「マーケティングに向いてるかどうかわからない…」
「未経験からマーケティング職に就きたいけど続くか不安…」
このようにお悩みではありませんか?
筆者もマーケティング職(マーケター)として働いていますが、マーケティングを続けていく上で向き・不向きを知っておき、自分に合った職種や会社を選ぶことは重要です。
マーケティングに関わる職種は幅広く、自分自身の性格傾向やマーケターの仕事全般を理解しておくことで、自分の適性を発揮できる仕事が見つけられる可能性はグッと上がります。
当記事ではマーケティングに向いてる人の特徴や性格について紹介した上で、さらに未経験からでもマーケティング関係の仕事に転職できる具体的な方法をお伝えしていきます。
マーケティングに向いている人の特徴は?
マーケティングに向いてる人の特徴は、主に以下のとおりです。
- 積極的にアイデアを出す能力
- 情報収集能力が高くトレンドに敏感
- 理解力が高く頭の回転が早い
- 気づく能力が高い
- 分析力が高い
- 試行錯誤が出来る
- コツコツ地道な努力が出来る
- 感受性や共感能力が高い
マーケティングの仕事範囲は幅広いのですべてに当てはまる必要はありませんが、未経験からマーケティング職に就くのであれば「コツコツ地道な努力ができる」「試行錯誤ができる」「情報収集能力が高くトレンドに敏感」であることは重要になるかと思います。
マーケターとしての提案力や企画力を鍛えて活かすのであれば「積極的にアイデアを出す能力」「気づく能力の高さ」も重要になってきます。
また、長期的にマーケティング職でキャリアアップしていくためには「分析力がある」「理解力が高い・頭の回転が早い」方ことも重要です。
加えて、数字やデータ的なアプローチではなく、センスで仕事していくタイプであれば「感受性や共感能力が高い」方が才能を発揮できる確率は高まるはずです。
ただ実際には、マーケティングリサーチャー相当の業務範囲であればExcelを使ってのデータ集計ができる程度スキル、一企業のマーケティング担当なら広告代理店などの取引先企業とコミュニケーションできる程度のスキルさえあれば、未経験からマーケティング職に就くこと自体はそこまで難しくないので、あくまで長期的なキャリアを見据えた上での判断材料にしておくといいでしょう。
積極的にアイデアを出す能力
マーケティングに向いてる第一条件として「積極的にアイデアを出す能力」は必要不可欠でしょう。
アイデアを出す能力は、以下のようにも言い換えられます。
- 提案力
- 企画力
- 課題解決力
逆に、以下のような性格の人はマーケティングに不向きかもしれません。
- マニュアル通りじゃないと気が済まない
- ルーチンワーク大好き
- 常識・慣習・ルール通りに仕事しないと落ち着かない
情報収集能力が高くトレンドに敏感
情報収集能力が高く、トレンドに敏感であることもマーケティングに必要な能力です。
とくに、未経験からの採用率の高いマーケティングリサーチャーの仕事は、情報収集をして資料にまとめるような仕事が多くなるため、情報収集力はほぼ必須能力だと言えます。
その他にも、常日頃から市場や経済に関心を張り巡らせておく必要があり、さらにWEB・デジタルマーケティング領域ですとIT技術の進歩にも対応しなければなりません。
常日頃からTV・新聞・インターネットで最新の情報に触れており、流行もある程度把握できていれば、マーケティング職の適性は低くはないと言えるはずです。
理解力が高く頭の回転が早い
理解力が高く頭の回転が早いのであれば、マーケティング職全般に向いている可能性があります。
というのも、マーケティングの仕事を行う上では、以下のような多彩な能力が求められるからです。
- マーケティングで扱う商品やサービスの性質を把握する能力
- クライアントの要望を理解して最適な提案をする能力
- 結果を出すまでに必要なプロセスを推定して実務に落とし込む能力
- ITツールの活用方法を理解する能力
- データ・数字を読んで活用する能力
上記のような能力の基盤として、様々な知識や教養が必要となるため、マーケティング関連職の求人は大卒以上の人材を求める傾向が強めです。
とくに、大手広告代理店やマーケティング部門のある大手企業ではその傾向が堅調です。
ただ、必ずしも大卒だからと言って理解力が高い・頭の回転が早いというわけでもなく、学歴関係なく就ける仕事もあるので、自分自身の知力に自信があるなら未経験からでも就けるマーケティング関連職を探してみるのもいいでしょう。
気づく能力が高い
マーケティングが向いてる人の条件に「気づく能力が高い」というものもあります。
具体的には、
- 他人が気にならないようなことでも気づける
- 業界や会社の課題を発見できる
- 一般とは違う価値観やニーズを発見できる
など、新たな可能性に気づける人ほど、マーケターに向いている可能性が高いです。
とくに、マーケティング用語で言われる「顧客インサイト」に関しては、この「気づく能力」が高くなければ育まれないスキルだとも言えます。
極論、この「気づく能力」がなければ、マーケティング職でも下に位置するリサーチャーや営業相当の仕事しかこなせない可能性があり、仮にマーケターになれてもキャリアアップできないかもしれません。
分析力が高い
分析能力が高いこともマーケティングを仕事にする上では必要不可欠な資質です。
マーケティングの仕事では、解析ツールを駆使して数字やデータを読み解いてマーケティング戦略を立案したり、Excelでまとめられたデータを読み解いて経営課題を発見する能力も求められます。
分析力を高めるための手段は実務経験を積むことが一番ですが、未経験段階であれば「WEB解析士」の資格勉強をしたり、学問で言えば「統計学」について学ぶといいかもしれません。
