突然ですが、自分、細かいことによく気づく性格なんですよ。
でも、これって仕事で発揮してると結構うざがられます(笑)
たとえば、Excelのデータ入力しててある傾向に気づいて上司に言ったら、
「そんなことは求めてない」
「言われたことだけやれ」
「気のせいでしょw」
…と小バカにされたことは、今でも根に持ってます。
ま、大半の仕事なんて「上司が気持ちよくなるための都合のいい部下」しか求められてないわけね。
なので、細かいことに気づく性質はまったく活かせません。
で、そういうクソな職場を辞めた今だからこそ、言えるんですが、
「無能なヤツは視野が狭いので細かいことにすら気づけない」
みたいですよ。残念なことに。
つまり、細かいことに気づける人ほど、上が無能だと全然自分の才能や強みを活かせないってわけ。
だってそうでしょ?
細かいことに気づいて新しいチャンスを生み出せる能力があっても、上司が「お前は誤字脱字が多い!」とか誰でも見れば気づけるレベルの指摘しかできない職場環境、自分の才能を潰されるだけのは目に見えてます。
それぐらい、世の中には「細かいことに気づけないアホ」が多いってわけ。
そういう人って、なんかトラブルが起こったら「どうしてこうなった!」とか騒ぎ出すわけですよ。
でも、細かいことに気づける人は違う。
事前に細かな変化や予兆を見逃さないから、トラブルに発展する可能性に事前に気づける。
ここまで説明すれば、もうハッキリしてますよね?
細かいことに気づける人は実は有能。
でも、細かいことに気づけても上がまともに取り合わないクソな職場では、その能力は一切活かせません。
では、どのような職場なら活かせるのか?
その疑問にお答えする形で「細かいことに気づく人に向いてる仕事」を紹介していきましょう。
細かいことに気づく人の特徴 ~欠点と強み~
向いてる仕事の紹介の前に、まずは細かいことに気づく人の特徴について紹介していきます。
細かいことに気づく人の欠点
- 細かいことを指摘しすぎて他者より疎まれることがある
- 細かいことが気になりすぎて目の前のことに集中できないことがある
- 他人と視点が異なるため理解を得られないことが多く伸び悩む
ついつい他人と比べてしまったり、合わない仕事を無理に続けていると、こうした欠点が気になってしまうもの。

この仕事向いてないのかなぁ…
仕事が上手くいってないとネガティブな考えになり、こんな風に悩みがち。
しかし、自分の欠点に気づけるというのは実は優秀な証拠。
なぜなら、欠点を克服することで人は成長できるものだからです。
世の中には、自分の欠点にすら気づけず、他人の文句ばかりの人が圧倒的多数。
そういう人は、流されるままに与えられた仕事をこなすだけで、不満たらたらで人生を終えるだけ。
しかし「今の仕事、本当に向いてるのかな?」「もっと合った天職があるのでは?」と考えられる人は違う。
より良い働き方を見つけ出し、自分だけの人生を創り上げることができます。
そのためには欠点ではなく「自分の中の隠れた強み」を自覚する必要があります。
細かいことに気づく人の強み
▼細かいことに気づく人が持つ適性
- 細部に気を配る
注意深い、観察力がある、ミスに気づく、トラブルを未然に防ぐ、改善点を見つけ出す、課題を見つけ出す、緻密な設計を好む、完璧を目指す - 他者と違う視点
洞察力がある、パターンに気づく、分析力がある、本質を見抜く、自分の興味関心を追う、好奇心旺盛
こうした強みを活かすことができれば、
- 仕事が苦でなくなり楽しく感じる
- 活躍でき一目置かれ評価も上がる
- 収入が増えて余裕もできる
- 気の合う仕事仲間が増え人間関係も良好に
