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接客業を辞めたい人へ。10年を経て気づいた今だからこそわかるキャリアの真実

あえて言うぞ。接客業は底辺の仕事だ。

何を隠そう、私自身、その底辺アルバイターだったからこそ、自信を持ってそう言えるんだ。

…接客の仕事には誇りも尊厳もねぇ。

まるで機械のように客をさばいて、ニコニコ笑顔貼り付けて心にもない「いらっしゃいませ~」だとか「ありがとうございます」を連呼するだけの虚しい仕事。

お客様のため?やりがい?

…もうそんな建前、疲れただろうが。

思い出してみろ。

なんも自分は悪くないどころか「いや、それメーカーか本社に言えよ…」というクソクレームに平謝りする虚無を。

クソ客に無駄な時間取られて、疲れたまま残業。

最低賃金で土日は休めず、心も体もすり減らすクソみてぇな毎日。

お前の人生、それでいいのか?
そうやって毎日、奴隷のごとくサービスするだけの人生で、本当にいいのか?

…よくねえよなァ?

だから、今、お前はこうしてここにいる。

今からお前の人生観は大きく変わる。

世間もの「接客業www底辺www」という見下した眼差しに怯える日々は、もう終わりだ。

この記事は接客業からの革命的逆転キャリア論と言っても過言ではない。

これは今同じ悩みを抱える君たちに送る、私が10年という歳月をかけて導き出した「人生を大きく変えるための物語」だ。

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接客業を辞めたい理由:お前が辞めたい真の動機

…ああ、知ってるよ。お前は「辞める理由」を探してんだろ?

昔の俺もそうだった。よくわかる。

接客業なんてものはクソ溜めの中の底辺の仕事だって、ハッキリと断言できる。

だがな、もし本当に自分が底辺だと思うんなら、それはまだお前が心のどこかで熱くなり切れていないからだ。

適当に選んだ仕事だから

ハッキリ言うが接客業に就くヤツの9割が就活時点で人生詰んでるヤツラばっかりだ。

過去の私もそうだったし、接客業時代の同僚や先輩もそんな人たちばっかりだったから、手に取るようにわかる。

だいたい「ブラックな職場が多い」と有名な接客業を選ぶしかないヤツラは「他の仕事を選べない事情あり」のやつらばっか。

その証拠に、以下の例を自分に当てはめてみてよく考えてみるがいい…。

①就職活動で企業分析もせず知ってる企業を選んだだけ

言っちゃ難だが、接客業に流れてくるヤツラは「就職活動をちゃんとしなかった」か「就職で挫折したヤツラ」が大半だ。

なぜなら、ちょっとネットで調べれば「ブラックな職場ばかり」、あるいは就職四季報みたいなガチ資料を見てれば「離職率が高い仕事ばかり」とわかるからだ。

ちゃんと学生時代から就職活動して真剣に将来設計していれば、接客業の選択肢はまずありえない。

実際、私が接客業時代に関わった人間の大半が「大学時代に遊び呆けていて就職活動をしっかりしてなかった」「業界分析も企業研究もしてないからよく目につく企業名しか応募しない(≒他の企業の仕事内容がイメージできない)」「実家暮らしで自立できてないでいつまでもモラトリアムしてる子供部屋おじ・おば」ばかりだった。

…別に見下してるわけじゃあない。

だが思うんだ。

「本当にお前の人生、それでいいのか?世間に胸張って生きられるのか?」ってな。

「お前が遊んでる間に、他のやつらは将来の準備をしていた」という事実に気づかず、自分だけ年齢不相応の人生経験のままでいいのか?ってね。

②とりあえずアルバイトしてたから…

意外と多いのが「学生時代アルバイトしてたお店でダラダラ続けてそのまま成り行きでシフトリーダーや社員に…」みたいな人たちだ。

「とりあえず繋ぎの仕事で…」そんな理由でダラダラ接客業アルバイトしてるヤツほど、キャリアを真剣に考える機会もないまま、流し流されシフトリーダーとなったり、社員や店長となって、好きでもない会社で働くこととなる。

逆に「つなぎの金稼ぎの手段」と割り切って将来設計考えてる大学生アルバイターほど、現実見てしっかり就職していく。

そういう賢い学生や若者は、接客業の現場で働く中で内心ではこう思ってるんだよ。

「うわ、こんな尊敬できないやつらにはなりたくない」「こんなブラックな職場で一生働くなんて嫌だ」ってね。

だからこそ、危機感感じてアルバイトしながら並行して就職活動して、さっさと離れていくわけだ。
実際、30歳も過ぎてアルバイトという立場に甘んじて、責任も追わない、自分の将来と向き合わない、だっせえ大人が接客業の現場にはいたよ。

