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社会人5年目で仕事ができない人が放置している致命的な問題。辞めたいと感じる意外な原因とは?

「社会人5年経っても仕事ができないと感じる…」
「勤続5年目だけど仕事が向いてないと悩むことがある…」
「入社5年目で辞めたいと考えることが多くなった…」

「とりあえず3年」が過ぎてさらに1年、社会人としてキャリアや今後人生について考えることが多くなるのが、社会人5年目です。

社会人5年目の年齢は下記の通り、20代中盤となり「一通り経験を積んで仕事もできるようになり、周りを見渡したり転職を考える余裕もできる時期」となります。

▼社会人5年目の年齢(学歴別)

高卒:18歳で卒業→23歳
短大・専門卒:20歳で卒業→25歳
大卒:22歳で卒業→27歳
大学院卒:24歳で卒業→29歳

にも関わらず「仕事ができない」「向いてない」「辞めたい」と感じるということは、何かしら問題がある証拠だと言えます。

それは「本人のメンタルの問題」という内的要因なこともあれば「会社環境が合ってなく活躍の機会に恵まれない」という外的要因なこともあります。

幸い、入社5年目の20代中盤の時期は転職も成功しやすい時期で、経済面でもこれまでの収入によって身動きが取りやすい人も多いでしょうから、この機会にキャリアに向き合う価値は大きいと言えるでしょう。

この記事を読むことで
以下のような効果に期待できるぞ

▼この記事を読むことで得られるメリット

  1. 社会人5年目で仕事ができない・向いてないと悩む要因
    仕事ができないと悩んでいる人が「どこで詰まっているのか?」「何をすべきなのか?」「会社に問題はないか?」を判断できるヒント
  2. 入社5年目で退職を考える人の代表的な悩み
    辞めたいと考えることが多くなった人が「なぜ辞めたくなったのか?」「他の人はどんな理由で辞めてるのか?」「こんな理由で退職してもいいのか?」を判断できる
  3. 入社5年目からのキャリアで意識すべきこと
    「仕事ができない」「辞めたい」「転職したい」と悩む人が共通して意識すべきこと、より良いキャリアを歩むために考えるべきことを紹介

ぜひ最後まで読んでみて、今の状況を変えるためのヒントにしてみたり、自分の理想の働き方を実現するために参考にしてみてください。

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5年目で仕事ができないと感じる要因

入社5年目になっても「仕事ができない…」「今の仕事向いてない…」と悩むのには、原因があります。

まず大前提としてお伝えしたいことは「何も考えずに与えられた仕事をこなすだけでは、何年勤務し続けたところで仕事ができるようになるとは限らない」ということです。

この前提が抜け落ちた状態で「我慢して続けていればいつか報われる」「理不尽にも耐えるのが仕事だ」と勘違いし続けていると「自分の適性を発揮できないまま向いてない仕事を続ける」「活躍の機会を得られない」といったことは、十分にありえます。

(ギクッ…

私のことかも…)

仮に思い当たる節があったとしても、読者を責めたいわけでなく会社側にも問題があることも多いです。

「企業だから絶対間違わないだろう…」「上司の絶対的に正しい…」と勘違いして、会社を疑うことをせず、律儀に理不尽な会社の言う事を守り続けるだけでは、評価されなかったり仕事ができるようにならない…ということもあるのです。

なので、まずは「入社してから5年間、内心では今の会社が合ってないと思ってたにも関わらず、無理に働き続けてこなかったか?」を確かめる意味でも、以下に紹介する項目をチェックしてみてください。

入社当初からあった違和感を解消していない

入社当初からあった会社への不信感、あるいは上司が変わるなど社内状況の変化で生じた「なんか仕事しにくくなった」という違和感を放置し、ただ黙って耐えるだけだと、募りに募ってモチベーション低下を招く結果となります。

▼入社当初からある無視すべきでない”違和感”

  • 思ってた仕事内容や待遇と違うのに我慢し続けてる
    例:就職説明会や求人票の情報と勤務実態が違う、希望した配属が無視されている、希望した業務を振られない、企業イメージと内部の状況が違いすぎる、残業時間が多い、休日が少ない、給料が少ない など
  • 「なんか違う」「合わない」という自分の感覚を軽視している
    例:体育会系の社風で無駄な朝礼が行われてる、仕事の成果よりも飲み会の付き合いなどが重視される社風、経営者や上司の過剰な叱責で社員を恐怖支配する社風 など