など「幸福のスパイラル」とでも言うべき状態になります。

なんかうさんくさいかも…
「そんなの信じられない!」と疑う人もいるでしょうが、仕事も人生もがうまくいってる人ほど、こうした”キャリアの真理”にたどり着いています。
そのためには「自分の強み」…つまり「適性」「才能」「可能性」と呼ばれるチカラを発揮できる仕事に就くのが最善の道です。
細かいことに気づく人に向いてる仕事や業界
この記事にたどり着いたのも、何かの運命。
あなたがまだ気づいてない「自分だけの強み」を引き出せる職業を紹介していきます。
細かなミスを発見する仕事
仕事では、多くの「誰かのミス」が存在します。
それを市場に出す前に発見する職業も数多く存在します。
以下がその例となります。
▼細かなミスを発見する仕事の例
- 校正者
仕事内容:文字の間違いや原稿内容の疑問点、書体、デザインの組み方などをチェックする。近年はパソコンによるデータ入稿が主流になっており、内容に問題ないかを確認する「校閲」の要素が重視される。豊富な知識と語彙力や、限られた時間内で作業をする集中力が必要な職業だと言えます。
向いてる理由:人の書いた文章を客観的な目で間違いを指摘する作業になるため - 編集者(ディレクター)
仕事内容:雑誌やWEBメディア、映像作品などの編集を行う。校正者のように誤字脱字だけでなく「自社の方向性に沿った内容か?」といった概念的なことも精査。
向いてる理由:校正からキャリアアップした際の職業となるため - ゲームデバッガー:
仕事内容:開発中のゲームをプレイして予期しない不具合(バグ)が発生しないかを確認していく。たとえばロールプレイングゲームなどの場合、オープニングからエンディングまでストーリーや会話がつながっているかも、ひとつひとつチェックしていきます。そのほかにも、ゲームキャラクターが不自然な動きをしないかなども細かく調べたりするのです。普通にゲームをプレイして動作チェックするだけでなく、通常プレイしないような操作をしても不具合が起きないかどうかも確認しなくてはなりません。
向いてる理由:ゲームをプレイしながら細かいバグを見つける必要があるため、細かいことに気づく人に向いてる職業だと言えます。 - 経理・財務全般
職業例:一般事務、税理士、税務署職員、財務専門官
仕事内容:お金の流れを記録したり、計算・管理する仕事。
向いてる理由:会社の不正な支出や、計算ミスなどに気づく必要がある。
これらの仕事は「誰かが見落としがちな細かいミス」を発見する仕事なので、細かいことに気づく人には適性があるかもしれません。
他者の不正を暴く仕事
世の中には「性悪説(=人は過ちを犯す、悪いことをする)」という考えに基づいて他人を監視するような仕事も存在します。
▼他人を監視して不正を暴くような仕事
- 探偵
仕事内容:探偵の仕事は、浮気やストーカーに関する素行調査、企業・個人についての情報収集、家出や失踪をした人の所在調査などを行ないます。警察には民事不介入の原則があって刑事事件しか捜査できないため、民事事件に関わる依頼が仕事の多くとなります。ただ、日本の法律では、現行犯であれば誰にでも逮捕する権利があるので、探偵は必要とあれば警察の役目も果たします。
向いてる理由:他人の怪しい行動を追跡調査する必要があり、細かな行動の違和感を見抜く必要があるため - 警察官(とくに捜査関連)
職業例:麻薬取締官
仕事内容:容疑者の検挙のため、様々な役職や部署が捜査・調査を行う。捜査方法も、心理学を活かしたプロファイリングデータから、現場捜査まで、幅広い。