だが、もし君がフリーターとして将来について真剣に考えずに接客業の仕事を続けているなら、それが将来の自分の姿だと思ったほうがいい。

③簡単に受かるから何も考えず選んだ

接客業の仕事の大半は「未経験OK、スキル・学歴不問」でも採用される。

店長候補…つまり社員でも月給30万以上とそこそこ高めの条件の求人もあるので、悪くはない仕事だ。

だがしかし「簡単に就ける仕事」にはいくつもの罠がある。

その真相が知りたければ、以下の記事でも紹介しているので確認してみてくれ。

接客が必要な仕事の大半がクソブラック

接客が必要な仕事の多くがブラックだ。

もちろん、今でこそブラック企業への風当たりは強いから、しっかりと法律を守って無理な働かせ方をしない企業は増えている。

だが「平日勤務、土日完全休業。イスに座ってデスクワークこなすだけ」で給料もらえるホワイトカラーと比べると、接客業の仕事は以下の点でブラックに感じやすいと言える。

  • 土日祝日は出勤当たり前
  • シフト制で連勤になりやすい
  • 長時間の立ち仕事で体力もいる

世の中、大してスキルも能力もない努力してこなかったヤツほど「プライドを捨てて他人にいいように使われる働き方」か「健康面で長く続けるには不向きな仕事」を選ぶしかない。

ま、これは働いてれば慣れてくるもんだし、若いうちなら体力と根性で乗り越えられる。

しかし、将来も考えると、以下のようなリスクもあると考えたことはあるだろうか?

誰でもできるスキルの求められない仕事

言っちゃ難だが、接客業の大半は「誰でも替えが利くし、スキルも大して身につかない仕事」の筆頭格だ。

それもこのご時世「転職が当たり前」のキャリア観になりつつある。

にも関わらず、キャリアで通用するスキルが身につかないのは、将来性が低い仕事だと言っても過言ではない。

実際、現場単位でもここ十年の間で以下のような変化が起こっている。

  • オーダー→無人注文機で代替
  • レジ打ち→無人精算機で代替
  • クレーム対応→コールセンターの派遣に委託で本社はやらない
  • アルバイト人材→都市部ではほとんど外国人

要は「人がやる価値がないから」「コミュニケーションしやすい日本人でなくてもいいから」という理由で、自動化や外国人人材の雇用が進んでるってわけだ。

これはハッキリ言って、接客業を営む本社からの「お前らに価値はない」というメッセージだと受け取ってもいい。

企業の夢は「人件費のかからない労働力」だ。

そのためにコンサル会社があの手この手で「そんな仕事は人にやらせる必要がありません」と説得して無人機を売り込み、その結果、接客業人材の価値が低下していってる。

業界構造全体が終わってる

何も私は「接客業はブラックだから全部なくすべき!」と言いたいわけではないし、無根拠に読者を不安にさせてるわけでもない。

しっかり接客業に分類される業界を調べてみると、業界構造自体にブラックになりやすい問題が隠されてると、取り返しがつかなくなる前に気づいて欲しいのだ。

▼接客業に分類される業界例

  • 小売業/販売店(量販店やコンビニなど)
  • 飲食業(飲食チェーンや飲み屋)
  • 施設の受付(ホテルや空港など)

他にも「フランチャイズという名の搾取構造」「店長という名ばかり管理職に新卒後すぐ就かされる」「ブラックな環境に耐えたやつだけ重宝し、すぐ辞めるやつは使い捨てと割り切った採用方針」など、業界構造全体に闇を抱えている。

話せば長くなるので、後日、改めて分析記事を出そう。

また「接客業を辞めたい」と思っていても実際の転職を考えるなら「業界=業種」が重視されるので、以下の記事群で自分の所属する業界について知っておくといいだろう。

関連記事携帯ショップ店員/家電量販店/アパレル店員/コンカフェ/パチンコ店/スーパー/メガネストア/百貨店/コールセンター/グランドスタッフ

本社勤めの未来があると思うか?