新入社員時は「会社ってこんなものなのか…」と黙って耐えるのが美徳とされます。

しかし、ある程度仕事ができて会社に対して強気に発言できるようになればなるほど、会社の一方的な取り決めに黙って従うだけではやっていけなくなります。

たとえば、未だに朝礼で企業理念を叫ばせるような時代錯誤の会社に無理矢理合わせていたとして、毎朝「なんて無駄なことを…」と思い続けていると、それが募りに募って大きな不満となります。

そして不満が募ってモチベーションが低下すると、いかなる仕事も「やるだけ無駄」「適当にその場しのぎしておこう」という無気力な考えに陥り「仕事ができない」状態となるのです。

「わからない」を放置し続けている

仕事ができない、あるいは向いてないと伸び悩む原因として「わからないことやできないことを放置し続けている」、あるいは「わからない状態やできない状態でも許され続けている」という問題があります。

初歩的な例としては「わからないことがあっても調べない・聞かない」という、社会人の基礎すらできないまま勤務年数だけ増えていった…というケースです。

また、その背景として「わからないことを聞いても誰も教えてくれない」「そもそも、他人に相談しにくい職場の雰囲気である」という会社側の問題もあります。

あるいは、コミュニケーションが得意でなかったり、専門知識や経験もないのに、顧客対応を丸投げされて相手の要求に応えきれない…といったケースもあります。

そして、意外と見落としがちな視点が「上司も何をすればわかっていない」「会社も何をすればわかっていない」という状態に陥っている可能性もあるということです。

たとえば「会社に導入されたITツールの使い方を誰も理解していない」にも関わらず、「若いから」「ITに詳しそうだから」という理由で仕事を投げられどうにもできず、社内の誰かに聞いてもみんな知らんぷりする…といったことが、多くの職場で起こっています。

まとめますと、

  1. 自分自身がわからないことばかりでどうすればいいか判断できない
  2. わからない状態を解消できるような職場環境が整ってない
  3. 会社全体でわからない状態を放置し続けている

という「会社全体でわからないので、社員もわからなくて当然」という、信じられない構造ができあがります。

周りが優秀でそれと比べて「仕事ができない…」と悩んでいるならまだしも、「5年間も仕事ができない状態の社員を放置している会社の方が問題なのでは?」という可能性もあるので、今一度、これまでの業務を振り返り、会社環境にも問題がなかったか確認しておくといいでしょう。

能動的に仕事していない

大企業のように研修制度が充実していて「誰でも最低限仕事ができるようになる仕組み」が確立されている職場ならともかく、そうでない多くの職場では「実践で覚えろ」「勝手に育つのを待つ」といった人事が行われがちです。

そういった職場では、能動的に自分から動かないと何も身につかずに「仕事ができない」状態のままで居続けるリスクが高まります。

もちろん、本来なら上がしっかり指示を出すべきなのですが、上が一切指示を出さないで現場だけで判断しないといけない場面もあったり、自分1人でやることを決めて報告しないといけない…という職場もあります。

環境の変化に対応し切れない

会社が大きければ大きいほど「役職や部署が変わってやる仕事が変わった」「上司や同僚が変わり今まで仕事のやり方が変わった」という事態が起こりやすくなります。

こういった環境の変化によって、途端に「仕事ができなくなった…」と感じるケースも多いです。

自己評価が低いので「仕事ができない」と錯覚している

最後に紹介したいのは「自己評価が低い」という原因です。

自己評価とは、その言葉の通り「自分で自分を評価すること」であり、それが低いということは「自信がない」「実際には仕事ができているのに自身を過小評価して仕事ができないと錯覚している」という状態となります。

一般的に「能力の高い人ほど自分を過小評価し、そうでない人ほど他人を過小評価して自分を過大評価する」という傾向にあります。

たとえば、職場の上司が「お前は仕事ができない」という言動を日々繰り返しており、それを真に受けていたとすると、実際は仕事ができているのに関わらず「自分は仕事ができないんだ…」と思い込んでしまうことがあります。