試行錯誤が出来る
試行錯誤が出来ることも、マーケティングを仕事にする上で必要な素養です。
試行錯誤ができることは、以下のような性質にも言い換えられます。
- 失敗を恐れないメンタルがある
- 挑戦心がある
- 実験精神がある
マーケティングの仕事はプロジェクト単位で進むことが多く、成功するかどうかがわからない仕事に挑むことが大半です。
そのため、失敗を恐れていては大胆な提案や決定ができませんし、挑戦心や実験精神がなければ新たな仕事が振られることも少なくなります。
また、失敗しても的確に反省や改善を重ね、仕事の精度を上げていく能力も求められます。
逆に言えば「最初から完璧にやりたい」「失敗したくない」という人は、マーケティングに不向きとも言えます。
コツコツ地道な努力が出来る
未経験段階からマーケティングの仕事に就いた際、実際に振られる仕事は細かい数字入力から調査などの雑務が大半です。アナリスト相当の立場になっても、日々細かな分析や改善を重ねることも多くなります。
ですので、マーケティング職は華やかのイメージとは裏腹に、実際にはコツコツ地道な努力が出来る人の方が長く続く可能性は高いと言えます。
さらに言えば、結果のわかりやすいプログラミングやクリエイターの仕事と違い、マーケティング職は成果が出ない、出たとしても数字だけで実感が湧きにくいという性質もあります。
そのため、結果が出ない苦境に立たされても諦めることなく日々の改善や努力を怠らないことこそ、マーケティングを続けていく上でもっとも大事なことだと言えるでしょう。
感受性や共感能力が高い
マーケターの中でも、数字やデータ・分析力ではなく、高い感受性や共感能力といったセンスで活躍する人もいます。
とくに女性向けのマーケティング分野では、売れる商品や企画を考えられるセンス、ユーザーのニーズを直感的に理解できる共感力がある方が成功する確率は高まります。
感受性や共感能力を活かしたマーケティングを行う場合、デザイン能力や文章能力も必要になってきて、クリエイティブ領域の資質も大事になってきます。
ですので、過去にクリエイターを目指していた、あるいはクリエイティブな経歴や趣味があれば、意外な形でマーケティング適性が活かされることになるかもしれません。
マーケティングに向いているか知りたい人にオススメの適職診断ツール
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マーケティング職になるには?
ここからは具体的にマーケティング職に就くためのステップについて紹介していきます。
マーケティング職全般を「マーケター」と呼ぶこともあり、広告業や企画職と被ることもあるため、求人情報によっては「マーケティング」「マーケター」と明記されていないこともあります。
そのため、業界・企業分析をしっかり行っておき、マーケティングの仕事ができる求人を見極めることも大事になってきます。
そのような業界内情も踏まえた上で、自分の適性が発揮できて活躍できそうな職場を見つけ出してみてください。
マーケティング職の全体像からどの職種に就くか具体的に考えておく
マーケティングの仕事が幅広いことはすでに説明した通りですが、大きく分けて「通常のマーケティング(一般企業やマーケティング会社など)」「デジタルマーケティング(WEBマーケティング)」の2つに分類されます。
マーケティング
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デジタルマーケティング
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仕事の傾向
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戦略立案から商品開発、関係企業への営業など幅広い
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WEB媒体への広告運用やサイト制作など プログラミングやWEBデザインも含む |
主な企業
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マーケティング部門のある大企業
広告代理店,リサーチ専門会社など |
デジタルマーケティング会社 WEB制作会社 |
該当職種
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・販促
・開発
・企画
・広報
・広告(PR)
・リサーチ
・プランニング(戦略立案)
・ブランディング
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・ネット広告(自動広告)
・WEBサイト制作
・SNSマーケター
・データアナリスト
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募集人材傾向
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大卒以上多め 経歴重視 |
未経験からの採用枠多め スキル重視 |
一般企業のマーケティング職では大卒以上の学歴が求められることが多く、大手ほどその傾向が強くなり、一般職相当の仕事を振られることも少なくありません。
一方で、デジタルマーケティングではスキルを重視する傾向が多く、未経験からでも採用されることは珍しくありません。
業界や会社ごとの特性を理解して働きたい会社の規模感や役割を知っておく
「マーケティングだけを行っている会社」は少なく、大手メーカーは自社内のマーケティング部門が強かったり、広告代理店がマーケティングの役割を担っているなど、企業研究してこなければ見えてこない事情もたくさんあります。