「接客業としてずっと続けておけばそのうち昇進するだろう…」

そう思ってるならかなり危険だ。

というのも、私自身、接客業時代に「このままこの会社で続けるか?それとも転職するか?」と考えた末、本社勤務への道のりが現実的でないと気づいたからだ。

まず第一に、接客業の現場は本社との距離が遠いことが多い。

エリアマネージャーやスーパーバイザーなどの地区長と相性が悪いと本社社員に評価される機会もないし、本社からは売上などの数字だけで判断されてしまう。

要は、売上の出せない店長は無能扱いされ、万年、店長止まりの未来が容易に想像できる。

そして私がそうだと確信したのは、アルバイトや店長の手柄を平気で自分の手柄としてアピールしてきたクソみたいな地区長が偉そうにしていたからだ。

「売上さえ出しておけば出社できる。なのでアルバイトや店長を脅してでもノルマ達成させればいい」

現場への視察も少ない接客業の性質上、こういう構造になりやすい。

今でこそ私も人事向けのコンサルティングを行う立場になったが、意外なまでにそういう雑な昇進を行っている企業が腐るほどあるから、不正やハラスメントは減らないし、できる人ほど辞めていくのだ。

あなたは果たして、本社勤めという夢の切符を掴むために、そこまで人の心を捨てる覚悟はあるだろうか?

広がらない人脈、周りの意識の低さ

接客業はとにかく人脈が広がらない。

不特定多数の客と”広く浅く”関わることが多いので、営業職のように取引先と強い信頼関係から新たな出会いや仕事につながる…みたいな連鎖が置きず、閉じこもった世界で仕事することとなる。

むしろ「客は仕事を増やす敵」みたいな冷めた関係にもなりやすい。

また、前述の通り「将来のことをちゃんと考えてなかったキャリア意識の低いヤツラ」が流れてくるような職業なので、周りの連中も意識が低く、学びも刺激も少ない。

30代以降からのキャリアは「人脈」…すなわち「意識してどんな人物と関わってきたか?」「何かあった時に頼れる相手がどれぐらいいるか?」が強みになる。

極論、身内に一人でも「成功者」「エリート」とでも言うべき存在がいると、それだけで仕事観が大きく変わる。

私が接客業を辞めて10年以上経ちそうな今だから言えるが、自分の意志で選んだ仕事の先には思いがけない出会いが待っている、と断言できる。

たとえば、接客業時代には想像もしなかったような大手企業出身者や大手代理店、社長クラスの人とも今は人脈がある。

しかも、しっかりと自分自身で考えて選んだ道でプロフェッショナルとなったので、ビジネスシーンでも色んな相手に「対等」に接することができる。

ペコペコ理不尽に客に頭を下げるような人生が本気で嫌だと思って、力を身につけてきたからだ。
…おっと、決して接客業に就いてる全員を見下してるわけではないぞ。

だが、接客業を辞めたいと思って不満と怒りを抱えているのは、それは「君がすでにそこにいるべきでない」と気づいているからだろう?