向いてる理由:怪しい人物や言動に気づき、容疑者として取り扱う必要があるため。 - 新聞社(とくに社会部や芸能部)
仕事内容:タレコミに応じて、企業や政治家の不正を暴きスクープとして調査したり、著名人のスキャンダルを追ったりする。
向いてる理由:企業や著名人の不正に気づくための能力、タレコミから特ダネ情報を見分ける嗅覚が求められるため
これらの仕事は「張り込み捜査を行う体力や気力」「他人の不正を暴くことで敵が増えるリスク」などの要素もあり、ハードな職業が多いです。また、強い正義感を持ちながらも、法令遵守したり企業倫理に則って権力を振りかざさない自制心も求められます。

「細かいことに気づく」以外の
適性があるかも確かめましょう
安全を確保する仕事
市民や顧客の安心・安全を確保する職業も数多く存在します。
たとえば、旅客機や電車などが安全に稼動し続けられるのは、運転手だけでなく「機械に異常がないか点検したり整備する職業」が存在するからです。
▼安全を確保する仕事
- 遊戯施設整備士
仕事内容:遊園地などにあるジェットコースターや観覧車といった遊戯施設を整備し、安全に運転できるように保守するのが遊戯施設整備士の仕事です。大型のテーマパークなどでは、スタッフの整備士が日々の点検や整備を行なっている一方で、専門性の高い遊戯機械はメーカ一に保守や点検を外注しているため、遊戯施設整備士の主な就職先は遊戯施設のメーカーか、遊園地などの施設となっています。
就く方法:近年では遊戯施設も高度化・複雑化が進み、コンピューターで制御されている遊戯機械が増えているため、遊戯施設整備士になるには、機械や電気分野ばかりでなく、電子分野の知識や技術を持つ人材が求められています。高校や大学でそれらの分野を学び、就職するのが一般的です。
向いてる理由:小さな故障の見落としが大事故に繋がってしまうため - 地上機体誘導員
仕事内容:地上機体誘導員は、別名「マーシャラー」とも呼ばれています。マーシャル (marshal)とは「所定の位置につかせる」という意味で、空港の滑走路などで安全を確認しながら、定位置まで飛行機を誘導するマーシャラーは、ライトスティックやパドルといった道具を手に持ち、パイロットに見えるようにサインを出しながら誘導します。サインには「右旋回」や「左旋回」「停止」などがあります。また、飛行機だけではなく、ヘリコプターに対しても、吊り下げた荷物を機体につなぐためのホバーリング誘導やヘリポートへ着陸するための誘導なども行ないます。
向いてる理由:飛行機やヘリコプターの動きをしっかり確認しながら適切に誘導する必要があるため
これの仕事の中でも「整備士」の場合、電子分野の知識が求められるため、工業高・工業大などの学歴があると適性もさらに高くなるでしょう。
清潔さを保つ仕事
この世の多くのものは、誰かが手入れやメンテナンスをすることで、清潔さが保たれます。
駅のトイレ、マンションやビルなどの公共施設はもちろん、とくに「キレイなイメージ」が重視されるホテルでは、毎日シーツが入れ替えられるなど、徹底したクリーンさの維持が行われます。
▼清潔さを保つ仕事
- 清掃員
ビル清掃作業員:ビルやオフィスの床面・ガラス・外壁などを清掃する
し尿処理作業員:バキュームカーを利用してし尿の回収を行なう
衛生職員:廃棄物の収集・動物の死体処理・道路などの清掃や洗浄を行なう
特殊清掃員:死亡現場の清掃と遺品の整理・処理やゴミ屋敷の清掃などを行なう - クリーニング師
