社会人になって年齢を重ね責任ある立場になれば、発言には気をつかわないといけなくなります。
それは何も取引先や上司だけではなく、社内の部下に対しても同じことです。
しかし、3流以下のリーダーは部下に思ったことを口にし、挙げ句に部下のやる気を奪って人望を得られません。
そして残念なことに、無神経かつ無責任な発言を部下に撒き散らす3流以下の上司は多いんです。
今回はそんな3流以下の上司の、リーダー失格とも言える残念な発言をご紹介していきましょう。
「なんで〇〇できないの?」
「なんでオレの言うことが聞けないんだ?」
「なんでこんなことも出来ないんが?」
「なんで?」「なぜ?」を考えることの出来ない上司は、すぐにこのようなことを考えなしに口にしてしまいます。
部下が自分の思う通りに動いてくれないのには、すべからく”理由”が存在します。
その理由や原因を突き止め、部下に仕事をこなせるように育て上げることこそ、上司の役目なのですが愚かな3流以下の上司はそんな簡単な事実にも気づけません。
そして、このようなことを考えなしに発言してしまう上司は、ほとんどの場合「自分に原因がある」ことに気づけないのです。
仕事は部活ではありません。
「先輩だから」という理由だけで後輩に言うことを聞いてもらえてた学生時代の気分で仕事していては、一生部下や後輩をまとめあげることはできません。
また、部下はロボットではありません。
指示を入力すれば思ったとおりに動く機械と違い、バカ正直に指示をしても部下は思ったとおりには動いてくれないのです。
「なぜ部下は自分の言うことを聞いてくれないんだ?」と真摯に考えていかなければ、今後も誰にも言うことを聞いてもらえない3流上司として辛い思いをするだけでしょう。
「最近の若者は〇〇だ、根性が足りん!」
無能な中高年上司の定番常套句NO.1です。
これは何も現代で始まったわけでなく、古代ギリシャ時代から続く、
無能の言い訳
として定番中の定番です。
もはや「私は物事を考える力がありません」と自白しているようなものです。
この言葉を言われる環境に慣れたら最後、ブラック企業に搾取され続けるだけの人生が待っています。
だまされないようにしましょう。
「お前のためを思って言ってるんだよ」
「お前のためを思って言っているんだよ」という言葉も、ブラック企業の上司の常套句ですね。
本当に人のことを思っているのであれば、わざわざ言葉で「お前のため」と言わずとも行動でしめすべきです。
「お前のため」という言葉を盾にしてつかうことで免罪符としているわけです。
まるで暴力を振るうのが当たり前のDV旦那並の言い訳ですね。
「お前のためだ!」と言って、ストーカーしたり、挙句に犯罪にまで及ぶ、人の気持ちを考えられない男性心理の典型例です。
社会人としても問題ありの発言
そもそも、会社は個人ではなく組織の利益を最優先するので、一個人の利益を追求するのが、社員として間違っていますね。
「会社のためを思って言ってるんだよ」と言ったほうが、まだ潔いですね。まあ、言ってることの意味はそうなんですが。さらに言えば「オレの仕事を増やすな」「オレに楽させろ」という意味でもあります。
突き詰めると「自分のために言ってるんだよ!」というわけです。
責任を放棄するのもクソ上司の特徴です。
「経営者視点を持つべき!」
ブラック企業の洗脳の常套句が「経営者視点を持つべき!」というバカな言葉です。
真面目に正社員・非正規が経営者視点持ったら、現場が回らなくなりますからね。
そもそも、本気で経営者視点を持ってほしいのであれば、すべての従業員に経営者同様の待遇を与えてしかるべきです。まるで行動が伴っていませんね。
この言葉の本質は「経営者の考えていることを見抜いて正社員も自分で動くべき!」という、無能な経営者が自分で動きたくないからノリで言って広まった言葉でしょう。