20~30代の若い頃は「自分はこんな奴らとは違う!もっとやれる!」という向上心を持てば持つほどいい。

余裕のない店長や人格的に尊敬できない地区長を見て「こんな仕事、定年退職までやりたくねえ…」「あんな奴にはなりたくねえ!」と、内心で反抗心を持つのは普通のことだ。

そのためには、いかに今いる自分の職場が狭い世界、狭い人間関係に縛られていたかを知ることがまずは大事だ。

そうすることで「自分はレベルの低い環境でダラダラ働いていただけだった…」と気づくことになるだろう。

客に真面目に対応するだけ無駄な虚無

正直に言うと、私は「稼げる仕事」が好きだ。

自分が頑張れば頑張るほど目に見えて成果が出て、その上で給料も上乗せされるような仕事が大好きだ。

だがしかし、接客業の大半は「客にまともに対応すればするほど損する」ようにできている。

その証拠に、クソクレーマーの気が済むまで謝り続けるだけの仕事に時間を割いても、自分の仕事の邪魔をさせる上に精神も消耗、もちろん給料が上がるわけでもない。

本音で言えば私だって「一人一人のお客にしっかり対応したい」という気持ちはある。

しかし、このくだらない構造がゆえに「お客への対応なんてテキトーにしたほうがいい」という欠陥があるのが、多くの接客業の正体なのだ。

例外は、使命を得ることが給料に直結する水商売であったり、一人一人のお客の取引単価が高く販売営業としての色が強いカーディーラーなどの仕事だろうか。

しかし、それ以外の量販店や小売など、あるいは販売員は「売りたくもないものを売らないといけない」というジレンマを抱えることになる。

しかも、商品について勉強する時間など与えてはくれず、テキトーな方便で売らざるを得ない状況も多い。

私はこの構造の矛盾と、真摯に顧客対応できない限界にも、耐えられなかった。

接客業から抜け出すための奇跡のキャリアプランニング

ここまで目を背けたくなる現実を突きつけるような情報ばかりで申し訳ないと思っているが、安心してほしい。

―――希望はある。

私は過去の接客業を選ぶしかなかった自分、20代後半まで将来について向き合わずに逃げてきた自分を今でも恨んでいる。

だからこそ、同じ思いをしている君に、このふざけた構造から抜け出す術を獲得してほしいと、心から願っている。

だが、そのためには何度も何度も厳しい現実を知った上で「それでも!」と動き続けかなければならない。

しかし、君は運が良いとも言える。

なぜなら、私が遠回りして苦しんだ道を「ネタバレ」として知ることで、最初から「近道」を歩むことが可能だからだ。

ぜひとも、私の屍を踏み台にするつもりで、自分自身の栄光のキャリアを見つけ出してほしい。

転職サイトを使ってみろ。紹介されるのは似たような仕事ばかりだ

「なんとなく今の仕事を辞めたい…」

そう考えたとき、大半の人はまず「転職サイトに登録する」「求人検索する」というのが普通だろう。

私もそうだった。

しかしこれには思わぬ落とし穴がある。

それは、提出した職務経歴によって紹介される求人が決まるので、似たような接客業の仕事ばかり紹介されるという罠だ。

それだけならいい。

問題は「別に辞めなくてもいいけど、できれば辞めたい」みたいなどっち付かずの状態だと、紹介される求人が魅力的じゃないので「だったら転職しなくて今のままでいいや…」と機会を逃してしまうことにある。

大半の人が転職できないで終わり、したくもない仕事をダラダラ続ける罪深きメカニズムの正体こそが、これだ。

まずはこの現実を知っておく必要がある。あるいは既に求人を探し出した人ほど「今の自分のやり方は間違ってるかもしれない」ということを強く意識しておかなければならない。

隣の芝生を見るのはやめておけ

かと言って、極端なことをし出すのも禁物だ。

接客業が嫌すぎて、接客業とまったく関係ない仕事に就くのも、それはそれでリスクが大きい。
たいてい、今の仕事が嫌すぎて抜け出したい気持ちが先走ると「今までとまったく違う仕事」ばかりに目が行きがちだ。

たとえば、以下のような例だ。

  • 接客業から工場勤務→今までの経験をまったく活かせない
  • 接客業から事務職→今までの経験を活かせないし求められる役割がまったく違う
  • 接客業からプログラマー→未経験からなるのが難しい職種

ことわざで言えば「隣の芝生は青く見える」ってやつだ。

そうして、今の仕事から早く抜け出したくて計画性なく行動するやつほど、地獄行きコースになることも多い。

かくいう私も「とりあえず辞めてやる!」で辞めてしまい、その後思うように就職できずにだいぶ苦労することになった。

接客現場の経験があるヤツが実は最強な理由

接客業という名の不特定多数の客の奴隷…この屈辱から抜け出し成り上がるにはいくつかのコツがある。

ここまで散々接客業の批判をしているが、接客業経験があるこそ言える「接客業経験者ならではの強み」は実は数多くあると断言しよう。

だが、何もこれまで接客業というクソみてえな仕事を耐え抜いた経験自体は、誇っていいし、やってきた分、自分でも気づかない能力や経験が身についてることも多い。

たとえば、クソクレーマーの対応した経験があれば、馴れ合うようなコミュニケーションしかしてない企業のヤツラは「現場を知らない」「理不尽にキレられてどうにかしたことすらないのか?」と生ぬるく感じるだろう。

また、実は小売店に商品を卸すような流通会社、あるいは小売店に並ぶ商品を開発するメーカーからすれば、現場で消費者と接した経験は喉から手が出るほど欲しいものだったりする。