仕事内容:クリーニング師とは、公衆衛生および洗濯処理に関する専門知識をあわせ持ったクリーニング店の管理責任者のことです。クリーニング業法では、クリーニングの取次のみを行なう店舗を除き、1人以上のクリーニング師を店舗に置かなければならないと定められています。働き方としては「自らクリーニング業を開業する」か「クリーニング専門工場に就業する」場合とで分かれる - ホテリエ
仕事内容:ホテルの経営者やその従業員を指す呼び方で、ホテルマン (ホテルウーマン)とも呼ばれます。ホテルに滞在する宿泊客が気持ちよく過ごせるようにさまざまなサービスを提供するのが仕事です。ホテリエの役割はさまざまで、たとえば、ホテルに到着した客を迎えるドアボーイ(ドアガール)、宿泊客の手荷物を運搬し、部屋に案内するベルボーイ(ベルガール)、宿泊の予約手続きや部屋の割り振り、宿泊料の精算などを行なうフロント係、客がチェックアウトした後、寝具や室内を清潔に美しく整える客室係、客の要望に可能な限り対応するコンシェルジュなど、仕事の内容によって分類されている。 - 家政婦
仕事内容:住居の清掃や整理、子どもの世話、洗濯と衣類の整理、食事の準備と後片付け、生活必需品の買い物、留守番など。個人相手のビジネスとなる。厚生労働大臣の許可を得た家政婦(夫)紹介所に登録し、そこを通して仕事の斡旋を受ける。
清掃員は60代の高齢者から若者までこなす肉体労働ですが、その清掃員をまとめる管理会社や派遣会社、清掃用具を制作するメーカーなど、何も仕事は現場だけで行われているわけではありません。
「汚いものをキレイにするのに快感を覚える」という意味で「細かいことに気づいてしょうがない」という人なら、下記の業界や会社を深堀りしてみるのと、意外な天職が見つかるかもしれません。
▼清潔さに関連する業界や企業の例
- クリーニング業界
事業内容:コインランドリー、クリーニングサービスを提供
会社例:WASHハウス、白洋舎など - 空調設備メーカー
事業内容:エアコン、空気清浄機、掃除機の開発から売り込みまで行う
会社例:ダイキン工業、ダスキンなど - 設備工事会社(官工事業)
事業内容:エアコンなどの空調、上下水道、ガスなどの配管工事を行う
以上のように「会社全体で清潔さを保つ課題に取り組んでいる」という企業では、機材開発や設備投資といったより大きな視野で仕事する必要があります。

職業名や仕事内容だけでなく
業界全体のトレンドや構造
会社が取り組んでる事業内容など
大きな視野で仕事選びしましょう
家電修理工
家電修理工は、ユーザーの依頼を受けて、不具合の生じた家電製品を修理する技術者のことです。家電販売店やメーカーのサービス部門・修理部門などで、販売後のアフターケアとして、家庭用の電気機器や電子機器を修理するのが仕事となります。また、ユーザーの誤操作で故障や不具合が発生するケースも多く、修理とともに正しい使いかたをわかりやすく説明します。
資格は必要ではありませんが、電気機器や電子機器の知識と専門技術が求められるため、高校や大学で工学系、とくに電気や電子関連の勉強をしておくと就職に有利です。近年は家電製品自体が高度化・精密化してきているため、就職後も常に最新の知識と技術を吸収していく姿勢も必要となります。
電子機器の修理という精密さが必要とされるため、重要な見落としも気がつける細かいことに気づく人に向いてる職業だといえるでしょう。
義肢装具士
義手や義足をまとめて「義肢」といい、身体の機能の衰えた部分を補ってくれる器具を「装具」と呼びます。義肢装具士は病院や義肢装具製作会社に所属し、医師の指示のもと、事故や病気などで手足を失った人や身体に障害のある人のために義肢装具を製作します。