本当に優秀な経営者はわざわざこんなこと言わずとも、しっかり人材育成して、自分と同じ判断基準・経営者視点を社員に身につけさせます。
「経営者視点を持つべき!」だなんて言ってる会社は「人材育成する気はないけど、お前らで察しろ!」と言っているわけですね。ブラックです。
「俺らも苦労したんだ」
苦労を免罪符にするのもクソ上司の特徴です。
そもそも、時代も生まれも育つ環境も、誰ひとりとして同じではないのですから、苦労を理由に語るのは、もはや因果関係考えられないバカだと自白しているようなものです。
そもそも資本会社というのは、自分たちの苦労を減らし、仕事を効率化して儲けるのが最大の目的です。
苦労はただの手段であって、目的ではありません。
「苦労は買ってでもしろ」とはいいますが、だまされてはいけません。
そもそも、資本主義社会的に、経済成長が頭打ち段階になった時点でするべきは「苦労」ではなく「苦悩」です。
するべき苦労は、しっかり選ぶ必要があります。
何の経験値も成果も得られない苦労など、徒労でしかありません。
わざわざする必要もない苦労…つまり、穴を掘って埋めるのは、バカのする所業です。
そういえば、かのナチスホロコーストでも「とにかくユダヤ人には労働させておけ」という指示で、穴を掘っては埋める仕事をさせていたそうです。
まったく、現代の日本でもあの歴史の過ちが現在進行系で続いているというのは、恐ろしいですね。
「自分で考えろ」
「自分で考えろ」というクソ上司も言いますが、もはやそれを言うクソ上司が何も考えていません。
これを言われた方は、多くの場合は自分で考えた結果、上司に相談しているはずです。
そんな簡単なこともわからないクソ上司は、今後も相談してもまともに答えてくれない可能性が高いです。
クソ上司は自分で考えないくせして、他人の考えや成果を何食わぬ顔で自分の手柄にするので、さっさと職場から逃げ出しましょう。
「勝手なことをするな!」
「自分で考えろ」と言っておきながら、いざ考えて行動すると「勝手なことをするな!」というのも、もはやクソ上司の様式美と言えますね。
要するに「オレの仕事増やすな」「オレの責任増やすな」と言いたいわけです。上司としての仕事を放棄しています。最悪ですね。
部下の自発性を奪うこの暴言は、部下のやる気を次第に低下させていきます。
考えて相談すれば「自分で考えろ」、いざ考えて行動すれば「勝手なことするな」。
つまり「何もするな」と言いたいわけです。
もちろん、何もしなければ「何かしろ」と言ってきます。
もはや、部下の時間が空いても、穴を掘って埋めさせていなければ満足しないわけです。
このような上司は、部下に無駄な仕事させて、自分の仕事した気になってる無能な上司の極みです。
さっさと逃げ出さなければ、無駄な仕事をドンドン増やされ続け、必要な仕事が貯まっていくという、ブラック労働待ったなしの状態になります。
無能な上司はすべからく無責任
この記事をしっかりお読みになられた方は「ああ、あの上司が言っていたことにムカついたのはそういうことだったんだ」と納得されていることでしょう。
言葉には、必ず裏の意図・意味が隠されています。
クソ上司は自分の責任を放棄するために、部下になんでもかんでも押しつけ、やる気を奪います。ひどい場合は、本来上司が担うべき責任をすべて部下におしつけ、過労死という名の企業殺人を犯します。
そして、そういうクソ上司は人を殺しておいても何食わぬ顔で仕事し続けます。
あなたも企業に責任を押しつけられて殺されてしまう前に、逃げる方法を考えましょう。
死んでしまっては元も子もありませんからね。
無能なクソ上司に心底うんざりしている方は『上司が嫌いという理由の転職はあり?なし?上司が原因で退職するなら知っておきたいこととは?』という記事を読んで、前向きに転職を考えてみましょう。
無能な上司で働き続けても、無能な人材になってしまうだけです。