それともう一つ、今はコンサルタントとして経営レベルから仕事に関わる私が、接客業経験者の価値を示す気づきを示しておきたい。

病院の床掃除やベッドメイキングをしている女性のほとんどは、15年経っても同じように床掃除やベッドメイキングをしている。
しかし、アメリカ最大のメンテナンス会社に実在する、ある病院担当の上級副社長の女性は、14年前は、モップとバケツを手にしたほとんど読み書きのできないメキシコ移民だった。
彼女は病院からメンテナンスを請け負う会社の人間として働いていた。そのため、彼女には昇進の道が開けていた。同時にその結果、この会社にアウトソーシングしているあらゆる病院が、つまるところ彼女のおかげで、この14年間にメンテナンスに関わるコストを3分の1に縮小させることに成功した。

出典:ポスト資本主義社会/ピーター・ドラッカー 120ページより

難しい専門用語が並ぶのでわかりやすく解説しておくと「現場経験があったからこそ、最善の解決策を出せて、大きな成果につながった」ということだ。

要は、現場を知らないで新卒後にデスクワークだけのぬるま湯しか経験してきてねえボンクラよりも、現場で成り上がったヤツのほうが仕事で意外な結果を出せることがあるってことだ。

接客業からの転職成功事例 ~お前はこれからこうなる~

今、君はこう思ってるはずだ。

「だったら具体的に接客業からどんな仕事に就けるか示してみせろ」と。

ククク…。焦ることはない。

これから私が接客業を辞めて10年間のキャリアで携わってきた職業を紹介する。

そして君は私が歩んだ道をヒントに、さらなる飛躍を遂げると宣言する。

ここで紹介する職業は一見すると難しそうに見えるが、クソみてえな接客現場を経験してる身からすれば「なんだ…思ったより大したことないじゃん…」ぐらいに簡単なこともあるので、恐れずに挑戦してみてほしい。

営業職

接客業から別職種への転職前例として多いのは、やはり「営業職」だろう。

「接客業→営業職」への転職のいいところは、なんといっても「顧客一人一人の対応することが評価につながる」という点だろう。

機械のごとく客をさばくだけの作業、あるいは商品知識を活かしてお客さんに売り込んでも評価につながらない不満があった人ほど、営業職に転職すれば報われる可能性は高い。またクレーマーが発生してもやり方次第では相手を味方につけて評価を上げられる点でもやりがいは大きい。

ただし、一言で「営業職」と言っても、営業職自体の範囲や仕事内容がめちゃくちゃ広い点には注意。

たとえば、個人宅を回る「保険営業」と、企業同士のやりとりが主な「BtoB営業」では、求められる知識もコミュニケーション方法もまったく異なる。

詳しくは以下の記事を読んで理解を深めてみてくれ。きっと君のこれまでの鬱憤を晴らせる、そんな天職が営業職だと気づけるはずだ。

流通業/卸売業/商社

接客業の中でも、量販店やコンビニで扱う商品自体の流通自体を扱う業種だ。

ざっくりこの3種類の職種を区分すると、

  • 流通業 → 小売とメーカーの間で商品を運ぶ(物流管理)
  • 卸売業 → 商品を仕入れて小売店に供給する(在庫・価格調整)
  • 商社 → 卸売業のさらに上位で、メーカーとの取引も担う(海外輸入なども含む)

といった感じだ。

発注管理や在庫補充をしたことがあるなら小型のPOS機械を使ったことがあるだろう。

あのデータを送って「この商品が足りない→この店に送ろう」と決めたり手配を行うのも、流通業や卸売業側の役割だ。

要は、量販店を運営する本社が取引相手となるのが、流通会社や卸売業ってわけだ。

小売本社宛に「オタクの店でこの商品を並べてください」みたいに営業することもあれば、量販店会社側から「この商品を扱わせてください」みたいなやりとりをすることもある。

ここで活きるのが、接客の現場で「こういう商品が売れ筋」「こう陳列すると売れた」「これは全然売れない、在庫処分セール行き確定」といったことに気づける経験だ。

流通業・卸売業の人間は、売り場のリアルを知らない。だからこそ、実際に接客の現場を経験していた人間が、貴重な存在になる。

「どの店のどの店にどんな商品を置けば売れるのか?」が感覚的にわかる人ほど、適性は高い。

転職時の志望動機でも「接客の現場で得た仕入れ経験や陳列経験から、さらに上の流通や卸売に関わりたいと思った」と言えば、かなり前向きで説得力のあるアピールにすることも可能だ。

本社への昇進が無理なら、本社を相手にする企業に転職しようという、斜め上の発想って寸法よ。

マーケティング/企画職(メーカー)

「接客はウンザリだけど、扱う商品は好きだ」

そう感じるなら、マーケティング/企画職へのキャリアアップもありだ。

なぜなら、商品を開発して作る側に回れるからだ。

量販店でメーカーから販促POPが配られることもあるが、あれの企画や手配を行うのもメーカー側の仕事だ。

正直、量販店で働いてて、こうは思わったことないか?