5年目で仕事ができない人の特徴

入社5年目になっても仕事がうまくいかないと感じる人には、いくつかの共通した特徴があります。

この時期には、初期の頃に比べて一定の専門性や責任が求められるようになるため、以下のような特徴が見られる場合、それが仕事のパフォーマンスに影響を与えている可能性があります。

入社当初からあった違和感を解消していない

入社時に感じた仕事内容や職場環境に対する違和感を放置し続けることは、長期的にモチベーションの低下を招きます。

この違和感は、業務の適性が自分に合っていない、職場の文化や価値観にフィットしないなど様々な原因が考えられます。

このような問題を早期に解決せずに放置すると、成長の機会を逃し、パフォーマンスの低下につながります。

「わからない」を放置し続けている

仕事を進める上で出会う「わからない」ことへの対処方法を学ぶことは、プロフェッショナルとして成長するために不可欠です。

しかし、わからないことがあってもそれを放置し続け、自ら学ぼうとしない、質問や助けを求めないことは、仕事の質や効率を大きく下げる原因となります。

積極的に学び、知識を深める姿勢が必要です。

能動的に仕事していない

能動的に仕事をすることは、キャリアを築く上で極めて重要です。

ただ指示を待つのではなく、自らが責任を持って業務を見つけ、改善点を提案し、新しいプロジェクトやタスクに挑戦することで、仕事のスキルと専門知識を高めることができます。

能動性の欠如は、成長機会の損失だけでなく、職場での評価の低下にもつながります。

環境の変化に対応し切れない

職場環境や業務内容は常に変化しています。

技術の進歩、組織の再編、新たなプロジェクトの立ち上げなど、これらの変化に柔軟に対応できる能力は、現代の職場で求められる重要なスキルの一つです。

変化に対応し切れないことは、仕事のパフォーマンスにマイナスの影響を与え、キャリアの停滞を招くことになります。

自己評価が低いので「仕事ができない」と錯覚している

第一に考えられるのは「自己評価が低い」という原因です。

一般的に「能力の高い人ほど自分を過小評価し、そうでない人ほど他人を過小評価して自分を過大評価する」という傾向にあります。

たとえば、職場の上司が「お前は仕事ができない」という言動を日々繰り返しており、それを真に受けていたとすると、実際は仕事ができているのに「自分は仕事ができないんだ…」と思い込んでしまうことがあります。

入社5年目で仕事を辞めたいと感じる原因

今の会社を「辞めたい」「転職したい」と考える人の動機には、

今まで仕事がきついと思いながらも必死に耐えてきた…
仕事ができない状態のまま5年目に突入した…
ずっと今の仕事が向いてないと悩んだまま…

というネガティブなものから、

仕事でやれることが多くなったからもっと挑戦したい
今の職場は待遇に不満があるから転職して年収アップしたい

というポジティブなもの、どちらもあります。

ネガティブな退職理由の場合、無理に続けても精神的ダメージを受けて「うつ病」や「適応障害」になってしまい、社会復帰に何年も要する結果になることもあります。

逆にポジティブな退職理由であっても「実は大した仕事を任されてなかった」「3年勤務し終わったことで浮かれていた」と、自分を客観視できていない場合もあります。

なので、ポジティブな理由もネガティブな理由も、どちらも踏まえて冷静な判断をする必要があります。、

この項目を読むことで

以下のような効果に期待できます

▼この項目を読むことで読者が得られるメリット

  1. 辞めたい動機が言語化でき、退職時に理由を伝える際や転職活動の志望動機にも使える
  2. 自分の状態を言語化できることで、各種専門家に相談する際にも話がスムーズになる
  3. 自分や会社が抱える問題を認識することで、適切な対処法を見つけ出すヒントになる
  4. 「会社側の問題」を知っておくことで、次の仕事選びで自分に合う企業を見つけやすくなる
  5. よくある事例として「みんなが辞めてる理由」を知っておくことで「自分だけではない」と気持ちが少し楽になる

精神的に余裕がない時は、ついつい、自分の状態を正しく認識できなかったり、周りの状況も見えなくなりがちです。

しかし、今自分が抱えている問題、あるいは会社側の問題を知っておくだけでも、気持ちが楽になったり、最適な対処法を考えるためのきっかけになることもあります。

ですので、これから紹介する項目の中から現在の自分の状況に当てはまるものを見つけ出してみましょう。

「できること」と「やりたいこと」の不一致

「スキルが身についてない」
「誇れる実績や成果物がない」
「会社や顧客の利益に貢献できてる気がしない」

こういった悩みから「勤務5年目でも仕事ができない」と錯覚してる場合もあります。

とくに非技術職(≒文系職)は「コミュニケーション」という曖昧なスキルによって日々の仕事をどうにかしてることが多いため、スキルが身についてる実感が得にくいかもしれません。