義肢装具士になるには、高校卒業後、義肢装具士科を持つ医療系専門学校などで3年間の課程を修了することによって国家試験の受験資格を取得した後、「義肢装具士試験」に合格する必要があります。主な就職先は、民間の義肢装具製作所やリハビリテーションセンターなどになります。
人の身体の動きは複雑である上に、人それぞれ動きにも個性があるため、その人にあった義肢や装具を作るためには何度も細かな調整が必要になります。わずかな動きの違いにも気がつける細かいことに気づく人に向いている職業といえるでしょう。
スポーツドクター
スポーツドクターは、選手の健康管理をはじめ、スポーツ障害や外傷の診断・治療・予防研究、競技会などにおける医事運営ならびにチームドクターとしてのサポートにあたるのが仕事です。その内容は幅広く、オリンピックに出場するような競技者の健康管理から、市民の健康スポーツに関するアドバイスまでさまざまとなっています。また、スポーツ医学に関する職業として、最近注目されているのがストレングスコーチやメンタルトレーナーです。ストレングスコーチは、選手の筋力・パワー・筋持久力のみならず、スピード、バランス、コーディネーションなどの筋機能が関わるすべての体力要素に不可欠な能力を高める手助けをするのが主な役割となっています。一方、メンタルトレーナーは、心理学をベースにして選手の精神力(メンタル面)を向上させ、目的達成へと導くのが主な仕事となっています。スポーツ選手をはじめ、緊張や不安を抱えながらも目標を達成したいと考えている人を心身両面からサポートする役割を担っている。
スポーツドクターになるには、医師である以上、医師国家試験に合格して医療免許医師免許を取得しなければなりません。
選手のちょっとした普段との動きの違いにも気が付ける細かいことに気づく人に向いている職業といえるでしょう。
ピアノ調律師
ピアノの旋律を調節したり、鍵盤のタッチや音色を揃えたりすることを「調律」といい、調律を専門とする職業に就く人のことをピアノ調律師と呼びます。ピアノは弦の数だけでも200本以上あり、楽器の構造が複雑なため、専門の調律技術者の存在が欠かせませんが、ピアノは湿度や気温で音色が変わってくる繊細な楽器であるため、手先の器用さに加え、微妙な音程を完璧に聴き分ける訓練された耳を持っていなければなりません。
ピアノ調律師になるには、音楽大学の調律科や専門学校、ピアノメーカーが主宰する養成機関などで学びましょう。高校を卒業してすぐにピアノメーカーに就職し、修理やメンテナンス部門などピアノを実際に扱う現場で、先輩調律師のアシスタントとして働いているうちに、調律師としての技術を身に付けられる場合もあります。なお、「日本ピアノ調律師協会」では、国家検定制度であるピアノ調律技能検定試験を行なっています。同協会のホームページにピアノ調律師になるための情報や、検定制度についての情報が掲載されているので目を通しておきましょう。
音を聴き分けられるしっかりとした音感をもってわずかな違いに気がつける細かいことに気づく人に向いている職業かもしれません。
細かいことに気づく人が自分に合った仕事を見つけ出すコツ~就くまでの方法
「向いてる仕事がわかっても求人が見つからない…」
「適性があっても経歴やスキルが足りない…」
「惹かれる求人がを見つかっても受からない…」
向いてる仕事を見つけたとしても、直面するのがこのような問題です。
そこで最後に、本当に自分に合った仕事を見つけ出すコツから実際に就くための方法まで、すぐに行動に移せる実践的なノウハウを紹介していきます。
自分の興味関心を掘り下げて分析する
「細かいことに気づく」と言っても、それが
- 他人の見た目や仕草に気づくのか?
- 他人の言動に気づくのか?
