存しすぎだとも言えるかもしれません。ですので、他の部署やより上の人間と仕事上での関係を持つなどして、信用できない上司に依存しない立ち回り方を覚えておくといいでしょう。
信用できない上司の元で働き続けるとどうなる?
読者の中には「信用できない上司の元で働き続けるべきか?」「上司が信用できないので辞めようか迷っている…」と考えている方もいるかと思います。
そのような方に向けて、信用できない上司の元で働くデメリットもご紹介しておきます。
上司の指示が信用できないので仕事に集中できない
信用できない上司の元で働き続ける場合、指示が信用できないので仕事に集中できないというデメリットがあります。
会社の規模や仕事内容によって上司への依存度は変わりますが、一人の上司に依存してしまうような職場であれば、上司が信用できないことは仕事に大きな悪影響を与えてしまうものです。
また、上司が信用できなすぎて、うつ病寸前にまで追い込まれた経験のある人もいます。
このような報告を見る限り、上司が信用できないことで仕事に大きな悪影響が出ると感じているのであれば、前向きに辞めることを考えて転職することを検討しておくべきでしょう。
信用できない上司は恩を仇で返すので先に期待できなくなる
信用できない上司はすべからく恩を仇で返してくるものです。
そのため、真面目に働き続けてもバカを見る可能性が高くなり、今の会社で働き続けても先が見えなくなることも多くなるかもしれません。とくに信用できない上司に過小評価されると、それに引きづられ自分自身の評価まで低くなって仕事のモチベーションも落ちてしまいます。
その結果、転職するにしても辞めるに辞められない、次の仕事で上手くイメージさえ湧かない状態になりがちなので、辞めるのであれば信用できない上司に対して不満の感情があって行動する意欲があるうちにしておくといいでしょう。
仕事で先が見えないと感じた時は
以下の記事も参考にしてみてください
仕事で相談する相手がいなくなるので精神的に不安になる
信用できない上司の元で働く場合、気軽に相談できる相手が社内にいないことになりがちです。
▼信用できない上司に相談できないと不安になること
- 仕事でわからないことが聞ける相手がいない
- 休日の調整などの話を相談できないので一方的に相手の言いなりに従うしかない
- 仕事の悩みやプライベートの話もできないので社会的にも孤立感を感じやすい
- 会社での将来のポジション、やりたいことの相談ができないで要望を通せない
会社での上司は「何かあったら気軽に相談できて頼れる存在」であるのが理想ではありますが、必ずしもそのような上司ばかりではありません。
少なからず、読者自身が「この上司には仕事に関しても人生に関しても相談したくないなぁ…」と感じるのであれば、その上司との相性は悪いと言えるので、他に頼れる相手を見つけ出しておくなり、転職を検討するなどしておくべきでしょう。
信用できない上司側も自分を信じていないので仕事でやりとりしにくくなる
読者が上司を信用できないと感じているのであれば、上司側も部下を信じていない可能性が非常に高いです。そのため、仕事でもお互いを疑い合って足を引っ張り合うなど、上手く行かずにストレスを抱えることが増えると思います。
たとえば、以下のように「上司が部下の話を全く聞かない」という状態になりがちなので、上司の独裁的な仕事のやり方に部下は嫌々付き合うハメになりがちになるのです。
いずれにせよ、上司と部下が互いに信じてないで疑い合っているのは仕事では何一つメリットのない状況ですので、ストレスを感じるのであれば何かしらの対策は考えておきたいところです。
最悪、信用できない上司から仕事で嫌がらせにあうことも…
上司と部下が互いに信用し合ってないでギスギスしているだけならともかく、最悪の場合は上司が権力を駆使して気に入らない部下を職場いじめのターゲットにしてくるような事態もあります。
そうなると、信用できない上司一人だけでなく、職場のあらゆる人間が敵に回るような事態も考えられるので、仮に信用できない上司が派閥を作って職場いじめを行ってくるようであれば、逃げることになろうが辞めてまともな職場に転職することを考えておいた方がいいでしょう。
少なからず、部下は上司のストレス発散の相手になることが仕事ではないので、そのような理不尽に付き合い続ける必要は皆無です。
上司を信頼できなくなったら転職を考えておくのも手
何度か文中でお伝えしている通り、上司を信用できなくなったら転職を考えておくことも手でしょう。
職場が狭く信用できない上司に依存しすぎているような環境では、仕事に集中できないばかりか、ストレスでプライベートにまで悪影響を及ぼすことも考えられます。そうなれば一個人の努力で上司との関係を改善したり、仕事のやり方を変えるわけにもいかないので、部下は転職するしか道は残されなくなります。
ただ、いきなり転職しようとしても、経歴が不十分なうちや自己アピールが不十分なうちは自力で転職しようとしても採用されにくいばかりか、下手をすると年収ダウンしてしまったり待遇がさらに悪くなる…なんて失敗にもつながりかねません。