また「会社で求められる役割をまっとうするほど、逆に仕事ができなくなる(≒他所で通用しなくなる)」という現象にも注意を払う必要があります。

会社によっては「本質的でない仕事」「その場しのぎでどうにかしてる仕事」ばかり振られることもあります。

▼本質的でない不毛な仕事の例

  • 情報を上から下、横から横に流すだけ
    例:自分には何の決定権もない伝書鳩のような仕事
  • クレーム対応ばかりに時間を取られる
    例:なんの利益にもならない罵声を浴びせられるだけの不毛な感情労働
  • その場しのぎの対応ばかり
    例:本質的な解決策ができないで「できない言い訳」を並べるだけのお役所仕事
  • 取引先や上司の機嫌取りばかり
    例:無駄な会議や接待で相手に意思決定させるのが仕事
  • 何のために仕事してるのか上司自身がわかってない節がある
    例:無駄な会議やプロジェクトの乱立、無茶な目標を追って現場が消耗など
  • 顧客の利益を損ねるようなモラルの低い方法で収益を上げている
    例:客の車をゴルフボールで破壊して見積額をかさ増しするようなビジネス

こういった仕事ばかり無心でこなしていると「本当に意味があるのか、人の役に立っているのかわからない、虚無感や罪悪感ばかりが募る」という状態に陥ります。

これは組織が大きければ大きいほど生じやすく、公務員や大企業でも十分あり得る話です。

昇進・昇給ペースに不満

仕事ができるかどうかを手っ取り早く判断する基準は「昇進できたか?」「役職が就いたか?」「給料が上がったか?」など、社内評価を得ているかどうかです。

勤務五年となると、多くの場合は「管理職/マネージャー」という立ち位置で部下を持つなど、キャリア的にも活躍の幅が広がる時期です。

また、一般的には20代後半~30代にかけて年収が上昇していくため、勤務5年目で年収がさほど上がっていないことで「仕事ができない…」と伸び悩むことは十分に有りえます。

受け身で「5年間同じ会社で働く」だけでは「昇進できるかどうか?」「新しい仕事を任せられるかどうか?」は、すべて運任せになります。

たとえば、下記のような「昇進・昇給できない要因」というのは、往々にして会社組織に潜むものだからです。

▼真面目に働き続けても昇進・昇給できない要因

  • 上の役職のポストが空いておらず昇進機会が与えられない
    例:零細企業でベテランが管理職ポジションにいる
  • 社内の昇進制度が形式的でどんなに能力や実績があっても評価されない
    例:年功序列、年齢によって機械的に昇進、大卒者優遇、派遣・契約が評価されないなど
  • 上司の不当評価によって活躍の機会が与えられずにいる
    例:評価をねじ曲げて人事に報告している、零細企業で社長の選り好みで評価が決まる、巧妙なやり口で左遷させられる、男尊女卑の考えが強く女性を過小評価する社風など

これらの要因により、多くの会社では「どれだけ真面目に働き続けても、それが評価に結びつくとは限らない」ものです。

会社の方針に疑問を抱くようになった

最後に紹介するのは「理不尽な会社に何の疑問を持たないまま、漠然と仕事を続けている」という原因です。

▼会社に疑問を持っても何も行動しない人の例

  • 何年間も同じような業務(ルーチンワーク)ばかり振られて、昇進や配置替えがないことに不満を持たない
  • 明らかに上司に過小評価されたり、人格非難のようなハラスメント行為をされてるのに、律儀に耐えている
  • それなりに難しい仕事をこなしたりスキルを身につけても報酬に結びつかないことに不満を抱いていない
  • 会社の経営状況や将来が不安なのに転職を考慮してない

今や、終身雇用制も崩壊し「転職が当たり前」となったキャリアの時代です。

「会社や上司が間違えることはない」と安心し切って、会社や上司のやり方がおかしいと思っても何の疑問も抱かないことは、それだけで「何も考えてない」と思われてもしょうがないことだと言えます。

