「高学歴は使えない」と言っている企業は、結構ありますよね。
いわゆる「学歴逆差別」です。
そんな企業の「高学歴は使えない」という論調に飲まれ、自信をなくしている高学歴の方も多いでしょう。
ですが、安心してください。
高学歴は最強のステータスです。
「高学歴が使えない」とか言っているのは、頭の悪い経営者や上司ばかりです。
考えてもみてください。
自分よりバカな人間が、高学歴の能力をフル活用できると思いますか?
思いませんよね。
実は、頭の良い人の多い企業や、業績のいい企業ほど、高学歴を採用したがるんです。
なぜなら、高学歴の人材をフル活用することで、高い生産性を誇れるからです。
逆に、高学歴も高卒も中卒も同様に考えている会社は、高学歴というステータスを使いつぶすしかありません。
今回はなぜ「高学歴は使えない」と言う会社が出てくるのか、そしてその愚かな会社の言い分や特徴を細かくまとめていきましょう。
高学歴に対する期待値が高すぎるので使えないと言われる
まず「高学歴が使えない」言っている企業は、高学歴に対する期待値が総じて高いです。
というのも、テレビなどで取り上げられる東大生卒などで「高学歴=なんでもできる天才」みたいに思われているからです。そう言った天才タイプは一部ですし、そもそも、そのような天才が入ってきたところで使いつぶすのがオチです。
テレビに影響を受けて「高学歴はすごい!」と思い込んでような人事や企業は、高学歴の新人は天才的スピードでなんでも習得できるスーパーマンだと思いこんでいるわけです。
そんなに都合のいい人材がこの世にいるわけがありません。
他国語の国に投げ込まれて「君、大学出てるのに、この国の言葉しゃべれないの?ww」と言っているようなものですからね。
上司の頭が悪いので高学歴人材が使えないだけ
しかし、考えてみてください。
高学歴が高学歴足り得るのは、良き指導者と適切な努力があったおかげです。
残念なことに、高学歴が仕事で能力を最大限に発揮するには、多くの企業には指導力のない上司や、無駄な努力が多すぎます。
企業が行っている努力とは、勉強すればわかる科学や物理の式を、一から実験してなんとなく理解していくようなものなのです。それを体系化してまとめ、指導できる人間というのは少数派です。
そのため「何事も経験が大事」「とにかく行動してみろ」などと根性論を振りかざす体育会系の現場が圧倒的に多くなるわけです。
もちろん、経験や行動力も大事ですが、高学歴はその経験や行動力で得られる成果を何十倍にも増やすポテンシャルを秘めています。
しかし、頭の悪い人間はそんなこともわからないため、自分の経験則や根性論だけで仕事し続けているわけです。
社内ルールが徹底されていないので高学歴にあった仕事が振られない
多くの会社には「暗黙のルール」が存在します。それも業務とは直接関係のないものまでありますね。
「飲み会に参加しろ!」という、社外時間の拘束が未だにまかり通っている職場もまだまだ存在します。それは「コミュニケーションが大事」などというわけのわからない言い分が理由ですが、そもそもが、そのコミュニケーションの時間を労働時間内の業務で設ければいいだけですからね。そんな簡単なことにも気づけないため、高学歴からすれば居心地の悪い職場になるわけです。
また、そういったわけのわからない「暗黙のルール」が許容されている職場は、凝り固まった固定観念で仕事をしています。そのため、新しいものも生み出せません。
「臨機応変」と言えば聞こえはいいですが、起こり得る問題やその対処法などを体系的にまとめあげることで、業務効率は圧倒的に上がります。そして、そこにない事例に対処すべく考えるときこそ、もっとも高学歴の知識が活かされる場面になるわけです。
しかし「暗黙のルール」に、仕事の成果に一切関係ないものが含まれていると、高学歴の能力は著しく制限されます。
たとえば「上司の面目をつぶすな」「新しい仕事は○年目から」など、社員の能力を正当に評価できなくなる、仕組みですね。
それは言ってしまえば「社員や現場のノリ」で仕事をしているようなものです。
「社内ルールが徹底されていない」
「無駄な暗黙のルールがある」
この2つの要素は、とくに高学歴の能力を阻害する要素であり、そのようなノリで仕事をしている会社から「高学歴はつかえない」と文句が出るの当然です。
現場主義・経験主義過ぎる会社は高学歴の人材を過小評価しがち
また「高学歴はつかえない」と言っている会社は、総じて現場主義な傾向があります。