「店の看板出して陳列しておくだけで売れるじゃん。店員ぶっちゃけ要らなくない?」と。

まさにその通りで、人が売らなくても売れるように仕掛けるのがマーケティングの本質だ。

職種名が統一されてないことが多いが「マーケティング」「開発企画」「販促企画」などで求人が出されていることが多い。

正直、この「職種名を知っているかどうか?」だけでも、転職サービス利用時に「この職種を希望です」と指定できるので、圧倒的に選択肢が広がる。

Webマーケティング

最近では「別に店に行かなくても通販でよくね?」というのが消費者の本音だ。

その証拠に、大手小売店も通販サイトに力を入れていたり、Web広告やSNSでの発信に力を入れるようになっている。

そうした「店ではなくネットで売るための仕事全般」がWebマーケティングだと思ってもらえばわかりやすい。

Webマーケティングも会社によっては「デジタルマーケティング」と呼ばれることもあれば「EC(通販)サイト運営」「SNSマーケティング」などと詳細が指定されてる求人もある。

ただし、Webマーケティングはスキルや経験が求められる求人も多いため、接客業だけの経験からだとスキルアップの必要がある点には注意だ。

コンサルタント

最後に紹介したいのが「コンサルタント」だ。

コンサルタントは頭が良い人や学歴がある人しかなれないイメージが強いが、実際にはそうでない。

むしろ、現場経験があるという強みを活かして、コンサルタントになる人のほうが多い。

たとえば、コンサルタントの中でもメジャーな資格「中小企業診断士」は、マーケティングや流通も筆記科目に含まれているため、接客業経験があると理解が早くなる。

あるいは、小売や飲食の本社側が「現場の仕事の仕方を改善したい…」と悩んでる場合、コンサルティング会社に業務改善を頼むこともあるので、そうしたケースでは現場経験のある人が求められる。

ま、要は本社のヤツラが怠けて現場に押し付けてたしわ寄せを、素直に現場の社員に聞けないからわざわざコンサルタントに調べてもらったり戦略立ててもらわないとどうしようもない…みたいな情けない事態が割とどこでも起こってるってことだ。

…面白いぞ。

「そんなことしたら現場からキレられます」「お客さんはそんなこと求めてません」みたいなことも、本社側の人間はマジでわかっていないので、コンサルタントの立場から教えないといけない…みたいなことになる。

もし君が「接客業のクソな仕事のやり方を変えてやる」「自分のほうが上手くできる」と改革に燃えるなら、コンサルタントという立場から散々こき使いやがった企業を相手に仕事するというキャリアを選んでみるのも、悪くない選択肢だ。

最後に:行動しないと意味ねえぞ?

ここまで読んでくれてありがとう。

そしてようこそ、スコシテンの世界へ。

ここまで読み通せたことで、君はワンランク上の次元に到達したと、私が保証しよう。

「ただなんとなく…」で与えられる求人情報を眺めるだけで毎日を食いつぶすこともないし、転職活動で接客業経験を強みにできる感覚を掴んだはずだ。

だからこそ、気持ちが冷めないうちに行動したほうがいい。

転職なんてものは、情報集めはほどほどに「これだ!」と思ったらサクッと行動したほうが、まず間違いなく成功する。

というのも、私自身が、あまりに臆病すぎて「まずは資格を取ってから…」「十分に調べきってから…」で行動しなかった過去があるからだ。

何も「今すぐ辞めろ」「すぐ転職しろ」と言っているわけではない。

しかし「ネットで調べて読むだけ」だと大して進歩もなく、その場のノリだけで「変わった気」になって、明日からもしょぼい今の仕事が続くぞ…って話をしているのだ。

ま、正直いうと、私も広告収入がほしいから「転職エージェントに登録しろ」と言いたい本音はあるが、それだけではない。

君みたいに、今の環境がクソで変わりたいと願っている人に、成功を掴み取ってほしいから言っているんだ。

スコシテンには、私が8年間苦悩してようやく完成させた「あらゆるキャリアのヒント」が置いてある。

迷ったままでもいい。悩み続けるからこそ「自分だけの正解」にたどり着ける。

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