たとえば、明らかに上司がハラスメント行為を行う問題人物だとしても、黙って耐えることで従業員が潰れて辞め続ける状況を放置することは「会社にとって大きな損失」となりす。

真に会社にとっての利益を考えるなら「上司のハラスメント行為を問題として取り扱い、会社全体で対策を講じさせる」のが最善となります。

そんなこと言われても
社内の人間関係で問題は起こしたくないよ…

大半の人が、そういった面倒事に首を突っ込むよりは「黙って耐える」「静観する」のが普通です。何も正義感を持って自己犠牲を顧みずに会社と戦えと言いたいわけではありません。

そういった状況に出くわしても「自分は大丈夫だろう…」「そのうちなんとかなるだろう…」と他力本願で危機感のない態度を決め込み続けると、巡り巡って「逃げ続けた負債」となるという話です。

「今の会社、ちょっとヤバいかも…」「上司がヤバイ奴…」とわかってるにも関わらず、

  • 万が一に備えて転職先を見つけておく
  • スキルアップして他の職場でも通用するように備えておく
  • 社内の人脈を築いたら部署替えを希望しておく

などのリスクヘッジができてない時点で「人生設計やキャリアプランニングが甘い…」と言われてもしょうがないことです。

そういった人ほど、いざ社内の雲行きが怪しくなった時に行動できず「今の会社にしがみつくしか選択肢がない」という状況に追い込まれるのです。

上の言いなりになるだけでなく
時に会社のやり方に疑問を抱いて行動したり
不満のある感覚でも折り合いを付けて
落とし所を見つけていくのが
「真の大人」というものなんですね

この世には「我慢するべき理不尽」と「我慢する価値のない理不尽」があります。

前者は耐えるべき期間を待てば報われることがありますが、後者はどれだけ耐えても余計なストレスが増したり、誰かに都合よく使われておしまい…という違いがあります。

この2つのどちらかを見極めなければ「正社員なのにずっとバイトレベルの仕事から抜け出せない…」という事態は、十分にありえることなのです。

極端な話、「ただなんとなく新卒で入った会社を続けていただけ」「新卒入社した会社をすぐ辞めてフリーターとなるも20代後半で正社員として覚悟決めて働く」だと、後者の方が苦労や挫折が多い分、30代以降に活躍する…ということもあります。

仕事に飽きた

職場での日々が単調で、新たな挑戦や学びの機会が少ない状況は、仕事に飽きる大きな原因となります。

入社初期の頃は新鮮さや学ぶことが多く、やりがいを感じやすいものですが、時間が経つにつれて同じ業務の繰り返しに新たな刺激を見出せなくなることがあります。

特に、自分のスキルや知識が仕事の要求を上回ってしまい、成長している実感が持てない場合、仕事への熱意が薄れ、飽きや退屈を感じやすくなります。

対人関係のストレス

職場における対人関係は、仕事の満足度に大きく影響を及ぼす要素の一つです。

人間関係のトラブルやコミュニケーションの不和は、ストレスの主要な源泉となり得ます。

同僚や上司との価値観の違い、仕事の進め方の相違、不明確な役割分担、過度な競争心などが対人関係のストレスを引き起こし、仕事を辞めたいという強い願望につながることがあります。

入社5年目のキャリアで意識すべきこと

入社5年目は、多くのプロフェッショナルにとって、初期のキャリア形成期を終え、中期キャリアへの移行点に立っている重要な時期です。

この段階では、これまでの経験を踏まえつつ、自分のキャリアパスをより明確に定義し、今後の職業人生で何を成し遂げたいのか、どのようなスキルや知識を深めていきたいのかを深く考える機会となります。

入社5年目のキャリアで意識すべきことは、単に日々の業務をこなすことを超え、自己成長のための意識的な努力と、将来のキャリア目標に向けた戦略的な計画を立てることにあります。

この時期に正しい意識と取り組みを持つことで、自身のキャリアをさらに充実させ、長期的な成功への基盤を築くことが可能になります。

まずは自分の「これまで」を振り返る

まず初めにやっておきたいのは「今までの勤務経験を振り返る」という方法です。

できれば、履歴書や職務経歴書のように「時系列順で参加したプロジェクトや配属された部署」を記載するぐらいまではした方がいいでしょう。

思い返しても
「書くことがない」場合は

どうすればいいんでしょうか?

