入社10ヶ月目で辞めたいと悩んでいませんか?
入社10ヶ月目は「1年間続けるべきか?それとも辞めるべきか?」と悩む時期でしょう。
この記事では入社10ヶ月で辞めたいと悩んでいる人に向けて、辞めるべきか続けるべきかの判断基準から退職方法、その後の転職について紹介しています。
また、中途入社(転職後)/新卒、正社員/派遣社員など、読者の状況に合わせた退職方法もお伝えしていきます。
読者ご自身のキャリアに合わせた情報を参考にすることで、より良い転職につなげるきっかけにしてみてください。
入社10カ月で辞めたい場合は1年勤務まで続けることを考えておく
入社10ヶ月で退職を考えてる人は「一年間勤務」という経歴を作るためだけにあと2ヶ月は続けておくことが得策だと言えます。
というのも、次に転職先を見つけ出す時に「実務経歴1年以上」を条件としている会社へのチャンスがなくなるからです。
たった2ヶ月の差で、応募できる求人の条件が変わってしまうことを考えると、10ヶ月間頑張ったのであれば、とりあえず入社してから満1年となるまで働いておくべきでしょう。
もっとも、退職する前に転職活動を始めるのであれば、内定がもらえるまでの目安が3ヶ月なので、在職中の今から転職活動を始めておくこと自体は問題ありません。

10ヶ月目で退職するのはNGだけど
10ヶ月目で転職活動を始めるのはOKということですね!
実務経験1年という経歴を作っておくためだけにでも、あと2ヶ月ほど働くことを考えておくといいでしょう。
10ヶ月で辞めても構わないが引き留めにあう可能性は考えておく
読者の中には「そもそも10ヶ月で辞めてもいいの?」と疑問に感じている方もいるかと思います。

10ヶ月目で退職すると周りに悪く思われそう…

周りに止められるめんどくささを思うと
辞めるのですら嫌になりますよね…
10ヶ月という短期間で辞めることは、周りに迷惑をかけてしまう結果になりやすいので、心理的にも「まだ続けてみるか…」となりやすいはずです。

法律上は10ヶ月で辞めても
まったく問題ないぞ!
結論から言えば、法律上では勤務期間関わらず、辞職を申告して2週間待てば退職することは可能です。
ですので「周りに悪く思われるから」「迷惑をかけるから」という不安は一切置いておき、強気で対応しても構いません。
ただ、それはあくまで法律上や手続き上の話であって、会社によって退職手続きがスムーズに進むかどうかはまちまちです。
現実問題として、入社10ヶ月という短期間での退職であれば、退職を申し出ても社内で引き留めにあう可能性は高いです。
というのも、会社側からすれば出来る限り長く続けてもらった方が都合がいいので、上司や先輩がすんなりと退職を受理してくれることは少ないからです。
上司や周りの社員を説得して退職を受理させる自信があるのであれば10ヶ月で辞めても構いませんが、そうでなければ転職先を決めておくなどして、退職を受理させるのに十分な理由を作っておくといいでしょう。
ただし、どうしても辞めたいのであれば「一身上の都合」と退職理由を説明した上で、無理にでも退職届を受理させれば2週間待てば辞めることもできるので、読者の状況によって辞め方を考えておくといいでしょう。

「今すぐにでも会社を辞めたい」と悩んでいる人は
以下の記事も参考にしてみてくれ!
入社10ヶ月目で仕事ができないのは社内環境に問題がある
入社10ヶ月経って「仕事ができない…」「仕事が向いてない…」と悩んでる場合、今の職場や仕事に合ってない可能性は高いかもしれません。
中途採用者の場合、即戦力・適応力を求められるので、半年以上経過してほとんど仕事ができていない実感があるのであれば、何かしらの対策は必須だと言えるでしょう。
▼入社10ヶ月で仕事ができない原因
- 周りのレベルと自分の能力が釣り合ってない→周りについていけない時は?
- 社員が自発的に動く文化が根付いている→仕事で何をすればいいかわからない
- 職場に助け合う・教え合う文化がない→仕事で助けもらえない時は?
- 社内ニート・窓際族を放置する会社→社内ニートを辞めたい時は?
いずれの原因も、中途採用者側が自発的に仕事を見つけ出して取り組める能力を要求されるため、自分から仕事を見つけ出して成長できなければ、10ヶ月目で仕事ができないままということも十分ありえます。