たとえば、高学歴の人間を工事作業員のバイトとして雇ったとしましょう。
高学歴の人なら数学や化学・物理の知識があるので、単純に作業するだけでなく、作業をより正確にする・効率化することに頭を使うことでしょう。
ですが、バイトの作業員にはそれは求められません。
求められるのは、上に言われたことを時間通りに、出来る限り正確に仕上げる能力なんです。
ちなみに、上の現場認識はガバガバなので、基本的には時間通りに正確に終わらないことの方が圧倒的に多いです。それを蓄積させていくと、ブラック企業はすぐに出来上がります。
高学歴であれば、すぐにこの愚かさに気づくでしょうが、現場仕事として働いている限り「改善方法」や「改善計画」は一切求められません。
上に具申しても「無駄な仕事を増やすな」「言われたことをしっかりやれ」などと弾き返されるのがオチです。
なぜなら「上に言われたことをしっかりやる」というのが、社会人の条件だと思われているからです。
正直、現場主義な会社で働くことは、待遇・雇用制度の差があるだけで、本質的にはアルバイトとなんら変わりありません。にも関わらず、アルバイトと同じ程度の仕事で満足している正社員も実に多いです。
現場主義すぎる会社は、正社員の仕事も、アルバイトとなんらかわりありません。
そして、経営が傾くと非正規・アルバイトで人員を埋めます。
現場主義な会社で高学歴が働くことは、中卒がアルバイトでことと本質は変わりありません。
学歴と知識の無駄遣いですね。
競争心が低い会社は高学歴が使えないと判断しがち
「高学歴がつかえない」と言っている会社は、総じて競争心が低いです。
というのも、受験競争を生き抜いてきた高学歴と違い、妥協しながら生きてきた人間が多いからです。
そのため、下請けの安い仕事を、頭を下げてまで引き受けるわけですね。
「どうやったら高く売れるか?」
「どうやったらもっと楽にできるか?」
「どうやったら事業規模を伸ばせるか?」
という発想に至りません。
というのも、一定の規模まで発展した会社というのは、競争心なくても決まったことだけやっておけば会社が経営できるからです。
そうなると、会社中、競争力のない人間だらけになります。
そこに高学歴が働くことになると「あいつはつべこべ言って無駄な仕事を増やす奴」だなんて言われるわけです。
計画性・将来性がない会社も高学歴を過小評価しがち
「高学歴がつかえない」と言っている企業は、計画性と将来性がありません。
なぜなら、中長期的視点で高学歴を教育する余裕も計画もないからです。
そのため「まずは現場で覚えろ」などという、現場主義な体育会系ノリで高学歴を使いつぶすわけですね。
「事件は現場で起きているんだ!」なんて愚かな名言がありますが、あれは9割の現場主義なアルバイトレベルの仕事をしている人向けの言葉です。
「この世の重大な決定は、すべて机上や書面上、会議室で決まっている」というのが、歴史の常です。
高学歴の吸収力や素養を伸ばす計画性のない会社など、勤めるだけ時間の無駄です。
無駄どころか、能力を潰され、アルバイトレベルの仕事をし続けるだけの正社員に成り果ててしまいます。
「高学歴が使えない」という意見はウソなので気にしなくていい
このように、いかに「高学歴はつかえない」と言っている企業が、自分たちの愚かさを棚にあげ、高学歴を逆差別しているかがおわかりいただたことでしょう。
高学歴は最強のステータスです。
アルバイトレベルの仕事なら、正社員になって上に言われたとおりに働き続ければ、誰でもできます。
しかし、高学歴でなければできない仕事は、あなたでなければできません。
そして、選ばれた人間にしかできない仕事というのは、すべからく高給料・高待遇です。
なぜなら、替えが効かないですからね。
高学歴とは、それだけ価値のあるステータスなんです。
高学歴が適した環境で働くには転職エージェントを使おう
高学歴が適した環境で働くためには、転職エージェントを活用することが一番です。
転職エージェントでは、高学歴で優秀な人間を、適した職場に紹介するためのサービスです。
担当エージェントがあなたの適性をしっかり判断し、適した企業を紹介してくれます。
数撃ちゃ当たるという発想で、高学歴のステータスだけに目を向けている新卒一括採用とは、マッチング精度が格段に違います。
「高学歴はつかえない」と自社の愚かさを嘆いて、高学歴の可能性をつぶしている職場で働き続ける必要はありません。
もし、あなたが今の職場に満足していないのであれば、転職エージェントでもっと適した職場を見つけるべきなんです。