企業ごとの傾向をまとめると、以下の表のようになります。
主な仕事内容
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代表的な会社の例
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大企業(メーカー)
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自社メーカのブランディングから販売戦略までを行う 社内のマーケティング部門が戦略立案を担う |
化粧品(資生堂など) 日用品(P&Gなど) 食品(味の素など) 自動車(TOYOTAなど) |
大手広告代理店
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マスメディアからWEB媒体まで、幅広い広告運用を行う
マーケティング施策の提案を行うこともある |
電通 博報堂 サイバーエージェント ADK など |
WEB/IT会社
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WEB/IT技術に特化した会社が広告代理店や広告運用ツールの提供などを行う
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GMOアドパートナーズ
ファンコミュニケーションズ など
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リサーチ会社
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マーケティングに関しての調査(リサーチ)を専門に行う会社
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インテージ
マクロミル など |
その他スキル特化企業
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マーケティング業務の一部に特化した小~中規模企業
各社の専門領域に関する仕事を行う |
WEBサイト制作会社
WEB広告運用会社 SNS運用代行業者 SEOコンサルティング会社 など
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マーケティング職に就きたい人のニーズに照らし合わせて考えると、以下のような方向性で企業や業界を選ぶといいでしょう。
- マーケティングで関わりたい商品やブランドが明確なら大手メーカー
- マーケティング業務全般に広く関わりたいなら広告代理店
- WEB/IT業務全般に広く関わりたいなら広告運用も行っているWEB/IT系の会社
- 情報収集・分析などに特化したいならリサーチ会社
- 一部のマーケティングスキルに特化したいなら小規模の特化企業
マーケティングと一言に言っても、会社によって関わる業務も求められるスキルや役割も変わることが多いため、自分がやりたいことや出来ることを把握した上で、合った会社を見極めることが大事になってきます。
オンラインスクールで基礎的なマーケティングスキルを身につけておくと安心
未経験からマーケティング職を目指すのであれば、オンラインスクールで先にスキルを身につけておくのもひとつの手です。
とくにデジタルマーケティング分野ではスキルが重視されやすいので、基礎的な知識やスキルは身につけておいても損はありません。
最近ではWEBマーケティング人材が不足している事情もあり、スクールにさえ通えばマーケティング職に転職できる可能性がグッと上がります。
オススメのマーケティングスクールは「マケキャンbyDMM」です。
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料金は月あたり2.9万円(税抜)と決して安くはないですが、未経験からWEBマーケターへ転職して年収が上がれば回収できる投資額でもあります。
学ぶ内容も、実務を通さなければ身につかない高度な知識が多めで、グループディスカッションなどを体験できる点も大きいので、本気でWEBマーケターになりたいと考えている人は無料相談でも受けておくといいでしょう。
【20代向け】就職支援サービスで未経験からの就職支援を行ってもらう
20代の若手で未経験からマーケティング関連の仕事に就きたいと考えているなら、20代向けの就職支援サービスの活用もオススメです。
20代向けの就職支援は大手転職エージェントと違い、面談に時間をかけて手厚いサポートを行ってくれるところが特徴で、登録から初回面談段階では職務経歴書も不要なので経歴がなくても利用可能です。
オススメの就職支援サービスは「ウズキャリ」です。
ウズキャリは若手人材が多めの会社で若者の感覚に近いアドバイスがもらえ、WEB・IT系の企業への紹介にも強いです。
紹介先は中堅企業が多めですが、その分、人柄重視の採用やより自分の性格や適性に合わせた求人紹介に期待できるので、大手以外にも興味があるなら使っておく価値は大きいと言えます。
まとめ
マーケティング人材は年々需要が高まり、大きな会社から小さな会社、フリーランスから地方創生まで需要が非常に高くなっております。
マーケターとしてキャリアアップしていくには、様々な能力が必要になるため大変な仕事ではありますが、その分、向いてる人にとってはやりがいも感じられるはずです。
とくにデジタルマーケティング・WEBマーケティング領域は今後も需要が伸び続けていく成長産業でもあるので、転職を考えているなら計画的にキャリアを練っていくといいでしょう。