10ヶ月目で仕事ができない場合
自分から仕事を見つけ出せていないということですね…

社内環境を見てみないと断言はできないが
中途採用者が自発的に動くこと前提で
仕事ができない状態でも放置している可能性は高い
通常、しっかりとした会社が中途採用する時は、今までの経歴・実績・スキルから社内ですぐ戦力になる人材を見極めるようになっています。
もし、10ヶ月目で仕事ができないと悩んでいるような中途採用者を迎え入れているということは、人事側に採用能力がなく、社内の業務内容と中途採用者の能力が合っていない可能性が高いと言えます。
また、中途採用者が自発的に動けない・仕事を習得できないということは、仕事自体が向いていない・合っていない可能性も考えられるので、転職は念頭に入れておくべきでしょう。

今の仕事が向いてないかどうか知りたいなら
以下の記事も参考にして判断してみてください
中途入社10ヶ月目で職場に馴染めないなら会社に何か問題がある
入社10ヶ月目で辞めたくなる場合、会社自体に何かの問題がないかも考えておきたいです。
▼中途採用から短期で辞めたい時に多い原因
- 中途採用の扱いが雑→中途採用の扱いがひどい時の対処
- 即戦力として求めすぎ→即戦力として求めすぎな会社
- 転職先の職場に馴染めない→転職先と合わない場合の対処
- 求人票と実態が違い過ぎる会社→求人票と違う場合の対処
- コネ入社・縁故採用で特殊な事情がある→コネ入社から辞めたい時は?
企業も完璧ではないので、採用に関してのミスマッチも少なくなく、中途採用者を受け入れる体制がないまま入社させてしまう事態も考えられます。
目安としては、中途採用されて10ヶ月経ったにも関わらず、一切仕事を教えてもらえなかったり引継ぎがないのであれば、社内環境を疑った方がいいかもしれません。
新卒入社10ヶ月目で辞めると第二新卒となるので転職は不利にならない
新卒入社10ヶ月目で辞める場合は「第二新卒」という区分として扱われ、卒業後3年以内であれば企業側に新卒同様に扱われるため、転職ではあまり不利になりません。

でも新卒10ヶ月目で辞めたら
落ちこぼれ扱いされたり
世間体が悪くなりませんかね…?

社会経験の浅い新卒生なら
そういう気持ちもあるだろう

だが、ぶっちゃけ企業側からすれば
「新しい若手人材さえ入社してくれれば関係ない」

たしかに企業側からすれば
若い人手さえ確保できれば
職歴や学歴はどうでもいいですからね!
新卒後3年以内に辞めた場合、非常に多くの企業や人材サービスが第二新卒の採用に積極的だと言えます。
また、大学(高校・専門学校含む)のキャリアサポートセンターが時代に合った職業斡旋をしていない影響もあって、下手な就職先で無理に続けるよりは、第二新卒向けの就職支援サービスを通してしっかりとした勤め先を見つけた方がいい場合も少なくありません。

たしかに大学の就職サポートって
かなり適当でしたもんね…

学校のキャリアサポートは
学生がブラック企業に就職しても
知らんぷりできる立場にあるからな
第二新卒を対象とした20代向けの就職支援サービスの多くでは、ブラック企業の排除に力を入れており、紹介先企業の聞き込み調査をしっかり行っている業者が大半です。

第二新卒向けのサービスなら
ブラック企業排除と正社員限定採用に力を入れている
「いい就職ドットコム」がオススメです!
1月は転職活動に向けてライバルが動きだす時期なので行動は早めに
新卒1年目で10ヶ月目に辞めたいと考えている人は、1月が転職活動開始の時期になるはずです。
1月は年末年始を経て、転職活動に向けて動き出す人が多くなる時期です。
転職も就活同様、人気求人や優良求人はすぐに応募が殺到して締め切ることが多いため、出来る限り早めに転職活動を開始しておくといいでしょう。
最悪、転職活動では内定を取った後に辞退しても問題ないので、在職中であっても早めに行動しておくことをオススメします。