5年以上勤務していたなら、それなりに書くことはあるでしょうから、もし今までのキャリア歴を書き出すことができないなら「現状では書くことが難しい」という課題がわかるわけですから、それだけでも一歩前身です。

会社に希望を出してみて挑戦の機会を得る

もし、ここまで読んで「会社の評価が低い」「新しい仕事に挑戦する機会が得られない」と感じてるなら、今の会社に対してアクションを起こしてみるのも一つの手です。

残念ながら、黙って真面目に与えられた仕事をこなすだけでは、年齢を重ねるごとに評価されにくくなります。

「仕事ができない」という悩みは「今まで自発的に何もしてこなかった」とも置き換えられます。

今の会社について詳しくなる

日本国内の多くの企業は「メンバーシップ型雇用」と呼ばれる価値観や体制で動いてます。

メンバーシップ型雇用とは、企業が従業員を長期的に雇用する雇用形態を指すビジネス用語です。

メンバーシップ型雇用に求められるのは「自社について詳しい(自社が所属する業界含む)」「会社への忠誠心が高い」といった資質です。

そのためには「自分が働く会社のビジネスモデルや提供製品」「業界内での自社のポジション」「競合との差別化ポイント」「会社の業績や将来性」など、会社についてより深く理解しなければなりません。

多くの場合、こういった「自社について理解が深い人」ほど、管理職ポジションとして昇進していきます。

なぜなら、経営層と課題感が近くなっていくからです。

スキルアップや資格取得などでリスキリング

リスキリングとは「学び直し」とも訳され、社会の変化に対応するために、新たにスキルを身につけたり、現在のスキルをアップデートしたりすることを指す言葉で、政府も企業相手に推奨しています。

どれだけ良い大学を出ても、勤務歴4年となると、流行りの学問や知識が変わっていたり、習ったことを忘れているなどします。

また、30代以降に仕事求められるスキルが高度化する中で、学び直しをしなければ新しい仕事にまったく対応しきれないことも多くなります。

転職活動を通してキャリアを見直す

仕事に対する不満や違和感を感じているなら、転職活動を通じて自身のキャリアを根本から見直すことも一つの有効な手段です。

そもそもが仕事ができないと悩む人ほど「転職活動=仕事を辞めたい時にやること」という短絡的な考え方をしがちです。

あるいは自己評価が低いあまり「今の仕事ができないから転職なんて夢のようだ」「自分の経歴では転職は厳しい」とやる前から決めつける人もいます。

実際には、先に紹介したような

  • 今までのキャリアを振り返って整理する
  • 他の会社でも通用するかどうか知っておく
  • 業界に詳しくなり必要なスキルを把握する

といったことを行う機会となるため、今の会社で続けるべきか転職するべきか判断する意味でも、転職する気がない人でもやっておく価値の高い行為です。

実際、仕事ができる人ほど常日頃から転職活動をコッソリ行い、最新の情報を得たり、業界で必要とされるスキルを把握するなどして、万が一の際にすぐ転職できるよう計画的な行動をしています。

転職のプロに相談してキャリアを見直す

ただし、転職活動をすると言っても「ただ転職サイトに登録して求人情報を閲覧するだけ」では何の収穫にもならない点には注意です。

しかし、実際には多くの人が「転職サイトに登録して満足」「求人情報だけ見て満足」で終わりがちです。

本当に今の「仕事ができない」自分に不安や焦りがあるなら、転職エージェントなどのプロに相談できる転職サービスの活用を強く推奨します。

なぜなら、実際にプロに相談してみた方が得られる情報の正確さは高いですし、自分一人だけで悩んでいては気づかない「自分が抱えている本質的な課題」も浮き彫りになることがあるからです。

仮に、読者が「本当は仕事はできるポテンシャルはあるのに、会社環境によって機会に恵まれない」という状態なら、転職した方が確実に年収アップや待遇の向上につながります。

たとえ、今の会社での評価が悪いとしても、客観的に見て「4年間勤務した」という経歴だけでも、転職市場では引く手数多なので、自分の実力を正しく知る意味でも、ぜひ一度転職サービスでプロに相談してみてください。

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