といった「人に対して」か、あるいは、
- 物の完成度が低いことが気になる
- 空間が汚いことや機能性が低いことが気になる
といった「物に対して」かでも、変わってきます。
このどちらかを見極めるだけでも、
- 人に対して:営業職やサービス業、捜査官などの「人相手」の仕事に適性がある
- 物に対して:整備士やエンジニア、メーカーでの開発者など「物相手」の仕事に適性がある
と、どちらに自分の興味関心が寄っているかを見極めることができます。
一般的に、人に対しての興味関心が強いなら「文系(=人文学全般)」の知識教養がある方が有利、物に対してなら「理系(=理工学全般)」と、これまでの学歴や日々学んだり経験したことの中から「自分の専門性」も探りやすくなります。

学生時代に学んだことや
せっかく取った資格が
実務で活かしきれてない…
こういう人ほど、一度、自分の興味関心を掘り下げて自己分析し「自分は何がしたいのか?」「どういう会社で働きたいのか?」を見極めることが重要です。
また、何も「人or物」「文系or理系」のいずれかでなく「物を扱う会社で営業職で入社する(仕事内容は対人だが、売り込むものは物)」といった、バランスを取った選択肢も存在します。
向いてない仕事は避ける
世の中には数多くの転職サイトや求人があり、選択肢に迷うものです。
その中から効率良く理想の仕事にたどり着くためには「自分はどの職業に惹かれないか?」「どんな仕事が続かなそうか?」を知っておくことです。
▼細かいことに気づく人に向いてない仕事の例
- 細部より全体を見る仕事
例:店長、管理職、経営企画、コンサルタント
向いてない理由:細かいことより重要なことを見極る能力がいるため - リアルタイムで状況が変わる仕事
例:株式トレーダー、イベントプランナー、救急救命士
向いてない理由:細部に気づいても変化が激しすぎて対応しきれないため - 効率性が極めて重視されるルーチンワーク
例:飲食店店員、コールセンター、生産ラインの作業員、宅配業者
向いてない理由:細かいことに気づくよりも言われたとおりにやることが求められるため
こういった「向いてない可能性の高い職業」を知っておくだけでも、迷いが少なくなります。
また、職業そのものだけでなく、
- 一緒に働く人との相性(社員の価値観や性格傾向、上司の仕事観や方針)
- 社風(会社の組織風土や企業理念、経営者の考え方)
- 会社の扱っている商品(サービス内容や製品)
といった要素でも、向き・不向きが変わってくる点に注意です。
マニュアルに従って細かいことをチェックする仕事を選ぶ
会社が用意したマニュアルやリストに従って、細かいことをチェックしていくような仕事を選びましょう。
具体的には「校正者」のようなルールのしっかり決まった仕事や、製造業であれば「生産・品質管理」のような仕事が、細かいことに気づける注意深さを活かせる可能性が高いです。
未経験からいきなり高い判断力が求められる仕事に就くのは困難なので、細かいチェックが主となる仕事を見つけ出しましょう。
細かいことに気づく能力が評価される仕事を選ぶ
マニュアル作業よりも高いレベルの仕事に就きたいなら、スキルを身につけ、細かいことに気づく能力そのものが評価される仕事を選びましょう。
トラブル対応時に原因を特定することが主なエンジニア全般、バグを見つけるデバッガー、エラーの原因を解析するプログラマー、細かい数字をチェックして課題を見つけ出す会計士・税理士などは、細かいことに気づく能力がなければ勤まりません。
逆に、細かいことを気にしない大雑把さが必要とされる営業職や企画職などは、細かいことに気づく能力よりは行動を重視されやすい傾向にあるので、向いてない可能性が高いでしょう。
細かいことに気づかない人との付き合いではストレスを抱えやすいと知っておく
細かいことに気づける人が仕事選びで重要となるのは、細かいことに気づけない人の多い職場環境で働くことはストレスが多いばかりか、自分自身の能力を正当評価してもらえない可能性があるということです。
残念ながら、世の中には細かいことに気づけない察しの悪い人間も少なくありません。
そのような人と働くと、細かいことに気づいてどうこうできる人の努力も気づかれず、仕事の負担が増えていく結果にもなりかねません。細かいことに気づきすぎて裏目に出てしまうこともあるので、自分自身の能力を使うべき場面とそうでない場面を見極めることも大事でしょう。
プロに相談して本当に向いてる仕事を見極める
以上のように、向いてる仕事に就くためには考えるべきことが大量にあります。
これを何のキャリア知識も、求人情報を見極める能力もないまま行っても、考えもまとまらずに行動できなくて当たり前です。
なので、向いてる仕事を探しているなら、まずは転職サービスでプロに相談してみることを強くオススメします。