1月から転職活動を始めたい人は
以下の記事も確認しておくといいでしょう
派遣社員が10ヶ月目で辞める場合は派遣会社に連絡して契約内容を確認しておく
10ヶ月で辞めたい人の中には、派遣社員の方もいらっしゃるかと思います。
派遣社員が10ヶ月で辞める場合、契約の関係で派遣会社と働いている職場で揉める可能性が出てくるので、勝手に辞めるのは避けた方がいいでしょう。
もし、辞めたいのであれば、まずは派遣会社の担当者に連絡を入れて、辞めたいことを伝えておくべきです。
派遣社員が10ヶ月で辞めてしまうと、派遣会社にとっては契約違反となって信用問題にも関わってくるので、そう簡単に辞めさせてもらえないこともあります。
派遣会社の担当者次第では退職に関して前向きに手続きしてくれることもありますが、契約内容が優先されることの方が多いです。
ですので、派遣社員が10ヶ月で辞める場合は、以下のような手順で退職に関して相談・連絡を進めていくといいでしょう。
▼派遣社員が10ヶ月で辞める際のステップ
- 派遣会社に連絡してすぐに辞められるかどうか確認
- 契約内容や派遣期間を把握し、いつ辞められるか確認
- 契約期間終了まで耐える
- どうしても耐えられないなら派遣会社の担当者に再度相談する
派遣社員の場合、契約期間を更新しなければスムーズに退職できるので耐えておく方が、穏便に済むはずです。
また、現在利用している派遣会社や担当者からの信用がなくなり、今後同じ派遣会社を通して次の職場を見つける際に不利になるリスクもあります。
ですので、派遣社員が10ヶ月で辞める場合は更新期間まで待ちながら、次の転職先を見つけておく方が無難だと言えるでしょう。

派遣社員を辞めて正社員へ転職したい人は
以下の記事も参考に退職前から転職活動をしておきましょう
入社10ヶ月目で辞めたいなら転職先を先に決めて辞めること
もし、入社10ヶ月目で辞めたい気持ちが強いのであれば、せめて転職先から内定をもらった上で今の会社を退職した方がいいでしょう。
それには以下のような理由があります。
- 今の職場で退職の引き留めにあった際に強気に交渉できる
- 10ヶ月での退職は経歴的に不利なので在職中に次を決めておきたい
- 転職活動を通じて今の職場で働くべきかどうかがより正確に判断できる
10ヶ月目で辞める際に不安なのが、早期離職で経歴に傷がついてしまい、次の転職先が見つからない・またすぐ辞めてしまう職場に就いてしまうという事態になることです。
事前に転職活動を始めて内定さえもらっておけば、最悪の事態は避けられるため、転職で失敗しにくくなると言えます。

10ヶ月目で辞めたい人でも
良い転職先は見つかるんですかね?

しっかり転職活動さえすれば
今の職場がどうであっても問題ない!
転職先となる企業からすれば、使い物になる人材さえ採用できれば10ヶ月目で辞めた経歴があったとしてもさほど問題ありません。
それも中途採用から辞める人であれば、以前の経歴や実績がしっかり活かせる職場を見つけて今よりも自分に合った転職先に出会えるかもしれない…という意味で、転職活動を早めに始めておいて損はないはずです。

う~ん…
でも入社10ヶ月目で辞めるのはマイナスになりそうなので
転職活動を上手く進められる自信がないなぁ…

それなら「転職エージェント」を活用しておいて
在職中に効率よく転職先を見つけておくといいかもな!
入社10ヶ月目で退職を考えている方は、転職エージェントを使って効率よく転職活動を進めることをオススメします。
転職エージェントでは、以下のようなサポートが受けられるので、在職中でも転職活動がスムーズに進められます。
- 自分に合った転職先を紹介してくれるので求人を探す手間が省ける
- スマホアプリ・メールだけで転職活動を進められるので時間がなくても大丈夫
- スケジュール調整や紹介先企業との年収交渉をすべて行ってくれる
- 10ヶ月目での退職というマイナス要素でも不利にならない転職方法を教えてもらえる
以上のようなサポートに期待できる転職エージェントですが、次の会社に入社できるまで完全無料で利用できるので、登録しておくだけ損はありません。
また、転職エージェントは紹介先企業との契約上、長く働ける人材を紹介しないといけないため、数ヶ月で辞めたくなるような会社にまた入社してしまう事態を避けやすくなります。
10ヶ月目で辞めたいと悩んでいる方は、ぜひ転職エージェントを活用してより良い転職先を見つけ出してみてください。